御座石鉱泉より鳳凰三山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,543m
- 下り
- 2,224m
コースタイム
御座石鉱泉→燕頭山→鳳凰小屋⇔赤抜沢ノ頭
<5月3日> 晴れのち曇り
鳳凰小屋→観音岳→薬師岳→南御室小屋→杖立峠→夜叉神峠→夜叉神の森
アクセス |
---|
写真
感想
受験地獄から開放され、晴れて大学生になっての最初の登山。
大学のサークルでの新人山行で仏果山に行きましたが、何か物足りなく、
残雪の山に無性に行きたくなり、単独行で鳳凰三山を歩いてみようと。
23:55発・長野行きの夜行に乗りましたが、1人のため寝過ごしてはいけないとの思い強く、
結局ほとんど寝られず、(確か)穴山駅下車。
駅で1時間ほど待って御座石鉱泉行きのバス(確か宿のマイクロバス?)に乗り込みました。
単独行は2度目でしたが、1人での本格的な登りは初めてで、
誰にも頼れない、との緊張感ありありで歩き始めました。
御座石鉱泉をスタートし、のっけから急坂ながら順調に登っていたのですが、
その後チョンボ発覚!
登り始めて1時間ほど経った頃、ふいに
「あれ?水汲んだっけ?」と・・・
今まで流していた汗が冷や汗になった瞬間でした。
このコースは大半が尾根道のため、鳳凰小屋まで水場がありません。
1時間登った道のりを戻ることもきつく、
まあ、この先雪が現れるだろうから、それでもかじろう、と
前に進むことにしました。
けれども燕頭山までの登りはかなりの急登で、思った以上に喉が乾き、
キレイな雪を見つけた時には、むしゃぶりつきました。
その様子を下山中の登山者に見られ、事情を話した私に水を飲ませてくれました。
この時は本当にありがたかったですね。
心からお礼を言い、その先を進みました。
燕頭山を過ぎると登りも緩やかになり、また雪も豊富にあったため、
その後は喉の乾きに苦しむこともなく、無事鳳凰小屋に到着できました。
小屋の前に豊富に出ている水を飲んで一息ついたあと、稜線まで登ってみることにしました。
ほぼ空身なので身体は軽かったのですが、賽ノ河原までの登りは足元が崩れやすく、
やっとオベリスクまでたどり着き、そして稜線に出た瞬間、
今まで全く見えなかった素晴らしい峰々の景色を堪能できました。
特に白峰三山、圧巻でした。
このコースならではの感激、です。
1時間ほどまったりしてから小屋に戻り、夕食をつくりました。
(といっても、確かインスタントラーメン)
翌日も天候に恵まれ、気分良くスタート。
観音岳へのショートカット道を行くのに自信がなかったため、賽ノ河原経由で。
またあの登りにくい道を、今度は荷物付きで上がりました。
稜線に出ると再び白峰三山とご対面です。
もちろん甲斐駒、仙丈、荒川三山、八ツ、そして北アもバッチリ見えました。
オベリスクに登る自信はなかったので、観音岳へ進みます。
ここから薬師岳までは本に気分爽快な稜線漫歩!
最高峰の観音岳に到着すると、有名な構図である「薬師岳の上に富士山」が。
ここで小休止し、白峰三山と対峙しながら春山の良さを満喫しました。
薬師岳を過ぎ、まだ雪に埋もれている小屋を通り過ぎると後は樹林帯の道です。
残雪のルート歩きも楽しく、南御室小屋で休んだあとはバスの時刻が気になり出したため、
夜叉神峠までノンストップで歩きました。
さすがに足が悲鳴を上げ、夜叉神峠で一息し、
白峰三山を見納めた後、一目散に夜叉神バス停まで歩きました。
残雪のアルプス入門コースとして、充実した山行を楽しむことができました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する