本当に蟻になった戸隠山

2023年05月27日(土) [日帰り]

• GPS: 06:15
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,000m
• 下り: 988m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 1:12
• 合計: 6:12

距離 12.0km 登り 1,000m 下り 1,005m

6:05 戸隠キャンプ場ウェルカムハウス
6:32 6:32 奥社前なおすけ
6:47 6:47 随神門
7:00 7:13 戸隠神社奥社
7:58 8:03 百間長屋
8:32 8:44 蟻の塔渡・剣の刃渡
8:48 8:49 八方睨
8:57 9:21 戸隠山
9:56 10:02 九頭龍山
10:41 10:42 一不動避難小屋
10:46 10:46 一不動
11:01 11:12 氷清水
11:18 11:19 帯岩
11:58 11:58 ゲート
12:04 12:04 弥勒尾根コース分岐
12:11 12:11 戸隠牧場入口
12:17 12:17 戸隠キャンプ場
12:20 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

戸隠神社奥社前に駐車場はたくさんあるものの夜は空いてない。
夜に駐車する場合は戸隠キャンプ場入口前の高妻山登山者駐車場へ

コース状況／危険箇所等

○　高妻山登山者駐車場から戸隠神社奥社
高妻山登山者駐車場から戸隠神社奥社参道までは車道も歩いて行けますがすぐ脇にさかさ川遊歩道があるのでそちらを歩いていきました。30分くらいで戸隠神社奥社参道前に出ます。
戸隠神社奥社の参道は30分くらい歩きます。最初は傾斜のない道が続きますが少しずつ登りはじめて社殿の手前くらいから階段で登っていきます。これから始まる険しい登山を感じさせない穏やかでいい雰囲気の参道でした。

○　登山口から五十間長屋
登山口から登山道に入るといきなり壁のような急登が連続してぐんぐん標高を上げていきます。足場もあまりよくなく、この時点で手も使いながら登る感じになります。
短い鎖場も何ヵ所かありますが、この辺の岩場は足元も安定して滑らないですしホールドもたくさんあるので全く問題ないです。
目の前に大きな壁が出てきたと思ったら五十間長屋です。

○　五十間長屋から西窟
これまでの急登続きとは変わって今度はトラバースの道に変わります。
基本的には歩きやすい場所が多いのですが、何ヵ所か崩れてて靴幅半分程度の場所もあったりと油断できないです。
百間長屋を越えて西窟までそんな感じのトラバースを進むとまた登りに変わります。
この区間にも鎖場はありますが、ここまでの鎖場と変わらず難しくないです。

○　西窟から蟻の塔渡り
ここから本格的な鎖場が連続します。
これまでと違って一つ一つの鎖場が長くなり、傾斜がキツくなるのに加えて岩の質が変わります。
岩が礫岩になるので、表面がザレ気味で滑りやすいです。丸石も表面が滑かで滑りやすいです。足に体重をかけすぎると滑るので手のホールドもしっかり使って加重分散して確保をとります。
タテ登りはそんな感じで行けますが、途中で横ばいに変化する場所が何ヵ所かあります。
この横ばいの箇所が難しく、幅が靴幅半分くらいだったり横ばいのまま段差を下りたりと緊張しました。

○　蟻の塔渡りから八方睨、戸隠山
ここからかの有名な蟻の塔渡りとなります。
最初はそんなに細くなく普通に歩いて行けますが、だんだん細くなってくるので手をついて四つん這いで進んでいきます。
怖いのが真ん中の辺りでいったん下るところ。
立ち上がるのも危ないと思い、尻をついて前に慎重に足を出しながら下りていきます。
また登りになりますが、巻き道と合流した先にはとても立つことも四つん這いになることも出来ないような細い場所があります（剣の刃渡りというようです）。
ここは左側に足場があるので、尻をついて左側の足場に慎重に置いて上は手で確保しながら通過します。
その後はまた幅が広がるのでそのまま通過します。
その後は鎖場の急登が1ヵ所あるほかは普通に歩けるのでそのまま上がれば八方睨です。
八方睨から戸隠山山頂はいったん少し下りてからの登り返しです。特に危ない場所はありません。

○　戸隠山から一不動避難小屋
ここから稜線を進みます。
ザレた悪目の急坂を下りたり、笹が払われた傾斜のあるトラバースを進んだりと、これまでほどではないにしろなかなか危険です。
アップダウンも多く、ピークは九頭龍山しかないものの、その後に同じくらいの標高のピークがあったりとまだまだ体力を使います。
ややホールドの少なめの鎖場もあります。
最後のピークを越えて急な下りを下りきると一不動避難小屋です。

○　一不動避難小屋から高妻山登山者駐車場
ここから大洞沢沿いに下りていきます。
上の方はガレが多く、沢の流れに沿って歩くため足羽が悪いです。特に濡れてるところはよく滑ります。
少し下りると鎖が出てきて帯岩のトラバースになります。ここは足元が滑りやすいですが、幅はそれなりに広く、鎖もありますのでバランスをとって下りていきます。
その後には滑滝の脇を下りる場所が難所です。ここも足元が滑りやすいですが、傾斜はそれほどキツくないため鎖を使ってバランスをとりながら下りていきます。
その後は沢を渡渉しながら下りていき、傾斜が緩くなると間もなく戸隠牧場で牧場を過ぎればキャンプ場、キャンプ場を過ぎれば無事に駐車場です。

