燧ヶ岳(燧小屋泊)
- GPS
- 15:29
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 2,211m
- 下り
- 2,243m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:45
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 11:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・1000円/回 ・トイレ有り 10時頃という遅い到着でしたが、まだ空きはありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<御池登山口〜三条ノ滝〜燧小屋> 木道多め。三条ノ滝へ向かう道は急坂ですが、そこ以外は勾配もゆるやかで歩きやすい道です。 <燧小屋〜見晴新道〜柴安(しばやすぐら)> 見晴新道分岐までは木道ですが、そこから燧ヶ岳への登山道に入った途端、ぬかるんだ道に。 前半はグチャグチャ、ビチャビチャな道が延々と続き、それが終われば険しい急登が延々と続く。歩きやすい場所は極一部で、樹林帯のため眺望もありません。 山頂直下は急に展望が開け、乾いた岩場になってやっと楽しめる道になります。 <柴安堯双撕(まないたぐら)> このコースの核心部は柴安瑤らの俎瑤惴かう急坂。 ここが、見下ろすと思わず息を呑むような急傾斜で坂というより壁。 距離としては短いですが、まだ雪もかなり残っているので、アイゼンがないと下りるのは難しいと思います。ピッケルも使って慎重に下りましょう。 ちなみ登りについてはツボ足やチェーンスパイクで登っている人もいました。 <俎堯糎翆單仍蓋> 雪渓を何度もトラバースする残雪期雪山。 雪渓には踏み跡があり、慎重に歩けば問題ないですが、滑落したらアウトな場所もあるので要注意。チェーンスパイクを履いた方が安心。 登山道にもまだ雪が結構残っています。 時々、木道のある平和な道に出ますが、基本的には荒れ気味で段差の多い歩きにくい急坂が続き、最後の最後まで気が抜けない道です。 今回の登山ルートは全体的に悪路で、体力的にはもちろん、精神的にも疲れます。 距離や累積標高だけでは測れないキツさのある山でした。 あと、二日目の早朝、尾瀬沼の方に、途中まで歩いてみましたが樹林帯で眺望のない道で、散策には不向きでした。 |
その他周辺情報 | <燧小屋について> https://ozehiuchigoya.com/ 尾瀬の山小屋はクオリティの高いところが多いですが、燧小屋も例にもれずいい小屋でした。 ・品数が多くヘルシーで美味しい食事。特に晩御飯のキノコ御飯が美味しかったです。私達が泊まった時は、晩御飯は17時30分、朝食は6時でした。 ・部屋は個室で8畳。4人で泊ったのでゆったり使えました。 ・部屋で充電ができる。コンセントジャック×1&USBジャック×2。 部屋によっては室内ではなく、廊下側に差し込み口があるようです。 ・トイレはウォッシュレット。 ・wi-fiが使える。 ・シャワーもある快適な木のお風呂。 シャンプー、石鹸の使用は禁止。シャワーは3つ。浴槽は2人でちょうどいいくらいの大きさ。ドライヤーはなし。お風呂に入れるのは16時30分〜19時。 <尾瀬小屋グルメについて> フレンチトーストとアイスクリームを食べましたが、特にフレンチトーストが絶品でした!東京でもこんなに美味しいフレンチトーストはめったに食べられない気がします。 尾瀬小屋グルメの料理はどれもとっても美味しそうなので、また尾瀬に来るときがあったら仲間とシェアしながら、いろいろ食べてみたいです😋 |
写真
感想
一日目は三条ノ滝を経由して燧小屋へ。
尾瀬小屋のフレンチトーストに舌鼓を打ち、お風呂にも入れる快適な山小屋で宿泊。
優雅な一日を過ごしましたが、二日目は打って変わって修行のような一日でした。
見晴新道のぬかるみのひどさは噂に聞いていたので想定内とはいえ、全く楽しくない山道がうんざりするほど長く続くので、燧ヶ岳なんか登らず尾瀬の散策にしておけばよかったと後悔しながら登りました。
でも樹林帯を抜ければ周囲には日光、上信越から東北の名山が並ぶ絶景。
登ってよかった!とすっかり気分がよくなりました。
そのあとは核心部の雪壁です。
雪壁の端は雪が溶けてハイマツが出ているので、若干の踏み跡のあるハイマツの脇を下りていくのが一番安全そうに見えました、が、
私はせっかくなので、クライムダウンの練習をしてみました。
思いもよらないところで雪山を楽しめたのでワクワクです。
今回の山行では山頂からの絶景と、この雪壁の下りが一番楽しかったです。
下りは、雪があるところや池塘のある湿原はよかったのですが、それ以外は延々と続く悪路…
たまに歩きやすい道に出て、このままこういう道がずっと続いてくれればいいのにと願うのですが、毎回裏切られる😭
特に広沢田代から登山口までの長〜い悪路は疲れのせいもあり、ぐったりしながら下りました。
百名山の登山道は、もっと整備されているものと思っていたのですが、そうでない山もあるんですね。
美しい池塘のある湿原や頂上からの絶景というご褒美もありますが、長い悪路のきつさの方が印象に残り、あまり人にお勧めできない山というのが結論です。
雪が完璧に溶けて、道も乾いていれば、違う印象を抱くのかもしれませんが。
次回尾瀬に来る機会があったら、尾瀬沼の方まで歩いたりしながら、ゆっくり過ごしてみたいです。
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