早朝の勝沼ぶどう郷駅前。手元の温度計の気温は-1℃。
降車した客は若干名。登山目的と思しき人もいたが、皆タクシーを利用するようだった。
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1/17 7:50
早朝の勝沼ぶどう郷駅前。手元の温度計の気温は-1℃。
降車した客は若干名。登山目的と思しき人もいたが、皆タクシーを利用するようだった。
駅前の広場から左手の方向に歩き始める。高架線の向こうに見えるのは、これから登る甲州高尾山の北側斜面。
この写真を撮影してから約1時間20分後、向こう側からこちらを見下ろす場面がある。
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1/17 7:56
駅前の広場から左手の方向に歩き始める。高架線の向こうに見えるのは、これから登る甲州高尾山の北側斜面。
この写真を撮影してから約1時間20分後、向こう側からこちらを見下ろす場面がある。
せっかくなので大日影トンネルに寄り道。
1902年から1997年まで使われ、現在は遊歩道として整備されている鉄道用のトンネルである。通行可能な時間帯は9:00〜15:00となっており、当然この時は閉鎖されていた。
なお、左に見えるのは現役の新大日影トンネル。
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1/17 7:56
せっかくなので大日影トンネルに寄り道。
1902年から1997年まで使われ、現在は遊歩道として整備されている鉄道用のトンネルである。通行可能な時間帯は9:00〜15:00となっており、当然この時は閉鎖されていた。
なお、左に見えるのは現役の新大日影トンネル。
大日影トンネルの右手の道を辿って行くと、道幅の広い車道(塩山フルーツライン?)に接続。
そして大善寺方面に歩を進めると写真の標識を発見した。寄り道をしなければ、本来はこの標識を頼りに大善寺を目指すこととなるのだろう。
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1/17 8:01
大日影トンネルの右手の道を辿って行くと、道幅の広い車道(塩山フルーツライン?)に接続。
そして大善寺方面に歩を進めると写真の標識を発見した。寄り道をしなければ、本来はこの標識を頼りに大善寺を目指すこととなるのだろう。
車道を歩いたり、車道を外れて徒歩道(勝沼フットパス)を歩いたりしながら大善寺を目指す。車道を歩き続けるよりは効率の良い道筋を辿っているように思う。
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1/17 8:14
車道を歩いたり、車道を外れて徒歩道(勝沼フットパス)を歩いたりしながら大善寺を目指す。車道を歩き続けるよりは効率の良い道筋を辿っているように思う。
大善寺に到着。
国宝というのだから大層立派なお寺なのだろうが、ここは素通り。
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1/17 8:19
大善寺に到着。
国宝というのだから大層立派なお寺なのだろうが、ここは素通り。
大善寺の通用口(?)となっている細い坂道の途中にこの標識があり、ここが登山口となる。
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1/17 8:21
大善寺の通用口(?)となっている細い坂道の途中にこの標識があり、ここが登山口となる。
途中の東屋で支度を整え、獣避けのフェンスを開けていざ出発。
序盤は登山道のあちこちを作業道横切っておりちょっと悩むが、ここはひたすら直進して尾根を急登していく道が正解。
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1/17 8:35
途中の東屋で支度を整え、獣避けのフェンスを開けていざ出発。
序盤は登山道のあちこちを作業道横切っておりちょっと悩むが、ここはひたすら直進して尾根を急登していく道が正解。
中央道長野・静岡方面の展望。
薄く雪化粧した市街地の向こうに南アルプスが霞んで見える。
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1/17 8:45
中央道長野・静岡方面の展望。
薄く雪化粧した市街地の向こうに南アルプスが霞んで見える。
淡々と急勾配を登り、稜線に出合うと道標が置かれている。
どうやらここが柏尾山の750mピークのようだが、山頂標識などは設置されていないようだ。
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1/17 8:52
淡々と急勾配を登り、稜線に出合うと道標が置かれている。
どうやらここが柏尾山の750mピークのようだが、山頂標識などは設置されていないようだ。
近くに鉄塔があったので、お決まりのやつを1枚。
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1/17 8:53
近くに鉄塔があったので、お決まりのやつを1枚。
稜線には5cmほどの積雪があった。気温が低いので硬く締まっている。
写真奥の山々は、手前から無名のピーク1、甲州高尾山嶮ヶ峰、甲州高尾山本峰、無名のピーク2。実は無名のピーク2が一番標高が高い。
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1/17 8:59
