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Yamareco

記録ID: 5693070
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

【百名山in北海道】92座目:大雪山縦走(旭岳・北鎮岳・御鉢平周回・裾合平)

2023年07月08日(土) ~ 2023年07月09日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
18:48
距離
35.5km
登り
2,281m
下り
2,256m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:16
休憩
4:00
合計
12:16
7:49
7:52
28
8:20
8:26
1
8:27
8:34
77
9:51
10:01
10
10:11
10:24
34
10:58
11:00
36
11:36
11:36
1
11:37
11:38
20
11:58
11:58
26
12:24
12:24
28
12:52
12:52
17
13:09
13:24
11
13:35
13:42
23
14:05
14:07
40
14:47
17:32
22
17:54
18:03
20
18:23
2日目
山行
7:53
休憩
1:06
合計
8:59
4:59
9
5:08
5:14
17
5:31
5:39
160
8:19
8:28
10
8:38
8:38
33
9:11
9:11
6
9:17
9:17
18
9:35
9:47
21
10:08
10:28
43
11:11
11:12
81
12:33
12:43
75
13:58
旭岳ビジターセンター
天候 7/8:晴れ、7/9:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
旭川市内のビジネスホテルで前泊。
自家用車にて、旭岳ビジターセンター前の公営駐車場利用。
下山後は道の駅 あさひかわにて車中泊。
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はない。裏旭と北鎮岳下に傾斜のある雪渓がある。軽アイゼンがあると安心。
その他周辺情報 土曜の黒岳石室は12時前にテント場がいっぱいになり、15:30まで待って、通路などにテントを張った。
登山旅行時は夜露で濡れたテントやシュラフなどのメンテナンスで苦労するが、旭川は河川敷の公園にコンクリートや芝生のスペースがあり、水飲み場や仮設トイレもあるのに平日の昼間は人がほとんどいないので助かりました。ただし、一般的にテントを張ると注意される可能性があるのでコンクリートの上に広げて乾かすだけにしました。
ビジターセンター脇で咲いていました。
2023年07月08日 06:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 6:06
ビジターセンター脇で咲いていました。
ツガザクラですよね?エゾ何とかが付かないやつ。
2023年07月08日 07:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 7:29
ツガザクラですよね?エゾ何とかが付かないやつ。
シャクナゲみたいな葉をしている白い花。後で名前を調べます。
⇒イソツツジらしいです。
2023年07月08日 07:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 7:46
シャクナゲみたいな葉をしている白い花。後で名前を調べます。
⇒イソツツジらしいです。
姿見駅に到着しました。
2023年07月08日 07:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 7:48
姿見駅に到着しました。
夫婦池の間の噴気孔。暖かいけど熱くはありません。栗駒山にもこんな感じでもっと熱いのがありましたね。
2023年07月08日 08:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 8:07
夫婦池の間の噴気孔。暖かいけど熱くはありません。栗駒山にもこんな感じでもっと熱いのがありましたね。
すり鉢池と鏡池を合わせて夫婦池と呼ぶそうです。
2023年07月08日 08:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 8:10
すり鉢池と鏡池を合わせて夫婦池と呼ぶそうです。
姿見の池。少し風があってさざ波が立っていますが、何とか逆さ旭岳が写りました。
2023年07月08日 08:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
7/8 8:26
姿見の池。少し風があってさざ波が立っていますが、何とか逆さ旭岳が写りました。
稜線に出ました。次の時に歩こうと思っている旭岳から白雲岳、化雲岳、トムラウシ山を経て、十勝岳に続く縦走ルートの山々。今回の縦走の後、歩く計画でしたが悪天候のため延期に。
2023年07月08日 09:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 9:55
稜線に出ました。次の時に歩こうと思っている旭岳から白雲岳、化雲岳、トムラウシ山を経て、十勝岳に続く縦走ルートの山々。今回の縦走の後、歩く計画でしたが悪天候のため延期に。
旭岳山頂に到着。三角点は一等三角点でした。
2023年07月08日 10:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
7/8 10:10
旭岳山頂に到着。三角点は一等三角点でした。
山頂の東側はキバナシャクナゲの花畑でした。
2023年07月08日 10:25撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 10:25
山頂の東側はキバナシャクナゲの花畑でした。
旭岳東側の雪渓は裏旭キャンプ指定地まで続いています。そこそこ傾斜があるので軽アイゼンがあると安心です。
2023年07月08日 10:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 10:33
旭岳東側の雪渓は裏旭キャンプ指定地まで続いています。そこそこ傾斜があるので軽アイゼンがあると安心です。
裏旭キャンプ指定地。見えている雪渓の縁で採水していました。
2023年07月08日 10:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 10:57
裏旭キャンプ指定地。見えている雪渓の縁で採水していました。
エゾ何とかが付く方のツガザクラだと思います。