その他周辺情報

戸隠神社奥社参道周辺や戸隠牧場入口付近には飲食店がいくつかある。
高妻山登山者駐車場の前にある戸隠キャンプ場受付には自販機とトイレのみ

写真

5/27 6:05

まずは遊歩道から

5/27 6:18

とても気持ちよい

5/27 6:33

戸隠神社奥社参道

5/27 6:40

さわやかで気持ちよい

5/27 6:46

門

5/27 6:56

少し行くと階段

5/27 7:01

パワースポット的な滝

5/27 7:02

九頭龍社

5/27 7:03

こちらが戸隠神社奥社

5/27 7:05

入口

5/27 7:07

緊張が走る

5/27 7:15

のっけから急登の連続

5/27 7:19

凄まじい稜線

5/27 7:30

足場も悪いので手を使う

5/27 7:41

この辺の岩場は軽い

5/27 7:51

壁が見えたと思ったら

5/27 7:54

五十間長屋

5/27 7:54

迫力ある岩壁が並ぶ

5/27 7:56

トラバース時々鎖場

5/27 7:57

百間長屋

5/27 8:01

悪い場所

5/27 8:05

鎖の上に祠
登る気にはならなかった

5/27 8:06

西窟

5/27 8:06

西岳キレット

5/27 8:07

ついに本格的な鎖場へ

5/27 8:10

こっちは道じゃない。
行く気にはなれなかった

5/27 8:11

一番難しく感じた鎖場
まずはタテに登って途中からトラバースする
礫岩の表面が滑る

5/27 8:14

トラバースの後も礫岩の岩を登る

5/27 8:18

次の鎖場
ホールドはたくさんあるけど、表面がザレ気味で安定しない

5/27 8:21

トラバース2つ目
ここも緊張した

5/27 8:22

トラバースの後のタテ

5/27 8:28

お次は難所の胸突岩

5/27 8:26

ここは傾斜がさらにキツイ。

5/27 8:28

胸突岩2段目
ここは登りやすい

5/27 8:31

胸突岩3段目
ここは被ってるように見えるけど、左側がホールド多めなので右手に鎖を持って左側メインに登る

5/27 8:32

ついに来た蟻の塔渡り

5/27 8:34

最初は幅が広いので歩いていける

5/27 8:35

鎖のとこは慎重に登って

5/27 8:37

ここから細くなるので2本足で歩くのを諦める。
四つん這いで進む。
途中で下りに変わるので尻をついて前に慎重に足を出しながら下りる

5/27 8:38

再び登りに変わる
もちろん四つん這いで進む

5/27 8:40

ここが一番細いところ
進行方向左側に足をおける場所があるので、尻をついて慎重に足を下ろす。
手も使って確保しながら通過してまた上に登る

5/27 8:41

蟻の塔渡りを通過するともう1つ鎖場

5/27 8:45

蟻の塔渡りを振り返る

5/27 8:48

ここが八方睨

5/27 8:48

西岳からのルートと合流する。

5/27 8:48

西岳方面の道はさらに険しそう

5/27 8:51

あとは少し下りて登り返して

5/27 8:54

シラネアオイだよね？

5/27 8:57

無事に戸隠山とうちゃく！

5/27 8:58

鏡池や戸隠神社中社方面

5/27 8:58

飯綱山

5/27 8:58

そして立派な高妻山

5/27 9:22

先へ進む
決して道はよくないひら

5/27 9:23

拓けた場所

5/27 9:24

ザレの急斜面を降下

5/27 9:28

これもシラネアオイかな

5/27 9:29

シナノキンバイだったかや

5/27 9:33

戸隠神社奥社と参道がくっきり見える

5/27 9:36

アップダウンが続く

5/27 9:42

断崖絶壁が崖下に向かって並んでいる

5/27 9:50

笹が払われた傾斜のあるトラバース

5/27 9:57

九頭龍山とうちゃく！

5/27 9:56

鏡池方面

5/27 9:57

飯綱山

5/27 10:09

この先も似たようなやや悪路

5/27 10:13

ホールド少なめの鎖場

5/27 10:24

また笹が払われた傾斜のあるトラバース

5/27 10:35

残雪
左側からよけられる

5/27 10:42

一不動避難小屋

5/27 10:42

一不動
ここから高妻山まで十まで続く（さらに乙妻山まで続いてるらしい）

5/27 10:42

大洞沢へ

5/27 10:44

黒姫方面

5/27 10:50

これなんだっけな

5/27 10:54

沢の始まり氷清水

5/27 11:12

ガレや濡れた岩が滑りやすい

5/27 11:14

ここ足元が見えにくい

5/27 11:15

帯岩のトラバース
足元は広めなので落ち着いて

5/27 11:17

帯岩

5/27 11:18

滝が落ちていく

5/27 11:23

続いて滑滝の脇を下りる

5/27 11:25

下から見上げる

5/27 11:34

あとはそれほどキツくない傾斜の道を渡渉しながら下りてく

5/27 11:37

5/27 11:49

最後の難所の迂回路

5/27 11:56

まだ橋がかかってないのか

5/27 11:59

ここから戸隠牧場

5/27 12:04

弥勒新道との分岐

5/27 12:10

戸隠牧場入口

5/27 12:15

キャンプ場の中

5/27 12:17

戸隠山を見上げる
凄まじい稜線だ

5/27 12:20

駐車場とうちゃく！
おつかれやま💕

撮影機器：

KYG01 KYOCERA

感想

すろうにん😶‍🌫️

直前までは近場に行こうと思ってたものの、木曜日に急遽仕事の区切りがついて金曜日早めに切り上げられそうだったので、夏前の目標に考えてた戸隠山へ行くことに。
危険な山として知られる戸隠山ですが、蟻の塔渡りよりは西窟から先の岩場のトラバース区間が一番緊張しました。
何より目標だった山を無事に登れたことが何よりです。

岩場の方が緊張したと言いつつも蟻の塔渡りでは本当に蟻になりました。