赤岳は高山植物のパラダイス〜杣添尾根ピストン〜三叉峰経由
- GPS
- 09:09
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:11
天候 | 晴れ/曇。下は快晴でしたが八ヶ岳に雲がかかり上の方はややくもりがち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・10月まで林道ゲートがあいていていくことができます。ゲート自体は獣を牧場にいれないために閉まっていますが夏季はあけて通行することができます ・県界尾根登山口の先です ・5〜6台。つめても10台は難しそう ・朝6時半時点は誰もいませんでした。夕方帰ってきたら3台 ・トイレあり。無料仮設水洗2基 ・ダート路あり:牧場エリアに入ってから駐車場まで7キロに渡ってダートです。ダート路にしては比較的整備されていて平らですが、一部轍が深くなっていたり穴や段差が大きい箇所あります。スピードは控えめに |
コース状況/ 危険箇所等 |
▲要注意箇所 ○全体的には整備されていて歩きやすい ▲三叉峰〜天望小屋岩場つづく。ハシゴ場鎖場複数 ・足場も比較的ありハシゴも鎖もかなり頑丈で安心感はあるのでそれほど危険ではないが、両側が切れ落ちている箇所や高さのある狭い岩場をよじ登る場面は多い。転落滑落には注意してください ・浮いている石は少ないので比較的安定して歩けますが濡れているときなどは滑ることもあると思います。気をつけてください ▲天望小屋〜赤岳山頂、ガレ場続く。浮石多い ・天望小屋から赤岳山頂まではほとんど全ての石が浮いています。両側も切れておらず片側にしっかりとした鎖があるので難易度はそれほど高くないですが、転倒には気をつけてください。 ・標高も高く疲労も溜まってくる区間だと思います。他の登山者も比較的多い箇所です。落石には気をつけてください △杣添尾根上部、ハイマツの張っていて歩きにくい ・切られていますがハイマツの根や幹が登山道を覆っていて歩きにくいです。 ・不用意に根の上にのると滑ります。気をつけてください ▼杣添尾根下部、下り方向通過時道迷いに注意 ・下り方向通過時にいくつか迷い込みやすい箇所があります。目印は比較的多いので目印を見失わないようにしてください ▷三叉峰〜赤岳は難易度はそれほど高くないものの急峻な岩場をよじ登るような場面が多いので標準CTより速く歩くのはやや難しかったです ーーーーーー ◎お花 ○さまざまな高山植物が各所で見頃です ○コマクサ:天望小屋周辺で見頃。その他二十三夜峰や鉾岳周辺にも咲いています ・根石岳のように群生している感じではないですが、天望小屋のわきには見頃のコマクサが数多く見られます。お花は見頃最盛期です。 ・その他地蔵の頭〜三叉峰の間にも登山道からすこし離れたところに見頃のコマクサ咲いている場所あります。望遠レンズなら十分撮れる距離です ○チシマギキョウ:三叉峰〜赤岳で見頃〜見頃後半 ・チシマギキョウは三叉峰より先各所で咲き乱れています。 ・先週と比べると咲き進んでいて満開です。すでに早いものは終わり始めている株もではじめています ○ウサギギク:地蔵の頭〜三叉峰周辺で見頃です ・二十三夜峰周辺などでいくつか群生している箇所あります。お花は満開にちかくかなり見頃 ○ミヤマダイコンソウ:見晴らし台〜赤岳で見頃 ・見晴らし台を過ぎると咲いているものがではじめて三叉峰〜天望小屋周辺まで各所で見頃です ○チョウノスケソウ:三叉峰〜天望小屋で見頃後半 ・各所で咲いていますが先週と比べるとお花が少なくなってきています。見頃後半です ○キバナシャクナゲ:標高の高い箇所ではまだ咲いています ◎ゴゼンタチバナほかその他の高山植物もよく咲いていて見頃を迎えています |
写真
感想
さて、先週は横岳でしたが、ついに満を持して赤岳に登ることにしました。念願の赤岳です
実は赤岳は行こうとすると天気が崩れたり予定が崩れたりで今まで計画は立てているのに登頂できていない山なのでした。
美濃戸口は駐車場が高いので真教寺尾根か県界尾根を考えていましたが、先週横岳に登って杣添尾根から上がるのが実は一番ベストなのではないかと思ったので今回は杣添尾根からのチャレンジです。
先週来たときに別荘地の杣添尾根駐車場からあがったら、30分ほど上に林道駐車場が存在してトイレまであるという事実を知ったので今回は上の駐車場にとめることにしました。この30分分が地味にキツイんですよ帰り。道は平らだけど気持ち的に疲れる道だったので。
さて、朝車でやってきました林道入口。牧場すぎるとダートです。7キロダート。
と、メチャクチャ強そうなゲート出現します。絶対通れないような基地みたいな門です。
でも大丈夫。「登山道はこの先だよ」とフクロウのキャラクターの看板。ゲートの鍵はかかってないのであけて通過です。獣が牧場におりてこないようにゲートは閉めることになってるのであけたら閉めるです。
ここをすぎると5キロ6キロはあとひたすら未舗装ダート。
とはいっても砂利で舗装されてるのて案外走れます。というか荒れてない方です。整備されています。
とはいえダートなので轍は深くなってるところもあれば穴があいてる場所も段差もあります。
以前勢い良く走ってたら段差でパンクしてえらい目にあったこともあるしバンパーをぶつけて傷物になったこともあるので慎重にいきます。幸いそこまで深い穴はなかったですけどね。
先週は満車だったので心配してましたが、今回は誰もいない。ガラガラどころか1台目です。結局かえってきても3台でした
準備をして出発。先週菓子パン食べたらずっと胸の悪さに悩まされたので今回の朝食はおにぎりで
林道駐車場からあがると思いますけど圧倒的に楽。あの別荘地歩きが地味に疲れるんですよ。すぐわきまで人の家があると気を使いますしね。
さてさてここから見晴らし台までは単調な樹林帯歩き。
景色もなければお花もない。ただただ八ヶ岳らしい樹林帯歩きが続きます。
急登もないけど平でもない。ずーっと登り続けで地味な消耗をする場面です。
ちょっと樹林帯にうんざりしてるとようやく見晴らし台。今日は赤岳までよく見える!晴れ!