2023年07月08日 11:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 11:05
エゾ何とかが付く方のツガザクラだと思います。
たぶん石狩岳とかニペソツ山の方面だと思います。
2023年07月08日 11:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 11:32
たぶん石狩岳とかニペソツ山の方面だと思います。
間宮岳分岐から間宮岳に向かいます。
2023年07月08日 11:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 11:37
間宮岳分岐から間宮岳に向かいます。
間宮岳山頂。どこが一番高いのかよくわかりません。
2023年07月08日 11:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
7/8 11:40
間宮岳山頂。どこが一番高いのかよくわかりません。
中岳分岐に向かいます。向こう側は北海道第二の高峰、北鎮岳とその左に比布岳と永山岳。北鎮岳の右側には凌雲岳、桂月岳、黒岳。
2023年07月08日 11:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 11:45
中岳分岐に向かいます。向こう側は北海道第二の高峰、北鎮岳とその左に比布岳と永山岳。北鎮岳の右側には凌雲岳、桂月岳、黒岳。
御鉢平全景。安達太良山の沼ノ平みたい。こっちの方が大きいのかな?
2023年07月08日 12:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 12:15
御鉢平全景。安達太良山の沼ノ平みたい。こっちの方が大きいのかな?
中岳山頂。
2023年07月08日 12:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 12:24
中岳山頂。
北鎮岳を目指します。
2023年07月08日 12:27撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 12:27
北鎮岳を目指します。
右端から鋸岳、比布岳、永山岳。
2023年07月08日 12:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 12:28
右端から鋸岳、比布岳、永山岳。
黒岳と麓の黒岳石室。12時過ぎなのにテント場がヤバイことになっています!
2023年07月08日 12:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 12:28
黒岳と麓の黒岳石室。12時過ぎなのにテント場がヤバイことになっています!
北鎮岳山頂。旭岳に次いで北海道で二番目に高い山です。
2023年07月08日 13:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 13:10
北鎮岳山頂。旭岳に次いで北海道で二番目に高い山です。
北鎮岳から見た比布岳と永山岳。右側の尖ったピークは愛別岳。
2023年07月08日 13:10撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 13:10
北鎮岳から見た比布岳と永山岳。右側の尖ったピークは愛別岳。
北海岳、松田岳の向こうに白雲岳が見えています。
2023年07月08日 13:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 13:12
北海岳、松田岳の向こうに白雲岳が見えています。
御鉢平展望台から見た御鉢平。
2023年07月08日 14:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 14:06
御鉢平展望台から見た御鉢平。
黒岳石室に近づくにつれて色々なお花畑が・・・。
2023年07月08日 14:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 14:20
黒岳石室に近づくにつれて色々なお花畑が・・・。
エゾノコザクラ。白花が混じっていました。
2023年07月08日 14:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/8 14:36
エゾノコザクラ。白花が混じっていました。
ピンクの小さな花がびっしり。
2023年07月08日 14:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 14:37
ピンクの小さな花がびっしり。
黒岳石室に到着です。
2023年07月08日 15:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 15:14
黒岳石室に到着です。
テント場はギュウギュウです。入れなかった人たちが小屋近くの通路で場所取り中でした。
2023年07月08日 15:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/8 15:15
テント場はギュウギュウです。入れなかった人たちが小屋近くの通路で場所取り中でした。
何とかテントを張り、食事も終わったので日没前に黒岳に登りました。
2023年07月08日 17:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 17:54
何とかテントを張り、食事も終わったので日没前に黒岳に登りました。
層雲峡のロープウェイとかが見えていました。
2023年07月08日 17:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/8 17:57
層雲峡のロープウェイとかが見えていました。
通路に張ったテントをできるだけ早く撤収しなければならないため、桂月岳のご来光はあきらめましたが、テント撤収後に桂月岳に登りました。山頂には標識はありません。
2023年07月09日 05:00撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
7/9 5:00
通路に張ったテントをできるだけ早く撤収しなければならないため、桂月岳のご来光はあきらめましたが、テント撤収後に桂月岳に登りました。山頂には標識はありません。
イワブクロですかね?
2023年07月09日 05:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 5:12
イワブクロですかね?
コマクサがあちこちの風衝地で咲いていました。
