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Yamareco

記録ID: 566894
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

体力不足でボロボロ敗退の熊倉山

2014年12月28日(日) ~ 2014年12月29日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
33:42
距離
15.2km
登り
1,474m
下り
1,494m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:09
休憩
0:47
合計
7:56
7:49
27
8:16
8:16
40
白久林道コース登山口
8:56
9:03
76
10:19
10:29
86
P996
11:55
12:05
140
旧日野コース分岐
14:25
14:35
10
日野コース分岐
14:45
14:55
10
15:05
15:05
40
日野コース分岐
15:45
2日目
山行
3:29
休憩
0:12
合計
3:41
13:32
68
14:40
14:40
17
官舎跡
14:57
14:59
31
15:30
15:35
25
三又林道・日野コース登山口
16:00
16:05
31
林道三又線起点
16:36
16:36
37
17:13
武州日野駅
天候 12/28(日) 快晴
12/29(月) 雪のち雨。夕方ころは晴れ間も見える。気温はこの時期としては高め。
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
▼行き
板橋…(徒歩30分)…池袋駅
池袋5:00ー(西武線 小手指・飯能乗換 772円)ー6:48 西武秩父
御花畑 7:25ー(秩父鉄道440円)ー 7:43 白久

▼帰り
武州日野 17:38ー(秩父鉄道)ー 寄居 ー(東武東上線、小川町・和光市乗換)ー下板橋
コース状況/
危険箇所等
●●全体的な注意事項●●
1.国土地理院の地形図(電子国土、紙媒体ともに)は、城山コース、日野コースともかなり不正確です。

2.城山コースの「小幡尾根」は、「山と高原地図 2011」では登山口〜山頂まで2時間と紹介されていますが、平均的な脚力の方は2時間で登るのは無理です。(以前、酉谷小屋であった方もそのように話していました)

3.城山コースと日野コースの分岐は、山頂まで5分くらいの場所にあります。
→P1238南のコルにかつての日野コース・城山コースの分岐がありますが(道標あり)
この分岐から日野コースへの旧登山道は 道 型 消 失 で 通 行 不 能 です。

4.日野コースの登山口ですが、
[啼察崔疉稈羆線」から入ったところ(今回は通ってないので、詳細不明)
→ 日野駅から歩いた場合、道標によりこちらの登山口に誘導される。
⇔啼察峪伊線」の終点(今回はここに下山)
→ 「三又線」の入口には道標がないので、林道入り口の緑の標識のみが目印。
の2か所あるようです。

ちなみに、「秩父中央線」「川又線」ルートの合流点がどこなのかは、今回の山行ではわかりませんでした。。。



【それ以外のコース状況】
▼城山コース (小幡尾根コース)
☃積雪状況☃
残雪は登山口周辺など標高の低いところからありましたが、日当たりの悪い場所にわずかに残る程度。

・登山口〜P996
植林帯の山腹をつづら折りで急登。道も細く、山の斜面もなんとなく「土が弱い」感じで、大雨が降ったら地すべりとか起きないのかなあ?と思いながら歩いていました。奥多摩あたりの植林帯の登山道でここまで「弱い」道はありません。

・P996〜旧日野コース分岐
痩せ尾根の岩場のアップダウンが多く、心身ともに非常に疲れました。

・旧日野コース分岐〜山頂
ここも厳しい登りが続きます。足を滑らせれば大事故に直結する場所もあるので、自信のない人は、下山には日野コースを使うことを強く推奨します。

▼日野コース
☃積雪状況☃
残雪のある場所は、城山コースに比べると圧倒的に多いです。

・山頂〜笹平
傾斜もゆるやかな、しっかりとした道が続きます。危険な岩場などはありません。

・笹平〜三又
徐々に傾斜がきつくなり、ロープの付いた岩場なども出てきます。
「官舎跡(道標あり)」のすぐ先で、ピンクテープのついた木に向かってそのまま直進したらすぐに行き詰る場所がありました。正しくは、折り返して下る道があります。

・三又〜三又林道登山口
三又の道標からは、河原に降りて渡渉を繰り返します。ピンクテープを丹念に拾いながら歩いていきますが、雪のためか道がわかりづらかったです。
渡渉は6回連続のあと、右岸をしばらく歩いて登山口直前で最後の橋。1か所(三又から2番目の橋)はちょっと怖かったです。

