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Yamareco

記録ID: 5562510
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ハイキング
甲信越

【S10】風越峠(筑北)から大洞山

2023年06月01日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:51
距離
6.3km
登り
525m
下り
516m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:49
休憩
1:04
合計
4:53
距離 6.3km 登り 525m 下り 526m
6:02
13
風越トンネル手前の駐車余地
6:15
24
100号鉄塔
6:39
6:52
48
伐採地
7:40
7:52
36
P1195
8:28
8:29
26
P1280
8:55
5
反射板
9:00
9:28
46
10:14
10:24
21
1112M
10:45
10
100号鉄塔
10:55
風越トンネル手前の駐車余地
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
風越トンネル南側の駐車余地を利用しました。
このトンネルのある県道303号線は、この県にしては恐ろしく快適な山岳県道です。帰路で使った国道143号線青木峠に比べると雲泥の差でした。
コース状況/
危険箇所等
獣道以外整備された道はありません。展望もない山林を、ほぼほぼ未踏ルートの新規開拓と考えて里山歩きの経験と知識をフル活用しながら歩くといった感じです。この時期はブッシュもハードですから、それなりの装備が必要です。あと蜂も活発でしたので注意が必要です。
その他周辺情報 村に一軒24時間のコンビニエンスストアがあります。深夜でもトイレ使えます。
風越峠の松本市側にある
風越峠の松本市側にある
新しい(といっても30年近く前に完成した)トンネルの脇から出発します
新しい(といっても30年近く前に完成した)トンネルの脇から出発します
旧道をしばらく進むと
旧道をしばらく進むと
歴史を感じる古い旧トンネルがありました
歴史を感じる古い旧トンネルがありました
ちょうどその角に巡視路の入口があり
ちょうどその角に巡視路の入口があり
まずは100号鉄塔を目指します
まずは100号鉄塔を目指します
結構急な階段をせっせと登ると
結構急な階段をせっせと登ると
鉄塔下に到着です
鉄塔下に到着です
さてここから先が問題です
歩けそうな道がありません
さてここから先が問題です
歩けそうな道がありません
ログのように山林を探索しながら
ログのように山林を探索しながら
やっとのことで伐採地のある尾根筋に戻ってきました
やっとのことで伐採地のある尾根筋に戻ってきました
ここは今日唯一の展望地で
ここは今日唯一の展望地で
まだ雪形が残る爺ヶ岳や
2
まだ雪形が残る爺ヶ岳や
白馬岳のあたりまで視界にとらえることができました
2
白馬岳のあたりまで視界にとらえることができました
とまあ気分のいいのはここまでで
1
とまあ気分のいいのはここまでで
この先も道なき道をかき分けながら登ります
この先も道なき道をかき分けながら登ります
最初の探索のダメージとフル装備で足は鉛のように重く
1
最初の探索のダメージとフル装備で足は鉛のように重く
「今日はここまでにするか」という誘惑に襲われるも
1
「今日はここまでにするか」という誘惑に襲われるも
ヤマツツジかな? で気を紛らわしながら
2
ヤマツツジかな? で気を紛らわしながら
アップダウンを繰り返していると
アップダウンを繰り返していると
何かの祠がありました
(ちょうど1195と1280の中間あたりです)
1
何かの祠がありました
(ちょうど1195と1280の中間あたりです)
このあたりから目標の反射板を間近に捉えるようになり
このあたりから目標の反射板を間近に捉えるようになり
なんとか気力も復活してきた勢いで
なんとか気力も復活してきた勢いで
反射板下に到着です
(この間も語りつくせぬ苦労はありましたが)
1
反射板下に到着です
(この間も語りつくせぬ苦労はありましたが)
見上げるとなかなか大きな構造物で
見上げるとなかなか大きな構造物で
詳しくはわかりませんが中電さんの施設らしいです
詳しくはわかりませんが中電さんの施設らしいです
反射板から山頂まではあっという間で
反射板から山頂まではあっという間で
三角点と倒木のある小さなスペースでしばし休憩しました
1
三角点と倒木のある小さなスペースでしばし休憩しました
これぞ里山
展望はなく
(北アルプスがなんとか垣間見える程度)
2
これぞ里山
展望はなく
(北アルプスがなんとか垣間見える程度)
予定時間もかなり過ぎていたので
そそくさと山頂を後にしました
予定時間もかなり過ぎていたので
そそくさと山頂を後にしました
登りよりは気が楽ですが相変わらずの山道を黙々と下ります
登りよりは気が楽ですが相変わらずの山道を黙々と下ります
所々にマーカーもありますがあまりあてにせず
所々にマーカーもありますがあまりあてにせず
左右で植生が違うことを目印に下り
(それでも一回ミスコースしました)
左右で植生が違うことを目印に下り
(それでも一回ミスコースしました)
左前方に虚空蔵山が近づいてくると
左前方に虚空蔵山が近づいてくると
難儀のブッシュへ突入する時間です
1
難儀のブッシュへ突入する時間です
やれやれと思いながらかき分けかき分け下ってゆくと
やれやれと思いながらかき分けかき分け下ってゆくと
出ました
鉄塔手前の伐採地です
出ました
鉄塔手前の伐採地です
そして見えました
そして見えました
針のような針ノ木岳が
(名前の由来は針ではないですが)
2
針のような針ノ木岳が
(名前の由来は針ではないですが)
ここまでの苦労も水に流して最後のブッシュを突っ切れば
2
ここまでの苦労も水に流して最後のブッシュを突っ切れば
鉄塔下に到着です
鉄塔下に到着です
後は巡視路を下るだけ
後は巡視路を下るだけ
急な階段を慎重に一歩一歩降り進み
急な階段を慎重に一歩一歩降り進み
入口までやってくると
入口までやってくると
そう
あの旧隧道が気になり
そう
あの旧隧道が気になり
近寄ってみると読めますか?
想像ですが「かざこしずゐだう」と書いてあるみたいです
2
近寄ってみると読めますか?
想像ですが「かざこしずゐだう」と書いてあるみたいです
このトンネルの歴史はいずれ調べるとして
1
このトンネルの歴史はいずれ調べるとして
傷ついた体を労わりながら駐車場に戻りました
1
傷ついた体を労わりながら駐車場に戻りました

