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記録ID: 56004
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ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山

39.大台ケ原山 「涙を越えて」

2009年06月07日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.8km
登り
340m
下り
327m

コースタイム

大台ケ原バス停−シオカラ谷吊橋−大蛇グラ−牛首ヶ原(神武天皇銅像)−尾鷲辻−正木ヶ原−日出ヶ岳(山頂)−大台ケ原バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
○駐車場は大きくて50台前後のクルマが駐車出来るようです。

○コースは全体的に整備されていて、登山しているというより、散歩している印象を持ちました。

○GWを避け、晴天の日を狙って登山したので、いい登山が出来ました。
大台ケ原山頂で幸せゲットだよ!
(C) フレッシュプリキュアより
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大台ケ原山頂で幸せゲットだよ!
(C) フレッシュプリキュアより
登り始めはこんな感じ
登り始めはこんな感じ
大台山の家
シオカラ谷吊橋
大蛇グラまであと少し
大蛇グラまであと少し
大蛇グラに咲くアケボノツツジ
大蛇グラに咲くアケボノツツジ
これが大蛇グラだ!
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これが大蛇グラだ!
大蛇グラから下を覗いて見た
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大蛇グラから下を覗いて見た
牛首へ向かう
牛首の神武天皇銅像
牛首の神武天皇銅像
牛首で休む登山者達
牛首で休む登山者達
尾鷲辻のあづまや
尾鷲辻のあづまや
正木ヶ原 その1
正木ヶ原 その1
正木ヶ原 その2
正木ヶ原 その2
正木ヶ原 その3
正木ヶ原 その3
あと少しで山頂!
あと少しで山頂!
山頂の展望台
日出ヶ岳(大台ケ原山山頂)の三角点
日出ヶ岳(大台ケ原山山頂)の三角点
展望台から大峰山脈を望む
展望台から大峰山脈を望む
展望台から伊勢湾を望む
展望台から伊勢湾を望む
下山します
山頂直下の水場 飲めないみたいです
山頂直下の水場 飲めないみたいです

感想

第39座 涙を越えて

 当初は大峰山に5月のGWに登る予定だったが予算の都合上、大台ケ原山に変更したのだが、GW中に仕事が入ったため、大台ケ原山登山は無期限延期となってしまった。2009年3月からETC装備のクルマに限って高速料金が一律千円という制度が出来て、全国の高速道路の殆どが渋滞になっているというニュースを見た時、この時期に登山にいかなくてよかったと思った。

 そういう僕のクルマもETCは装備されていなくて、慌ててカー用品店にいったら、売り切れは当然で、仮に今予約したとしても国からの助成金は得られないとのことだった。しかし、今後クルマで登山口までいく機会やマラソン大会の遠征などで高速道路を使う機会が結構多いことも考えて、助成金は得られなくてもいいじゃないかと思って、ETCの装置の予約をした。

 その直後にタイヤの交換をしてもらって、一ヶ月は経っただろうか? ETCの装置が届いたとの連絡があったので、早速、とある休日にETCの装置を取り付けて貰った。その後、車のオイルフィルターやオイル交換を済ませた時には5月も終わりを告げようかという時期であった。

 梅雨入り前にクルマの整備が終わって、6月7日の天気が晴れという情報を得た僕は、この日に大台ケ原山にいくことに決めた。4時に自宅する時にETCの装置に専用のカードを差し込んで出発した。この状態でETC専用のレーンを通る時にゲートが開かなかったらどうしようかと心配したが、僕のクルマが通る時にゲートが開いた時に、止まらずに高速道路に入れるっていいなぁと感動してしまった。

 これといったトラブルもなく、8時15分に大台ケ原バス停の駐車場に着いた。晴天ということもあって、駐車場の7割はクルマやバスで埋まろうとしていた。僕は山に登れると急ぐ気持ちを抑え、ストレッチをして8時50分に出発した。今回のコースはここから反時計回りに大蛇グラ、牛首が原、正木ヶ原と歩いて、最終的に最高峰である日出ヶ岳を登って駐車場に戻るといった行程である。

 序盤は降りで始まり、シオカラ谷吊橋を渡った直後に登りが始まるが、さほどきつくは感じなかった。この登山道は比較的整備されていて登りやすかった。登っているうちに、大蛇グラに入る登山道があったので、まずは大蛇グラを目指した。9時55分に大蛇グラに到着。そこに咲いていたアケボノツツジの桃色の花が咲いていて、花には興味が薄い僕ではあるが、素直に綺麗だなと思った。さて大蛇グラといういかつい名前が付いているが、大きな岩がむき出しになっていて、そこから谷を見下ろすことが出来るのである。僕も鎖が張ってあるところまで谷を見下ろすと、落差があって怖さを感じた。今回の登山で恐怖を感じたのは後にも先にもここだけであった。

 大蛇グラを後にして、しばらく歩くと視界が開けた。牛首ヶ原と呼ばれるところである。まるでよく手入れされた庭園を歩いているみたいであった。その一角に初代天皇である神武天皇の銅像があった。記紀は読んだことがないので解らないのだが、この山は神武東征伝説にゆかりがあるのだろうか? とにかくここは広場みたいになっていて、多くの登山者が休憩していた。

 牛首ヶ原を後にして、すぐのところに尾鷲辻のあずまやが建っていた。ここでも少し休憩して、いよいよ正木ヶ原を通って日出ヶ岳を目指すことにした。このあたりから木道が敷かれており、歩きやすかった。このあたりは白くなった枯木が立ち枯れていたり、横倒しになっていたりした。このあたりも昔は樹木が青々としていたそうだが、50年前の伊勢湾台風やシカの食害の影響で元通りになるには相当時間がかかるものらしい。僕はここでも環境破壊の深刻さを垣間見たような気がした。

 11時10分、砦のような木造の展望台がある大台ケ原山の山頂に着いた。展望台に登って西に大峰山脈、東に太平洋が見えた。予算や諸々の事情でなかなか山に登れなかったけど、本当に来て良かったと思った。後は駐車場まで下山するだけだ。11時50分に大台ケ原バス停駐車場に着いた。今回の登山は山に登ったというより、ちょっとハードな散歩をしたという感じだった。ともあれ、2009年の最初の登山が無難なスタートが切れたことが、素直に嬉しく思った。

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