大清水〜尾瀬沼〜見晴〜三条の滝〜尾瀬ヶ原〜鳩待峠

2023年06月08日(木) ~ 2023年06月09日(金)

• GPS: 14:42
• 距離: 35.1km
• 登り: 1,130m
• 下り: 711m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 1:28
• 合計: 9:59

4:44 大清水
5:48 5:52 一ノ瀬休憩所
6:08 6:08 冬路沢橋
6:19 6:20 岩清水
7:05 7:07 三平峠
7:21 7:27 尾瀬沼山荘
7:27 7:31 三平下
8:05 8:05 長蔵小屋
8:09 8:10 尾瀬沼ビジターセンター
8:16 8:16 尾瀬沼東岸
8:25 8:26 長英新道分岐
8:59 9:23 沼尻平
9:48 9:48 白砂峠
10:36 10:36 イヨドマリ沢
10:51 10:51 見晴新道分岐
11:02 11:02 原の小屋
11:11 11:21 見晴キャンプ場
11:22 11:24 燧小屋
11:28 11:28 弥四郎小屋
11:46 11:47 東電分岐
12:03 12:15 温泉小屋
12:16 12:16 元湯山荘
13:00 13:00 三条ノ滝展望台分岐
13:07 13:23 三条ノ滝展望台
13:28 13:29 三条ノ滝
13:34 13:35 三条ノ滝展望台分岐
13:52 13:53 兎田代下分岐
14:01 14:01 兎田代上分岐
14:38 14:39 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
14:43 元湯山荘

2日目

• 山行: 3:43
• 休憩: 0:54
• 合計: 4:37

7:09 温泉小屋
7:24 7:24 東電分岐
7:35 7:36 東電尾瀬橋
7:45 7:50 東電小屋
8:01 8:02 ヨシッ堀田代
8:08 8:21 ヨッピ吊橋
8:41 8:42 竜宮十字路
9:04 9:12 尾瀬ヶ原
9:15 9:15 下ノ大堀川橋
9:27 9:37 牛首分岐
9:43 9:44 上ノ大堀川橋
10:09 10:09 尾瀬ロッジ
10:20 10:28 至仏山荘
10:28 10:29 山ノ鼻
10:39 10:39 尾瀬植物研究見本園
10:50 10:54 山ノ鼻
10:55 10:56 至仏山荘
11:45 11:45 鳩待峠
11:46 ゴール地点

天候

6/8 曇り時々晴れ
6/9 小雨後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道の沼田ICで降りて、国道120号＆401号経由で大清水に移動した。

コース状況／危険箇所等

コースは、良く整備されており、特段危険個所は無い。ただし、雨の日は、傾いた木道や下りの木道は滑り易いため、注意して歩きたい。
三条の滝へ下る登山道は、下部に泥濘箇所がある。

その他周辺情報

尾瀬ぷらり館：　0278-58-7263 入浴料　600円　
尾瀬戸倉の旅館の日帰り入浴は、やっていないと聞いた。直近の情報は、直接連絡して確認してください。
大清水駐車場：　駐車料金　500円/日
尾瀬戸倉駐車場：　駐車料金　1000円/日

写真

6/8 4:41

大清水駐車場に駐車!!
この時間帯は、駐車場管理人はいないため、車の番号を記載して料金を料金箱にいれた。

6/8 4:41

登山の準備をして出発!!
トイレは、登山口の手前にある!!

6/8 4:47

登山口には、尾瀬国立公園の大きな看板がある!!

6/8 4:48

大清水〜一ノ瀬間は、認められた車両しか通行できない区間になっており、ゲートが設けられている。

6/8 5:21

大清水〜一ノ瀬間は、認められた車だけが通行できることになっており、整備された車道歩きになる。

6/8 5:44

一ノ瀬の休憩所の手前に公衆トイレがある。トイレは、チップ制。

6/8 5:56

一ノ瀬から登山道となる!!

6/8 6:21

石清水!!　衛生のため、コップは撤去しましたと書いてあったので、手ですくって清水を飲んだところ、この水は飲料には適しません友最後に注意書きしてあったそうだ。最後まで読まなければという教訓!!

6/8 6:38

登山道脇に咲いている紫八汐躑躅!!

6/8 6:42

オオカメノキ!!

6/8 6:56

三平峠で小休止!!

6/8 7:15

三平峠から下っていくと尾瀬沼が見えてきた!!

