根子四阿山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,815m
- 下り
- 1,243m
コースタイム
6:00 菅平山喜荘前着
7:45 トリプルリフト前出発
9:30 避難小屋周辺
11:25 根子岳山頂
13:10 根子岳西尾根1700m付近
2月13日
5:00 起床
6:30 食事終了
7:00 行動開始
7:45 牧場
8:50 神社上1950m付近
9:45 2100m付近(弱層テスト)
11:20 四阿山山頂
11:50 滑降開始
13:40 幕場到着
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス |
感想
2月11日
22:15 池袋文化会館下集合
23:00 出発
大池がノロウィルスでダウンしたため、突然の不参加。遅刻、忘れ物等はなし。谷口さんがお見送りにいらして頂いき、気合いを入れて出発!
2月12日
6:00 菅平山喜荘前着
7:45 トリプルリフト前出発
9:30 避難小屋周辺
11:25 根子岳山頂
13:10 根子岳西尾根1700m付近
14:10 菅平パークホテル前着
15:30 タクシー乗車
16:00 あずまや高原ホテル林道付近着
17:15 食当点火
(水作り72分、移り変わり10分、食当34分)
19:15 食事
19:50 上級生ミーティング
20:20 TP点火
20:35 TP、最終夜
22:00 就寝
予定より30分早くバスは着いたが、うす明るかったため準備をしてリフト乗り場まで移動した。昨年の経験をもとに、菅平パークホテル前の時点でシール歩行を始めた。
リフトはまだ動いていない。運行開始まで1時間以上あったためすべてシール歩行で登ることにした。ビーコンチェックをすると、田中のビーコンが反応しない。電池を入れ替え様々なビーコンで受信してみたがいずれも反応しないため、田中はスキー場で待機することにした。この日は全装行動。ここはスキー場の上も、山頂直下までキャットによるスキーが楽しめるということで除雪されている。根子岳山頂を目指してぐいぐい登るが、途中Lの体調不良によりペースダウン。全くしっかり体調管理を行ってもらいたいものだ。
天気は曇りだがとても寒い。北東から風が吹き付けるためすぐに指が冷たくなった。
山頂に到着し、滑降開始。冬合宿の様子から由梨のスキー滑降が心配だったため、恵一朗に指導を頼んだ。しかし、なぜか由梨は冬合宿での苦労がまるで嘘だったかのようにすいすい滑って行く。なんなんだいったい!?本人も分からないようだったが、「冬合宿の時知佳さんに、来年になったらきっとうまくなってるから大丈夫だよ!」と言われたらしい。…来年て2010年てこと!?とにかくよかった。リカバリーも早いし、由梨のスキー滑降はほとんど問題ないだろう。
ちなみに西尾根は、山頂直下は雪がとばされて岩や這松が所々で出ていた。樹林帯に入ると、固いざらめの層の上に前日の新雪が5cmほど積もっており非常に滑りやすかった。最後は気持ちのよい牧場滑りと道路を滑り、パークホテル前に到着した。
タクシーを予約し、次は四阿山に向かう!スキーとザックは快く乗せてくれ、3台で移動した。夏道が使えないということで遠回りのため1台6000円もかかった。
あずまや高原ホテル前に着いたのがもう16時過ぎだったため、林道に入ってすぐのところでテントを張った。
今回は食当を9人分1つの食袋でやってみることにしたが、やはり時間がかかった。春合宿での行動時間を考えても、出来ないことはないが時間きつきつの毎日になるだろう。しかし2つにすれば団配は恐らく65キロ程度になると考えられ、どちらがよいか要検討である。
本日のメニューはキムチ鍋。由梨の希望でキムチの素が2本入ってものすごく辛かったが、保延のさば缶とリサのマッシュルームの差し入れもありとても美味しかった。また、小山の三浦のお土産、のりの佃煮もごはんとマッチした。
