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Yamareco

記録ID: 566742
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

快晴に恵まれた鋸岳

2014年12月28日(日) ~ 2014年12月29日(月)
 - 拍手
tkn-z その他2人
GPS
64:00
距離
17.1km
登り
1,785m
下り
1,826m

コースタイム

1日目
山行
9:20
休憩
1:10
合計
10:30
4:50
120
スタート地点
6:50
7:00
230
角兵衛沢出合
10:50
11:30
30
角兵衛沢コル
12:00
12:10
130
鋸岳第1高点
14:20
14:30
50
鋸岳第2高点
15:20
中ノ川越
2日目
山行
4:10
休憩
0:10
合計
4:20
7:40
130
中ノ川越
9:50
10:00
120
熊穴沢出合
12:00
ゴール地点
天候 快晴のち雪
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸台までのアクセスは除雪もしてあり、雪が20兩僂發辰慎∀も問題なく通行できました。
コース状況/
危険箇所等
大ギャップの下降点を最初に見つけた山梨県側の捨て縄がたくさんかかっている生木にとってしまい50mザイルで1度に下降できず、途中支点を取り直して、2度の懸垂下降をしてしまった。
その他周辺情報 高遠のさくらの湯が最高です。
登山開始
2014年12月28日 04:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/28 4:54
登山開始
角兵衛沢出合
2014年12月28日 06:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/28 6:50
角兵衛沢出合
角兵衛沢
2014年12月28日 10:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/28 10:39
角兵衛沢
第1高点から甲斐駒
2014年12月28日 12:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 12:05
第1高点から甲斐駒
2014年12月28日 12:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
12/28 12:06
小ギャップへの尾根道と仙丈
2014年12月28日 12:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/28 12:19
小ギャップへの尾根道と仙丈
第1高点の正面壁
いつか登ってみたい
2014年12月28日 12:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12/28 12:20
第1高点の正面壁
いつか登ってみたい
小ギャップへ
2014年12月28日 12:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/28 12:20
小ギャップへ
小ギャップ下り
2014年12月28日 12:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
12/28 12:26
小ギャップ下り
小ギャップ登りかえし
2014年12月28日 12:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 12:26
小ギャップ登りかえし
痩せ尾根
さすがに全装備で立ったまま歩く勇気はなかった(^_^;)
2014年12月28日 12:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 12:48
痩せ尾根
さすがに全装備で立ったまま歩く勇気はなかった(^_^;)
鹿窓
2014年12月28日 12:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 12:51
鹿窓
大ギャップ
2014年12月28日 14:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
12/28 14:05
大ギャップ
第2高点への登り
2014年12月28日 14:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 14:31
第2高点への登り
第2高点からの甲斐駒ケ岳と北岳
近く見えるのですぐに登れそう
2014年12月28日 14:35撮影 by  SO-01G, Sony
1
12/28 14:35
第2高点からの甲斐駒ケ岳と北岳
近く見えるのですぐに登れそう
第2高点から第1高点を振り返る
2014年12月28日 14:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
12/28 14:42
第2高点から第1高点を振り返る
中ノ川越への下り
2014年12月28日 15:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/28 15:25
中ノ川越への下り
幕営
風が強い時は山梨県側が正解
2014年12月28日 16:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/28 16:04
幕営
風が強い時は山梨県側が正解
熊穴沢下山開始
2014年12月29日 07:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
12/29 7:44
熊穴沢下山開始
熊穴沢入口 赤いテープが巻いてあるけどわかりにく
2014年12月29日 09:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
12/29 9:53
熊穴沢入口 赤いテープが巻いてあるけどわかりにく
戸台からの最初の堰堤と2番目の堰堤の間の徒渉はみなさん苦労されていました。
2014年12月29日 11:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
12/29 11:42
戸台からの最初の堰堤と2番目の堰堤の間の徒渉はみなさん苦労されていました。

