展望の摺古木山・笹藪の安平路山

2023年05月28日(日) [日帰り]

• GPS: 10:19
• 距離: 24.5km
• 登り: 1,520m
• 下り: 1,521m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:50
• 休憩: 1:22
• 合計: 10:12

6:02 摺古木自然園休憩舎登山口
7:19 7:19 摺古木自然園休憩舎
8:03 8:03 直登分岐
8:34 8:36 摺古木展望台
8:53 9:02 摺古木山
9:58 9:58 シラビソ山
10:32 10:33 安平路避難小屋
10:33 10:35 水場
11:18 11:45 安平路山
12:12 12:12 水場
12:17 12:18 安平路避難小屋
12:47 12:47 シラビソ山
13:37 14:17 摺古木山
14:38 14:38 直登分岐
15:13 15:13 摺古木自然園休憩舎
16:14 摺古木自然園休憩舎登山口

天候

曇 時々 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・東沢林道ゲート前の駐車スペースに駐車
・午前6時前の到着で10台ほど停められる駐車スペースはかなり埋まっていた
・東沢林道の前半は舗装されているが後半の数kmは未舗装でやや荒れている場所もある

コース状況／危険箇所等

・東沢林道ゲートから摺古木自然園休憩舎まで約5kmの長い林道歩き
・摺古木自然園休憩舎前から登山道になる。安平路避難小屋までは軽く藪っぽい場所がたまにある程度。概ね刈り払われていて想像していたよりずっと歩きやすいと思った。
・安平路避難小屋から先が本格的な藪ゾーン。特に安平路避難小屋を出発してからの15分間の藪が一番ひどく、避難小屋近くの水場入口周辺には紛らわしい踏み跡も多数あるので道迷いもしやすい（自分は下山してきた方のアドバイスを受けて道迷いせずに済んだが、事前に話を聞いていなかったら誤った踏み跡に足を踏み入れていたと思う）
・一番藪がしんどい区間を抜けると勾配が急になり、藪の程度はかなりマシになる。頂上の手前で斜度が緩むと再び深い藪に入るがこちらは踏み跡がしっかりしているので、踏み跡を辿って藪を掻き分けて進めば問題なく頂上に到着する。

