東おたふく山〜黒岩谷西尾根〜六甲山最高峰〜蛇谷北山〜観音山
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- GPS
- 09:26
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,259m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:26
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - 阪急電鉄甲陽線の甲陽園駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるとの印象。 岩っぽい箇所があり、花崗岩が風化などで滑りやすそうな状態になりがちなようで、危険ではないにしても注意して歩きたいですね。 全山縦走路で舗装路を横断する際などには、走行中の車に注意。 ■黒岩谷西尾根 やや急な斜面もあるザレ気味のやせ尾根との印象ですが、登りは特に問題はなさそう。 笹ゾーンの少し下の辺りには、整備された痕跡がやや荒れた状態で残っていて、つまずきの原因になりそうなので、下る場合には足元への注意をしっかりとしておきたいですね。 ■鷲林寺パノラマコース 鷲林寺から観音山山頂までには、岩場があります。 問題となるほどの難易度ではないと思うけど、苦手意識があるのなら、登りで利用する方が良いかも知れません。 |
写真
感想
まだ右膝の具合に不安が残るので、程々の負担で済むような山行としたい。
過去の山行を見てみると、このぐらいの時期にベニドウダンやコアジサイを見るべく六甲へ出向いており、これぐらいなら大丈夫そうな。
2021年7月の山行を基に、いくらか端折って歩く感じで予定を組んでみました。
芦屋川駅からスタートし、ほぼいつものように高級住宅地へと進んで行きます。
高座の滝に着く頃には、じんわりと汗がにじんでおり、季節の進行を感じさせられる。
今回もロックガーデン中央稜へ。
少し登ると展望が得られるようになり、進むにつれて徐々に眼下の風景は変化を見せる。
ネジキがたくさん咲いており、低い位置で花を付けている木が多く、間近に見られるし、香りもきっちりと確認。
人気のルートながら、この時間ならまだ人は少なく、気分良く先へ。
標高400m辺りまで来ると、ひんやりとした空気を感じられるようになり、暑さが少し和らぐ。
まあ、一時的なものだったような気がするけど。
風吹岩に到着、静かに佇む猫が一匹。
横池ではスイレンが咲いているけど、離れた位置なので、あまり心は動かず。
いつもよりも水量が多く、池の縁を通るのは無理っぽい。
近くのお気に入りの展望所に行くには、少し戻った分岐から進むのが良さそう。
分岐までの距離は短いのだけど、その間にすれ違う人が少なくなく、さすがに人気のルートだと思わせられる。
分岐の先には誰もおらず、展望所も無人で、静かな時間が心地良い。
雌池、打越峠を経て、黒五谷へ。
特筆すべき事はなく、南からのルートと合流、ゴルフ場の敷地内へ。
少し進んだ辺りからコアジサイがたくさん見られるようになるのだけど、この辺りのはもうピークを過ぎてしまっているよう。
雨ヶ峠には、わずかに咲き残っているエゴノキが出迎えてくれました。
ベテランさんが話しかけて来られ、どうやら黒岩谷西尾根へ向かいたいとの事。
黒岩谷を渡渉した先が少し分かりにくいので、そう伝えます。
土樋割峠の辺りで近い位置を歩いていれば、ご一緒しますという感じで別れ、こちらはもう少し休んでから、出発。
ススキと笹のせめぎ合いの地では、曇り空のせいか、ちょっとくすんだ感じ。
東おたふく山山頂には、さっきのベテランさんとほぼ同時ぐらいに到着。
もう少しお話しをして、少し下った所の展望所へ行く事に。
しかし、もう少ししてから来られるのか、同行はせずに先に出発。
こちらのルートに咲いているコアジサイは見頃で、とても良い感じ。
すぐに展望が開け、以前よりもはっきりとした踏み跡が付いていて、それを辿る感じで奥へ。
ゆっくりと見ていたいけど、山頂で待っておられるかも知れないので、早めに戻ります。
しかし、山頂に戻ってみると、ベテランさんの姿はない。
どこにおられるのか、色々と可能性はありそうだけど、少し話しただけなので、どういう行動を取りやすいとかが全く分からない。
先へ進まれた可能性が否定できない以上、ここで待つという選択をしにくい。
という事で、先へ。
コアジサイに加え、ヤマボウシやウツギがそこかしこに咲いていて、楽しませてくれる。
でも、この状態では、楽しさに浸りにくい。
土樋割峠に到着、やはりと言うか、ベテランさんの姿はなし。
黒岩谷との出合まで行ってみたけど、そちらにも姿はなし。
もう、どうすれば良いのやら状態。
そのまま先へ進もうかと思いかけたけど、このままだとモヤモヤが残りそうなので、土樋割峠に戻ります。
待つ事、12分ぐらい。
自分にできる事はしたはずと自分に言い聞かせ、先へ進む事に。
黒岩谷の沢を渡渉し、黒岩谷西尾根へ。
行ったり来たりの間にこちらへ進む人を見たし、途中で追い抜かれたりで、歩く人は増えているのかな?
