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Yamareco

記録ID: 5680370
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ハイキング
四国

皿ヶ嶺(1278m)ヒマラヤの青いケシの花「天上の妖精」を訪ねて

2023年07月04日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:20
距離
6.3km
登り
485m
下り
493m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:58
休憩
1:26
合計
4:24
13:25
5
上林森林公園駐車場(登山口)
13:30
13:40
90
風穴
15:10
15:10
5
15:15
15:55
26
16:21
16:42
48
17:30
17:45
4
風穴
17:49
ゴール地点
天候 高曇り時々晴
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
皿ヶ嶺の登山口になっている上林(かみばやし)森林公園には、40ー50台は停められる広い駐車場が整備されていてトイレもある。
コース状況/
危険箇所等
今日の登山コースは、東温市発行の「東温アルプスガイドマップ」に「風穴コース」として紹介されていて、同マップによると「ファミリーハイキングコース」とのこと。確かに登山口から皿ヶ嶺山頂(1278m)までの標高差も350mほどで、道標も良く整備されていて気軽に日帰り登山が楽しめる。
その他周辺情報 県道209号から今日の登山口のある上林森林公園への分岐となる県道脇に車を止めて、そのまま県道を400mくらい歩くと、筆者が先月行った白糸の滝へと通じる林道入り口がある。この滝と今日登った皿ヶ嶺を1日で廻ってみるのもお勧めコース。
左奥に見えるのがトイレ、トイレの右奥にも同じくらいの広さの駐車場がある。
2023年07月04日 13:25撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:25
左奥に見えるのがトイレ、トイレの右奥にも同じくらいの広さの駐車場がある。
ここが登山の出発点。この階段を少し登ると・・・・
2023年07月04日 13:26撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:26
ここが登山の出発点。この階段を少し登ると・・・・
「風穴(かざあな)」の前にでる。風穴というのは・・・・
2023年07月04日 13:29撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:29
「風穴(かざあな)」の前にでる。風穴というのは・・・・
ここ。風穴については、右奥に見える説明板に詳しく書かれている。この写真の柵の左に見える大きな岩が積み重なっているところが風穴。確かにこの岩のすぐ前に立つと冷気が流れ出しているのが分る。
2023年07月04日 13:39撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:39
ここ。風穴については、右奥に見える説明板に詳しく書かれている。この写真の柵の左に見える大きな岩が積み重なっているところが風穴。確かにこの岩のすぐ前に立つと冷気が流れ出しているのが分る。
風穴とは、要するに「地下に浸透した雨水が冬の間に氷となり、その氷で冷やされた空気が岩の間から漏れ出して外気に触れることで霧が発生し、辺りが白く幻想的な景色に見える自然現象」のようだ。
この日は、あまり条件が良くなかったが、かろうじて霧がかかったように白く見えていた。
2023年07月04日 17:41撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 17:41
風穴とは、要するに「地下に浸透した雨水が冬の間に氷となり、その氷で冷やされた空気が岩の間から漏れ出して外気に触れることで霧が発生し、辺りが白く幻想的な景色に見える自然現象」のようだ。
この日は、あまり条件が良くなかったが、かろうじて霧がかかったように白く見えていた。
風穴の前の柵で囲われた石堀(約4mx5mx深さ3m)の底に並べられたプランターで、「ヒマラヤの青いケシ(天上の妖精)」が栽培されている。
2023年07月04日 17:39撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/4 17:39
風穴の前の柵で囲われた石堀(約4mx5mx深さ3m)の底に並べられたプランターで、「ヒマラヤの青いケシ(天上の妖精)」が栽培されている。
数輪の花が咲いているのが確認できる。
2023年07月04日 13:35撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 13:35
数輪の花が咲いているのが確認できる。
これがそのヒマラヤの青いケシの花「天上の妖精」。
2023年07月19日 13:28撮影 by  SH-M15, SHARP
7/19 13:28
これがそのヒマラヤの青いケシの花「天上の妖精」。
その花の拡大写真、以下同じ。
2023年07月04日 13:33撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:33
その花の拡大写真、以下同じ。
2023年07月04日 13:36撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:36
