上河内岳、茶臼岳、光岳
- GPS
- 19:56
- 距離
- 48.5km
- 登り
- 5,001m
- 下り
- 5,002m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:32
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 12:19
天候 | 一日目晴れのちガス 2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市道閑蔵線は本当に狭い為、カーブミラーの確認、落石への注意を怠らない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ウソッコ沢小屋の下の河原歩きはピンクテープを頼りに歩く。 茶臼小屋までの登り下りは急登なので、落石に注意。 |
その他周辺情報 | 井川オートキャンプ場の前に最後の公衆トイレあり。一応駐車場にも仮設のトイレがあった。 帰りも井川オートキャンプ場の日帰り温泉を利用。飲料自販機もあった。 |
写真
感想
アクセスについて。
関東地方から畑薙第一ダムに行こうとすると、ナビも他の案内等も手前のインターから口坂本経由や富士見峠経由を案内される。
または国道だからまだマシでしょと、静岡SAからETC出入りで362で千頭までと考えるが、調べてみるとどれも狭い山道ですれ違いも困難。工事もして大型が通る事もあり、安全優先で島田金谷からアクセスした。
結果、本当に狭い箇所は市道閑蔵線のみで良かったと思う。小一時間時間がかかっても、ストレスは恐らく10分の1だったと思う。
山について。
南アルプス南部はお椀を伏せた、と形容されるが正にその通り。
ウソッコ沢小屋から登り始めると、横窪沢小屋まで信じられない斜度が延々と続く。
横窪沢小屋で蜂に気を付けながら休憩し、気を取り直して登っていくと、少し斜度は緩む。しかし足はもう疲れ切っているので苦しみは変わらない。
樺段を過ぎてしばらく登ると木の階段が出てくる。そこまでくれば茶臼小屋はもうすぐ。
水場は、ウソッコ沢小屋については何処にあるか分からず。
横窪沢小屋は水を取るには難しいくらいに少なかった。
水呑場はポタポタくらいと、畑薙から茶臼小屋までは水場はほぼ使えなかった。
光岳方面では、静高平の水はしっかり出ていた。
茶臼小屋では平日でテントが少なかった為、2日目の光岳往復の際にテントをデポさせてもらった。お陰で軽身で歩けました。もしテントも背負ってたらヘッデン下山だった。
光岳小屋も山の上にぽっかり開いた楽園のようなロケーション。木道の先に朝日を浴びるその様はとてもキレイだった。
足が痛くて大変だったが、時間を作ってまた来たいと思う山域でした。仁田岳やイザルヶ岳にも行ってみたいし、茶臼小屋から朝の富士山も見たいし、光岳小屋にも泊まってみたい。
追記
毎日アルペン号の沼平到着時刻が5時から7時に変更になったそうだ。
お盆期間に沼平からの縦走を予定していた為、計画の見直しが必要か判断するために、今回の山行を行った。
もし自分と同じような縦走を計画していて、バスの到着時刻変更を知らなかったという人がいれば、お気を付け下さい。
また、初日の樺段でお話した方によると、バスの運行日に工事をしない日もあるそうで、工事が無ければ5時、工事があれば7時着となるそうです。
工事のスケジュールはどこかで調べられるのだろうか。
朝ゴハンの労力削減の為、前夜に水を入れておいたリゾッタを寝袋の中で温めておく作戦を使った。
南アルプス縦走を行った人の記録から知った技だったが、これはナイスアイデア!
寝て起きたら人肌ご飯が出来ていました!!
寝袋の中にこぼさないように、ビニール袋にリゾッタの袋ごと入れておいたら大丈夫だった。
カレーメシをジップロック作戦を実行。
鍋のフタにジップロックSに移しておいたカレーメシをジップロックごと入れて、お湯を入れて混ぜて5分でカレーメシが出来上がり。
熱湯でもジップロックは溶けることはなく、食べ終わったらジップロックをくるくるすればゴミは最小、汚れ物はスプーンだけの完璧な作戦。
しかし、カレーの匂いがジップロックの何処かから漏れるようで、ザックの中もテントの中もカレー臭がすごくなってしまった。
匂いについては要対策か。
シューズはサロモンのX ULTRA4MID GORETEXを投入。
ザック重量は水4Lと本番想定の食料込みで16Kg弱。
この位の重量ではソールが弱くて疲れるとは全く感じなかった。2日目の30km3000mダウンでも蒸れが酷くてマメがヤバくはなったが、ソールの剛性不足で余計に足が疲れるとは思わず、むしろ軽量性と足首や足関節が使いやすくてアドバンテージがあったと思う。
欠点はやはり上っ面が薄い為、木や岩にラバー以外の箇所をぶつければ穴が空くだろうし、そこまで固くないソールは尖った岩の角に全体重を乗っけて立ったり、岩と岩の間にシューズを突っ込み立ち込む事も出来ないだろう。でもそれって一般道なら他の選択肢が取れると思う。
以上から、12本アイゼンを付ける必要のない夏の一般道では、ソールの硬いシューズは必要無いとはっきり思った。
あとはゴアテックスか、非防水のトレランシューズか。
ゴアテックスは足首以外から砂利は入らないが目茶苦茶蒸れるのは普通の登山靴と大差無い。
非防水トレランシューズは全然蒸れないが、あらゆる箇所から砂利が入るし、雨が降れば一瞬で濡れる。
どちらが良いのだろうか。
ザックはmacpacのHesper 50を使用。
50L程でインナーフレーム付き、背面に蒸れ対策がある、背面が背中になるべく近い(重心が近い)、ウエストベルトがシンプルでジャマにならない、そして軽量となると中々他の候補がない絶妙なザック。あえて比べるならエクスペッドのライトニングとかオスプレーエクソスプロあたりと思うが、ちょっと違うか。
身長170cmなのでサイズS2しか選べない。背面長は少し長すぎるが、インナーフレームを背中の形にピッタリ来るよう曲げて使用すると、長過ぎるザックが後方に引っ張られるのを軽減出来て背負いやすくなった。
水分補給には水のボトルと経口補水液のボトルと2本をショルダーハーネスにいつでも飲めるようにしておいた。
常に汗をかきシャツもズボンもびしょびしょになる状況では、経口補水液での水分と電解質の補給は大変有効と感じた。塩タブ程度では焼け石に水。
ソックスについてはメリノソックス以外の選択肢を知らない為、ダーンタフのハイカーマイクロクルーミッドウェイトクッションを使った。
いつものことだが夏場のゴアテックスシューズの前ではビショビショになってから欠片も乾くことはなく、快適性の面では一切アドバンテージを感じなかった。ただただマメを製造するだけで、匂いもだいぶ臭くなる。
化繊のソックスを使ってみたいと思った。
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