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記録ID: 5577354
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ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山

コブシ嶺(マブシ嶺)|大峰山脈の好展望台

2023年06月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
tekari7 その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:40
距離
16.5km
登り
636m
下り
632m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:44
休憩
1:53
合計
7:37
8:40
8:57
1
9:35
9:35
116
11:31
11:38
10
11:48
11:51
3
11:54
11:59
1
12:00
12:55
3
12:58
13:00
3
13:03
13:05
4
13:09
13:14
130
15:24
15:40
34
天候 快晴→晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大台ヶ原ビジターセンター 駐車場
200台
無料
トイレあり
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし
ところどころ崩壊箇所の巻道があり、地形図の登山道から外れる
感じの良い道が続く
2023年06月04日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/4 10:11
感じの良い道が続く
素晴らしい展望
2023年06月04日 11:50撮影 by  SC-51A, samsung
2
6/4 11:50
素晴らしい展望
山頂へ向かう稜線
2023年06月04日 11:59撮影 by  SC-51A, samsung
2
6/4 11:59
山頂へ向かう稜線
コブシ嶺(マブシ嶺)
大峰山脈がすべて見渡せる
2023年06月04日 12:01撮影 by  SC-51A, samsung
2
6/4 12:01
コブシ嶺(マブシ嶺)
大峰山脈がすべて見渡せる
熊野灘
2023年06月04日 12:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/4 12:53
熊野灘
大台ヶ原が格好良く見える
2023年06月04日 13:13撮影 by  SC-51A, samsung
2
6/4 13:13
大台ヶ原が格好良く見える

感想

▼概要
コブシ嶺(マブシ嶺)は、大台ヶ原から尾鷲に続く稜線の盟主。
ルートは大半が人気の少ない森を歩き、ブナ・トウヒの巨木も点在。
野鳥がとても多く、終始美しい鳥の声に癒された。
また、樹間から大峰山脈や太平洋が望める。

コブシ嶺周辺はザレ地となっており、大峰山脈を端から端まで展望しながら稜線漫歩を楽しめる。さらに山頂から尾鷲のリアス式海岸が見えて、感動する。
山頂周辺を除いてほぼ水平移動だが、距離が長め。山頂よりも登山口の方が標高が高いという珍しい山。

▼日記
日曜日の快晴予報は先週末から分かっていた。
快晴の日は展望が良い山へということで、大台ヶ原の南部に位置するコブシ嶺を選ぶ。

ところが、金曜日に台風2号の接近で線状降水帯が発生し、近畿南部は浸水被害が相次いだ。自宅周辺も鉄道は全てストップし、奈良県の国道・県道は土曜日まで通行止めの状態が続いた。

今回、お世話になったサイトは「道路情報なら」。Yahoo!のカーナビアプリよりも正確な道路情報を入手できた。
https://pref.nara.geocloud.jp/mp/10

土曜日の昼頃までは大方通行止めだったが、夜に確認すると解除されたようだった。予定通り行くと親に連絡して、帰宅→就寝。当日朝に慌てて準備して出発した。

出発時の気温は15度と肌寒い。途中の京奈和自動車道は気温12度だった。
3時間弱かけてはるばる大台ヶ原に到着。私が幼少期の頃は日帰りで大台ヶ原は不可能だったが、近年はあちこちで道路が整備されて大幅に時間短縮できている。
駐車場は3割程度が埋まっていた。道路の通行止めを警戒してか、快晴の割には少なめだと感じた。

台風一過の抜群の快晴。手作りのサンドウィッチを食べてから出発。
ビジターセンターから尾鷲辻へ向かうルートは登山客が少ないが、野鳥撮影をしている人は多かった。ミソサザイやオオルリが見られるらしい。

尾鷲辻には立派な東屋がある。ここからロープをまたいで、細道を辿っていく。コブシ嶺方面へ向かう人は少ないはずだが、踏み跡はしっかりしていた。

途端に人の気配を感じさせない自然豊かな森が続き、青空と新緑も相まって素晴らしい森林浴となった。

道は水平でアップダウンはほとんどない。ブナやトウヒの巨木が点在して、とても美しい道だ。おまけに小さな沢がいくつも横切って、蒸し暑さも感じさせない。途中、サイト適地もあった。樹間に海も見えて最高に気持ちよさそうな場所だ。

平坦な道はコブシ嶺直前でザレ場の登りとなる。
振り返れば大峰山脈の大展望。ここから見る大台ヶ原は格好良かった。標高差数百メートルの岩壁上に広がる大きな平原はまさに大台ヶ原と呼ぶにふさわしい。昔の行者たちが新たな修験道として心を寄せたのも頷ける。

さて、コブシ嶺に続くザレた稜線は大展望がひたすら広がり、楽しい尾根歩きとなった。足元には腰下の丈のシロヤシオが生い茂っており、ハイマツ稜線のアルプスを感じさせる。

山頂に至る稜線歩きで満腹だが、コブシ嶺山頂はさらに素晴らしかった。熊野灘のリアス式海岸が遥か遠くまで望めた。大きく弧を描いた太平洋。しかも行者が通った大峰山脈も隅々まで見渡せる。釈迦ヶ岳が綺麗な槍の形をしていた。先週に登った行者還岳は斜めに出たコブみたいで少し不格好。いろんな山を見ていると、全てを歩き尽くしたい欲に駆られるが、連休があまり取れない現状が程よい抑止力となって働いてくれている。両親とともに日帰りで少しずつ歩いていこう。

昼食は山頂で食べることにした。いつものように銀マットを敷いたが太陽の光が反射して眩しいので、銀面を地面側にした。今回は塩分補給の一環として、味噌汁を湯で溶かして飲んだ。このコブシ嶺、ひとつ欠点をあげるとすれば、大展望と引き換えに木陰がないことだ。ジリジリと照りつける日車があまりにキツくて、後半のコーヒータイムは省略して切り上げた。

帰路の途中、堂倉山分岐前の広場でコーヒータイム。野鳥とエゾハルゼミの声が響き渡る木陰で気温も快適だったが、虫が多かった。刺したりはしないが、コーヒーの香りが珍しいのか、湯が沸くと、虫も湧いてきた。特にハサミムシみたいな虫はコーヒーが好きなようで、カップの上を飛び回っている。最後はシカも来た。

今回も大満足の山行となった。
人静かで野鳥が多く美しい森が広がっていて、これほどの大展望が得られる山は他にないだろう。

▼メモ
・野鳥
コマドリ、ミソサザイ、オオルリ、ウグイス、ゴジュウカラ
カッコウ、ツツドリ、ジュウイチ、ホトトギス

・昆虫
エゾハルゼミ

・植物(満開だった花)
シロヤシオ、オオカメノキ、クマノミズキ、カマツカ

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