鉢伏山


- GPS
- 08:52
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,180m
- 下り
- 2,182m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1250mまで随所にトラロープの急傾斜、この区間には雪無し。標高1400m以上でラッセル用具が必要な積雪。 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
ストック
アイゼン
|
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感想
鉢伏山は全国にあり、富山県にも三山あるが、この有峰の鉢伏山(1782m)は信州の鉢伏山に次ぐ全国二番目の高さらしい。僕はこれまでこの山に2回登ったが、いずれも春の雪山で、常願寺沿いの和田から片道10km、標高差1500m弱のロングルートだった。無雪期のルートは有峰林道小口川線のフロヤ谷からで、これだと標高差700mの一般向けだが、登山期間は林道が通れる7-10月に限られる、普通は。今回11月の三連休に、仲間と行く立山スキーが2,3日目だけになったので、1日目だけ日帰りで手ごろな所はないかと考え、この鉢伏山を思いついた。冬季閉鎖になった林道を自転車で上がれば良い。
小口川線水須ゲート前に車を留め、しっかり閉鎖されたゲートの横をMTBを押して通り抜ける。日帰りながらスノーシュー、アイゼンも入った荷物を背負い、登山靴でのペダリングで、ロードバイクでのヒルクライムの半分くらいのペースだ。暗闇の中、時々ライトに反射して動物の目が光る。猿、カモシカ、それにテンと出会った。先週僧ヶ岳では林道も標高700m以上で雪道だったので、今日も途中で歩くことを覚悟して来たのだが、標高1000mを越すフロヤ谷まで道には全く雪が無く、自転車を漕いで来ることができた。フロヤ谷ではライトが要らなくなっていた。
フロヤ谷からの登山道は、100m足らず沢沿いに緩く進んでから山腹を真っ直ぐ登りだす。標高1250mまでがこのルートの最急傾斜地帯であり、随所にトラロープがかかっている。ここに雪がついたら難儀するかもしれないが、南面のこの部分は全く雪が無かった。その上で尾根筋となって傾斜が緩くなってから部分的に雪道となり、標高1400m辺りで完全に雪道となった。人の足跡はなく、様々な動物の足跡が、人が作った道を利用していると解る。一番大きなものは、どうも熊さんらしい、いや熊に違いない。
標高1470m、沢筋の道を進んで来たのだが、この先沢沿いも尾根筋も灌木が空いていて道の様に見える。どちらにもマーキンクは見当たらない。ルート情報を写してくれば良かったのだが、2万五千図にも、GPS内蔵地図にも道はない。ここで1538mのピークへ真っ直ぐ進んでいる尾根筋を選択した。スノーシューをここから使用。少し登ってからここは夏道上ではないだろうと判ったが、そのまま登り続けた。案の定稜線にほぼ達してからブッシュで進行困難となり、15分ほど薮漕ぎの格闘の末夏道を見つけた。
以後は山頂まで迷う所はなかった。但し雪の重みで垂れたり倒れたりした木の枝が随所で障害になっていた。標高1600mから上は雪がサラサラとなり、スノーシューでも概ね踝上までの沈みだが、時々脛から膝位まで沈むと大きな負荷となる。それでも雪道を歩いた距離は、春に和田から歩いた時に比べれば1/3位なので、余裕を持って山頂に着いた。
山頂からは立山連峰が幅広く見えるのだが、平原上の山頂周りに背丈以上に木が伸びているので、それらの間から垣間見る感じである。3月だとそれらが雪に埋まっているので眺めが全然違う。日が照って暖かく、カップラーメンを作ったりしながら1時間近くのんびり過ごした。
下山は、基本は自分のトレース辿りで、薮漕ぎだった所だけ夏道に戻り、山道部分2時間余り、自転車ダウンヒルは30分足らずで行動終了となった。
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