荒天のち快晴の櫛形山

2023年07月02日(日) [日帰り]

• GPS: 06:46
• 距離: 12.2km
• 登り: 967m
• 下り: 956m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:41
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:42

距離 12.2km 登り 967m 下り 973m

5:22 見晴らし台
6:57 アヤメ平
7:01 7:02 アヤメ平避難小屋
7:09 7:10 アヤメ平
8:17 8:41 裸山
9:20 櫛形山
9:33 9:59 櫛形山
10:10 櫛形山
10:53 11:01 アヤメ平
11:01 11:02 アヤメ平避難小屋
11:41 もみじ平
12:01 見晴らし台
12:04 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

みはらし平駐車場に前夜から車中泊。大雨で林道は落石・落枝葉がものすごかったです。0時過ぎまで屋根をたたく雨音もすごかったですが、いつしか静まりかえり、朝起きたら北の方は晴れ始めました。

コース状況／危険箇所等

大雨の直後にかかわらず泥濘もなく非常に歩きやすかったです。

写真

7/2 4:11

おはようございます！日の出まで20分くらい。甲府盆地上空は雲に覆われています。富士5合目には明かりが見えます。

7/2 4:11

甲府盆地はまだ街頭が点いています。

7/2 4:30

でも北から西はパカっと雲がなくなってきています。

7/2 4:44

日の出時刻も過ぎ上空の雲に陽が当たってきました。

7/2 4:45

オオアカゲラも昨日はあまり食事もできなかったでしょう。

7/2 4:48

浅間山は快晴。少し煙を出してますね。

7/2 4:48

八ヶ岳もまだ陽は当たっていません。

7/2 4:49

ちょっと不気味な乳房雲。

7/2 4:49

田中澄江さんの碑があります。

7/2 4:56

もう少しで日が出るかな。

7/2 5:08

こちらはいい天気！

7/2 5:18

出た！

7/2 5:21

すぐ上の東屋の柱に「熊注意！」そのすぐ上に証拠を示しています。日本語わかるの？

7/2 5:22

さすが標高があるのでまだコアジサイが咲いています。

7/2 5:23

爽やかな階段。

7/2 5:28

フサヒメホウキタケでしょうか。

7/2 5:34

苔むした渋い岩。

7/2 5:36

エゾハルゼミの抜け殻。周りでは鳴き始めました。

7/2 5:47

がさがさと大物が走る音が！緊張しましたがこちらさんでした。

7/2 5:54

クサタチバナがたくさん咲いています。キョウチクトウ科なんですね。鹿が食べないわけです。

7/2 5:54

フタリシズカもまだ咲いています。

7/2 5:59

炭焼き窯のあとでしょうか？道の脇にぽっかり口を開けています。

7/2 6:05

群れているところもありました。

7/2 6:12

ニカワホウキタケのようです。

7/2 6:14

バイケイソウは新芽は食べられるのでしょうか。なんとか花芽が伸びています。

7/2 6:43

青空と雲のいいコントラスト！

7/2 6:44

マムシグサの仲間。

7/2 6:47

カラマツの巨木が出てきました。

7/2 6:47

気持ちのいい草原、と感じられます。

7/2 6:50

鹿柵の内と外。鹿の除草能力の高さには恐れ入ります。食べられるものは完全に食べ尽くしているんですね。

7/2 6:51

アヤメ平の柵の中は一転花園です。
ウマノアシガタがお出迎え。

7/2 6:52

グンナイフウロや

7/2 6:52

ヤマオダマキ

7/2 6:54

アマドコロも咲き誇っています。

7/2 6:59

でも地名からしてアヤメが主役、のはずですが、それ程沢山群れているわけではありません。

7/2 7:00

オオヤマフスマでしょうか。

7/2 7:11