この区間のどこかで「林道秩父中央線」の登山口への道を分けるはずなのですが、今回の山行ではわかりませんでした。


白久駅。7:43着。
西武秩父7:19着→お花畑7:25発って乗り換え間に合いますかね? 同じ西武グループだってのに、この接続の悪さ。その前に需要がないのか・・・
2014年12月28日 07:50撮影 by  SH-06E, SHARP
1
12/28 7:50
白久駅。7:43着。
西武秩父7:19着→お花畑7:25発って乗り換え間に合いますかね? 同じ西武グループだってのに、この接続の悪さ。その前に需要がないのか・・・
白久林道コース。雰囲気的にはこのまま廃道になってしまいそう。日野コースや城山コースでさえアレな状態なので・・・
2014年12月28日 08:18撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 8:18
白久林道コース。雰囲気的にはこのまま廃道になってしまいそう。日野コースや城山コースでさえアレな状態なので・・・
凍結箇所増えてきます。
厳冬期はこれが怖いです。
2014年12月28日 08:22撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 8:22
凍結箇所増えてきます。
厳冬期はこれが怖いです。
小幡尾根入り口は、林道の最高点。
2014年12月28日 08:57撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 8:57
小幡尾根入り口は、林道の最高点。
前半は植林帯で、つづら折りの急登。
歩いていて山が脆く感じる場所が多かったです。
2014年12月28日 09:55撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 9:55
前半は植林帯で、つづら折りの急登。
歩いていて山が脆く感じる場所が多かったです。
P996でつづら折りお終い。すでにバテ気味。
ここからは痩せ尾根の岩場が続きます。
2014年12月28日 10:21撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 10:21
P996でつづら折りお終い。すでにバテ気味。
ここからは痩せ尾根の岩場が続きます。
看板に偽りなし。
このあたりの岩場を下りに使うのは、今の自分には相当厳しい。
2014年12月28日 11:19撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 11:19
看板に偽りなし。
このあたりの岩場を下りに使うのは、今の自分には相当厳しい。
旧日野コース分岐。
正午までに熊倉頂上に着けば、酉谷小屋まで行く予定でしたが、とうの昔に戦意喪失。
2014年12月28日 11:58撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 11:58
旧日野コース分岐。
正午までに熊倉頂上に着けば、酉谷小屋まで行く予定でしたが、とうの昔に戦意喪失。
大岩。
ここから再び危険な岩場の登りが始まります。
2014年12月28日 12:09撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 12:09
大岩。
ここから再び危険な岩場の登りが始まります。
一度は山頂を諦めて、日野コースを下山しようとしたのですが、地形図の分岐のあたりまできても急な岩場でとても分岐があるようには思えない。そこで、さきほどの旧日野コース分岐に戻ってそこから日野コースに合流しようと思ったものの、道型消失でこれも無理。
右往左往しつつ時間だけが過ぎていく。
2014年12月28日 12:44撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 12:44
一度は山頂を諦めて、日野コースを下山しようとしたのですが、地形図の分岐のあたりまできても急な岩場でとても分岐があるようには思えない。そこで、さきほどの旧日野コース分岐に戻ってそこから日野コースに合流しようと思ったものの、道型消失でこれも無理。
右往左往しつつ時間だけが過ぎていく。
改めて、頂上に向かって岩場を登ると、頂上の少し手前に新・日野コース分岐の道標…。
山頂もこんな時間なので誰もいません。
というか、この日あった登山者は1名だけです。
2014年12月28日 14:47撮影 by  SH-06E, SHARP
2
12/28 14:47
改めて、頂上に向かって岩場を登ると、頂上の少し手前に新・日野コース分岐の道標…。
山頂もこんな時間なので誰もいません。
というか、この日あった登山者は1名だけです。
熊倉山頂上から西の眺め。
画面中央はたぶん和名倉山、その右奥の稜線は甲武信ヶ岳っぽい雰囲気でした。(自信なし)
2014年12月28日 14:53撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 14:53
熊倉山頂上から西の眺め。
画面中央はたぶん和名倉山、その右奥の稜線は甲武信ヶ岳っぽい雰囲気でした。(自信なし)
城山コースに比べて、日野コースの道標は全体的に新しく、道の整備状況も上のほうでは上場でした。
2014年12月28日 15:28撮影 by  SH-06E, SHARP
12/28 15:28
城山コースに比べて、日野コースの道標は全体的に新しく、道の整備状況も上のほうでは上場でした。
よくわからないですが、炭焼き釜の跡?
このあたりが笹平かなと思い、時間もないのでこのあたりでビバーク。
2014年12月28日 15:48撮影 by  SH-06E, SHARP
2
12/28 15:48
よくわからないですが、炭焼き釜の跡?
このあたりが笹平かなと思い、時間もないのでこのあたりでビバーク。
12/29[月]
天気予報は雪だった気がしたが、気温は朝からどんどん上がって、昼前には雪から雨に。雨が上がるのを待っていたが、時間も押してきたので行動再開。
2014年12月29日 13:20撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 13:20
12/29[月]
天気予報は雪だった気がしたが、気温は朝からどんどん上がって、昼前には雪から雨に。雨が上がるのを待っていたが、時間も押してきたので行動再開。
笹平。標識立ってますが、笹はなし。
ここから少し下ったところに水場があるらしいのですが、よくわからず。
2014年12月29日 13:34撮影 by  SH-06E, SHARP
1
12/29 13:34
笹平。標識立ってますが、笹はなし。
ここから少し下ったところに水場があるらしいのですが、よくわからず。
三又への下りの途中には、こんな岩場も。
それでも城山コースに比べれば格段に穏やかな道です。
2014年12月29日 14:27撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 14:27
三又への下りの途中には、こんな岩場も。
それでも城山コースに比べれば格段に穏やかな道です。
「官舎跡」のすぐ先。枝にピンクテープがついていますが、ここを直進しないように。左折して下る道が正解です。
2014年12月29日 14:41撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 14:41
「官舎跡」のすぐ先。枝にピンクテープがついていますが、ここを直進しないように。左折して下る道が正解です。
三又。
ここからは河原歩きが始まります。雪のせいでこの道標の周辺からして道はわかりづらかった。
2014年12月29日 14:55撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 14:55
三又。
ここからは河原歩きが始まります。雪のせいでこの道標の周辺からして道はわかりづらかった。
ピンクテープを拾いつつ、渡渉を繰り返します。
2014年12月29日 14:56撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 14:56
ピンクテープを拾いつつ、渡渉を繰り返します。
ようやく登山口に。2つめの橋は怖かった
2014年12月29日 15:30撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 15:30
ようやく登山口に。2つめの橋は怖かった
北東45度の方向。
見えている山はまったくわかりません・・。
2014年12月29日 15:43撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 15:43
北東45度の方向。
見えている山はまったくわかりません・・。
この写真の砂利道のほうから歩いてきたのですが、舗装路との合流点には道標はなし。緑色の標識は「林道 三又線 起点」とだけ記されています。
2014年12月29日 16:04撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 16:04
この写真の砂利道のほうから歩いてきたのですが、舗装路との合流点には道標はなし。緑色の標識は「林道 三又線 起点」とだけ記されています。
しばらく舗装路を下ると。「林道 秩父中央線」の起点にところに日野コース入り口の分岐案内が??
もう何が何だかさっぱりわかりません!
2014年12月29日 16:13撮影 by  SH-06E, SHARP
12/29 16:13
しばらく舗装路を下ると。「林道 秩父中央線」の起点にところに日野コース入り口の分岐案内が??
もう何が何だかさっぱりわかりません!
武州日野駅に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。これ、日帰りじゃなくて1泊2日なんだぜ…。
2014年12月29日 17:38撮影 by  SH-06E, SHARP
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12/29 17:38
武州日野駅に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。これ、日帰りじゃなくて1泊2日なんだぜ…。

