猿橋〜御前岩〜馬立山(冬の職場「山と温泉」ほっこり小ツアー)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 568m
- 下り
- 489m
コースタイム
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
猿橋側の登山口には登山ポストなし。コース中水場も基本的になし(JR猿橋駅の手洗所で補給)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
馬立山から667mピーク(植野山)へ登り返す手前に巻き道分岐あり。ピーク経由の場合、山頂から道なりに北側へ延びる尾根へ迷い込むリスクあり。赤テープ辿り、西側の田野倉尾根を下るように。 |
その他周辺情報 | 富士急・赤坂駅から徒歩15分(ないし都留市駅からタクシーで10分弱:片道約900円)で日帰り温泉・宿泊施設「スターらんど」あり(AM05:00より営業、昼間は大人580円、プチ宴会のできるハンディな食堂・休憩スペースあり)。 |
写真
感想
年の瀬の週末、前の職場の「山歩きと秘湯の会」!?のツアーで、中央線沿線のお手軽な低山尾根歩きへ。当初は前日(12/20)催行予定で、毎回数名は参加する山女子も3名ほどエントリーしていたのですが、雨天順延に伴い山ガールは「全滅」、男性陣も数名がゴルフツアー等他の楽しそうな行事に流れ、結局計7名の「完全オッサン限定ツアー」に(涙)。
ともかくも、小生含め一行のほとんどは集合時間より1時間前後早く猿橋駅に到着、駅から片道1.8kmの奇勝・猿橋を見学に。小生も学生時代に南アルプスからの帰路、甲州道をドライブ途中に立ち寄って以来、約30年ぶりに再訪。戦略上の要衝、さすがの重厚さを感じさせるデザインです。猿橋駅へ戻り、この日の予定歩行距離の約4割を朝の散策で早くも消化です(苦笑)。
駅南口より暫く舗装道路歩きながら、前日来の雨で湿った路面がうっすら凍結し、我々ハイカーも行き交う車も坂道ではスリップ気味で、慎重に歩を進めます。ガイドブックや25,000地形図にはにはちゃんと記載のない登山道入り口には、立派な「九鬼山登山道」の標識あり。我々のような「ご本尊」九鬼山手前で下山してしまう軟弱ハイカーも有り難くこの標識を頼りにしつつ、尾根道を辿っていきます。落ち葉のクッションは効いているものの、葉っぱの下には滑りやすい粘土質の土が潜んでおり、何度か軽登山靴の足を取られながらも、息を切らし急斜面を登っていくと、本日最初のピーク・神楽山の分岐到着。僅か5分で山頂を踏めるにも関わらず、「行っても大して景色は変わらない」との大多数の判断で、同山往復はあっさりカット、本日の里山歩きでは貴重な三角点は踏まずに先を急ぎます。
程なく、登山口から1時間強でこの日のハイライト・御前岩に到着。(「御前山」の呼称もありますが、超メジャーな奥多摩の御前山や、すぐ近くの四方津・上野原駅間の沿線にある「鶴島御前山」などと紛らわしいことから、「御前岩」の呼称の方がポピュラーなようです。)山頂の南東側は岩稜の先がスッパリ切れ落ち、すこぶる眺めが良い反面、あまりせり出していくと危ない場所でもあります。ともあれ、楽しみにしていた「富士山ドーン!」は、低気圧通過後のプチ冬型気圧配置もあり、強風で半分が雲と雪煙に覆われた「片富士」状態。仕方なく、残り半分を妄想!?で補いつつ、三ツ峠や道志山塊など近隣の山々を眺め、お湯を沸かしクイックで昼食を済ませます。
恒例の山頂集合写真の後、昼過ぎには下山開始。地図には道の記載のない菊花山の分岐を見送り、小ピーク・沢井沢ノ頭を通過、意外と急な最後の登りをクリアして、本日の最高点である馬立山にあっさり到着。標高797m、本会リーダーの「鳴くなウグイス平安京だね!」の発言に、「それを言うなら鳴くよ(794)ウグイス平安京でしょ!」とすかさず突っ込みを入れます。
いずれにせよ、三角点もなく、展望もパッとしない頂上のため、短い休憩でサッサと出発。一行の頭の中ははや下山後の温泉入浴+宴会でいっぱいです…。そうなると、下山路は山と高原地図記載の札金峠経由でなく、標識ナシ・地図上は破線ルートながら、一部山ガイドに記載のある最短の田野倉尾根ルートをチョイス。コース入口の標識メモ書きの通り、最初は落ち葉フカフカ、刈り払い完璧の大変歩きやすいルートですが、コース上唯一のチェックポイントである667mピークの手前あたりから、赤テープや目印も心細くなります。巻き道風の開けた道と尾根上を直登する道の二者択一を迫られ、僅かな赤テープを頼りにピークへ登りつくと、「植野山」という立派な標識もあるピークに到達。
やれやれ、これで後は一下りでゴールだ、と安心し、富士急の時刻表を調べたりしたのも束の間、山頂から北に延びる顕著な尾根路は、やがて完全に消滅。さては巻き道ルートへ戻るしかないか、と腹を括るも、リーダーは横着して山頂直下のスカスカの樹林帯の微かな踏み跡をショートカットし、間もなく正規の下山路を発見。結局、先ほど見送った巻き道ルートを辿れば問題なく下れたことが判明するも後の祭り、この後も落ち葉にカモフラージュされた小石や木の根、さらに滑りやすい粘土層の土に度々スリップを繰り返し、予想以上に疲弊してようやくゴールの田野倉駅に到着。
時間はまだ2時半過ぎ、大月駅周辺で大宴会をやるにはまだ早い、ということで、富士急にてタクシーの待つ都留市駅へ。日帰り温泉の「スターらんど都留市」で入浴、食堂でプチ宴会をするうちメンバーもすっかりお腹と目の皮がたるみ、タクシーで一気に大月駅へ戻り、居眠りしながらそれぞれの帰途に着いたのでありました。
年内の山歩きはこれにてほぼ終了ですが、やや物足りない感じで本年の終幕を迎えた感もあります。今年の年末年始休暇は少し長めに取れそうですので、「1年の計は元旦にあり」ということで、次男の受験に向けた年頭祈願を兼ね、大晦日の夜から奥多摩方面へ御来光ツアーに出かけることを画策中です。ヤマレコユーザーの皆様も、天候とご健康には留意されつつ、どうぞ安全で楽しい年末年始ツアーを!
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