6/8 7:17

登山道脇の深山酢漿草（ミヤマカタバミ）!!　陽が差さないので、花弁は閉じていた!!

6/8 7:22

尾瀬沼山荘に到達!!
この建物の裏に公衆トイレがある。また、前に休憩所がある。

6/8 7:23

尾瀬沼の無料休憩所!!

6/8 7:23

尾瀬沼山荘を振り返る!!

6/8 7:32

水芭蕉登場!!

6/8 7:32

初々しい水芭蕉!!

6/8 7:33

水芭蕉の群落!!

6/8 7:33

水芭蕉をズームアップ!!

6/8 7:41

花弁が閉じている立山竜胆!!

6/8 7:45

清楚なイメージがピッタリな水芭蕉!!

6/8 7:58

尾瀬沼の後方の燧ケ岳には雲がかかっていた!!

6/8 7:58

水芭蕉と尾瀬沼!!

6/8 8:00

ヤマガラシの類縁か？

6/8 8:03

行者ニンニク？

6/8 8:07

長蔵小屋の入口で白根葵と出会った!!

6/8 8:08

白根葵は私の好きな花の一つ!!

6/8 8:11

延齢草!!

6/8 8:11

延齢草!!

6/8 8:12

浅湖湿原を進むハイカー!!

6/8 8:14

沼山峠と湖尻平の分岐を左に進む!!

6/8 8:15

陽が射し始めて花が開いた立山竜胆!!

6/8 8:15

立山竜胆のツイン!!
朝方は曇っていたので、萎んでいたが、陽ざしが差してきてから開いてくれた。

6/8 8:16

尾瀬沼に流れ込む小川沿いに水芭蕉!!

6/8 8:20

植生保護用のゲートを開けて通行!!

6/8 8:25

燧ケ岳に登る長英新道と沼尻平の分岐を直進!!

6/8 8:26

湿原に咲く水芭蕉!!

6/8 8:26

燧ケ岳の雲が取れて、5月連休に登った俎�瑤�見えてきた!!

6/8 8:41

登山道の脇で見かけた銀竜草!!

6/8 8:43

青空が拡がってきた!!

6/8 8:56

水芭蕉が点在して咲いている湿原!!

6/8 8:57

燧ケ岳の上空も青空が拡がってきた!!

6/8 8:59

燧ケ岳に登るナデツ窪登山道の分岐を通過!!

6/8 9:00

沼尻平で見かけた草苺？

6/8 9:25

綿菅（ワタスゲ）!!

6/8 9:26

沼尻平から先のハイキングコースの両側に、立山竜胆が沢山咲いていた!!

6/8 9:26

立山竜胆の三姉妹!!

6/8 9:28

姫一華（ヒメイチゲ）!!

6/8 9:29

水芭蕉の群落!!

6/8 9:29

水芭蕉!!

6/8 9:35

白砂峠に近い山道で見かけた咲き残りの峰桜!!

6/8 9:37

オオカメノキの花!!

6/8 9:38

紫八汐躑躅!!

6/8 9:42

池塘!!

6/8 9:43

三槲（ミツガシワ）発見!!

6/8 9:50

白砂峠を通過!!　尾瀬の標識は、自然景観を損なわないように、木道や切り株などに張り付けられている!!

6/8 9:53

白砂峠からのゴーロ帯の下り!!　慎重に下った!!

6/8 9:59

深山菫!!

6/8 9:59

深山菫!!

6/8 10:09

岩梨!!

6/8 10:19

沢で見かけたネコノメソウ!!

6/8 10:35

沢筋を通過!!

6/8 10:49

燧ケ岳に登る見晴新道分岐を通過!!

6/8 11:01

見晴に到達!!
第二長蔵小屋!!

6/8 11:01

見晴の説明板で施設の場所を確認!!

6/8 11:03

見晴しの公衆トイレ!!　この奥が見晴キャンプ場、この日は、まだ1張りだけ残っていた!!

6/8 11:28

見晴から至仏山を望む!!　今年は雪解けが早い!!

6/8 11:28

山頂の形が特徴的な景鶴山!!

6/8 11:30

尾瀬ヶ原越しの至仏山の雄姿!!

6/8 11:30

立金花!!

6/8 11:31

燧ヶ岳を振り返る!!

6/8 11:38

大葉立坪菫!!

6/8 11:45

温泉小屋に向かうコースの途中で岩鏡発見!!