感想

自分の現状を確認する意味では有意義な山行でした。
としかいいようがないです。

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コメント

旧日野コースの分岐の先・・・
oreshioさん こんばんは
今回は随分と大変な思いをしましたね。
熊倉尾根、矢岳尾根は奥多摩と比較すると登山道の整備が全く違います。
東京都と埼玉県の力の違いでしょうか

旧日野コースは道が消滅して通行不可能ですか
10年以上も踏まれていないと、自然に帰ってしまうのですね。

西武秩父駅から御花畑へはよくダッシュしています。朝の30分の短縮はおおきい。

帰りは自分も寄居経由にしてみようかなあ〜 (池袋の混雑避けられるし)
2015/1/6 20:42
Re: 旧日野コースの分岐の先・・・
warutepoさん、こんばんは  返信遅くなってすみません

年末はwarutepoさんのホームに初挑戦してきました。
さすがは猛者の集う山、想像以上にハードでした。

昨年酉谷小屋に泊まった時、翌日の下山は熊倉、矢岳、大平山稜の三択だったのですが、一番楽そうだという理由で大平山稜を選択して正解だったとつくづく思います

急登の続く山だと筋力が落ちた影響がモロに出ます
酉谷山への縦走、再挑戦はいつになることやら

>旧日野コースは道が消滅して通行不可能ですか
>10年以上も踏まれていないと、自然に帰ってしまうのですね。
新・日野コースは城山コースと比べてもずいぶんしっかり道を切ったな、という印象を受けました。
そういえば日野コースを下山していて、笹平付近にあるはずの旧道の分岐点を探すの忘れてました。


西武秩父→お花畑の接続6分はやはりダッシュ必要ですよね

山の帰りは新宿や池袋での乗換が嫌で、奥多摩からの帰りでもわざわざ武蔵野線で北朝霞から東上線に乗り継いだりします。
寄居からだと時間も運賃もかかりますが、確実に座って帰れますし、秩父に行ってきた感が倍増するので気に入ってます
2015/1/12 19:00
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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