【北海道】チロロ林道から幌尻岳ピストン コラボ登山第四弾
- GPS
- 18:35
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,355m
- 下り
- 2,353m
コースタイム
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 13:05
天候 | 7/16 曇りで終始西風が強く稜線はガス基調、10時頃と13時頃に一時晴れて視界が開けたが、14時以降はガスが濃くなり湿った横風で体は濡れ気味、また深夜には結構な雨が降った 7/17 ガスで相変わらず西風強し、尾根取付くらいまで下山してからは一時晴れ間も出てた |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
7/15 終日雨のためブラブラ、夕方にレンタカーで二岐沢登山口へ移動、車中泊 7/17 下山後レンタカーにて新千歳空港へ、JRで札幌へ移動しホテル泊 7/18 AIRにて各自帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【二岐沢登山口〜北電取水施設】片道1時間ほどの林道歩き、長い! 【取水施設〜ニノ沢分岐〜尾根取付】ニノ沢分岐までは左岸沿いの比較的整備された登山道だが、岩のへつり箇所とちょっとした分流部の渡渉がそれぞれ1箇所あり。尾根取付までは沢歩きに近く数回の渡渉あり、うまく渡れば靴を濡らさずに済む。 【尾根取付〜ヌカビラ岳】中間地点の「トッタの泉」までが最初の核心部で、ズルズル滑る足元と闘いながら急傾斜を直登する。そこから先も急登は続くが、足元の滑り易さは少し楽になる。視界が開けてきて、岩混じりの急登を登り切るとヌカビラ岳の肩でようやく尾根に出る。さらにダウンアップすればヌカビラ岳山頂。 【ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳】この区間は気持ち良い尾根歩きで、北側のカール壁には花畑が広がる。 【北戸蔦別岳〜幌尻岳】国境稜線はアップダウンが多く、ハイマツや岩場もあり、ピストンはなかなかつらい。特に両側からの戸蔦別岳への急登と、戸蔦別側から幌尻岳肩への急登、戸蔦別側から北戸蔦別への登り返しは大変だった。 ★テン場適地について★ .魅ビラ岳〜北戸蔦別岳間に2か所あり ヌカビラ側は1〜2張、北戸蔦側は2〜3張で後者の方が少し広い いずれも風をよけられる好立地 ∨霧幼嬖務抻劃 山頂のすぐ東側に2張分のスペースあり、ただ二人用テントくらいが適 風は多少よけられる程度 8幼嬖務抻劃 山頂標識のわきに2張分のスペースあり、大きめのテントでも設営可 ただし、風は直接当たる |
その他周辺情報 | 【新千歳空港温泉】http://www.new-chitose-airport-onsen.com/ ・1日目の宿泊に利用、宿泊料金は3,500円でフェースタオル+バスタオル+浴衣上下付き ・リラックスルームで快適に眠れた ・温泉は入り放題、簡易朝食付き ・食事処も併設、19:30がラストオーダー 【苫小牧 海の駅 ぷらっと市場】https://puratto.jp/ ・2日目の昼食で利用、海鮮市場や食堂が複数あり ・ぷらっと食堂でホッキカレーとホッキ丼をおいしく頂いた 【むかわ温泉 四季の館】https://shikinoyakata.com/spa.html ・2日目雨天時の時間つぶしに利用、入浴料金520円で休憩スペースあり ・道の駅にあり、利用してないが食事処やコーヒーショップ、ホテルも併設 【道の駅 樹海ロード日高】https://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/921/ ・2日目の夕食や買い出しで利用、蕎麦屋2軒、すし屋1軒、コンビニ併設 ・そのうちの「ふじかみ」でヤマメ天蕎麦や天ぷら定食を頂いた https://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010403/1022579/ ・営業時間は20時まで、火曜定休 