丑寅権現〜角ヶ仙：周回

2015年01月18日(日) [日帰り]

• GPS: 07:27
• 距離: 8.4km
• 登り: 749m
• 下り: 738m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:08
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:28

7:31 駐車個所出発
8:43 8:45 尾根取り付き
10:40 10:43 丑寅権現
12:20 12:23 1126m地点・角ヶ仙分岐
13:28 13:40 角ヶ仙
14:34 角ヶ仙登山口
14:59 駐車個所帰着

合計時間： 7時間27分
合計距離： 8.35km
累積標高（上り）： 715m
累積標高（下り）： 707m

天候

晴れ時々ガス
微風
駐車個所気温−3℃（07:00時点）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道美作北線への分岐手前に駐車
冬期は除雪車の迷惑にならないように注意。

コース状況／危険箇所等

積雪期の登山です。
�´い楼貳姪�な道はありますがコース不明瞭。
また、�↓�はバリエーションルートです。
要事前準備、地図、コンパス必携。
装備適宜。

�｜鷦峺捗蝓組�根取り付き
越畑集落からリンゴ園手前を通過、林道を歩き写真�い慮捗蠅�ら取り付く。

��尾根取り付き〜丑寅権現
基本的には尾根通し。
前日まで降雪があり、概ね膝下までの沈み込み。
深い所では胸辺りまで嵌り込む個所もあった。
標高880m付近で岩稜帯が現れる。
両側は急傾斜で巻くのも躊躇し、多少強引に直登したが
積雪の状況によっては更に危険かも知れない。
要状況判断。

�１�寅権現〜角ヶ仙
この時期雪庇が発達しており、踏み抜きに注意。
また非常にヤブが濃く、特にネマガリタケの密生地帯がいくつもある。
積雪が少なければ過酷なヤブコギを強いられるでしょう。

�こ僖�仙〜舗装林道出合
角ヶ仙からは夏道を下山した。
積雪の為コース不明瞭ながらテープなどあり注意すれば道迷いの心配は少ないかと。
傾斜がきつい個所があり、注意必要。

■今回の山行は「少年とオヤジの山歩き...?」の「スパクア」さんのレポを参照させて頂いた。
ありがとうございます。

写真

1/18 7:33

右折して橋を渡ると角ヶ仙への舗装林道。
この時間にはまだ除雪されていなかった。
集落の中を歩き、尾根の取り付きへ向かう。

1/18 8:11

林道途中から取り付き予定の一つ手前の尾根を観る。
巨大な岩が観える。

1/18 8:11

分岐。向かって右へ。
沈み込みが大きく、体力を奪う。

1/18 8:43

林道から尾根へ取り付く。
思った以上に沈む。
時には胸辺りまで沈んだ。

1/18 9:00

予定の尾根に乗る。
日が差してくる。

1/18 9:28

岩稜帯が現れる。
多少強引に直登する。
ここから稜線までかなり手こずった。

1/18 10:16

隣の尾根の大岩を眺める。
あの岩の下に在るものこそ、
「丑寅権現」なのだそうだ。

1/18 10:35

稜線に合流。
雪庇が大きくなっていた。

1/18 10:37

鈍い音と共に雪庇が崩れていった。
危うく踏み抜く所だった。

1/18 10:40

四等三角点「丑寅権現（ウシトラゴンゲン）/1017.3m」付近にて。

1/18 10:40

稜線を戻り1126m地点への分岐へ向かう。
この時点で花知への周回は難しいだろうと考えていた。

1/18 10:47

雪庇にヒビが走り、緊張。

1/18 11:55

越畑、長宗集落を観る。
愛車もかろうじて観える。

1/18 11:59

僅かに展望が取れた。
恩原三国山界隈を観る。

1/18 12:01

稜線は樹氷が美しい。

1/18 12:20

分岐。
左：1126m地点へ
右：角ヶ仙への鞍部へ
この時点で5時間近くが経過。花知へは時間切れと判断。
サブコースとした角ヶ仙へ取る。

1/18 12:31

角ヶ仙への鞍部へ下降。

1/18 13:12

この辺りの木々は雨氷でコーティングされていた。

1/18 13:14

角ヶ仙への登り返し。
雪庇に警戒しながら。

1/18 13:33

角ヶ仙山頂に到着。
標識を掘り返す。
「角」までしか掘れなかった。

1/18 13:34

角ヶ仙山頂にて。
日焼け止めを塗っても焼けた。

1/18 13:35

丑寅権現を観る。
すっきりした尾根に観えるが、
なかなかの難関だった。

1/18 13:35

泉山を観る。
どっしりとした良い山容だ。
美しい。

1/18 13:40

オオヒラ山を観る。
条件が良ければ周回してみたい。

1/18 13:54

角ヶ仙を降り、振り返る。

1/18 14:04

今日は獣のトレースのみ。
贅沢な時間だ。

1/18 14:31

有名な（？）看板を初めて観た。

1/18 14:36

舗装林道に合流。

1/18 14:42

よく壊れないなあ。

1/18 14:45

ここが最終除雪地点となっていた。

1/18 14:57

長宗集落から丑寅権現を観る。
歯応えのある山だった。
感謝の意を込めて手を合わせる。

1/18 14:58

駐車個所に無事戻った。

撮影機器：

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

とる

数ある岡山県の三角点名の中でも
図抜けて禍々しい響きのある「丑寅権現（うしとらごんげん）」。
以前「スパクア」さんが行かれていたレポを拝見して、
いつか歩いてみたいと思っていた。
ヤブが心配だったが、前日には雪が降り積雪は充分だろうと言う事で出掛けた。

当初予定していたのは花知ヶ仙への周回だったが、
降ったばかりの新雪は緩く、きつめのラッセルとなり時間切れ。
サブコースとした角ヶ仙への周回に変更した。

下山後、地元の元猟師（てっぽう撃ち）さんとお話し出来た。
以下、概略。

□おっちゃん
「どけぇ行って来たん？」
■私
（丑寅権現を指しながら）「あそこに行って来ました。名前をご存知ですか？」
□おっちゃん
「山の名前はよう知らんなあ。」
■私
「三角点名はウシトラゴンゲンとなってますね。」
□おっちゃん
「ああそうじゃ、あの大岩（写真�↓А砲硫爾麻�られとるらしい。
それが（丑寅）権現様じゃ。
あんまり「ようねえもん(⁼良くないもの・祟り神なのか？）」らしいわ。
わしも行った事ぁねぇけど、今でも（祀った御神体は）ある言う話じゃ。
あのへんも昔は（この時期）よう猟に行きょうた。
もう猟師もおらんし、今じゃあ（ヤブが濃く）歩けまぁ。」

若いころはこの辺りの山々を駆け巡ったのだそうだ。
この他にも大変興味深い話を聞かせて頂いた。

「丑寅権現」、次は御神体を確かめに行かねば。

コメント

goforward

権現様
なるほど、興味深い情報ありがとうございます。
次回は大岩周辺をヤブ漕いで探索ですな！（笑）

1126からは、花知ヶ山への尾根に劣らず、天狗岩に至る稜線もブナの古木が点在してなかなかいい尾根です。
これからじっくりと時間をかけて歩いてみてください。

私もこの界隈、今シーズン1度は歩くつもりでいます。

とる

Re: 権現様
＞スパクアさん
御神体に近づくと祟られそうで恐ろしいです（笑）

この日は快晴で、花知へ続く稜線がすっきりと観えていました。
天狗岩〜三十人ヶ山へも近いうちに歩いてみたいと考えています。

楽しみがまた増えました。