親不知から白馬岳・旭岳
- GPS
- 19:23
- 距離
- 53.4km
- 登り
- 5,526m
- 下り
- 3,680m
コースタイム
- 山行
- 11:57
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 12:42
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:33
天候 | 7/16 曇り時々晴れ。森林限界上はガスと強風 気温は夜間も10℃くらい 7/17 晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
なお、隣接する親不知観光ホテルにメモを残しておくべきとされている。 https://oyasirazu.net/images/mountain20230401.pdf ◆車回収 栂池ロープウェイ(0850→0920)2000円 ↓ 徒歩6km 1時間弱 ↓ 電車(JR大糸線 南小谷駅1207→糸魚川駅1306)680円 ↓ タクシー(糸魚川タクシー)6300円 ※補足 本来であれば、糸魚川駅で日本海ひすいラインに乗り換え、親不知駅からタクシーに乗るところ。タクシーを予約するときに、親不知駅と言うつもりが、頭が回らずタクシー会社の社名に釣られて「糸魚川駅にお願いします」と言っていたようで、気付いたときには時すでに遅し…。 なお、糸魚川駅に到着後すぐに親不知行きの電車は出ていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆親不知〜白鳥山 坂田峠まで樹林帯のダラダラとしたアップダウン。所々急登。 ・坂田峠から本格トレイル。まずは坂田峠から白鳥山まで急登。 ・白鳥山に最初の避難小屋。親不知から10km弱 ◆白鳥山~犬ヶ岳 ・菊石山まで標高1200m程度のピークをいくつも越える。 ・菊石山を越えるとジワジワ標高が上がっていき、犬ヶ岳に至る。 ・樹林帯だが高木がなく日差しが直撃するところが多い。 ・犬ヶ岳山頂直前に栂海山荘。雨水が溜めてあった。 ・白鳥山から犬ヶ岳まで5.5km程度 ◆犬ヶ岳〜朝日岳 ・犬ヶ岳から黒岩山まで、標高1600m前後のピークをいくつも越えるアップダウンが続く。 ・引き続き低木メインだが、風は遮られてしまうので熱中症注意 ・黒岩山から長栂山までは高層湿原を通過しながら段階的に標高が上がっていく。 ・アヤメ平と吹上のコルの間に通過しづらい急な雪渓あり。左側から巻こうと思ったが、えらい難儀した。右から巻くのが正解と思われ。 ・吹上のコルから急登200m程度登れば朝日岳 ・栂海山荘から朝日岳までは13km弱 ◆朝日岳〜白馬岳 ・赤男岳を巻くあたりで森林限界。その後、雪倉岳への登りはガレ ・避難小屋を過ぎると鉢ヶ岳のトラバース。ちょと残雪あり。ちょっと灌木帯あり ・鉢ヶ岳を巻くと白馬岳へのガレ場の登り。白馬岳直下は急な岩場 ◆白馬岳〜旭岳 ・取り付きまでハイマツ帯を少し下り、雪田を横切る。 ・取り付きに標識はなし。南東の岩壁の縁を行くか、南側のガレから直登するか。ルート上にテープなどの目印はないが踏み跡はある。 ◆白馬岳〜白馬大池〜栂池 ・白馬岳から白馬大池まではガレ。雷鳥坂はハイマツ帯。 ・白馬大池から天狗原まで大岩エリア。雨天時はスリップ注意 ・途中の雪田にはロープが張られていたが、滑り止めなしの登山者は難儀していた。 ・天狗原の木道エリアの先は樹林帯の下り。石ころ多く歩きづらい |
その他周辺情報 | ◆水場 ・シキ割:水量豊富。コップがある。美味い。 ・白鳥小屋:未確認 ・黄連の水場:水量豊富。往復5分 ・北俣の水場:水量豊富。往復10分。石敷きの路面が濡れて歩きづらかった。 ・黒岩平〜吹上のコル:至る所に雪解け水が流れていた。 ・赤男山のトラバース:沢がある。 ・鉢ヶ岳の東側斜面:雪解け水が流れていた。 ◆雪倉岳避難小屋 小屋内にトイレあり。 ドコモは圏外。雪倉岳方面に登るとたまに繋がる。 |
写真
装備
備考 | ◆ザック:山と道 mini ◆靴:ホカオネオネ チャレンジャーATR6 ◆ポール:マウンテンキング トレイルブレイズ105cm ◆レイヤリング上 ・ベース:山と道 DFメッシュ メリノ スリーブレス ・ミドル:アクシーズクイン ヒトリシズカ ラウンドネック ・レイン:モンベル ピークドライシェル ・アームカバー:ファイントラック ドライレイヤーウォーム ◆レイヤリング下 ・アンダー:SAXXボクサーパンツ ・パンツ:山と道 DW5ポケットショーツ ・レイン:ティートンブロス フェザーレインパンツ ・靴下:オレノ アルティメット ◆インサレーション ・OMM スーパーソニック スモック ・山と道 ライトアルファタイツ ◆テント:ファイントラック ツェルト2ロング ◆マット:山と道 UL Pad15+ ◆シュラフ:SOL エスケープ プロ ヴィヴィ ベースウェイト3.4kg 当初携行水量 コーラ700ml、アミノバイタル1665ml |
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感想
「アルプスと日本海を結ぶ」というロマンチックな響きに誘われ、ついに憧れの栂海新道の踏破へ。
しかし、憧れは憧れのままであった方が良かった…。
有人小屋なし、エスケープルートほぼなし、ピークを忠実に辿るスパルタンコース。ストイシズムの権化のような登山道にひたすら鞭打たれる修行でした。
もちろん事前情報は仕入れており、朝日小屋(あわよくば白馬岳頂上宿舎)テン泊の1泊2日で親不知〜白馬岳のピストンをプランAとして計画。プランBは白馬から下山。
ピストンを想定し装備は結構カリカリ。結局水分2l以上持ったし、補給食も大量に持ったのでプラマイプラスだったけど😑
そして、体調もイマイチな感じで、あまりペースも上がらず。
累積標高と距離的には可能だとは思ってはいたものの、実際のところ事前情報どおりコースタイムは結構シビアで、5割程度しか短縮できず。
また、散々アップダウンをこなした後に強風とガスにやられて精神的にもしんどくなってきて、2日目は炎天下が予想される中、ソロで犬ヶ岳〜親不知を歩くのは熱中症リスクが高すぎると思い直し、最終的にはプランBに。
1日目に朝日岳を越えて進んでしまったのは誤り。朝日岳到着が正午前だったので、白馬まで行っても日没頃には朝日小屋まで戻れるだろうと甘くみてしまいましたが、その後が強風とガスもあり思うように進めず。白馬までは行けただろうけど、頂上宿舎には予約なしでは泊まれないと踏み停滞を判断。
朝日岳到着時点で朝日小屋泊にして白馬から下りるようにするのが正しい判断だった…。
甘い考えで避難小屋を使う結果となったのは深く反省です🙇
しかし、仮に白馬往復をやるとすれば、やはり雪解け水を至る所で汲める今の時期がベストかな…。今回も1日目は日差しが少なめで有利だったので、2日目の天気と体調次第ではやれたのではないかと。とはいっても、エスケープがあまりできないこのルートで、ソロで限界に挑むのはダメだわな。
反省点は多々ありましたが、ともあれ親不知から上高地までのルートが繋がったのと、百高山を1座踏め、さらには数年分のライチョウを拝めたので、十分充実した山行でした。
コメント
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いや、私の計画も、だいぶ無茶な挑戦でした💦モヤモヤが残りますが、もう一回歩こうとは思えないです😅
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