その他周辺情報

下山後、信州まつかわ温泉・清流苑を利用

写真

5/28 6:00

登山口への林道は少々悪路

5/28 6:00

無事に林道ゲートに到着しました
既にかなりの数の先行者が居る模様

5/28 6:01

車止めのゲート
ここから長い林道歩きの始まり

5/28 6:53

1時間近く歩いてようやく摺古木山周辺の山が見えてきました

5/28 6:53

方向からして摺古木山本体ではなさそう…

5/28 6:54

遠くには恵那山の展望

5/28 6:55

まだまだ林道歩きが続く

5/28 7:13

林道終点手前のトイレ

5/28 7:19

摺古木自然園休憩舎
ここまで約5km、やっと林道終点😓

5/28 7:33

林道から登山道に入ると早速藪のお出迎え🤗
でもここら辺はしっかり刈り払われているので快適

5/28 7:32

たまに展望が開けるポイントがあり恵那山が綺麗です

5/28 7:39

林道からも見えていた名無しの山

5/28 7:49

5/28 7:51

ザレザレの崩壊地

5/28 7:52

5/28 8:03

周遊コースと直登コース分岐
行きは周遊コースから行きます(=゜ω゜)ノ

5/28 8:05

周遊コースからの景色
なんか凄く良い雰囲気

5/28 8:08

足元の笹はしっかり刈り払われています
これが安平路山まで続いたらなぁ（甘い）

5/28 8:10

軽い渡渉

5/28 8:25

開けた展望の先に見える山なみは南アルプス新南部

5/28 8:26

この双耳峰は紛れもなく池口岳🤗

5/28 8:27

南の方角には恵那山

5/28 8:28

突然シャクナゲのトンネルが出現
花は1つも咲いていません…

5/28 8:33

シャクナゲのトンネルを抜けると摺古木展望台に到着
摺古木山の標識が立っているけどここは山頂ではありません😐

5/28 8:35

摺古木展望台から望む木曽駒や宝剣岳

5/28 8:36

展望台と言いつつもだいぶ草木が伸びているので岩の上に登ってやっと見える感じです…😓

5/28 8:38

展望台から摺古木山を繋ぐ道はちょっと藪気味

5/28 8:44

踏み跡はしっかり見えるので問題なしです

5/28 8:54

摺古木山山頂の少し手前に展望の良い岩場を発見！
さっきの展望台よりずっと見晴らしが良い🤗
（ちなみに登山道から岩場の入口はちょっと分かりにくいです）

5/28 8:54

木曽御嶽山もこんなに間近に

5/28 8:55

少し遠くには乗鞍岳と穂高連峰

5/28 8:57

本当に素晴らしい眺め！！

5/28 8:58

手前のピークがさきほどの摺古木展望台

5/28 8:59

展望の主役はやっぱり御嶽山🥰

5/28 9:00

5/28 9:02

秘密の岩場で展望を楽しんだ後で摺古木山に登頂

5/28 9:02

さあ安平路山へ

5/28 9:04

正面に安平路山…かと思いきやアレは手前のシラビソ山
安平路山はさらにその奥でまだ見えません😇

5/28 9:50

たまに藪っぽくなるけど笹の密度は薄く踏み跡もしっかりあるのでここら辺はまだまだ問題なく歩けます

5/28 9:58

シラビソ山を通過

5/28 9:59

シラビソ山の山頂部は真っ平
どこがピークなんだか見た目じゃ分からん🤔

5/28 10:05

シラビソ山に咲くバイカオウレン

5/28 10:07

朽ちた倒木の上にお花畑

5/28 10:08

朽ちた倒木の上で花が咲く
生命の神秘ですね

5/28 10:23

シラビソ山から20分ほどで笹藪に囲まれた安平路避難小屋に到着

5/28 10:25

避難小屋前から望む池口岳

5/28 10:34

いよいよ核心部の笹藪に突入😇
避難小屋からの10分間が一番藪が濃かったです

5/28 10:48

山頂までずっと笹藪の連続かと思ったらそうでもなかった

5/28 10:50

残雪登場

5/28 11:00

山頂手前で再び藪の洗礼😇

5/28 11:13

安平路山に登頂
避難小屋から山頂まで45分
ぶっちゃけ思ったより近かった

5/28 11:43

安平路山から北側は藪マニアには有名な禁断の稜線
踏み跡ひとつ見当たらないです😨

5/28 11:48

山頂は藪と樹林に囲まれて見える景色はこれくらい…

5/28 11:52

樹間からの御嶽山

5/28 12:15

避難小屋まで戻ってきました

5/28 12:17

青空の面積が増えてきた😊

5/28 13:35

摺古木山に戻る頃にはもっと天気が回復！

5/28 13:36

南ア南部の山々が美しい

5/28 13:37

摺古木山に戻ってきました

5/28 13:39

絶景を求めて摺古木山西側の秘密の岩場へ再びやってきました

5/28 13:39

木曽駒ヶ岳から越百山まで中央アルプスオールスターズ

5/28 13:47

木曽御嶽山

5/28 13:48

綺麗な雲が浮かぶ空

5/28 13:58

5/28 13:59

吊るし雲がたくさん
嵐の前触れかな？

5/28 13:59

5/28 14:00

5/28 14:00

空木岳、南駒ヶ岳、仙涯嶺、越百山と並ぶ

5/28 14:01

30分くらい岩の上でのんびり過ごしてから下山開始しました

5/28 14:32

摺古木山直登ルートからの展望

5/28 14:32

直登ルートも藪は刈り払われていて問題無し

5/28 14:36

と思ったら多少藪っぽい場所も😇

5/28 16:11

帰りも1時間かけて林道歩き

5/28 16:14

無事に林道ゲートまで戻ってきました

5/28 16:31

林道入口の古びた標識に「中央アルプス縦走路入口」の文字
禁断の縦走路への誘い…？😇

5/28 16:32

林道入口の大平宿（現在は廃村）

5/28 17:32

下山後の温泉は信州まつかわ温泉・清流苑へ

5/28 18:33

夕食は「ごぼとん丼」
（ごぼう＋信州産豚の角煮丼）😋

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

長い林道歩きに＋深い笹藪の道＋挙句の果てには展望の無い山頂…
そんな評判を聞いているうちに何となく遠ざけてきた安平路山ですが、二百名山巡りも190座を超えてきたところで遂に重い腰を上げることにしました😇

しかし、実際に安平路山を訪ねてみると想像していた試練の世界とはだいぶ異なり、長い林道歩きだけは想像通りだったものの、ガチの深い笹藪の中をかき分けて進むような場面は安平路避難小屋から安平路山頂までのごく一部に限られました（これは刈払いのタイミング次第なのかな？）。
安平路避難小屋までの道のりはどちらかと言えば歩きやすい部類に入る縦走路で、個人の感想としては拍子抜けしてしまうくらい快適な登山道でした。。

展望も安平路山のピークこそ何もないものの、摺古木山の山頂近くで見つけた秘密の岩場からの絶景には大満足でした。登山道からも中央アルプスのオールスターズに木曽御嶽山、南アルプス南部、伊那谷などが見えるポイントが点在しているので全体的に見れば景色も楽しめる山だと思います🤗

ちなみに、安平路山から先にはガチの笹薮の世界が広がっていました。もはや、どこが縦走路の続きなのか見た目ではほとんど判別がつきません😇
安平路山から越百山へと続く「禁断の縦走路」に足を踏み入れる人は本当に勇気があるなぁと思います(;´・ω・)