金時山(金時娘と金太郎に出会う旅)#175
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 496m
- 下り
- 608m
コースタイム
天候 | 曇り&キリ(残念!山頂からの富士は望めず) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨のせいもあり、全般的にぬかるんだ山路だった。 金時山の山頂付近は、岩場や路の端が切れ落ちている個所に注意! |
写真
感想
金時山への山行は、山悠会として過去2回計画されたが、いずれも悪天候等で流れてしまっていた。
今回は、文字どおり3度目の正直の山行だ。
だが、やはり魔物はいた。それは「霧(ガス)」である。
早朝、星がきれいに瞬く快晴であったが、バスが高速に乗ると直ぐに「キリのため一部区間通行止め!」との電光掲示板が点滅!
あきらめられない私たちは、下道をなんとか辿り、予定より1時間近く遅く足柄SAに。
SAの駐車場からは期待どおりの「真っ白な富士の姿」を見ることができ皆感動!
しかし、金時山方面は、雲がモクモク? 乙女峠や山頂から期待通りの大富士が見えるかどうか怪しくなる。
登山口に着き、すぐに登り始めるが、昨日の雨で落ち葉の登山道は、ぬかるんでいて滑りやすい。
疲労も溜まらないうちに乙女峠に着くも、ガスに包まれ展望は効かない。
せっかく用意された富士山記念撮影用の展望台も、我々には役に立たず、荒れ果てた峠の小屋の雰囲気と併せ、何か戦場の砦のように感じた。
あきらめずに頂上での天候回復を信じて、金時山を目指す。
長尾山を経て、山頂直下の岩場を超えると、ガスの中、待望の金時山の小屋が見えてきた。
しかし、皆で雲が去るのを祈ったが奇跡は起こらず、金時茶屋も金太郎茶屋も相変わらずガスの中。
悪天候にも関わらず、岩だらけの山頂はハイカーでごった返していた。皆、我々と同じ思いなのだろうが、誰も文句を言う人はいない。みんな心の中の富士山を思い浮かべているのだろう。
軽い昼食を済ませ、公時神社を目がけて下山にかかる。
矢倉沢峠方面との分岐付近で、芦ノ湖や仙石原が雲間からわずかに見えた。
途中、「金時宿り石」、「金時神社奥の院」、「金時の手鞠石」などの苔むした巨岩を拝みながら、立派な造りの公時神社に降り立つ。
神社からバス停に向かう沢のほとりには、素晴らしく紅葉したカエデ類やミツマタの花などが、我々に「また来ると良いよ!」と言っているようだった。
いつか、真っ白な富士山に会いにまた金時山に来たいと思った。
束の間の晴れ日ということで老若男女で賑わっていたが、肝心の富士山は霧の中、次回に期待。
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