稜線には5cmほどの積雪があった。気温が低いので硬く締まっている。
写真奥の山々は、手前から無名のピーク1、甲州高尾山嶮ヶ峰、甲州高尾山本峰、無名のピーク2。実は無名のピーク2が一番標高が高い。
無名のピーク1を登る途中に、甲州盆地方面が開けている場所があった。なかなかに良い眺めだ。
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1/17 9:16
無名のピーク1を登る途中に、甲州盆地方面が開けている場所があった。なかなかに良い眺めだ。
先ほどまでいた勝沼ぶどう郷駅を拡大して撮影。
2枚目の写真とちょうど対峙する格好となる。
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1/17 9:18
先ほどまでいた勝沼ぶどう郷駅を拡大して撮影。
2枚目の写真とちょうど対峙する格好となる。
ここで冬季閉鎖中の林道、菱山深沢線に出合う。
この林道は嵯峨塩深沢線にも接続しているので、ぶっちゃけてしまうと、この林道を辿って行けば目的地に到達できてしまう。
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1/17 9:36
ここで冬季閉鎖中の林道、菱山深沢線に出合う。
この林道は嵯峨塩深沢線にも接続しているので、ぶっちゃけてしまうと、この林道を辿って行けば目的地に到達できてしまう。
林道を横切ると、そこには真新しい防災無線施設が設置されていた。この辺りは山火事が多いので、その対策として整備されたもののようだ。
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1/17 9:36
林道を横切ると、そこには真新しい防災無線施設が設置されていた。この辺りは山火事が多いので、その対策として整備されたもののようだ。
ものの数分で、甲州高尾山嶮ヶ峰に到着。1,091メートルピークで、三等三角点(点名:嶮ケ峰)が埋設されている。
ちなみに国土地理院などの地図では「宮宕山」の名称が与えられているが、現地にはその表記はなかった。
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1/17 9:43
ものの数分で、甲州高尾山嶮ヶ峰に到着。1,091メートルピークで、三等三角点(点名:嶮ケ峰)が埋設されている。
ちなみに国土地理院などの地図では「宮宕山」の名称が与えられているが、現地にはその表記はなかった。
続いて甲州高尾山本峰に到着。1,106メートルピークだが、こちらには三角点は置かれていない。
山名の由来は「高い尾根筋が平地に接する地形」を「高尾」と呼んだことに因む。頭に「甲州」を付けたのは、彼の大人気の山と区別するため…かも知れないが、定かではない。
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1/17 9:48
続いて甲州高尾山本峰に到着。1,106メートルピークだが、こちらには三角点は置かれていない。
山名の由来は「高い尾根筋が平地に接する地形」を「高尾」と呼んだことに因む。頭に「甲州」を付けたのは、彼の大人気の山と区別するため…かも知れないが、定かではない。
周囲の山々を遠望。
富士の姿を探したが、見つけることは出来ず。
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1/17 9:48
周囲の山々を遠望。
富士の姿を探したが、見つけることは出来ず。
無名のピーク2に到着。とても見晴らしが良い。甲州高尾山東峰とでも名付ければ良いのに。
なお、ここはなぜかやたらと雪が貼り付いていた。
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1/17 9:55
無名のピーク2に到着。とても見晴らしが良い。甲州高尾山東峰とでも名付ければ良いのに。
なお、ここはなぜかやたらと雪が貼り付いていた。
大滝不動尊との分岐に到着。富士見台方面に進む。
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1/17 10:05
大滝不動尊との分岐に到着。富士見台方面に進む。
大菩薩連嶺を遠望。
写真は左から黒岳、白谷ノ丸、大蔵高丸、手前のピーク(天目山?)の隙間からハマイバ丸、大谷ヶ丸など。
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1/17 10:09
大菩薩連嶺を遠望。
写真は左から黒岳、白谷ノ丸、大蔵高丸、手前のピーク(天目山?)の隙間からハマイバ丸、大谷ヶ丸など。
目指す棚横手は林道出合の先にあるようだ。
山火事で焼き払われた山肌に道が付けられている。(横手道というらしい。)登山道を尾根を忠実に辿っていく。
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1/17 10:16
目指す棚横手は林道出合の先にあるようだ。
山火事で焼き払われた山肌に道が付けられている。(横手道というらしい。)登山道を尾根を忠実に辿っていく。
富士見台に到着…したが、富士はまったく見えず。素通り。
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1/17 10:24
富士見台に到着…したが、富士はまったく見えず。素通り。
この場所も大滝不動尊に向かう道との分岐となる。
地図を見るとこちらはほどなく林道に接続するようだが…