2023年07月09日 05:22撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
7/9 5:22
コマクサがあちこちの風衝地で咲いていました。
アオノツガザクラ。
2023年07月09日 05:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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7/9 5:24
アオノツガザクラ。
ただのツガザクラ?それともエゾのつくツガザクラ?
2023年07月09日 05:42撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/9 5:42
ただのツガザクラ?それともエゾのつくツガザクラ?
黒岳石室を出発し、御鉢平から流れ出る赤石川を渡ります。この水は飲めません。
2023年07月09日 05:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/9 5:53
黒岳石室を出発し、御鉢平から流れ出る赤石川を渡ります。この水は飲めません。
エゾのつくハクサンイチゲ。
2023年07月09日 06:04撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 6:04
エゾのつくハクサンイチゲ。
赤石川を渡って北海沢も渡った後、北海沢の支流で水を確保。濾過に時間がかかり、大変。
2023年07月09日 07:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 7:18
赤石川を渡って北海沢も渡った後、北海沢の支流で水を確保。濾過に時間がかかり、大変。
北海岳に到着。後ろの中央は北鎮岳。
2023年07月09日 08:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
7/9 8:18
北海岳に到着。後ろの中央は北鎮岳。
中央左が白雲岳。中央奥がトムラウシ山。その右奥が十勝岳。右手前が旭岳や間宮岳など。そのうち白雲岳を越えて歩いて行くかっら待っていて!ところで白雲岳避難小屋周辺は10頭のヒグマが入れ替わり継続して出没しているため、現在テント泊が禁止になっているのだそうです。
2023年07月09日 08:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 8:19
中央左が白雲岳。中央奥がトムラウシ山。その右奥が十勝岳。右手前が旭岳や間宮岳など。そのうち白雲岳を越えて歩いて行くかっら待っていて!ところで白雲岳避難小屋周辺は10頭のヒグマが入れ替わり継続して出没しているため、現在テント泊が禁止になっているのだそうです。
杭だけで文字板がないのですが、松田岳山頂だと思います。
2023年07月09日 08:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/9 8:39
杭だけで文字板がないのですが、松田岳山頂だと思います。
白雲岳アップ。北海道第三の標高。
2023年07月09日 08:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/9 8:39
白雲岳アップ。北海道第三の標高。
トムラウシ山から十勝岳の山々。トムラウシ山の中腹にウナギ型の雪渓が見えています。
2023年07月09日 08:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 8:45
トムラウシ山から十勝岳の山々。トムラウシ山の中腹にウナギ型の雪渓が見えています。
白雲岳から十勝岳までの縦走路が全体は写せず、トムラウシ山までになってしまいました。
2023年07月09日 08:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/9 8:56
白雲岳から十勝岳までの縦走路が全体は写せず、トムラウシ山までになってしまいました。
化雲岳。
2023年07月09日 08:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 8:56
化雲岳。
間宮岳分岐で御鉢平一周が完了した後、中岳分岐まで進み、裾合平から降りることにしました。
2023年07月09日 09:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 9:58
間宮岳分岐で御鉢平一周が完了した後、中岳分岐まで進み、裾合平から降りることにしました。
谷の向こうに広がるのが裾合平です。
2023年07月09日 10:01撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 10:01
谷の向こうに広がるのが裾合平です。
先ほどの谷の部分に中岳温泉があります。足湯になっていました。
2023年07月09日 10:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 10:11
先ほどの谷の部分に中岳温泉があります。足湯になっていました。
この花なんだっけ。後で調べます。
2023年07月09日 10:38撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
7/9 10:38
この花なんだっけ。後で調べます。
裾合平入り口にエゾノハクサンイチゲの大群落がありました。
2023年07月09日 10:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 10:48
裾合平入り口にエゾノハクサンイチゲの大群落がありました。
もちろん裾合平といえばチングルマ。
2023年07月09日 10:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
7/9 10:49
もちろん裾合平といえばチングルマ。
登山道脇から旭岳の麓までチングルマのお花畑が続きます。ただ、雪解け水の流れに沿って咲いているので、幅はあまり広くないです。何本もあります。
2023年07月09日 10:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
4
7/9 10:54
登山道脇から旭岳の麓までチングルマのお花畑が続きます。ただ、雪解け水の流れに沿って咲いているので、幅はあまり広くないです。何本もあります。
姿見駅の近くで咲いていました。
2023年07月09日 12:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
7/9 12:02
姿見駅の近くで咲いていました。
撮影機器:

