鋸岳バカ尾根から浅間外輪山周回

2023年07月02日(日) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,156m
• 下り: 1,148m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:23
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:16

6:26 浅間高原しゃくなげ園
7:08 7:08 尾根山頂
8:19 8:25 鋸岳
8:28 8:28 Jバンド
8:38 8:38 虎ノ尾
8:53 8:53 仙人岳
9:07 9:07 蛇骨岳標柱
9:13 9:13 蛇骨岳
9:34 9:35 黒斑山
9:47 9:58 トーミの頭
10:22 10:22 湯ノ平分岐
10:36 10:37 賽の河原分岐
10:48 10:48 Jバンド取付
11:03 11:09 Jバンド
11:11 11:41 鋸岳
12:19 12:19 尾根山頂
12:46 12:46 浅間高原しゃくなげ園
12:49 ゴール地点

天候

晴れ
朝　14℃
次第に気温は上がり昼には22℃
風が当たる場所は快適だが、日を遮るものがなく風が当たらないと暑い
稜線上は涼しい風が比較的当たった。
地上32℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浅間高原シャクナゲ園の駐車場を利用（トイレあり）

コース状況／危険箇所等

・浅間高原シャクナゲ園〜バカ尾根で鋸岳
シャクナゲ園内はもうシャクナゲは散っている。
シャクナゲ園のハイキングコース「カモシカコース」の尾根山頂よりバカ尾根に接続する。
バリルートだがピンクテープは豊富。
上部はルートが曖昧＆砂礫の登りにくい登りとなるが、森林限界を越え目指す先は見えているので迷わないだろう。
もう少し整備されれば一般登山道と言っても差し支えないレベル。

