上の台から蔵王瀧山
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- GPS
- 02:27
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 539m
- 下り
- 542m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・竜山ゲレンデから登山道の入口が分かりにくく、ヤマレコの皆さんの足跡を参考にしました。 ・登りも下りも全般に急坂が多いですが、滑りやすい所にはロープがありました。 ・下りルートは途中、沢筋に合流します。雨続きだったせいで流れがあり、靴を濡らさず通過するのは不可能でした。 |
写真
感想
6月も山に登れずにいたら、7月最初の日曜日の予報が晴れで固まってきた。もともと山形へ行く予定だったので、午後から軽く登れる山として蔵王竜山を訪ねることにした。
スキーでなじみの上の台ゲレンデで夏も営業しているカフェの前から出発。標高900mだが、7月の日差しは強烈で暑い。そりでゲレンデのコースを下るスライダーを楽しむ家族連れを横目に、南斜面の竜山ゲレンデを目指す。
ゲレンデに伸びる砂利道を登って行くと、背後に蔵王地蔵岳から広がるスキー場の全景が見えてきた。吹き出す汗を拭って一休み。登山道は上に向かってゲレンデの左側に入口があるはずだが、とりあえずゲレンデ内の道を登っていったら、風が止まって一層暑くなってしまった。
ヤマレコのルートを確認し、ゲレンデ脇に登山道を見つけて逃げ込んだ。やはり木陰は涼しい。ちょうどルートがゲレンデから離れていく付近で、軽く下ってから道は急斜面をジグザグに登り始めた。
標高1000mを超え、エゾハルゼミが特徴的な声を響かせている。やはり東北だけあって、そよぐ風は爽やかだ。ところどころロープ場もあるが、基本的には律儀に折り返しながらの急坂が続く。オレンジ色のヤマツツジがまだあちこちで花盛りだった。
時おり右手の視界が開けて蔵王山塊の全景が覗く。いったん緩んだ傾斜が1200m辺りからまた険しくなり、もう一汗絞られたところで、下からも目立つ崩壊地の上に出た。そろそろ山頂が近いはずだ。
腕時計の高度計が気圧の上昇で低く表示されるようになっていたようで、もうひと頑張りと目線を上げた先に頂上に立つ指導標の一つが見え、無事登頂となった。西蔵王から登ってきたという男性と言葉を交わしながら汗を拭って大休止。15年以上前、山形に住んでいたころに4回登った山頂は、記憶より樹木が伸びて祠が木に囲まれたようになっていたが、展望は損なわれていない。
東へ回ると茂吉の歌碑の向こうに雁戸山方面へ伸びる尾根が見え、遠く山形神室や仙台神室とおぼしき山影も望める。蔵王前山の別名通り、北西の足下には山形市内が見下ろせる。早めに着いたので、尾根伝いにドッコ沼に出てから下山しようかと迷ったが、西日をまともに浴びるゲレンデを延々と歩くことになるので、やめておいた。
下山ルートは登りの道に輪をかけて急坂で、ロープ場が連続した。男女4人パーティーとすれ違い、「上級コース」と書かれた西蔵王高原への分岐を経て、さらに少し下ればコエド越えの分岐。朽ちた道標が地面に置かれた宝沢方面の踏み跡を分けたすぐ先に、ドッコ沼方面と竜山ゲレンデ方面の分岐があった。目を上げると真新しい金属製の道標も立っている。
道の 左右に繁る熊笹につかまりながら急斜面を一気に下る。見晴らしはない。やがて谷底に下りた道は沢筋に同化した。ふだんはほとんど水がないのだろうが、梅雨の雨続きとあってしっかり流れている。
ゴアテックスのありがたさに感謝しながら転ばないように気をつけて進み、沢と道が離れた時はホッとした。地図を見ると、ルートは隣の谷の方へ移っていくが、もう沢筋には降りないようだ。
傾斜が緩み、木々の隙間に明るい所が見えた。登る時に見えた真新しい堰堤の辺りだろう。急に木材チップを敷いた道に変わると左に大きな堰堤が現れ、擬木の階段で堰堤の脇を下ると、竜山ゲレンデの登りルートと合流した。
日差しは若干弱まったが、まだまだ暑い。ぶらぶらと上の台ゲレンデに戻ってくると、スライダーはまだ営業中だったが既に観光客の姿はなく、空のリフトがむなしく動いていた。
さあ、温泉に入ろう!
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