石鎚山
- GPS
- 10:09
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 2,785m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 7:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・石鎚登山ロープウェイにて「 山頂成就駅」下車 → 登山道着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場は修行の場でもあるので、それなりの覚悟を持って登りましょう。 気を抜くと大変危険です。 天狗岳に向かう岩場も私には恐ろしかったです。 命にも関わるため、気を引き締めて退く勇気もお持ちください。 |
その他周辺情報 | ・山頂には「石鎚神社頂上山荘」があり、宿泊可能。 ・山頂には「石鎚神社 奥宮 頂上社」があり、早朝と夕方に神事があり参加可能。 (参加はお勧めです) ・山の麓には「石鎚山日帰り温泉」があり、ゆっくりと汗を流すことが出来ます。 |
写真
感想
私は体力的な事を考え、登山前に伊予西条へ前乗りをし前泊をしました。
(しっかりと睡眠をとり登山がしたいからです)
翌日朝に仲間と伊予西条のバス停にて合流。
打ち合わせをした結果、ケーブルカーを利用しての登山を遂行。
最終的にこの判断は正解だったと思えるほどの登山でした。
山道はそんなに急勾配な箇所は無く、比較的歩きやすいかと思います。
ただし、夏の登山のため暑いです。よって体力の消耗はあります。
私は水分をたっぷりと持って登るようにしました。
今回の登山のメインとなるのは鎖場の鎖を伝っての崖上りです。
もう、思い出しただけでも手に汗が出る怖さでした。
鎖場の鎖。
鎖の輪っかの部分に私の登山ブーツが入れば楽だったのですが、
私のブーツは鎖の輪に入りませんでした。よって、鎖を腕力のみで利用し、足場は鎖の輪っかの外側に足を置くか、崖の窪みに足を置くしか方法がありませんでした。
鎖場。
試しの鎖と第1〜3の鎖場があり、全ての鎖場を利用しました。
握力、腕力が疲労で力が落ちてきており、何度か鎖場を途中で諦めたくなりましたが、途中でくたびれても降りるも進むも「ヤバい」といった感覚になりました。
イメージ的に下の方が足元が見えないので危険と判断し、登ることに集中をしました。何度か、腕の中に鎖を抱え込み、滑る足元に注意を払いながら休憩を繰り返し、少しづづ登るようにしました。
鎖場を登るときは「ジカタビ」良いと聞いていたので、この鎖場の鎖に足を引っ掛けやすいからだと良く理解ができました。
皆様もチャレンジされる時は靴の仕様にはお気を付けください。
この鎖場を体験したのちに山頂へ。
山小屋で一泊を予定している為、見物を預け少し休憩。
鎖場の達成感の後、向かいに見える「天狗岳」に向かう。
この天狗岳に向かうのも難所があります。
そう、急勾配の岩場を越えなくては天狗岳の頂上に行けないのです。
人によってはパッパとその斜めの岩場を歩いて山頂へ向かうのだが、私はそれができず、五体投地のやり方で、岩から滑らないように少しづつ進むことにしました。
全くもって恐ろしかったです。。。
今、思い出すだけでもPCに汗が噴き出しているほどです。
もちろん、滑り落ちたら命の保証はないのです。
鎖場とここで死神に4度ほど手招きをされた感覚でした。
生き延びれてよかったです。
しかし、この石鎚山山頂から天狗岳山頂の間で「ブロッケン現象」を何度も見ることが出来ました。希少な現象なので、こんなになんど自分の影が見れることには興奮しました。 とても嬉しい体験でした。
全ての工程を終えて山小屋に戻ります。
夕方の山頂神社での神事に参加体験が出来ました。
晩御飯の準備をします。
今回、素泊まりのため食事は自分たちで準備が必要です。
山頂から見る景色はとても美しい。
天候も秒単位・分単位で急激にかわります。
曇り空から、急に景色が見れます。さらに、日没のタイミングのため、夕日のオレンジの空が大変美しいです。それに反射を繰り返す雲の合間も山の影も美しい。山頂から見える瀬戸内海も綺麗でした。
そして、新月の夜の星空も美しかったです。
こんなに雲が無くスッキリ見れるのもラッキーな現象だといいます。
夜が明け、朝日を観ることに。
ご来光の時間帯。これまた神々しい風景で美しかったです。
変わりゆく景色に見惚れてしまいます。
朝の神社での神事にも参加をしました。
朝の回ではご身体に触れることが出来るので、宿泊者のみが体験できる貴重な経験でした!
朝の軽いヨガ体験をし体をほぐす。
朝食後、下山開始。
私は下の鎖場を避けることにしました。
鎖に足が入らないので、縄梯子の要領で下れないため身体へのリスクが高いので無理はしない事にしています。
代わりに迂回路を通るおかげで、往路では見れなかった景色を見ることが叶いました。
ケーブルカーの駅まで下山後、登山口まで下り、登山口の温泉に入る事にします。
かなりの汗を放出してので大変くたびれました。
その分、温泉が気持ちよかったです。
温泉のそばに帰路のバス停があるので、おおよそ1時間を有意義に利用することが出来ました。ただただ、暑かったのがしんどかったところです。
********石鎚山についての補足*********
石鎚山は、愛媛県を代表する霊峰で、その魅力は多岐にわたります。古代より山岳信仰の対象とされ、修験道の修行の場としても重要な役割を果たしてきました。その歴史は古く、山そのものが神秘的な雰囲気を纏っています。
石鎚山の魅力は、まずその自然美にあります。四季折々の風景が楽しめ、春の新緑、夏の爽やかな風、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて美しい姿を見せてくれます。特に紅葉の季節には、山一面が色とりどりの美しい色彩で彩られ、圧倒的な景観に心が奪われます。
山頂に佇む石鎚神社は、訪れる人々に厳かな雰囲気をもたらします。参拝することで心身を浄化し、新たな気持ちで日常に戻ることができるでしょう。また、山頂からの眺望は絶景そのもの。360度のパノラマから広がる美しい自然の風景が、登山の成果を実感させてくれます。
初めての人でも気軽に楽しめる点も魅力です。石鎚山ロープウェイを利用すれば、山頂まで手軽にアクセスできます。自然の美しさを満喫しながら、高い所からの景色を楽しむことができます。
石鎚山は歴史と自然が織り成す魅力的な場所。一度訪れると、その神秘的な雰囲気と美しい景観に心が引き込まれることでしょう。初めての方でも、その魅力に心を奪われること間違いありません。
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