6/8 11:46

東電山荘分岐から至仏山を望む!!

6/8 11:55

温泉山荘が見えて来た!!

6/8 11:56

燧ヶ岳を望む!!

6/8 12:14

温泉山荘に到達!!

6/8 12:19

裏燧林道と三条の滝分岐を左折!!

6/8 12:28

アスレチックな登山道を慎重に通過!!

6/8 12:30

展望台からの平滑の滝!!

6/8 12:31

平滑の滝を見下ろす!!

6/8 12:44

唐松草!!

6/8 12:46

喘息薬種（スダヤクシュ）!!

6/8 13:08

三条の滝展望台から三条の滝を望む!!

6/8 13:08

豪快な三条の滝!!

6/8 13:09

展望台への急な階段!!

6/8 13:23

展望台から木の橋を引き返す!!

6/8 13:27

吾妻石楠花!!

6/8 13:30

温泉小屋に引き返す!!

6/8 13:37

帰りは、急な登山道を登って兎田代を目指した!!

6/8 13:53

帰路は、泥濘のルートを避けて兎田代コースで戻った!!
小沢平と御池の分岐を御池を目指して進む!!

6/8 14:01

御池分岐を見晴目指して右折!!　段吉新道を戻った!!

6/8 14:18

沢沿いに咲いていた戸隠升麻を発見!!

6/8 14:39

段吉新道を進む!!

6/8 14:42

温泉小屋に戻ってきた!!

6/8 14:45

温泉小屋で受け付け!!
この日は、別館で宿泊!!
温泉小屋は、名前のとおり温泉に入れるのが、魅力!!

6/8 17:01

温泉小屋の夕食、いろいろな食材が綺麗に盛り付けられており、美味しかった!!

6/9 6:27

温泉山荘の朝食!!　今朝もご飯2杯平らげた!!

6/9 7:09

翌日6:30からの朝食をいただいてから出発!!
小雨が降っていたため、雨具を着て傘を差して出発!!

6/9 7:17

姫石楠花がコース沿いに散見される!!

6/9 7:24

見晴と東電小屋の分岐を右折して、東電小屋コースを進む!!　至仏山には雲がかかっていた!!

6/9 7:27

深山金鳳花!!

6/9 7:27

二輪草!!

6/9 7:35

東電尾瀬橋を渡る!!

6/9 7:39

小梅�濮�!!

6/9 7:40

この辺りにはコバイケイソウが沢山見られた!!

6/9 7:45

東電小屋前で小休止!!　雨も殆ど気にならない程になった。

6/9 7:53

湿地帯には水芭蕉が咲いていたが、既に終盤になっていた!!

6/9 8:05

この辺りの木道は、湿地帯より1m程嵩上げされていたが、これは、木道の下を熊が通り易くするためのもののようだ!!

6/9 8:07

ヨッピ吊橋を渡る!!

6/9 8:18

君の名は？

6/9 8:19

坪菫!!

6/9 8:22

ヨッピ吊橋から竜宮十字路を目指して進むと池塘が見えてきた!!　逆さ至仏山を期待してきたが、至仏山は雲の中だった!!

6/9 8:23

この辺りには姫石楠花が沢山咲いていた!!

6/9 8:31

燧ケ岳も山頂部にはガスが掛かっていた!!
手前はゼンマイ!!

6/9 8:35

燧ケ岳をズームアップ!!

6/9 8:42

尾瀬ヶ原には池塘が点在している!!

6/9 8:42

竜宮十字路から十ぐう小屋越しに燧ケ岳を望む!!
この時点では、燧ケ岳の山頂部の雲がほぼ取れていた!!

6/9 8:49

竜宮現象で、四方から流れ込む川が吸い込まれていく場所!!　吸い込み場所には、枯れ草が溜まっていた!!

6/9 8:52

こちらは、竜宮現象の湧き出しポイントで水が湧き出して流れ出している場所!!

6/9 8:58

咲き始めのズミの花は、ピンク色が愛らしい!!

6/9 8:58

ズミの花

6/9 9:05

下の大堀川のビューポイントで水芭蕉と逆さ至仏山を愛でるのが目的だったが、今年の尾瀬は花が早く、この辺りの水芭蕉は咲き終わっていた。

6/9 9:07

下の大堀川沿いの水芭蕉は、既にほぼ咲き終わっていた!!

6/9 9:16

燧ケ岳を振り返る!!