3〜4cmくらいの青い小さな花を咲かせている。「天上の妖精」の名に相応しい可憐な花だ。
2023年07月04日 13:33撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:33
3〜4cmくらいの青い小さな花を咲かせている。「天上の妖精」の名に相応しい可憐な花だ。
2023年07月19日 13:29撮影 by  SH-M15, SHARP
7/19 13:29
これはまだ開ききっていない。
2023年07月04日 13:34撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:34
これはまだ開ききっていない。
この花の原産地はヒマラヤとのこと。
石堀の柵に掲示されているこの説明書では、花の大きさは直径14〜15cmと書かれているが、気候条件が違いすぎるからか、ここで咲いている花はずっと小さい。
2023年07月04日 17:40撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 17:40
この花の原産地はヒマラヤとのこと。
石堀の柵に掲示されているこの説明書では、花の大きさは直径14〜15cmと書かれているが、気候条件が違いすぎるからか、ここで咲いている花はずっと小さい。
その風穴のすぐ横から皿ヶ嶺への登山道に入る。
2023年07月04日 13:41撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:41
その風穴のすぐ横から皿ヶ嶺への登山道に入る。
ここは道標どおり右に進む。
2023年07月04日 13:46撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:46
ここは道標どおり右に進む。
皿ヶ峰への登山道は、頂上までこのような樹林帯を歩くことになり見晴らしは良くない。
だからか、樹木の説明板はこのように良く整備されている。
この説明板には「アブラチャン」とあるが、どれがその木か筆者には分らない。多分、細い木の背後に見える太い木と思う。
2023年07月04日 13:54撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:54
皿ヶ峰への登山道は、頂上までこのような樹林帯を歩くことになり見晴らしは良くない。
だからか、樹木の説明板はこのように良く整備されている。
この説明板には「アブラチャン」とあるが、どれがその木か筆者には分らない。多分、細い木の背後に見える太い木と思う。
これは沢胡桃(サワグルミ)。説明によると、左の太い大きな木のようだ。
2023年07月04日 13:58撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 13:58
これは沢胡桃(サワグルミ)。説明によると、左の太い大きな木のようだ。
ヤマアジサイ。これは登山道を通じてたくさん咲いていた。
2023年07月04日 14:00撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:00
ヤマアジサイ。これは登山道を通じてたくさん咲いていた。
登山道はここで左右に分かれる。右へ行くと十字峠経由で山頂へ、左へ行くと龍神平を経て山頂へと続く。
十字峠経由の方が登りがややきつい。龍神平経由は、緩やかな登りだが、その分距離が長くなる。
今回は右に進んだ。
2023年07月04日 14:09撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:09
登山道はここで左右に分かれる。右へ行くと十字峠経由で山頂へ、左へ行くと龍神平を経て山頂へと続く。
十字峠経由の方が登りがややきつい。龍神平経由は、緩やかな登りだが、その分距離が長くなる。
今回は右に進んだ。
??
2023年07月04日 14:21撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:21
??
ササユリ。この花も山頂までたくさん咲いていた。
2023年07月04日 14:40撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 14:40
ササユリ。この花も山頂までたくさん咲いていた。
ヤマツツジ(多分)
2023年07月04日 14:42撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:42
ヤマツツジ(多分)
ここにもササユリ。一般的なユリの花と違って、ほぼ純白であまり大きな花ではないが、山中で見ると実に可憐でいい。
2023年07月04日 14:44撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/4 14:44
ここにもササユリ。一般的なユリの花と違って、ほぼ純白であまり大きな花ではないが、山中で見ると実に可憐でいい。
龍神平からの登山道との合流点に到着。このすぐ右が十字峠。
2023年07月04日 14:54撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:54
龍神平からの登山道との合流点に到着。このすぐ右が十字峠。
十時峠に到着。やっと眺望のきく所に出た。登山口からここまでは樹林帯を歩く。
後は右上に見える皿ヶ嶺山頂までは緩い傾斜を登るだけ。この山容が「皿ヶ嶺」の名前の由来とのこと。
2023年07月04日 14:56撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 14:56
