霜柱と、幻のシモバシラ 高尾山〜陣馬山
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 918m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
感想
「シモバシラ」なる単語を知ったのはつい最近のことでした。
ヤマレコのタイトルにもよく登場しますね。
最初は、「霜柱をなぜカタカナ表記するのか?」と不思議に思ってたのですが、
あまりにもよく登場する表現なので調べてみたら「…へぇ〜へぇ〜」。
自然の創り出す芸術品といったところでしょうか。
ちょうど、いつものNさんと高尾山行きの話が出てたので、見ることができたらいいなと思ったのでした。
快晴の空の下、稲荷山コースから登りはじめます。冬のこの時期は登山客もぐっと少なくなり歩きやすい。
1時間あまりで高尾山山頂へ。富士山がくっきりと大きく見えます。
おにぎり等軽く補給した後、景信山まではとりあえず行こうと計画していたので、歩を進めます。
シモバシラならぬ霜柱は、あちこちに散らばってますね。これはこれで、いかにも山を歩いているって感じで好き。
日の当たる斜面ではその霜柱が解けたのか、道は泥んこのぐちゃぐちゃですが、これはこれで冬の風物詩…なのかな(笑)
小仏峠ではおなじみのタヌキと記念撮影。
あと、これもおなじみ地図の販売。今日もお店は開いてました。
過去こちらで、東丹沢版を購入して活用してます。
今回初めて見た奥多摩(西部)と西丹沢に心が動くも、今月金欠の私。
お店の人の話では、空白地帯だった奥多摩(中央部)が来春刊行されるとのこと。
ではその頃にまとめて…ということで。
景信山直下の急登では女性のトレイルランナーが駆け上がって行くのを見ました。
「元気だよね。でもNさんも走れるでしょ」と言ってみると、本当に駆け上がって行くNさん。彼女の体力は未知数だな…
景信茶屋で昼食。日当たりのいい席で、私はなめこそば、Nさんはとろろそばをいただきます。
どっちも柚子の皮の刻んだのが入ってて、おいしい。
茶屋内では、2箇所で忘年会らしきものが開催されてました。我々もしばしリラックス。
心配してた寒さも大したことはないし、時間もまだ1時前だし。陣馬山まで行くか!ここでやっと最終目的地を決定です。
景信〜陣馬は穏やかな尾根道。以前やはり12月に来たときを思い返しつつ、明王峠を越え、歩きつづけます。
枯木、枯葉、木洩れ陽。シモバシラは現れないけど、冬の山も趣深くていいものです。
そして陣馬山に到着!360度の絶景です。
赤石&悪沢を探しますが、残念ながら見えず。富士山は逆光で影のようですが、山の端に日光が反射して眩しいくらい。
あとは下るだけなので、ゆっくりコーヒーでも飲もうと富士見茶屋へ。
店内には、お店番らしきお若い男性と、先客の70代位の男性のみ。
我々は初めは大人しく、サービスで頂いた柚子の砂糖煮をつまみつつコーヒーを飲んでたんですが、「せっかくだから(店内の)写真を見てあげて」と先客の男性に促され、それから色々とお話が始まりました。
写真の数々が所狭しと飾られてますが、花や植物の写真は殆ど一人のアマチュア写真家によるものだそうで。高尾山にこんなに多様な植物が…と感心。
先客男性は、今日はこんなの見た?と1枚の写真を指さします。ガラス工芸品のような…これはシモバシラですね!低温、雨の降った2〜3日後、強風、という条件が揃うと、透明度の高い美しい氷柱ができるのだそう。
お店番の男性(この茶屋の4代目とか)によれば、「陣馬高原下に下りるなら、山頂からちょっと下ったところでシモバシラが見られるかも」とのこと。
気づけば3時も10分過ぎ。すっかり長居してしまいました。
お茶&柚子の砂糖煮(藤野の柚子だそうです)のおかわりまでいただいて。
また来ますね!とお二人に挨拶し、下山。
山頂から下った広場状の場所でシモバシラを探しますが、やはり見つからず。でもきっと、ある場所にはあるんだろうな。
実物は見られなかったけど、シモバシラのおかげでふと訪れた茶屋で話が弾み、納めの山行を楽しく締めくくることができました。
陣馬山にまた行くとしたら、1月下旬かな。やっぱり寒いかな〜。
奥武蔵の低山もシリーズ化したいし。
とにかく来年も楽しく山歩きしたいものです。山々よ、来年も待っててね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する