感想

昨年秋に九州の三百名山を登ったので、登った百名山も91座となり、残るは北海道の9座のみとなりました。
6座はtaka-akiさんと一緒に登ることにしましたが、taka-akiさんがすでに登っている大雪・十勝山系の3座は一人で登る必要があります。旭岳からトムラウシ山、十勝岳まで縦走することを計画しましたが、北海道の山を初めて登るのにいきなり大縦走は荷が重いので、旭岳周辺を切り出して、ロープウェイを使わずに麓から登って御鉢平周回を行うことにしました。
旭川から旭岳までが結構遠いのと、ビジターセンターやロープウェイが開いていない時間帯は登山口にトイレがなく、旭岳青少年野営場まで車で行ってくる必要があったため、スタートが6時を過ぎてしまいました。
旭岳山頂付近は植物が少ないので熊もあまり出没しないと思いますが、ロープウェイ姿見駅より下は樹林帯なのでヒグマ遭遇の可能性があります。ビクビクしながら歩きましたが、結構大勢歩いていてホッとしました。
姿見駅に着くと結構人が多いです。土曜日だし、この後天気が悪そうなので仕方ないですよね。旭岳山頂も混雑していました。山頂から御鉢平方面へ進むと人は減ってきましたが、それでも前後に常に誰か歩いている人が見えている状態です。裏旭キャンプ指定地の上の部分に結構大きな雪渓があり、いきなりおしりで滑って降りる強者もいましたが、しっかりステップが刻んであるので大体は問題なく歩けます。それでも所々凍って硬いところがあるので軽アイゼンがあると安心です。チェーンスパイクを持っていたのでスイスイ下れました。雪渓の末端が裏旭キャンプ指定地で、数張りのテントが張られていました。水は雪解け水が豊富にあるので濾過・煮沸すれば問題ありませんが、トイレブースがなく、見晴らしがいいので皆さんトイレはどうしているんでしょう?ツェルトとかかぶってするのかな?
キャンプ指定地から登り返して間宮岳分岐から間宮岳の先までは平坦な稜線歩きです。その後いったん中岳分岐まで下り、そこから中岳、北鎮岳分岐へと登り返します。北鎮岳分岐から北鎮岳へは急登ですが短いので大したことはありません。北鎮岳分岐から黒岳方面へは少し大きめで傾斜のある雪渓があります。こちらも軽アイゼンがあると安心です。
御鉢平展望所を過ぎるとハイマツ帯の間にお花畑が広がりますが、御鉢平にはヒグマがいるのでハイマツ帯で視界が遮られるとちょっとドキドキです。
黒岳石室について受付をしてテントを張ろうと思ったら、遠くから見えていたとおり、テント場はお昼過ぎにはいっぱいになっていて、登山者の通行が少なくなる15:30以降に小屋周辺の登山道の広場などを含め、動線を確保した上でテントを張ることになりました。なお、水場は石室周辺の雪渓ではなく、北海岳方向へ30分ほど歩いたところの沢の水を濾過または煮沸して飲むように言われました。とりあえず麓から担いできた水が1.5リットルほど残っていたので、食事はそれで何とかして翌日北海岳に向かう途中で水をくむことにしました。
2日目、通路にテントを張っているので4:30までにテントを撤収し、桂月岳に登った後トイレを済ませて出発。水場はすぐにわかりましたが、水の濾過器を使用するのは初めて。とりあえず沢の水をくんで濾過器を通してプラティパスに入れようとしましたが、水が出ない。どうやらフィルターのぬらし方が雑で中空糸に空気が残った状態で、空気が詰まったらしい。仕事で濾過滅菌をしたことがあるのだからわかっていたはずなのに。一応予備の濾過器を持ってきていたので、そちらをつけると何とか水が出ました。しかし濾過スピードが遅い!ポアサイズ0.2マイクロメートルのフィルターの濾過スピードは元々速くはないし、一部空気が詰まった可能性があるので仕方ない。しかし雪解けの氷のように冷たい水の入ったバッグを手で握って加圧し、数十分もかけて2Lの水を濾過するのは大変でした。
その後は順調でしたが、天気が良すぎて半袖の腕が日焼けして大変でした。元々ジョギングや草むしりで普段から日焼けしているので多少日に当たっても痛くなることはないのですが、標高2000mを超えて強烈な紫外線が当たって肌の色がどんどん赤黒くなっていきます。持っていた長袖シャツは夜の寒さを考慮して中厚手にしていたので行動中に着るのは暑すぎ。できるだけ腕にまっすぐに日光が当たらないように注意しました。結果的に下山後の温泉で湯船につけると少し痛い程度で収まりました。
最初は間宮岳分岐から旭岳経由で登山時と同じルートで下山する予定でしたが、予定より早く歩けていたので、計画を変更して裾合平を通って姿見駅に行くことにしました。
裾合平では、雪解け順に花が咲くので全体が一斉に花が咲くことはありませんが、雪解け水の流れに沿って筋状に何本もお花畑が広がり、素晴らしいい眺めでした。
姿見駅についてロープウェイで下山するか迷いましたが、結局最初の計画通り歩いて下山しました。しかし、下山を始めたとたん黒い雲がわき始め、ヤバイ感じに。できるだけ急いで下山したところ、公営駐車場に着いたとたんポツポツと雨が降り始め、ギリギリ間に合いました。

下山後は旭川市に戻って温泉に入って道の駅あさひかわで車中泊しましたが、翌日道の駅近くの美瑛川の両神橋右岸広場公園でテントやシュラフなどを干して畳んだりすることができました。

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