装備

備考 ワカン・バイルは持っていたけど使わず

感想

 28日早朝快晴
 当初の計画では2泊3日の鋸〜甲斐駒ケ岳縦走、初日は角兵衛沢のコルで幕営の予定だったが、翌日から天気が崩れるという予報のため、核心の鋸岳を28日中に抜けることを決意して、戸台を4時50分に出発。冬期に一日で中ノ川越まで行った記録はネットではみつけられなかったけど、今回はメンバーの足並みがそろっているので、雪さえ問題なければいけるはず。
 角兵衛沢出合まではヘッドライト行動で2時間。7時前から明るくなったので、ここでヘッドライトをしまって角兵衛沢へ。徒渉ポイントは探せば問題ないが、メンバーの一人が岩で足を滑らせて戸台川にドボン。かわいそうに。
 角兵衛沢は赤テープとトレースがついており間違えようがない。雪も少なめでしまっており、キックステップとダブルストックでコルまで登ったが、樹林帯が切れてからは、アイゼン、ピッケル、ヘルメット装着が基本だと思う。約4時間の登りで疲れました。
 角兵衛沢のコルは例年より雪が少なく、2〜3人用テント一張りがやっとの状況。角兵衛沢から強風の吹きあげに耐えながら2人組の先行パーティ(3時半に出発したそうです)がテントを張ろうか悩んでいらっしゃいました。テントを張る場所がないので、どっちにしろ進むしかない。身を隠すところもなく、強風と寒さに耐えながらアイゼンとハーネスを装着。2人組も行動を決意し一緒に鋸岳へ。
 第一高点では、雲一つない快晴を楽しめました。最高ですね。
 第一高点から小ギャップへの下りは、雪が少なかったのでザイルを使わず、鎖で下降。メンバーの一人がハンガロンで下ろうとしたら手が滑って危なく、ハンガロンを下降途中で外していました。壁が立っているし全装備で体が振られるから、素直にザイルを出した方が良いかも。小ギャップの登りかえしは、残置の鎖とロープで十分だけど、雪が少なめでちょっとビビりました。痩せ尾根をまたいで鹿窓から尾根伝いに第3高点へ13時着。快晴過ぎて、第2高点と甲斐駒ケ岳がめちゃくちゃ近くに見えたので、このまま6合目石室まで行けるのではないかと錯覚していしまう。
 ところが、大ギャップの下降点で、山梨県側に懸垂下降点をとってしまい、50mザイルで2度懸垂下降する羽目になってしまった。山梨県側からの大ギャップへの登りかえしも吹き溜まりの胸までラッセルできつく、時間と体力を無駄に消耗してしまった。正解は長野県側にもっとトラバースしてから懸垂するらしい。
 大ギャップからの信州川への下りは雪が少なく、滑落と落石に注意しながら慎重に下った。ガリーを登りかえせば第2高点へ。
 第2高点から眺める甲斐駒ケ岳は雄大で、すばらしかった。明日の昼前には山頂に立てるかなと思いつつ、中ノ川越へ下降。中ノ越川では戸台川からの吹き上げが凄いので、山梨県側の吹き溜まりを整地して幕営。これが正解でした。稜線にテントを張った2人組は強風のため寝れなかったそうです。
 29日は雪。視界は悪くなく、甲斐駒から北沢峠までは問題なく行けただろうけど、メンバーの一人が下痢嘔吐で体調を崩したため下山を決意。冬山ではエネルギー不足は命とりです。風の影響はなかったけど、吹き溜まった雪にテントが押さえつけられて寒かったらしい。
 降雪直後の熊穴沢は雪崩で危ないとの話はよく聞いていたが、前日の偵察では雪が少なくて岩も露出しており、斜面上部は風で飛ばされて10cm程度しか積もっていないので、雪崩の危険はないと判断し、雪の中下山しました。しかし、ふわふわの新雪に隠れた岩に足をとられて何度転んだことか。下痢嘔吐で体中のエネルギーを出し切っているメンバーもしんどそう。樹林帯に入ると赤テープがあるけど、戸台川からの入り口は角兵衛沢に比べるとても分かりにくい。だけど、今回熊穴沢を下山して、角兵衛沢出合と熊穴沢出合がめちゃくちゃ近いことを発見しました。
 戸台川の長い道のりを、北沢峠を目指す多くのパーティとすれ違いながら下ったけど、戸台からの第1堰堤と第2堰堤の間の徒渉に苦労されていました。
 2泊3日の鋸〜甲斐駒ケ岳縦走が、1泊2日鋸岳だけになっていまいましたが、足並みの揃ったメンバーでの行動は快適で、鋸岳では天候もよく絶景の大パノラマで、よい山行でした。

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コメント

鋸岳登頂おめでとうございます
おはようございます

やっぱ、このルートは二日間は欲しいですよね・・

レコの感想を待ってます

       でわでわ
2014/12/30 7:16
Re: 鋸岳登頂おめでとうございます
uedayasuji 様、コメントありがとうございます。
下山後すぐに記録と写真だけアップしましたが、先ほど感想を書き足しました。
夏は日帰りで十分なコースだと思いますが、冬期は日も短いので2日いりますね。ラッセルがなく、戸台川歩きをヘッドライト行動でもOKであれば、この時期でも日帰りのチャレンジができると思います。
ちなみに、うちらのメンバーはリベンジとして、1泊2日鋸〜甲斐駒ケ岳縦走というアホな計画を立てています。
2014/12/31 8:52
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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