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1/17 10:26
この場所も大滝不動尊に向かう道との分岐となる。
地図を見るとこちらはほどなく林道に接続するようだが…
急勾配の道を辿って行くと、再び林道に出合う。
非常に目立つ矢印の指し示す階段を登り、尾根に上がる。
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1/17 10:35
急勾配の道を辿って行くと、再び林道に出合う。
非常に目立つ矢印の指し示す階段を登り、尾根に上がる。
歩くこと10分足らずで棚横手到着。山頂標識は「棚横手山」だった。1,306メートルピークで、三等三角点(点名:大滝山)が埋設されている。
山名の由来は先ほど見た「横手道」に因むようだが、本来はこの山の名前は「大滝山」で、この奥にある「大滝山」が「宮宕山」ではないかと思うのだが。実際、地形図にある「宮宕山」は「嶮ケ峰」だったわけだし…
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1/17 10:44
歩くこと10分足らずで棚横手到着。山頂標識は「棚横手山」だった。1,306メートルピークで、三等三角点(点名:大滝山)が埋設されている。
山名の由来は先ほど見た「横手道」に因むようだが、本来はこの山の名前は「大滝山」で、この奥にある「大滝山」が「宮宕山」ではないかと思うのだが。実際、地形図にある「宮宕山」は「嶮ケ峰」だったわけだし…
ここで富士山がボヤっと登場。
ちなみに足元にある看板には「大富士見台」と書かれていた。
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1/17 10:45
ここで富士山がボヤっと登場。
ちなみに足元にある看板には「大富士見台」と書かれていた。
地図上では破線ルートに入ったが、これは…ちょっと目印多すぎじゃないか?
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1/17 10:51
地図上では破線ルートに入ったが、これは…ちょっと目印多すぎじゃないか?
大滝山というか、宮宕山に到着。地味な山頂標識がある地味なピークで、標高は1,358メートル。
ちなみに、「大滝山」という山頂標識はどこにもなかった。
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1/17 11:00
大滝山というか、宮宕山に到着。地味な山頂標識がある地味なピークで、標高は1,358メートル。
ちなみに、「大滝山」という山頂標識はどこにもなかった。
サングラスの落し物。
お心当たりのある方は当山までお越しください。
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1/17 11:01
サングラスの落し物。
お心当たりのある方は当山までお越しください。
山ではたまに見かける、不思議な姿の松の木。
雪の重みがこういう姿を造り出すのだろうか。
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1/17 11:03
山ではたまに見かける、不思議な姿の松の木。
雪の重みがこういう姿を造り出すのだろうか。
アイゼンが置いてあるところが分岐点。正面と右手に尾根が派生している。間違えて正面の道を下ると、結構とんでもない方向に行けてしまうので注意。
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1/17 11:05
アイゼンが置いてあるところが分岐点。正面と右手に尾根が派生している。間違えて正面の道を下ると、結構とんでもない方向に行けてしまうので注意。
ここは登山道ではないが、尾根を忠実に下っていく。
目印はそれなりに付けられているので、注意して進めば迷うことはないだろう。
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1/17 11:10
ここは登山道ではないが、尾根を忠実に下っていく。
目印はそれなりに付けられているので、注意して進めば迷うことはないだろう。
ここで林道に接続。
写真は振り返って撮影。接続地点はストンと落ちているので木につかまりながら慎重に。
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1/17 11:22
ここで林道に接続。
写真は振り返って撮影。接続地点はストンと落ちているので木につかまりながら慎重に。
この先はひたすらに林道(嵯峨塩深沢線)を歩くことになる。
路面の積雪は10センチほど。山道よりよっぽど歩きづらい。
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1/17 11:24
この先はひたすらに林道(嵯峨塩深沢線)を歩くことになる。
路面の積雪は10センチほど。山道よりよっぽど歩きづらい。
フーム、犯人は鹿を連れているようだよ、ワトソン君。
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1/17 11:28
フーム、犯人は鹿を連れているようだよ、ワトソン君。
山の北側は風が強く、完全に凍り付いていた。
積雪も20cmくらいにアップ。非常に歩きにくい。
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1/17 11:38
山の北側は風が強く、完全に凍り付いていた。
