日高1839峰
- GPS
- 17:12
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,219m
- 下り
- 2,219m
コースタイム
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 11:06
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:57
天候 | 1日目〜晴れのち曇りそしてまた晴れ、2日目〜晴れて暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日高の山は不快。いや、深い。
思い知らされた2日間だったなぁ。
まずは、楽しみでもあり、ちょっと不安でもあったコイカクシュサツナイ川の沢歩き。
この日は思いのほか水量が少なく、コチラからドボンしない限り、二股までドライで歩けるコンディションだった。
沢靴は、その能力を十分に発揮することなく、薄っすら湿った状態で、木にくくりつけられた。
ここからいきなり北海道三大急登が始まる。…キツい。
当日計量で16kgを超えるヘビー級ザックであることを差し引いても、万全の状態じゃないとヤラれるキツさ。これはすごいぞ。
その代わりガツンと標高を稼いで、コイカクのテン場に出たときのお花畑の絶景は、語彙力を貧弱にさせ、「うゎー」ってなった。
コイカクシュサツナイ岳から先は、遠くにザンクを眺めつつ、クマチェックのために左右の急斜面に目をこらしながら、足元に絡みつくハイマツをかき分けて行かないとならない。大変な作業だ。
こちらに気付いて、あわてて笹薮を下りるクマがいた。濃い。
なぜか全然近づかないヤオロマップ岳、遠い。
絶え間なく膝下を狙ってくるハイマツ。痛い。
高低差は厳しくないのにやたら時間がかかった。
ようやくヤオロのピークに到着し、手前の絶景スポットにテントを設置する。
すぐ上にクマの糞があったが、クマも気に入る絶景ポイントなのだと思うことにする。
テン泊用の荷物をデポ。食料は念のため全て持ち、1839に向かう。
感覚としては、天狗平からニペソツ山までの感じに見えたので、1.5時間くらいを見込む。
足元のハイマツは、これまでと比べると穏やかに感じる。(のちの錯覚と判明…)
1781からぐんぐん高度を下げる。あーもったいない。
クマの糞は3カ所、野田鶴声社謹製のホイッスルにも力が入る。
予想に反してザンクはだんだん雲に覆われていく。
何度も何度も心が折れそうになった末にピークに辿り着いたときには、周囲は真っ白だった。
勝手にザンクのピークは、手のひらサイズと思っていたが、案外のぺっとしており、緊急時には一張はイケそう。
穏やかなので晴れ待ちするが、15時になっても回復しないので出発する。ちっくしょー
ヤオロのテン場までは、何を考えながら歩いたんだろう。
ポツポツきた雨の影響でウェアはびしょ濡れ。
登り返しの逆目ハイマツは、フィジカルもメンタルもキツかった。
1781に戻った頃から、雨の気配はなくなり、ルベツネ・ペテガリ方面は雲海になった
わずかに元気回復してテントに戻ったら、ザンクを覆っていた雲が取れた。
まぁ無事に戻ってこられたので、良しとしよう。
ワインを飲みながら、日没までの変化していく日高の山々の様子をボーッと眺めて過ごした。行きたい山はいっぱいある。
明けて朝から快晴。
水が心配なので早く帰ることにするが、あまりの暑さに水が切れて、沢で給水。
恐るべし山の深さ。
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