水干(多摩川の源頭)〜雁坂峠
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- GPS
- 11:07
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,786m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:01
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
昨年から幾度かに分けた奥秩父主脈縦走路の全ルートをやっと歩き切ることができた。2泊から3泊で一気に全ルートを歩いてしまう人もいるようだが、私にはとうていそんな体力はない。しかし、コースを幾つかに分割することにより、かえってその度に違ったアプローチの道を歩くことになるので、毎回新しい体験があり、このような歩き方にも良さはあると思う。
1日目は笠取小屋のテント場に泊まることにしていたので、甲州市側の落合までバスで行き、落合から林道を歩いて、作場平の登山口に向かった。笠取小屋へは、西沢渓谷手前の新地平から向かう方が舗装道路を歩く距離が短いので、バス利用の場合はこちらのルートの方が良いと思うが、このルートは、前回、笠取山からの下りで歩いたことがあったので、今回は落合からのルートを選んだ。
落合からの林道は山梨県にあるにもかかわらず、東京都民にとっての水源地の森林を管理するために、東京都水道局によって維持管理されている。この日は、私と同じ時間に落合でバスを降りた人はおらず、一人で10キロ程の舗装された林道を歩いた。途中ですれ違った車も2・3台だった。作場平に着いてみると、駐車場は満車状態だったので、車で来るほとんどの人は、おそらく奥多摩方面から来るのだろうと思われた。
笠取小屋は閉じていた。テント泊は私のほか、2グループだけだった。二人連れの宿営者が犬を連れていた。ノーリードで犬を自由にさせているのを見て少し驚いた。山のテント場は、そもそもペットを連れて来ることを想定していないために、ペット禁止と明示されていないだけで、糞尿の始末や野生動物との接触といったことを考えれば、当然ペットの持ち込みは許されないことだと思う。笠取小屋には、作場平の駐車場から2時間ほどで着いてしまうため、ファミリーキャンプ場のような気分で来てしまう人もいるのだろう。この犬は、近くに来た鹿にでも反応したのか、夜中にだいぶ吠えて騒がしかった。駐車場からアクセスの良いテント場は要注意だと改めて認識した。
今回は水干を訪ねる事が目的だったので、水干と、すぐ下の多摩川源流部を見ただけで、疲れていたこともあって、笠取山には登らなかった。
2日目の月曜日は、雁坂峠を下りてからのバスの便が悪いため、11時までには広瀬に着きたいと思って歩いたところ、思いの外早く着き、10時台のバスに間に合った。しばらくの間、バスの乗客は私一人だった。土日のバスの混雑を思うと、平日の空き具合はこれほどか、とその違いに驚いた。
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