積雪も20cmくらいにアップ。非常に歩きにくい。
大規模崩落跡に遭遇。道を完全に塞いでしまっているが、迂回して通過は可能。
余計な心配だが、春までに復旧できるのだろうか。
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1/17 11:42
大規模崩落跡に遭遇。道を完全に塞いでしまっているが、迂回して通過は可能。
余計な心配だが、春までに復旧できるのだろうか。
法面工事用のフィックスロープだろうか。
ロープの先にはツララがぶら下がっていた。
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1/17 11:55
法面工事用のフィックスロープだろうか。
ロープの先にはツララがぶら下がっていた。
甲陽東山妙見尊略縁起の石碑によれば、ここにはかつて妙見堂があったらしい。
ところがなんと、帰宅して調べてみると妙見堂はこの石碑の下にある大岩の空洞に現存しているらしい。雪がない時期に再訪してみようか…
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1/17 11:58
甲陽東山妙見尊略縁起の石碑によれば、ここにはかつて妙見堂があったらしい。
ところがなんと、帰宅して調べてみると妙見堂はこの石碑の下にある大岩の空洞に現存しているらしい。雪がない時期に再訪してみようか…
急に人の気配がすると思ったら、法面の補修工事をやっていた。
寒いのにご苦労様です。
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1/17 12:01
急に人の気配がすると思ったら、法面の補修工事をやっていた。
寒いのにご苦労様です。
工事のお蔭でこの先は除雪されており、歩きやすくなっていた。
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1/17 12:05
工事のお蔭でこの先は除雪されており、歩きやすくなっていた。
ゲート脇を通過して振り返って撮影。
工事中なので(崩落もあるし)当然ゲートはクローズである。まあ、どのみち冬季は通行止めか?
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1/17 12:09
ゲート脇を通過して振り返って撮影。
工事中なので(崩落もあるし)当然ゲートはクローズである。まあ、どのみち冬季は通行止めか?
林道脇から、つかの間の登山道へ。
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1/17 12:14
林道脇から、つかの間の登山道へ。
道は明瞭で迷うことはなさそうだが、午後になって雪が腐ってきており、早く降りてしまいたいところ。
写真のアンテナは防災無線かと思ったらケーブルテレビ局のものだった。
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1/17 12:26
道は明瞭で迷うことはなさそうだが、午後になって雪が腐ってきており、早く降りてしまいたいところ。
写真のアンテナは防災無線かと思ったらケーブルテレビ局のものだった。
登山道を下り切ると山梨県道218号大菩薩初鹿野線に出合い、あとは車道歩きを残すのみ。
余談だが、このちょっと手前で落ち葉に隠されたドロドロの斜面に足を取られ、見事にすっ転んでしまった。右手と右臀部とザックの底が泥だらけになり、気分はブルー。
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1/17 12:40
登山道を下り切ると山梨県道218号大菩薩初鹿野線に出合い、あとは車道歩きを残すのみ。
余談だが、このちょっと手前で落ち葉に隠されたドロドロの斜面に足を取られ、見事にすっ転んでしまった。右手と右臀部とザックの底が泥だらけになり、気分はブルー。
嵯峨塩温泉。明治の発祥らしい。
いつか寄ってみたいと思うのだが、足はやまと天目山温泉に向かってしまう。
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1/17 12:42
嵯峨塩温泉。明治の発祥らしい。
いつか寄ってみたいと思うのだが、足はやまと天目山温泉に向かってしまう。
長い車道歩きの末、やまと天目山温泉に到着。
もう何度もおススメしているが、高アルカリの冷泉がとても気持ち良いのだ。
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1/17 13:29
長い車道歩きの末、やまと天目山温泉に到着。
もう何度もおススメしているが、高アルカリの冷泉がとても気持ち良いのだ。
湯に浸かって疲れを癒すも、バスはないのでまた車道歩き。
写真は帰り際に見つけた「土屋惣蔵片手切」の石碑。織田軍はこの地で川が血で染まるほどの損害を出したとか。谷底を覗くと、眼下には日川の清流。「血川」が訛って「日川」に?まさかね…
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1/17 14:47
湯に浸かって疲れを癒すも、バスはないのでまた車道歩き。
写真は帰り際に見つけた「土屋惣蔵片手切」の石碑。織田軍はこの地で川が血で染まるほどの損害を出したとか。谷底を覗くと、眼下には日川の清流。「血川」が訛って「日川」に?まさかね…
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