金剛山:天気予報が外れ、土砂降りの青崩道
- GPS
- 03:45
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 846m
- 下り
- 843m
コースタイム
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:17
天候 | くもりのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所はとくにありませんでした |
その他周辺情報 | 転法輪寺横の山頂売店は14:30で閉店になってました |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
カメラ
|
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感想
今日は晴れないまでも雨は降らないという予報だったので、梅雨の合間を縫って金剛山へ行くことにしました。
前々回の葛城山での挫折撤退にショックを受け、すぐ矢田丘陵へ出かけて再リハビリを試み、無事踏破することができましたが、如何せん、登山というほどではなかったので、まだ心配が残っています。そこで、自分のパフォーマンスを再確認するためと、このところの雨で登山道がどうなっているかの偵察を兼ねての山行です。
水越トンネルを奈良側から大阪側へ抜けて、すぐ旧道に入って水越峠に向かおうとしたところ、さわんど茶屋のところに車を置けたので、今回は青崩(あおげ)道から登ることにしました。
葛城山のトラウマが残っているので、最初の“魔の30分”はとにかく慎重に入ります。今日も湿度がごく高く、汗が蒸発しにくいので、ゆっくりゆっくり、できるだけ体に負担をかけないように気をつけて登っていきます。
登山道のほうは心配されたような荒れ具合はなく、ほとんど通常通りといえそうです。途中、若干崩れた箇所がありましたが、通行に支障はありません。
青崩道は急登ということもなく、大変登りやすい道で、快調に足が運びます。ついつい飛ばしたくなりますが、そこはグッと抑えて。また葛城山みたいなことになったらダメージ大きいですからね。
今日は体が軽く、快適です。自分の重さを感じながら坂道を登ります(さだまさしさんからパクリw)。でも、好事魔多しといいますから、快調なときほど注意したほうがいいですね。
倒木にびっしりとコケが生えている木を発見。倒木からは次世代の小さな木が伸び始めていました。いわゆる倒木更新というもので、こうしてまた新しい木が育っていくわけですね。生命循環の妙を目の当たりにした気がしました。
水分道分岐を過ぎ、電波管理所を過ぎ、セトに到達。体調に問題なし。どうやら今日は大丈夫みたいです。ちょっと休憩して行動食を採ります。これでもうバテる心配なし!
頂上まではもうワンピッチの頑張りです。青崩道はほどよいアルバイトで、ほんとうに歩きやすいですね。登りが続いたと思ったら平坦な部分が出てきて、歩きながら適度に休憩できるような具合で、縦走路じゃないのにうまくできています。登山者にやさしい道ですね。
太尾からの道を合わせ、もうちょっとで山頂というところに差しかかって異変が。今回は私の体調ではなく、天気に変調がきたし、雨が降り出したのでした。おかしいなぁ、天気予報では降るとはいってなかったんだけどなぁ・・・などとグチっても始まりません。はじめのうちはシトシト程度でしたが、だんだん激しくなり、ついには土砂降りに! 好事魔多しとはいえ、こんな「魔」が訪れるとは。
雨はすぐやむかと期待しましたが全然やむ気配がありません。とりあえず折りたたみ傘をさして急場をしのぎますが、雨が激しいためズボンが濡れ始めてます。標高1000メートルを超えているので、寒くなってきました。体温を奪われています。あまりよくない状況です。
とにかく登り切って、山頂売店で雨宿りすることに。売店へ駆け込んで、やっとひと息つけました。ちょっと面倒ですが、ザックからレインウェアを取り出し、上下とも着用。これで体温が奪われるのを防ぐことができます。やはりレインウェアは重要な装備です。
レーダー画面で雨雲の様子を見ると、なんと、ここが真っ赤になっているじゃないですか。( ;∀;) 今後の予想では15分程度でやむようなので、休憩がてら待機。
その間、同じ境遇の人たちと交流タイムです。私と同様、梅雨の合間を狙って和歌山からこられたというご夫婦は、なんと奥様が今回初めての金剛山とのこと。う〜ん、最初にこの天気というのは気の毒すぎて言葉が出ません。山登りがお嫌いにならなければよいのですが。。。
千早本道を登ってきたという男性お二人連れは、片方の人が「おまえ(相方の人)と登ったら、いっつもこうなる」とボヤいておられました(笑)。何でも、以前、八経ヶ岳へ一緒に行ったときも山頂で土砂降り&雷に見舞われ、大変な思いをしたとか。この雨はどうもこのお二人が原因と思われました(笑)。
ところで、15分経ち、20分経っても、いっこうに雨は上がりません。レーダー画面でもう一度見てみると、ずっとこのあたりに雨雲がかかったままです。どうも、金剛山で雨雲が発生しているらしく、これは完全に雨がやむのは期待できそうにありません。あまりゆっくりしていても時間が遅くなりますので、ちょっと小降りになったところで出発することにしました。下山路は予定を変更して、登ってきた青崩道を下ることにします。
雨はやまず、下山はずっと降られっぱなしです。が、上下とも透湿防水素材のレインウェアを着用していたら、雨が降っていても大きな問題はありません。ただ、道は悪くなっていますが。
しかし、その道悪も問題ありません。コロンビアのアウトドライの性能は抜群で、まったく靴のなかには水が浸み込んできません。部分的に水路のようになってしまった登山道でもほとんど気にせず歩けます。マテリアルの進歩を感じますね。
それから、こういう場面では経験というものが大きいなとも感じます。というのは、以前、八ヶ岳に登ったとき、途中から豪雨といっても過言ではない雨降りに見舞われたことがあったからで、そのときの経験があるので、これぐらいの雨だったら問題ないと落ち着いていられるのでした。
結局、下へ帰着するまで降り通しでした。しかし、心配された体調不調が発生することもなく、ホッとしました。葛城山では、やはり、入り方の問題があったのかな、という気がします。今後は体が慣れるまでの最初の30分ほどはゆっくり慎重に入ることにしましょう!
招かざる雨降りではありましたが、今回も山々に合掌です。
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