十二天山〜大谷御嶽山 ゴ・ドーハンの山旅 里山御嶽巡りとキノコ検分

2023年07月15日(土) [日帰り]

• GPS: 03:37
• 距離: 9.6km
• 登り: 546m
• 下り: 539m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:37

11:08 円良田特産センター
11:10 11:10 円良田城山ハイキングコース入口
12:33 12:44 秋山十二天社
13:11 13:20 大谷御嶽山
14:44 14:44 円良田城山ハイキングコース入口
14:45 14:45 円良田特産センター
14:45 ゴール地点

天候

曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

・円良田特産センターのPをお借りしました。
・センター、不動明王(天神川ゴミ集積場)間はチャリを使用しています。

コース状況／危険箇所等

一部踏み跡の薄い所があります。御嶽への案内はありません。

写真

まずは先週のキノコのその後を確認に来ましたが、あまり変化がない感じ。雨量が少なかったからかなぁ。

でもよく見ると、ちょっとだけ成長してるかな。ぶつかってしまって取れたキノコを一ついただきました。

7/15 11:08

駐車させていただき、マリンちゃんでスタートです。

7/15 11:18

県道＜349＞沿いに石造物群がありました。「仙元大日神」(明治十七年、1884)

7/15 11:19

「大黒天」

7/15 11:20

その他、庚申塔、馬頭尊などが集められていました。

7/15 11:30

白石集落。県道から天神川を渡った所に、左:「辨才天」(明和五戊子年、1765)「武州那珂郡白石郷」銘あり。中：「庚申」塔(蔓延元庚申年、1860)「白石郷」

7/15 11:34

そして如意輪観音様(安政二年、1855)

7/15 11:36

天神川。地図にはこれからたどる破線ルートがあります。

7/15 11:38

「不動明王大士」とお隣は如意輪様かな。こちらにマリンちゃんを置いて、歩きます。

7/15 11:45

車道から山への道に入ります。畑仕事のお爺さんによると、

7/15 11:49

その昔は参拝の方の通行もかなりあったとのことです。

7/15 11:52

これはシロオニタケさんかな。

7/15 11:53

ちょっと探してみましたが、カブトもクワガタも不在。

7/15 12:02

登りの傾斜がきつくなって、

7/15 12:07

297m峰には二等多角点。？ですが国土地理院の設置。蟻さんの巣になっていました。

7/15 12:09

気になったキノコさん。こたっきーさんよりセイタカイグチと教えていただきました。

7/15 12:15

表？参道に合流しました。纏のリス君が倒れていました。

7/15 12:16

立派な石燈籠(明治三十三年、1900)と鳥居。初参拝です。

7/15 12:17

燈籠の台石には獅子が浮彫されています。

7/15 12:19

「上州高崎市　藤澤群黄作」、その他多数の寄付者銘、そして「別当 本覚院住 蔵西快善」

7/15 12:20

「関東十霊場　十二天山」石標(昭和八年、1933)

7/15 12:23

周辺には満州事変の凱旋記念碑が多数あります。

7/15 12:26

江戸期の石燈籠もありました。

7/15 12:27

「奉納御神燈/安永三甲午天三月吉日(1774)」

7/15 12:33

十二天山標高364m山頂とうちゃこ。社殿前の目力のある狛犬さん。元旦にはスァイツリー越しの初日の出が見られるそうです。

7/15 12:33

秋山十二天社。御神体は仏教の守護神の毘沙門天、帝釈天などの十二の神々。創建は平安時代の初め、現社殿は1799年建立とのこと。

7/15 12:37

神仏混合で鐘楼もあります。

7/15 12:38

興味深い物がありました。「秋山十二天山方向指標/昭和十年五月一日/寄進者児玉町呉服商設楽平吉」

7/15 12:39

上段に「北　東」中段に「桐生 常祇稻荷　足利 大日尊鑁阿寺 忍 行田新兵衛地藏 埼玉 上岡馬頭觀音」

7/15 12:40

上段「南」中段「渋谷 東京北山稻荷　北多摩 東伏見稲荷　川�� 川��大師　相州 寒川神社　秩父 三峰神社」

7/15 12:40

下段には各々群馬、栃木、茨城、千葉方面等とあります。東京府方面と東京市方面が別表示になっていますね。

7/15 12:54

十二天山から陣見山方面に向かうと、410m峰。いかにも何かありそうな予感。

7/15 12:56

頂上部にはタワーの様なケルンと石祠。十二天の奥宮？かな。

7/15 12:57

北に下る道があるようなので行ってみます。

7/15 12:57

これはタマゴさんですね。誰かにかじられています。

7/15 13:03

御座いました。陣見方面を背にしています。

7/15 13:03

山頂部に御嶽三座神「御嶽大神/八海山神社/三笠山神社」「明治壬申五年十一月(1872)」

7/15 13:03

講紋は丸に「児」でしょうか。

7/15 13:07

「木食普寛行者/維旹明治十又三年春三月(1877)拝立」「當山講社」に続いて多数の講員銘あり。當所の他、新宿村、沼上村,浄法寺村、保美村、廣木村の方々。

7/15 13:09

「木食一心行者/願主 小柏太平」

7/15 13:10

大谷御嶽山370m

7/15 13:11

7/15 13:12

「大聖不動明王」(明治廿二年四月十八日,1889)と「(大)江皇大神/＜カケ＞月吉日・社中」その他「社長 小柏太平」ら数人の男性銘の他30名以上の女性銘があります。

