大平山(おびらやま。オオヒラウスユキソウと、熱中症)
- GPS
- 08:41
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:42
天候 | 快晴猛暑 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根に出てから薮が濃くなります。特に810P過ぎのコル、1109P付近、山頂直下。薮の中にガイドロープや糸が引かれている区間があるので、その区間では絶対に見失わないようにする必要があるでしょう。 |
その他周辺情報 | 宮内温泉日帰り入浴500円 |
写真
感想
1年ほど前、狩場山の山頂でご一緒したご婦人に「薮こぎすごいんだよ!命がけだよ!」と教えていただいた大平山。大変失礼ながら、その時はちょっと大げさかなと感じましたが、命がけというお言葉、語気の強さにビビったのも事実です。
来週は仕事で山に行けないかもしれないし、オオヒラウスユキソウが咲いている今しかない。と行ってまいりました。
9時ごろ駐車場に着き、車のドアを開けると「暑っ」。尾根に出ると、草木が生い茂る急登になり、日陰は少なくてさらに太陽が照りつけてきました。
標高1000m近くの岩場でウスユキソウに対面。写真を撮って満足し、山頂を目指しましたが、暑さでしだいに体力が消耗。薮こぎが予想以上にすごく、精神的にも消耗しました。
個人的に薮こぎで一番苦労したのは数年前の南暑寒岳〜暑寒別岳間だった気がするのですが、大平山ははるかその上を行く印象。トラロープのガイドのお陰でなんとか登頂できましたが、あっぷっぷ状態。下りではルートを外れてしまい、笹とハイマツの逆目に阻まれて右往左往。復帰にどれほど時間がかかったのかよく覚えていません。途中にはクマが踏み荒らしたような場所もありましたが、怖がる余裕もすでに持ち合わせていませんでした。
薮ゾーンを過ぎてからも、少し歩いてはザックを背負ったまま仰向けに寝そべって休止。すぐに虫たちが顔にたかり、ぶるぶると顔を振って払い、のそっと立ち上がって少し歩く。この地獄のループを延々と繰り返してなんとか戻りました。下りで息が切れて踏ん張りがきかないのは初めてでした。
狩場山のご婦人にまたお会いできたならば「おっしゃる通りでした」と報告したいです。暑さには強いつもりでいましたが、昨年あたりから熱中症を繰り返しています。足も何度もつり、認識をあらため、撤退の判断を含めて安全山行に努めなくてはなりません。
翌日は遊楽部岳を予定していましたが当然のごとく取りやめ、観光に切り替えました。今金、長万部、蘭越、小樽などを巡って月曜日に帰宅。こちらはただただ楽しかったです。
先週末は猛暑でしたので、ただでさえ暑い大平山は相当厳しかったことでしょう。
登山道の整備もほとんど行われないので藪漕ぎも大変ですよね。無事「生還」されてなによりです。
ここはお花が沢山咲きますし、ウスユキソウにも再会したいのですが暑さがネックとなりなかなか再訪が叶いません。
おはようございます😃
いつも楽しく見させていただいております。
メッセージを拝見して、大平山は岩質?の影響で熱がこもりやすい、という説をどなたかが書いておられたのを思い出しました。実際に歩いて確かにそうかもと感じたしだいです。
昨夏も熱中症になられた方がいたようですし。尾根からは全体的に薮が濃く、休みたい時に適当な場所が見つからず、ペースが崩れるのもあるのかな、などと自戒を込めて振り返っているところです。
wajiさんは狩場山に行かれたのですね。クマさん遭遇、ご無事で何よりです。ありがとうございます。
暑い中お疲れさんでした 北海道百名山といえど少しマイナーな山は益々藪漕ぎが凄くなるかもしれませんね
おはようございます☀
私のわずかな経験の中での話ですが、薮こぎのつらさはダントツでした。
大平山に鍛えられたのだと受け止めて、精進します😃。ありがとうございます。
激笹ハイマツの大平山、お疲れ様でした!。ご無事に戻られて、何よりでした。熱中症がじわじわしのび寄る干からび感、恐ろしいですよね😭。まだ、本格的なのにはなったことは無いですが、一歩手前はあります。気をつけます。
ところで、シリパ山で何かあったのでしょうかね?登山禁止とは(; ゚ ロ゚)!。大好きな場所だったので、悲しいです。。
今回の大平山は参りましたが、夏場は余る前提で水分を多めにして、OS-1や塩のタブレットも準備しよう、山行の時間帯、服装も見直してみよう...などいろいろな面で対策を考えるよい機会にもなりました。
minaさんは戸蔦別岳、大変おつかれさまでした。近々1967m峰に行こうと思うのですが、熱中症対策をしっかりしてからだなと思います。
シリパ山、YAMAPなどを見ると路駐して登ってらっしゃる方もいるようですが、土地勘ない自分はどこに停めたら良いのやらで、海水浴場から行こうかとも思いましたが、ちょっと遠かったです笑。そもそも登山禁止と書かれてますし。
看板はけっこうな枚数が立てられていて、地権者の方は何らかの理由でお怒りになられているのかなと感じました。
しかしながら、余市を代表する魅力的な場所のひとつなのでしょうし、なんとも言えないもやもやした気持ちになってしまいました。
ご無事で何よりです。
私は2017年8月に登りましたが、暑いのと、藪、急登がきつかったのを思い出します。
今年は特に暑いので、きつかったと思います。
お互い熱中症対策をして、今年の夏山を楽しみたいですね😀
こんにちは☀️
暑さ+急登+激やぶでノックアウト寸前でした。
基本に返り、きちんとしなさいということだと受け止めています。
車の不調で大雪山に行けず、残念でしたね。naonao-naonaoさんは自分にとってお花の先生で、いつも写真を楽しみにしています。これからもお元気で安全な山行を。
先日は北海道百名山達成おめでとう御座います。自分も一応目指していますが、いつになるやら…
去年、ダニ師匠と同じ様な状況に陥ったので、非常に共感しながら読ませていただきました。上からは直射日光、下からは輻射熱?まるで両面焼きの様になり、気力のみで下山。宮内温泉で暫く水シャワーを浴びてました。
暑い時期は過ぎましたが、お互い熱中症には注意して山を楽しみたいですね。
こちらこそはじめまして。ありがとうございます。
自分は道東なのですが、道南からも登山口までがさぞ遠く大変なことでしょう。
ベースが石灰岩で山肌が熱くなりやすい、と書かれていたのはnotchさんだったのですね。失礼いたしました。両面焼き、まさにそんな表現がぴったりでした。
この時の経験が山行のあり方を見直すきっかけになりました。やぶこぎもあまり焦ったりしなくなったように感じます。
ひどい目にあいましたが、また登りたいと思われせられる、とても個性的で魅力的で、気づきのようなものをくれる自分にとって特別な山になりました。
次も真夏に、梅干1パック持参して登りたいと存じます。ありがとうございます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する