【占冠 湯の沢温泉】https://www.yunosawa.com/ ・4日目の下山後に利用(登山口に最も近い沙流川温泉の営業時間が月曜のみ14時と遅かったため) ・こじんまりとした温泉で内湯のみ、入浴料金は550円 ・時間が合わず利用しなかったが食事処が併設、ホテルもあり 【北海道ジンギスカン蝦夷屋】https://ezoya.owst.jp/ ・4日目の夕食で利用 ・テレビでも紹介された、すすきのにあるジンギスカンの名店 ・なまら厚切ジンギスカンや締めの焼きラーメンなど、どれもおいしかった |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ
マット
|
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共同装備 |
テント
ガスカートリッジ
コンロ
|
感想
札幌に以前住んでいた頃に、会社同僚とチロロ側から幌尻岳を目指したものの、北戸蔦別岳であえなく時間切れ撤退となり、しかもガスで全く視界が効かない心残りの山行となったため、幌尻岳には格別の思い入れがあった。それ以来35年間狙っていたリベンジ登山の機会が、ヤマレコを通じた仲間とのコラボ登山でようやく実現した。(^^)/
そもそもはヤマレコ仲間のsbtさんが「幌尻岳登山を考えているけれども、一緒に行きませんか」と2019年に誘って下さったことから始まった。当時の私には、北海道まで遠征し幌尻岳にチャレンジするなど思いもよらぬことだったが、sbtさんのお誘いで、リベンジの意識が沸々と蘇り、ぜひ一緒に行きたくなった。
その後、コロナ禍になり、sbtさんも体調を少し崩されたので、幌尻岳遠征は先送りになっていたが、同じヤマレコ仲間のpowruipoteさんが今年ぜひ一緒に登りたいとおっしゃったことを受けて、7月の3連休に実行に移すことになった。その計画を知ったsbtさんも急きょ参加されることになり、当初は3人でのコラボ登山の予定だったが、直前にsbtさんが再び体調を崩されたので、sbtさんには申し訳なかったが、結局はpowruipoteさんと2人で行くことになった。
ただ、直前の北海道の天気予報はずっと雨模様で、単独登山ならとっくに諦めていたと思うが、powruipoteさんの「せっかくのこの機会を逃したくない」という強い思いに励まされ、予定通りに決行した。
日程的に移動を含めて4泊5日と少し余裕をもっていたので、雨天確実の15日を予備日に充て、16〜17日にテント泊にて幌尻岳をアタックした。
二岐沢登山口に車中泊した15日夜は深夜まで雨が降っていたが、出発時の16日早朝には雨がやみ、何とか雨中山行を避けられた。ただ、夜が明けても予報通りの曇空で、稜線もガスに覆われており、前回同様の視界不良を覚悟して登っていた。
ところがヌカビラ岳あたりで少しガスが晴れ始め、奇跡的に幌尻岳を一瞬だけだが望むことができた。北戸蔦別岳でテントを張っている間、晴れ間がさらに広がり、35年前には全く見えなかった北側稜線のピパイロ岳などを見ることができ、リベンジを半ば達成することができた。
戸蔦別岳に向かう頃には再び厚いガスに覆われ、七ツ沼カール壁の稜線上から幌尻岳の肩までは視界不良であったが、幌尻岳に近づくと再び奇跡的に晴れ間が広がり、山頂から北カールや東カールをはっきり望むことができ、これまた感慨無量だった。
2日目は再び五里霧中状態となったものの、powruipoteさんとのコラボ登山だったからこそ、幌尻岳リベンジ登山を無事に達成することができた。
とはいえ、二ノ沢の尾根取り付きからヌカビラ岳までの足元が滑りやすい急登や、北戸蔦別から幌尻岳のハイマツに覆われ、かつ厳しいアップダウンの稜線ピストンは想像以上につらく、もう2度と行く気にはならなそうだ。
それと、この長いトレイルを日帰りで往復する方が多いのには驚いた。たまたま今回は天候に恵まれずモルゲン・アーベントロートを見ることは叶わなかったが、自分としては「日高山脈は山上に泊まってこそのルート」だと思う。
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