黒戸尾根-三伏峠
- GPS
- 18:39
- 距離
- 65.8km
- 登り
- 6,108m
- 下り
- 5,351m
コースタイム
19:20 小淵沢駅
20:40 尾白川渓谷
7/15(土)
11時間15分 33km D+4,300m CT0.44
01:30 尾白川渓谷
05:00 甲斐駒ヶ岳
08:20 仙丈ヶ岳
12:40 熊の平小屋
7/16(日)
6時間 21km D+1,100m CT0.46
01:00 熊の平小屋
03:50 塩見岳
05:40 三伏峠
07:00 鳥倉林道ゲート駐車場
天候 | 雨風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
カレンダーどおりの休みなので南へ行こう。入り口は関東から一番近い黒戸尾根から。熊の平泊、百間洞泊で池口岳に抜ける計画。17時発の特急あずさに乗れば19時前に小淵沢に着くが事故で20分遅れた。駅からロード11kmで尾白川渓谷に着いた。小淵沢は標高が高いし日は沈んで下り基調なので涼しいかと思いきや蒸し暑くてサウナみたいだった。初日のアプローチでかなりの汗をかいた。勘弁してほしい。4,000円を払ってタクシーを使えばよかった。駐車場の快適なアスファルトにテントを張った。連休前だが駐車場はクルマの出入りが少なくて静かだった。しかし蒸し暑くて寝苦しかった。
7/15(土)
1時起床の1時半出発。霧がすごい。メガネが曇って前が見えない。虫もうるさい。真夏の黒戸尾根は登山の不快という不快を混ぜて煮詰めたような感覚で怒りを覚える。こんな夜中に何をやっているんだ私は。昨晩はあまり眠れなかったのでペースが上がらない。着いたらすっかり朝。予報通り風は強い。なぜか雨が降っている。今日は高曇りくらいだろうと思っていたが結構な降りだ。雨粒が弾丸のように頬に当たって痛い。急いで高度を落として樹林帯へ逃げた。甲斐駒ヶ岳の花崗岩は雨に濡れてもよくグリップするので安心して下れる。北沢峠まで一瞬だった。尾根コースを登ってくる人は誰もいなかった。北沢峠は結構な本降りだが登山者で溢れていた。みんなどこに登るのだろう。
小仙丈経由の尾根コースは風がキツいので沢から。藪沢コースは初めて登る。沢コースはギリギリまで水が汲めるのが良い。藪沢は北岳の大樺沢に雰囲気が似ている。水が豊かで素敵なコースだ。こういうところ、好き。しかしここでも誰にも会わなかった。みんなどこを登っているんだ?馬の背ヒュッテを過ぎると辺りは霧に包まれて何も見えなくなる。道を間違えないように大仙丈、仙塩尾根へ。高度を落として樹林帯に入ると木々が雨風から守ってくれる。仙塩尾根、何度真夜中に通過したことだろうか。あまり良いイメージが無い仙塩尾根も今日ばかりはオアシス。瑞々しい生き生きとした植物が美しい。この尾根を南下することはあまり無かった。南下は下り基調なのでイイ感じに走れて気持ち良かった。熊の平小屋に着いたら今日はここまで。日没まで6時間あるが今日は11時間歩いたのでここで終わり。さっさと寝て続きは明日。
7/16(日)
日曜は天気がマシになるかと思いきや回復しない。月曜は晴れるかもしれないが、今日一日この天気の中を百間洞まで歩くのは楽しくない。なので三伏峠から鳥倉に下山することにした。辺りは濃い霧に包まれて5m先も見えない。地面は濡れて滑るので下り平坦で全く飛ばせない。息は上がるし足も重い。途中で座っておやつを食べたり、三伏峠でカップラーメンを食べたり。その割には計画通りに進んでいた。今はテキトーに歩いてもCT0.50は越えないらしい。静岡から親不知まで歩いた2019年よりも明らかにスピードが上がっていることがわかった。下りが速くなったからだろうか。
鳥倉登山口の手前で単独の男性に声をかけた。「ギャルなら喜んで乗せたけど、まあいいよ」ということでヒッチハイク(?)成功。ギャルじゃなくてさーせん。ここで単独の登山者に声をかけてクルマに乗せてもらうのは2回目だった。大島行きのバスは2時間後なので助かった。松川ICで新宿行きの高速バスに乗ったら寝てるだけで新宿に着いた。連休ど真ん中だが東京へ向かうクルマは少なくて渋滞もなかった。東京から出るクルマはえらい渋滞だった。反対側じゃなくてよかった。昼過ぎに東京に帰ってきたら洗い物をして装備を乾かした。疲れた。夏の泊まり山行は色々とつらい。山で泊まるのは涼しい秋にしよう。それか夏に泊まるなら北海道で。
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