今回はベニドウダンが目当てで、写真に掲載した通り、すでにピークは過ぎていたものの、いくらか咲き残っていてくれたので、良かった。
ここのは低い位置に花を付けているので、撮影しやすいんですよね。
一軒茶屋の辺りまで来ると、さすがに人は多い。
最後の道沿いにも種々の花が咲いていて、目を楽しませてくれる。
山頂に到着後、いつものように少し移動し、昼食です。
まだ真新しいトイレを利用後、喉が甘味を欲しがっているので、自販機でドリンクを購入、歩を進めつつ喉を潤します。
石の宝殿を経て、再び山道へ。
まずまず良い感じの道が続き、蛇谷北山山頂に到着です。
初めて六甲山に来た時には、蛇谷北山から最高峰に向かい、予定外で黒岩谷西尾根を下ったはずで、それなりに思い入れのある山でもあります。
所々のコアジサイなどに目をやりつつ進み、土樋割峠に到着。
当たり前ながら、ベテランさんの姿はありません。
次の目的地の観音山へ向かうべく、まずは東おたふく山登山口バス停方面へ。
この林道歩きも何度目かだけど、この日はウツギやコアジサイが咲いていて、何とか退屈せずに済む感じ。
途中の超高級住宅地など、長い舗装路歩きが続きます。
奥山貯水池を経て、その先の公園を過ぎると、やがて再び山道へ。
以前にシライトソウを見た辺りで注意して探っていると、範囲は限られているものの、今年も独特な花を咲かせてくれています。
その先の気になる辺りを少しだけチェック。
もう少し情報を集めた上で、今後に訪れる機会があれば。
もう何度目かになるので、歩き慣れつつある道を辿り、観音山山頂に到着です。
相変わらず素晴らしい展望で、ルートに組み入れて良かった。
パノラマコースを歩いており、岩場となっている所では、それなりの段差となっている所もあり、右膝に不安の残る状態でもあり、いつもよりも慎重に。
思わぬ出会いに声が漏れたりしつつ、無事に下山。
鷲林寺を経て、その先は舗装路歩きの区間が長くなります。
途中、北山貯水池へと向かおうとしていると、同じくここを通ろうとしていた登山者さんがおられ、この先は通行止めになっているとの事。
どうするかの選択を迫られ、甲山墓園を通るルートではなく、以前に通ったルートを選択。
退屈な道だけど、こちらの方が早くゴールできそうだし?
改めて書くほどの事もなく、北山緑化植物園や北山公園を快調に通過。
甲陽園駅に到着し、それなりに疲れているものの、無事にゴールです。
ベニドウダンやコアジサイを念頭に置いての六甲への山行。
ベニドウダンは見頃を過ぎて、残りわずかという感じだったけれど、何とかきれいな状態の花を見られたし、まあ、良かったかな。
その他では、名前を列挙しきれないぐらいに種々の花を見て、思いの外に楽しませてもらったとの印象。
久しぶりに見たササユリには、思わず声が漏れてしまいました。
初夏の六甲の花を堪能した山行だったと思う。
今回は六甲なのですね。。。
花写真の60と62はジガバチソウと思います!
私は金勝アルプスで見ていますが最初は花とは思いませんでした。
もうすぐ、カキランの季節なので楽しみです❀
それではでは🌸
どこか初めての山へ行ってみようと淡く考えていたのだけれど、検討する時間がなく、過去の自分の山行を参考にして、六甲へ行って来ました。
一番の目当てのベニドウダンはほぼ予想通りぐらいで、少し見る事ができた程度だったのだけど、それ以外では思いの外に色々な花が咲いていて、良い選択だったかなと思います。
気になっていた花、調べている余裕がなくて、ただ載せただけになってしまいましたが、教えていただき、ありがとうございます。
ジガバチソウですか。
花の形からして、ランの仲間だろうと思っていたのだけど、その通りのようですね。
やや地味ながらも、しなやかな曲線には優美さが見え隠れしているようで、野生のランらしさが感じられます。
似たような葉を見かける機会があるようにも思われ、また気にかけて見ておくようにしたいと思います。
カキランはまだ見た事がなく、気になっている存在です。
皆さんのレコをチェックして、可能であれば、見てみたいですね。
今回のコースを拝見するとカキランの咲く山域コースも含まれています
他の山域ではそろそろ咲き初めており今月末位が見ごろと見てます🌸
ではでは✿
今回の行程の後半の辺りに湿原があるらしいとの情報は得ています。
今回の山行では、そちらへと通じていると思しき踏み跡を少しだけ辿り、そうだろうなとの感触は得られました。
でも、場所を秘しているレコを見ており、レコを残している身としては、どう対応するのが良いのかを決めかねている感じです。
まだ付近を歩いたばかりだし、仮に訪れるとすれば、来年以降になると思います。
なので、今年で考えると、他の山域で可能性を探ってみたい感じです。
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