・浅間外輪山周回（鋸岳〜トーミの頭〜湯の平〜Jバンド〜鋸岳）
メジャー登山道の為ルートは明瞭。
急登、岩陵帯が多数。浅間山の眺望は格別。

※この日100名近くとすれ違ったが、バカ尾根利用者は5名ほどしか居なかった

その他周辺情報

嬬恋高原温泉つつじの湯　大人650円　21時まで

写真

7/2 5:58

朝３時に起きて3時間かけやって来た高原レタス畑…もとい浅間山！
予報通り快晴だ！
まだ料金所が開いてない時間の為無料で鬼押ハイウェーを通行出来てラッキー

7/2 6:11

シーズンオフの浅間高原シャクナゲ園に６時過ぎに到着。
先行車は一台だけ。
駐車場の時点で既にめちゃくちゃ眺めが良い

7/2 6:21

駐車場脇にはコマクサ生えてた…

7/2 6:22

さて、今日はここからスタート！

7/2 6:30

シャクナゲ園内の石楠花は時期はずれで散っていた。
せめて良い眺めでも見るか、と展望台に足を伸ばしてみる。

7/2 6:31

草津白根山や四阿山など近隣の名山だけで無く岩菅山や白砂山などかつて歩いた山も見えた。
谷川岳や日光方面は雲の中。
北アルプスも雲に隠れていた。

7/2 6:33

浅間山火口付近の巨岩、あれが噂の千トン岩か。
浅間山北面からずっと見えてる

7/2 6:34

シャクナゲが無いからコマクサを楽しみに歩くか

7/2 6:36

シャクナゲ園上部、ここがハイキングコース入口。
火山噴火時のシェルターがあるな

7/2 6:45

ハイキングコースは草刈り後に伸びつつあり、朝露でびしょ濡れになりそうだなあ

7/2 6:58

案の定びしょびしょに…

7/2 7:00

ハイキングコースを登り始めるとシャクナゲが其処彼処に花を咲かせていた。

7/2 7:01

色々な色のシャクナゲ。
こっちはまだまだシーズン中という感じ。
標高の差なのか、園内とは種類が違うのか…

7/2 7:05

約30分で尾根山頂にでた。
園内にあるハイキングコースの一つ、かもしかハイキングコースはここで終わり。
ここから上がバカ尾根を辿るバリルートとなる。

7/2 7:06

こちらもコマクサが咲いていた

7/2 7:08

さて、いよいよバリルート突入だ。
標識などは無いが明瞭な踏み跡あり

7/2 7:08

ピンクテープはかなり豊富なので迷わなそう

7/2 7:22

途中ギンリョウソウゾーンがあって10株ほど見かけた。
こんな大量に見たのは初めてだな

7/2 7:26

樹林を抜けると砂礫の急坂に。
しっかりした道は無くなり登りにくい。
ピンクテープを頼りに適当に登る

7/2 7:32

振り返ると大展望が広がっていた。
正面に四阿山、手前にレタス畑が広がっていて、さらに手前に浅間高原シャクナゲ園が見える。

7/2 7:37

遂に浅間山本体とご対面！
千トン岩も見えてるな

7/2 7:39

森林限界を突破して目的地の鋸岳も見えてきた。
あまり目印の無いバカ尾根唯一のランドマークのケルンに到着

7/2 7:44

腹が減ったのでここで朝飯休憩とした。
カンカン照りで日陰も無いが、標高が高いのと風があり快適。
今日は当たりだな。

7/2 7:53

群馬長野新潟栃木の県境の山が一望出来る展望台！
冬に来たらもっと鮮明に見えたかな

7/2 7:58

踏み跡が明瞭な場所と怪しい場所が交互に来るのでピンクテープを探しながらウロウロする。

7/2 8:13

隣の仙人岳北尾根（仮称）はシャクナゲ地獄で登山道は無いという

7/2 8:13

ハイマツ帯を抜けた。
後は鋸岳までのビクトリーロードだが、足元は緩く登りにくい。
上を見上げると鋸岳山頂には既に人影あり。
クソ〜一番乗りとは行かなかったか

7/2 8:17

2人組登山者がバカ尾根を降りていく。
駐車場にあったジムニーの持ち主かな？
マイナールートだけど歩く人意外に居るのかな

7/2 8:20

登山開始から2時間で鋸岳到着。
バカ尾根楽しかった！（本日のメインイベント終了）

7/2 8:20

鋸岳から見る浅間山（釜山）と前掛山
いや〜良い眺めだわ

7/2 8:21

手製標識の裏にはLove ASAMAの文字。

山頂にいたもう1人は黒斑山方面へ戻って行った（後っ湯の平ですれ違う事に）

7/2 8:24

バカ尾根を見下ろすと1人新たな登山者が登って来ていた

7/2 8:26

湯の平高原を見下ろしてみると…

7/2 8:26

Jバンドに向かい歩いてくる登山者が1人。
みんな早くから歩いてるなあ

7/2 8:28

さて、とりあえず黒斑山を目指そう。
手前から虎の尾〜仙人岳〜蛇骨岳のピークで合ってるかな？

7/2 8:28

Jバンド通過。
帰りはここを登ってくる予定

7/2 8:33

牙山と剣ヶ峰
彼方には八ヶ岳も見える

7/2 8:38

外輪山が美しい。
黒斑山はまだ遠いな

7/2 8:38

山地標識は無いがここが虎の尾らしい

7/2 8:39

写真では判別し辛いが剣ヶ峰の左奥、富士山が見えた！
得した気分だ

7/2 8:46

この先は火口から2キロ以内

7/2 8:47

次は仙人岳へ

7/2 8:52

アルプス感あるな

7/2 8:54

仙人岳到着

7/2 8:54

さっきからたくさんの人とすれ違う。
さすが人気の山だな。
（下山迄に100人くらいすれ違った）

7/2 9:05

冬に来たときここを登り返すのに苦戦したなあ

7/2 9:05

今日は雪がないから普通に登れたけど。

7/2 9:07

岩を登り切るとある蛇骨岳の標識だが、ヤマレコマップによると実際の山頂は少し先らしい

7/2 9:08

今は廃道化している裏コースの分岐。
ロープが張られていた

7/2 9:10

昨日の雨のせいかトーミの頭までの道は泥濘多数

7/2 9:11

度々樹林が切れ展望が広がる

7/2 9:32

鋸岳から1時間強、外輪山最高峰に到着だ

7/2 9:33

黒斑山登頂
火口からは噴煙が上がっている

7/2 9:33

ここからだと釜山の火口も見えるな。

7/2 9:34

黒斑山からの眺めは良いな。
流石浅間山の展望台の山だ。

7/2 9:34

小諸市街方面

7/2 9:34

鋸岳方面

7/2 9:46

湯の平への分岐の向こうにトーミの頭が見えた

7/2 9:47

結構混んでるな

7/2 9:47

槍ヶ鞘を見ると彼方も結構人が居た

7/2 9:48

トーミの頭は15〜20人くらいが休憩していた

7/2 9:51

ここに来るのも何回目かな…？

7/2 9:53

さて、いよいよ草滑りへGo！

7/2 9:55

剣ヶ峰の脇、天狗の露地と呼ばれる場所に古道の跡が見える。
あれもいつか歩いてみたい道の一つ。
とりあえず火山警戒レベルが1になるまで待つか。
更に彼方には妙義山も見えていた。