このアヤメの蕾、ファインダーをのぞいて数枚撮影していたら、ポンっと言う感じで花弁が開いて・・

7/2 7:11

こんなになりました！なかなか出会えない瞬間でした。

7/2 7:20

何株かテガタチドリにも会えました。

7/2 7:27

でもここではこれに会いたかったです。キバナノアツモリソウ！でも少し時期が過ぎてしまったようですね。

7/2 7:27

きれいな個体はこれだけでした。でもこれは柵から少し離れていて、望遠レンズでなんとかこの程度。

7/2 7:33

この後ろ姿は？

7/2 7:33

ウグイス君でした。

7/2 7:35

ここの2株は柵のすぐ脇で何とか咲いていました。

7/2 7:39

魚眼レンズで周囲も入れてみました。

7/2 7:42

この頃は快晴に！

7/2 7:42

あっぷで

7/2 7:43

植生維持のためか草がすごいことになっています。朝一のため雨合羽のズボンを履いていって正解でした。

7/2 7:46

エンレイソウはだいぶ実が育っています。

7/2 8:05

ヘラジカか何かの顔に見えます。

7/2 8:07

熊がばりばり。樹液を舐めるんでしょうか？

7/2 8:16

裸山からは何とか南アルプスの一部が見えます！絶好の展望ですね。

7/2 8:17

富士山はちょっと隠れ気味です。

7/2 8:20

鳳凰山

7/2 8:20

甲斐駒が岳

7/2 8:20

高嶺あたり

7/2 8:21

北岳

7/2 8:21

間ノ岳

7/2 8:21

農鳥岳

7/2 8:22

富士山あっぷ

7/2 8:34

テガタチドリのソフトクリーム

7/2 8:35

鹿柵越しなのですが、アヤメの楽園。

7/2 8:36

富士とアヤメ

7/2 8:38

裸山の南側に回ると聖岳がなんとか見えました。

7/2 8:40

赤岳も

7/2 8:40

悪沢岳ははじっこがちらっとだけ。

7/2 8:41

裸山の保護地区にはヤマオダマキが花盛り。

7/2 8:43

オオダイコンソウかな。

7/2 8:52

色々な形のカラマツ。天然ではこういうものなんですね。

7/2 8:53

切り株はすっかり苔むして。

7/2 8:55

ギンさんもここではこれからか。

7/2 9:19

櫛形山の看板のあるピークからは富士山が見える部分だけ木が伐採してあります。三角点のある山頂からは眺望はありません。

7/2 10:29

すごいカラマツです。

7/2 10:43

山頂から裸山を迂回しないでアヤメ平にまっすぐ行く道の途中に少し東が開けた場所があり、甲府盆地が見渡せます。

7/2 10:44

富士山はちょっと見にくいですが・・

7/2 11:05

アヤメ平にトイレがあるので下山前にお借りして、鹿柵の扉を閉めて帰ります。

7/2 11:14

少し下ると広葉樹林になり、木漏れ日が気持ちいいです。

7/2 11:31

やけに細かい時間を刻む道標です。

7/2 11:42

苔むしるにも程があるベンチ。すでに山に取り込まれていますね。

7/2 11:58

最後ちょっと登り返すのがいやになったので林道に降りて登山口に戻りました。

7/2 12:02

気持ちの良い一日の締めくくりです。

撮影機器：

OM-1 OM Digital Solutions

感想

rinchoku

　大荒れの土曜から一転、良い天気になりそうだったので、徒渉などない山、ということで櫛形山にしました。とはいえ前夜発時点ではまだ大荒れの状態で、豪雨や落石・落枝葉に少し手こずりました。

　しかしこの山の吸水能力は高いですね。登山道上ほとんど水たまりや泥濘はなく、快適な登山ができました。

　この時期アヤメもいいですが、キバナノアツモリソウも大きな目的として向かいました。雨のせいもあってかきれいな状態の個体には近づけませんでしたが、久しぶりのご対面が叶い、幸せでした。天気・気温も最高で、風もなく暑くもなくほぼ快晴の山行となりました。

　しかし鹿の食害のすごさを目の当たりにしました。皆でせっせと食べましょう！