上ミとTPも済ませ、今日の反省と明日に向けてしっかり準備できた。田中のビーコンは叩いたら直ったらしい。よく分からないが次の日も動いたため行動することにした。ビーコンも予備があった方がいいかもしれない。
TPのあとはC1にして最終夜ということで思い思いの差し入れで楽しく過ごした。恒例のパパリコで起床係を決める。お題はよくある"百名山"。これなら公平に出来るだろう。しかしまさかの1周目で由梨が全然分からない。錬成で行った山!とヒントを与えると、なんと由梨の口から出たのは"アサヨ峰"。…アサヨ峰って!!しかもトラバースしたから行ってないし!ということで起床係は由梨に決定。
2月13日
5:00 起床
6:30 食事終了
7:00 行動開始
7:45 牧場
8:50 神社上1950m付近
9:45 2100m付近(弱層テスト)
11:20 四阿山山頂
11:50 滑降開始
13:40 幕場到着
14:30 タクシー乗車
15:20 上田駅着、打ち上げ
16:30 解散
朝5時、由梨の声で起床。食当は9人分と言えど割と早く終わった。しかしテルモスが大量のためこれが時間がかかった。しばし待ち時間があり、ようやく食事が終わった。
7時に行動開始。この日はピストン行動、ラッセルはない。牧場を抜け樹林帯に入ると読図を念入りに行いながら進んで行く。
ルートより南よりから樹林帯に入ってしまったため始めは藪であったが、すぐにルートに戻れた。神社を通り過ぎ、少し登ってから南東へトラバースする。2150m付近になると岩が露出してクラストしており、傾斜も急であった。氷斜面の上に少し新雪が積もっていたためシール歩行で登れるが、由梨は何度も転んでいた。
2100m付近で弱層テストを行った。肩の力でも崩れないためそこまで恐れる必要はない。その後2300m小ピークからスキーとザックをデポして四阿山を目指すが、雪面は固いため坪足でもスムーズに進めた。山頂に近づくと雲が晴れ始め、とてもきれいであった。
2300mに戻り、滑降開始。トレースは辿らずに往路よりも北よりの尾根を滑降する。全員でコミュニケーションを取りながら進行方向に注意して滑降し、うまく神社の北側へ当てることが出来た。この日も由梨はスムーズに滑降し、1時間50分でテントに着いた。
その後はテント撤収をしてタクシーを呼び、上田駅で打ち上げをして解散した。
今回のワンダリングで1番大きかったのはやはり由梨のスキー滑降技術の向上であろう。もう問題がないと言ってよいため、この調子で頑張ってほしい。
しかし、各学年にとって課題もたくさんあったためプレ春までに心して準備していく。細かい指摘は以下に掲載する。
各学年の反省
<1年生>
小山恭平
行動はシール歩行、滑降ともにほぼ問題ない。プレ春、春と荷物が増えるため頑張って欲しい。読図に関しては判断要素を増やし、より正確な位置を把握できるように。また、食当の手順をプレ春までに覚え、個人装備を丁寧に扱うように努力する。
佐藤由梨
スキー滑降に問題はなくなった。シール歩行に関しては固い斜面などでつまずくことはあったが、そこまで問題は無かった。これからもワンダリングがあれば積極的に参加して欲しい。
食当に関しては、手順が曖昧なため必ずプレ春までには覚えてくること。その他にもテント設営やシールなど準備不足な点があったためプレ春ではぬかりなく行うように。
<2年生>
保延陽太
ペース配分や、隊を気配れていたのは非常によかった。ルートファインディングに関しては本人も不安に感じているようなので3年生と協力しながら積極的に行うこと。また、1年指導に関しては多くの事に気づき、随時大きな声で注意していくように心掛けてほしい。
若林恵一朗
自分の役割を果たそうとし、1年を指導しようとする気持ちもよく見える。ルートファインディングで若干間違えがあったため注意してほしい。これからも力を付け、部のためにどのような行動や発言をしたらよいのか考えて行って欲しい。
以上。
文責 宮澤真菜
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