7/2 9:56

トーミの頭を下から

7/2 10:00

草滑りはかなり急なので登りでは避けたいルートだな（一度登ったけどキツかった）

7/2 10:03

浅間山と外輪山の景色は素晴らしいな

7/2 10:07

こんな坂を降りてきたのか〜

7/2 10:14

初めて外輪山を周回した際はあの岩の上で休憩したなあ

7/2 10:21

やっと平な場所へ

7/2 10:21

湯の平分岐到着。
30分弱で降りて来れた。
下りはやっぱ早いわ

7/2 10:29

途中倒木を片付けていた

7/2 10:36

賽の河原分岐到着。
現在火山警戒レベル2のため前掛山方面は通行止めだ。
ここを左に折れJバンドへ進む

7/2 10:43

この道歩くの5年ぶり位だな。
最近は前掛山ばかり行ってたので。

7/2 10:44

断崖が見えてきた。
手前の巨岩、噴火で飛んできたんだよな…（ｺﾞｸﾘ

7/2 10:49

湯の平高原では外輪山でスライドした方々と多数すれ違った。
高峰高原から時計回りで周回する人が多いのだろうか

7/2 10:50

そういやJバンド登りで使うの初めてだな。
まあ大丈夫だとは思うが…

7/2 11:01

いよいよ取り付く

7/2 11:03

そんなに長い登りじゃないからすれ違いにさえ気をつければ問題なさそう

7/2 11:07

Jバンド登り切り稜線に合流だ

7/2 11:08

嬬恋方面。
朝に比べ北側の雲が取れてるな

7/2 11:10

鋸岳に帰還。
ここで昼飯にしよう

7/2 11:41

30分ほど休憩しおにぎりを齧また後、下山開始！
バカ尾根上部は高い樹木がないので下の方まで尾根がよく見えてる

7/2 11:44

北アルプスやっと出たか。
四阿山の奥に妙高や高妻山も見えた

7/2 11:55

下りだと道がわかりにくく何度が逸れそうになった

7/2 11:59

さらば鋸岳

7/2 11:59

朝と空気が違うな。
山の見え方も違う

7/2 12:00

ケルンまで戻る。
あとは消化試合かな

7/2 12:19

尾根山頂。
あとはハイキングコースだ。

7/2 12:24

鬼押し出し園も一度行ってみたいな

7/2 12:28

昼を過ぎ気温は高めに。
しかし下界に比べたら全然涼しくな（22℃くらい）

7/2 12:42

シャクナゲ園に帰還

7/2 12:48

駐車場着いた。お疲れ様でした！

車が一台増えてる。
登って来ていたソロ登山者の車かな

7/2 13:13

嬬恋高原から見た浅間山と外輪山

7/2 13:28

つつじの湯で汗を流す

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

カンカン照りの地上30℃以上の暑い予報連発の天気に対抗するには高峰に行くしかない！
しかしアルプスに行くほどの気合いや体力や時間は今週は無い……ッ！！

あれか…？
久しぶりに行ってしまうか浅間山

浅間山は毎年行ってたんだけど最近は冬しか行かなくなってしまっていた山。
神奈川から片道3時間以上かかるので中々気軽には来れない。
高峰高原からの外輪山も天狗温泉からの前掛山ももう目新しいさないしなあ…

そこで「いつか行こうリスト」にあった「浅間高原シャクナゲ園から鋸岳」へのルート、いわゆるバカ尾根歩きが思いつく。
途端にやる気が出て来たので朝3時起きで嬬恋高原へ向かって車を走らせた。


さて、浅間高原シャクナゲ園からのバカ尾根ルートは短いながらも大展望が楽しめる良ルートだった。

シャクナゲ園はシーズンを過ぎており花は散っていたが、標高を上げていくとまだまだシャクナゲの花が楽しめたし、コマクサも少し萎れ気味だったがまだまだ咲いていた。
（イワカガミも少し咲いていた）

尾根山頂以降のバリルートは利用者はあまり多くないのか、上部に近づくほど道は曖昧になっていったが、危険箇所もなく安心して歩ける感じ。

久しぶりに来た浅間外輪山も絶景の連続で楽しめた。

また季節を変えて浅間に来たくなる山行だった。

コメント

m3h6-tk10

こんにちは。
kukaminnさんと同じ日に大人数で登っていた、m3h6-tk10と申します。

59,61枚目の写真、トーミの頭でバッチリ写っているのは自分達です。
ちょうど仙人岳の方向を指差して、リーダーと何か話しているところですね。
アップありがとうございます。当日は登山初心者が何人かいたので、初登頂で快晴の浅間を見て歓声をあげていました。大勢で大騒ぎすみません。

レポートを拝見しましたが、浅間高原シャクナゲ園からのバカ尾根バリルートは知りませんでした。以前、鋸岳ではダイナミックな浅間に見とれていて、嬬恋村側のバリルートなんて気付きませんでした。ロケーション良しの魅力的なルートですね。参考にさせて頂き、いつか行きたいと思います。

P.S　鋸岳の手製標識はノコギリの形で『ノッコ ノコ』なんてかわいいですね。以前はノコギリのイラストが描かれていた時がありました。その時も微笑んでしまったけれど。

kukaminn

m3h6-tk10さん
初めまして。コメントありがとうございます。
勝手に写真を載せてしまって申し訳ありません。

浅間山は私の大好きな山で、来るたびに雄大な景色に感動してしまいます。
盛り上がっている皆さんを見て初めて来た時の自分の気持ちを思い出していました。

火山警戒レベルが1に戻ったら今度は前掛山にも初心者の方を連れて行ったあげてほしいです。