装備

個人装備
腕時計 携帯電話 現金 健康保険証 計画書 地図 筆記具 GPSロガー デジカメ モバイルバッテリー ヘッドライト 予備バッテリー サングラス ナイフ ライター EMGシート ホイッスル レジ袋 ローパー 着替え 行動食 テルモス 水筒 カッパ 上着 帽子 手袋 手ぬぐい メインザック ザックカバー 登山靴 スパッツ ピッケル アイゼン ヘルメット 双眼鏡 虫除け 無線従事者免許証 携帯トイレ マスク アルコール消毒液 First Aid Kit ストーブ ガスカートリッジ 食器類 食糧 無線機

感想

前回の風越峠つながりで探していると筑北にもありました。特にこだわりはなかったのですが、トレーニングを兼ね未踏の大洞山に登ってみました。
記録も少なく道もなく展望もないThe里山ですが、遺構をはじめ松本と筑北を分けるこの稜線は、なかなか興味深いものがありました。時期的に藪がきつく、いばらの棘や隠れた岩木、まとわりつく枝や蜘蛛の巣、締まりのない足元などなかなかハードな山行となりましたが、幸い虫にやられることはありませんでした。これも「北見のハッカ油」のおかげです。
この時期になると登る山も少し選ばないといけないなと思う今日この頃でした。

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コメント

距離と標高差以上に大変な山行であったことが伝わってきました。相当ハードな藪山歩きであったことと拝察します。
里山歩きというとお手軽なイメージを持ちがちですが、お手軽とは対極にあるような山行でしたね。
いつも登山道が整備された山しか歩かない私には、不明瞭な道を地形を確認しながら辿る歩き方が大変新鮮に感じられました。地図読みの力も試される部類のようですね。

件の旧トンネルもなかなか興味深いです。「ずゐだう」と標記していた時代とはいつなのか。かつては人の往来が盛んな場所だったのかとか、どんどん想像が膨らみます。
実に渋くて味わい深い山行記をありがとうございました。
2023/6/6 21:15
awa3956さん
いつもコメントありがとうございます。
里山歩きには慣れているとはいえ結構大変な山行でした。最近はGPSなるものがありずいぶん楽になりましたね。地形図とにらめっこしていた時代が懐かしいです。
あの隧道は昭和初期に竣工されたようです。時代を偲ばせる遺構ですね。そんな発見もあり、コロナ禍以降「すきま」な山行が増えましたが、なかなか面白いものですね。とはいえ、たまにはメジャーな山にも登ってみたいです!
2023/6/7 8:09
プロフィール画像
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