6/9 9:17

ハイカーの姿が見当たらない貸し切り状態の尾瀬ヶ原!!
至仏山には、厚い雲が掛かっていた!!

6/9 9:20

逆さ燧ケ岳!!　この頃になると、燧ケ岳山頂には雲が掛かっていた!!

6/9 9:27

牛首分岐に到達!!

6/9 9:44

牛首から山の鼻に向かう途中の水辺には咲き残りの水芭蕉が見られた!!

6/9 9:46

蕾の蓮華躑躅!!

6/9 9:46

数十�圓硫拱�を担いで山小屋に運ぶ歩荷!!

6/9 9:46

歩荷の荷物の大きさが際立って見えた!!

6/9 9:49

開花した蓮華躑躅!!

6/9 9:49

何人もの歩荷とすれ違った!!　明日から週末で大勢のお客様を迎えるため、見晴地区の山小屋にとって食材の補給が必須のようだ!!

6/9 9:49

蓮華躑躅が咲き始めていた!!

6/9 9:50

逆さ燧ケ岳!!

6/9 9:51

小梅�濮�!!

6/9 9:53

三槲（ミツガシワ）!!

6/9 10:02

木道沿いの水芭蕉!!

6/9 10:06

水辺に咲く水芭蕉と立金花!!

6/9 10:06

山の鼻の山荘が近づいてきた!!　歩道上で花の撮影に集中しているハイカー!!

6/9 10:09

山の鼻地区の山の鼻小屋!!

6/9 10:19

車葉ツクバネソウ!!

6/9 10:19

車葉ツクバネソウ!!

6/9 10:21

至仏山荘前で小休止!!

6/9 10:30

山の鼻の植物研究見本園を散策!!　木道の正面は、至仏山の登山口だが、この時期の至仏山は、5/7〜6/30まで登山道閉鎖期間にあたっており、通行止めになっている!!

6/9 10:33

植物研究見本園には、水芭蕉の大群落が拡がっていたが、既にほとんど咲き終わっていた!!

6/9 10:33

植物研究見本園の咲き残りの水芭蕉!!　正面は燧ケ岳!!

6/9 10:38

鳴子百合!!

6/9 10:46

深山金鳳花!!

6/9 10:48

至仏山の雲が幾分晴れてきた!!

6/9 10:55

山の鼻ビジターセンターで剝製のツキノワグマの親子と遭遇!!

6/9 10:57

君の名は？

6/9 11:07

既に終盤の紫八汐躑躅!!

6/9 11:45

鳩待峠に帰着!!

6/9 11:53

鳩待山荘

6/9 11:56

バスの乗場で見かけた延根千鳥（ノビネチドリ）!!

6/9 12:40

連絡バスで尾瀬戸倉に戻り大清水行のバスを待つ!!

6/9 13:38

尾瀬戸倉に戻ってきて昼食で野菜天ぷら手打ちそば大盛を頂く。山ウド、蕗、舞茸、蓬の天ぷらのボリュームがタップリで、手打ちそばもとっても美味しかった。

6/9 14:46

昼食後は、尾瀬ぷらり館で日帰り入浴でさっぱりした!!
今回の尾瀬ハイキングは、水芭蕉の時期的にはちょっと遅かったが、いろいろな花に逢えて、充実した2日間だった!!