十時峠に到着。やっと眺望のきく所に出た。登山口からここまでは樹林帯を歩く。
後は右上に見える皿ヶ嶺山頂までは緩い傾斜を登るだけ。この山容が「皿ヶ嶺」の名前の由来とのこと。
2023年07月04日 15:07撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 15:07
二等三角点(行長三角点)に到着。山頂はすぐ先。
2023年07月04日 15:09撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 15:09
二等三角点(行長三角点)に到着。山頂はすぐ先。
皿ヶ嶺山頂に到着!
ちょっとした広場のようだ。
2023年07月04日 15:42撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 15:42
皿ヶ嶺山頂に到着!
ちょっとした広場のようだ。
バンザーイ!と叫びたいところだが、このように山頂も樹木で囲われていて、ほとんど眺望がない。
2023年07月04日 15:45撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 15:45
バンザーイ!と叫びたいところだが、このように山頂も樹木で囲われていて、ほとんど眺望がない。
ここまで登る途中で見たササユリは、全てほぼ純白だったが、山頂で見かけたこのササユリだけはピンク。
2023年07月04日 15:16撮影 by  SH-M15, SHARP
1
7/4 15:16
ここまで登る途中で見たササユリは、全てほぼ純白だったが、山頂で見かけたこのササユリだけはピンク。
唯一、樹間から東温市を見下ろすことができる。
2023年07月04日 15:50撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 15:50
唯一、樹間から東温市を見下ろすことができる。
下山は右の草むらの中を通って龍神平へと向かった。
左が今日登ってきたルート。
2023年07月04日 15:51撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 15:51
下山は右の草むらの中を通って龍神平へと向かった。
左が今日登ってきたルート。
竜神平に到着。その名の通り山中とは思えないぐらいの平野が視界のかなり向こうまで続いている。
2023年07月04日 16:33撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 16:33
竜神平に到着。その名の通り山中とは思えないぐらいの平野が視界のかなり向こうまで続いている。
竜神平には愛媛大学の山小屋がある。
2023年07月04日 16:21撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 16:21
竜神平には愛媛大学の山小屋がある。
その内部。4〜5人は泊まれそう。
2023年07月04日 16:24撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 16:24
その内部。4〜5人は泊まれそう。
何かの蕾。
2023年07月04日 16:39撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 16:39
何かの蕾。
この次は上林峠のほうに下りてみたい。こっちにササユリが群生している所がある、と登山口で会った人に聞いた。
2023年07月04日 16:44撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 16:44
この次は上林峠のほうに下りてみたい。こっちにササユリが群生している所がある、と登山口で会った人に聞いた。
2023年07月04日 17:00撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 17:00
?? この丸い小さなボールのような花(蕾?)も登山道全体で見かけた。
2023年07月04日 18:00撮影 by  SH-M15, SHARP
7/4 18:00
?? この丸い小さなボールのような花(蕾?)も登山道全体で見かけた。
この花を見たのは一回だけ。
2023年07月04日 18:00撮影 by  SH-M15, SHARP
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7/4 18:00
この花を見たのは一回だけ。

感想



 今回は皿ヶ嶺登山を兼ねて、登山口にある風穴(かざあな、写真の説明参照)で地元の有志の方が育てている「ヒマラヤの青いケシ(別名「天上の妖精」)を見るのが一番の目的。先月下見に行ったときにはまだ蕾だったため、今回は事前に市役所に問い合わせて開花していることを確認。この花は高山性のため、この地では毎年一度に多くの花が咲くことはないそうで、せいぜい十輪程度とのこと。幸いこの日は数輪咲いていて、やっとお目にかかることができた。
 本来は前日に行く予定だったが、午前中から生憎の雨。この日は午前中に新居浜市で仕事があったが、早めに切り上げて東温市の上林森林公園へと車を走らせた。新居浜市と東温市は自宅からは逆方向になるため、移動に結構時間が取られて、昼食は森林公園の駐車場の車内で菓子パンを早々にかき込んでの出発となったが、時々日差しもある高曇りの天候の下、いい汗を流すことができた。

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