7/15 13:14

「猿田彦大神/吉川成海敬書」「大正九庚申年十月吉日(1920)/少教正齊藤長五郎 少講義吉川�蘯Ｏ� 世話人小柏丹治郎」他寄附人名多数。

7/15 13:16

「三十三度登山 大講義根岸作次郎霊/明治廿五年二月六日没年四十八」普寛行者辞世の歌に「蘭山老人書」、背面に「明治廿六季二月達之(1893)」願主根岸テツ他當所や近隣の講社の方々多数。

7/15 13:19

「木食行者誰信」背面は判読困難ですが「明治六年酉四月八日(1873)」とあるようです。

7/15 13:26

さらに下って行きましたが、その後石造物の類はないようでした。（下山口の石鳥居を除く）

7/15 13:38

出口近くはこんな感じ。有刺鉄線があるので注意です。

7/15 13:38

(御嶽参道の物らしい)鳥居は通行できませんね。広い空地に簡易トイレがあります。

7/15 13:38

鳥居の対面には十二天会館の建物があります。十二天社への表参道(車道)が続いています。

7/15 13:39

秋山十二天講　天部の神々

7/15 13:43

十二天池。近くにはお堂(弁天様？)もありました。

7/15 13:44

シンプルな描画の纏のリス君

7/15 13:45

林道十二天線は通行止

7/15 13:46

車道を十二天社方面に戻りました。

7/15 13:52

寺戸の樫、樹高約23m、樹齢推定700年。

7/15 13:53

アカシタの伝兵衛樫とも言うそうです。由来はこちら。

7/15 13:54

アカジタ(赤舌)の樫にシロジタ(シロシタ)がありました(笑)。

7/15 13:56

「昭和三十八年元旦　天下泰平領内安全大護摩奉修」碑。丁度60年前、同年代の同様の碑がたくさんありました。この頃までは参拝も盛んだったようです。

7/15 13:59

点在する各講社が奉納した石燈籠には「従是五百米」距離表示がありました。新しい物かと思ったら昭和九年の建立でした。

7/15 14:06

車道の途中に、参道への案内がありました。

7/15 14:08

往路との合流点に戻り、同じルートで下山します。古い「立入禁止」の看板がありました。

7/15 14:31

マリンちゃんをデポしたスペース。覆屋は不動様のもの。ゴミ集積場もありますが、許可がとれたら駐車できそうです。

7/15 14:45

ゴールです。

7/15 14:52

朝のキノコ。白かったのが変色していました。

7/15 15:23

遅めのランチは深谷野菜カレー(単品1000円)。代々木『キャンプ』風のスタイル。10種の地元野菜、ルーは「すき○」の味に似ていました。

7/15 15:31

『FARMY CAFE 　Curry stand 』道の駅はなぞの敷地内にあります。カレーは3種あるようです。9:00〜18:00(LO17:40)

7/15 15:52

観音山に寄り道しました。

7/15 15:55

未踏のルートで登ってみます。

7/15 15:56

7/15 15:56

こちらは荒れ気味ですが、他にきれいに整備された道があります。

7/15 15:59

山頂部には二つの塚があり、一つには御嶽三座神「御嶽山座王大権現 八海山提頭羅神王/三笠山刀利天宮」、背面「文久壬戊孟春□日(1862)」等が祀られています。

7/15 16:00

そしてもう一方(最高点)には「木花開耶姫命/彦穂邇邇芸命 大山津見命が祀られています・

7/15 16:05

一応三角点も。恐れ多くも「一等」なんです！

7/15 16:07

左が富士塚、右が御嶽塚

7/15 16:08

白いキノコ。毒だと思います。

7/15 16:08

今回は下りなので「若返りの階段」かな。

7/15 16:10

「人生100年階段」の振り返り。0歳になっちゃいました！(笑)

7/15 16:11

これはノカンゾウですよね。ニッコウキスゲは終わっちゃったのかな。

朝のキノコをちょっと調べてみます。素人なので切って見るだけですが。

こんな感じ。

表皮の裏はゼラチン状になっていて、

種のような中身全体を覆っています。このゼラチン質はやはりあれの様な気がします。

更に緑色した部分を取り除くと、

まさしく編笠状の物が出てきました！やはり探し物で間違いないと思います。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・朝一は先週探したキノコの成長具合を確認いきました。大きな変化はなく確信はもてませんでしたが、たまたま取れてしまったキノコを後で、調べた結果、まさに探していたものだと確信が持てました。
・大谷御嶽山は以前にYamaotoko7さんやモンブランさんのレコを拝見していましたが「いつでも行ける」と思っていたら、なかなか機会がなく伸び伸びになっていました。
・秋山十二天神社もかつての隆盛ぶりを垣間見ることができました。なお「関東十霊場」は都新聞(東京新聞)が昭和7年に行った読者投票によって選定されたようです。

コメント

こたっきー

こんにちは😄
こちらのレコでタマゴの解剖をしてたのですね。しっかり拝見させて頂きました。
間違いなく鉄人衣笠ですね。タマゴの中の様子がよく分かります。あの状態のレースがあんなに綺麗なものだと初めて知りました。さすがにキヌさんのタマゴは割った事がないので、とても興味深いものをありがとうございました。
いつもながら、godohanさんの行動力と観察眼の鋭さには感心いたします。

あと、��17の茎長のキノコはセイタカイグチですね。けっこうレアなキノコで私もしばらく出会ってないです。十二天あたりの山も時々歩いているので、ちょっとうらやましいです(笑)

ではまた〜😊

godohan

こたっきーさん　　どうもです。

早速ご覧いただき、お墨付きをいただけてよかったです。
セイタカイグチも教えていただきありがとうございました。これからの季節、益々キノコも増えてくるんでしょうね。こたっきーさんのレコで勉強させていただきたいと存じます。今後ともよろしくお願いします。それでは。　　godohan