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

iPhone 14 Pro 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

matusan

6/8〜6/9にかけて山岳会の仲間4人と一緒に尾瀬沼から尾瀬ヶ原を歩き、水芭蕉や立金花等の花を愛でるハイキングに行ってきた。
ロングコースを歩くため、6/8早朝に車で登山口の大清水につけるように深夜に出発した。f関越高速を沼田ICで降り、国道140号から401号で尾瀬戸倉経由で大清水を目指し、4:30に大清水駐車場に到着した。
大清水駐車場には、この時間帯は10台程度の車しか駐車していなかった。
登山の準備をして4:44に大清水を出発し、一ノ瀬まで車道を歩き、一ノ瀬で小休止を摂った。この先から登山道となり、沢沿いの道を登り、三平峠を経て7:27に三平下の尾瀬沼小屋に到着した。ここから反時計回りで尾瀬沼湖畔を巡って湖尻平を目指した。湖畔の湿地帯には、今回の目標の水芭蕉が待っていてくれ、感激のご対面となった。湿地帯では立山竜胆を見つけたが、この時点では全て蕾の状態だった。
湖畔沿いのハイキングコースを進み、8:05に長蔵小屋に到達した。長蔵小屋前では、白根葵に会うことが出来た。その後、大江湿原分岐から浅見湿原に入ると、青空が拡がり始め、木道脇に沢山の立山竜胆を愛でることが出来た。
左に尾瀬沼、右側に湿原や燧ケ岳を望む木道を進み、9:10に沼尻平に到着した。ここで、早めの昼食休憩を摂った。
沼尻平から白砂湿原を通って白砂峠から見晴に下ったが、湿原には立山竜胆が群生しており、見事だった。11時に見晴に到着し、小休止を摂った。
その後、温泉小屋目指して進み、12時に温泉小屋に到着した。受け付けは午後2時からだったので、荷物を預けてサブザックを借りて三条の滝を目指した。平滑の滝から三条の滝までの区間が長く、下るにつれて、登山道は泥濘箇所が増えた。13時過ぎに三条の滝展望台に着いたが、尾瀬沼および尾瀬湿原の水が全て三条の滝に集まってきているため、水量が多く、豪快な滝の景観を堪能した。帰りは、泥濘箇所を避けるため、兎田代経由のコースを選択した。距離は長くなるが、最初の急登を上り詰めると、後は平坦なコースになり、歩き易かった。途中の沢筋で戸隠升麻と山荷葉の花に逢うことが出来、この選択が正しかったと自画自賛した。
14:20に温泉山荘に戻り、ゆっくり温泉に浸かってからのビールが旨かった。17:00から夕食をいただき、19:00には真夜中から沖パなしだったため、直ぐに深い眠りに落ちていた。夜中は、19時頃から降り出した雨が、結構強く降り続いていた。
明け方、4時過ぎには外が明るくなってきており、雨は小降りになっていた。6:30からの朝食に一番乗りで駆け付け、美味しく朝食をいただいた。
この日の雨は、9時ころまで降り続くという予報だったため、雨合羽を着て傘を差して歩くことにした。
7:09に温泉小屋を後にして、東電小屋を目指した。雨は、それほど気にならない程度の降り方で、東電分岐辺りから傘を差さなくても気にならない程度になっていた。この日は、至仏山と燧ケ岳の山頂部は、雲に覆われており、眺望は今一つだったが、尾瀬ヶ原は雨に現れて緑が鮮やかだった。
東電小屋に着いた頃には、雨はほとんど上がったため、ヨッピ橋を渡ったところで、雨具を脱いで身軽になって竜宮十字路を目指した。
竜宮では、竜宮現象の吸い込み口と吹き出し口を見学した後、今回の目的の下の大堀川からの至仏山と水芭蕉の景観を楽しみに向かったが、既に水芭蕉の時期は終わっており、至仏山の山頂もすっぽりと雲に覆われており、こちらは期待外れに終わった。
牛首分岐から山の鼻に向かう区間では、未払い地区の山小屋へ食材を運ぶ歩荷の方々と沢山すれ違った。背丈の2倍近くあり60〜100�垓瓩せ餾爐魃燭嵎皺戮諒�々のお陰で美味しい食事にありつけることを再認識した。
山の鼻では、植物研究見本園の大回りコースを歩いたが、こちらの水芭蕉もほぼ終盤にあたっており、ちょっと残念だった。
山の鼻から鳩待峠に向かう区間では、次から次への団体のツアー客が下ってきて、数百人〜千人以上のハイカーとすれ違った。明日から週末を迎えるため、この日のツアー客は特に多かったようである。
このツアー客の中に、山岳会の登山教室のメンバーであるSさんが下ってくるのとバッタリ遭遇し、世間は狭いなと実感した。
山の鼻から鳩待峠まで50分で歩き通すことが出来、丁度12時の連絡バスに乗って尾瀬戸倉に戻ることができた。
尾瀬戸倉では、大清水に車を取りに行き、戻ってから野菜天ぷら手打ちそば大盛をいただき、その後尾瀬ぷらり館の日帰り入浴でさっぱりして帰路についた。
今回は、濃密な2日間で大清水〜尾瀬沼〜三条の滝〜尾瀬ヶ原〜鳩待峠と尾瀬のメインコースを初夏の花を愛でながら歩き通すことが出来、大満足の山行となった。
今回、至仏山は植生保護期間にあたり、入山できなかったため、改めて至仏山に登りたいとの思いを強くした。