…と思いきやなんか山より向こう側に分厚い雲が、、、、、
嫌な分厚さの雲です。北杜側は晴れてるのにどうして…八ヶ岳にむかって雲があつまって八ヶ岳にぶつかって止まるあれです。
晴れてくれよ…と思いながら三叉峰まで。相変わらずここが一番キツイ。急登だし歩きにくいし酸素も薄くて精神的にもキツイとこ。
ここを気合でクリアすると三叉峰です。
が、真っ白。
分厚い雲かかってます。
とくに硫黄岳側は黒い雲がかかってて真っ暗。根石岳のほうでコマクサみるか悩んでましたけど今日はこっちで正解だったかな。きっとあっちはガスの中。
幸い赤岳の山頂“は”晴れてそう
しかし寒い。日が陰るととたんにとてつもなく寒い。ここから先岩場が続きますが登りはなくて運動強度下がるので上着を着て歩きます。
ここから先は高山植物のパラダイス!
チシマギキョウ、チョウノスケソウ、ミヤマダイコンソウ、ウサギギク、様々咲いてます。かわいい
お花の写真バシャバシャ撮りながら歩いていたのでここの歩行ペースは標準の倍以上かかっちゃいました(笑)
狭い岩場である程度はすれ違いありますが、そこまで混んではいません。
ハシゴ場や鎖場はつづきます。ときどき両側切れてて高度感あります。ハシゴや鎖がわりとしっかりしてるので怖くはないけど結構な急峻な岩場。慎重に通過。
なのでペースはあげません。
ようやく天望小屋までたどりつくとおおおお!!コマクサです!!根石岳みたいに群生はしてないけど結構ちかくにコマクサです!!見頃!!よく咲いてます!!
コマクサに癒やされて小休止して赤岳へ!!
ここから先は急登。ガレ場。わりと難所。
しっかりとした鎖はついてますけどとにかく足元の石は全部浮いてるし他の人も多いので落石には注意です。阿弥陀岳もこんな感じのガレ場でしたね。
ここまでずっと阿弥陀岳側は雲の中。北杜側は晴れ。ずっと雲滞留してます。
きつーい足場の悪い急登でしたが、山頂にたどりつくと、晴れた!!!!ミラクルですね!!!山頂は晴れ!!阿弥陀岳側は雲の中だけど赤岳は晴れ!!!
やっぱり八ヶ岳は裏切らない!ミラクルがおきる山!
晴れた北杜側をむいてご飯にしました。
ご飯が終わってふと振り返ると、おおっと阿弥陀岳側にかかっていた雲が抜けてきました。
しばし晴れ待ちしながら写真とるタイミングまってるとさーーーっと雲が抜けて阿弥陀岳まではっきり!硫黄岳のほうもはれてきました!
これまたミラクルおきましたね!
写真いっぱいとって下山
下山はじめると段々晴れてきました。もうちょい早く雲取れてくれるともっとよかったけどまあ贅沢いいません。山頂は晴れてましたから。
帰りには行きには気づかなかったところにコマクサ咲いてたりウサギギクの群生があったりでお花二倍たのしめました。
その後はそのまま杣添尾根を下山。
やっぱり林道駐車場にとめると最後が楽です。
ようやく念願かなって赤岳登頂、成功です!!!高山植物もたくさん咲いてたしお天気もミラクル起きたしいい登山になりました!やっぱり八ヶ岳は裏切らない!
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