美しいカール、大賑わいの仙丈ヶ岳
- GPS
- 05:17
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:15
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 仙流荘の日帰り入浴600円安い |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
仙丈ヶ岳 3033m
南プス市営バスの広河原〜北沢峠は、2019年だったか、台風の影響で林道が通行できない状態になり、運休が何年も続いている。
歩行もダメらしい。
それで、なかなか仙丈ヶ岳には足が向かなかったが、この日思い立って行くことに。
南プス市営バスが使えないとなると、伊那市側、つまり東京からは諏訪まで行って南アルプスの裏側にある仙流荘発着の南アルプス林道バスを使わねばならない。
朝3時半過ぎに家を出て、中央道を飛ばして諏訪から南下、仙流荘まで3時間20分掛かった。
8時のバスを目標にしていて、1時間前には着いた。東京から南アルプスの裏に行くのは遠くてしんどいぜ。
ま、芦安から広河原へ行って、バスを乗り換えて北沢峠に行くのもかなり面倒ではあるけどね。
南プス林道バスの登山者用駐車場はすごい車の数。手前の駐車場は満杯で奥に行くことになった。
駐車場のおっちゃんに話を聞くと、5時半始発に合わせた客が多すぎて、全員を北沢峠に運ぶのに、バス数台が何往復かして1時間掛かってようやく捌けたという。
いやぁ5時半を目標にしなくて良かった。
50分ばかりバスに揺られて北沢峠へ。
バスの運転手がいろいろお話ししてくれて楽しめた。
林道にミツバヒヨドリの群生しているところがあり、そこにアサギマダラという蝶がやってくるということ。アサギマダラは渡り鳥のような習性があり、なんとはるばる沖縄や台湾からやってくるということ。コロナ禍の頃から数が減って心配な雰囲気。でも行きも帰りも薄い青に黒と茶色のスジの入った蝶を見ることができた。
また鋸岳の鹿の窓が見える場所でバスを止めてくれて、教えてくれたが、確認できなかった。
北沢峠には50分ほどで到着。
北沢峠は標高2000mほどになる。
暑さは感じなかった。
9時ちょうどに登山スタート。
仙丈ヶ岳までは4.5kmほどか。軽くアップダウンがあって、登山口からは累積1200mくらいになる。時間に余裕があったら大仙丈ヶ岳まで行って16時のバスに乗るつもりで。
小仙丈ヶ岳に向かうコースは針葉樹の森で、陽が入って明るく良い雰囲気。
最初は結構きつい上り坂が続くがちょっと進むと緩やかになる。
また四合目を越えた辺りから急峻になってきて、南アルプスの女王というより、女王様だなとか思った。
六合目辺りで森林限界か、ハイマツ帯がしばらく続く。
下山してくるハイカーは多い。
山小屋もいくつかあっていずれも賑わってそうだ。
高山に咲く花にとっては、この時期はもうピークを過ぎている感じだ。
華やかな花畑は見られなかった。
甲斐駒ヶ岳や北岳からは何度となく眺めた仙丈ヶ岳だが、反対の景色はガスに隠れてはっきりと見えず残念。
でも、写真でよく見る大仙丈カール、小仙丈カール、藪沢カールは見られた。
これが見たかった。
山頂は楽しげなハイカー達でなかなかの賑わい。
ガスって遠くの景色が見えないのが残念だった。
仙丈ヶ岳、良い山だ。
深田久弥が百名山に入れるのも納得。
日本百名山の仙丈岳のところには「日本アルプスで好きな山は北では鹿島槍、南では仙丈である。」と書かれてある。
また来たい山だ。
大仙丈ヶ岳方面はガスって真っ白だったので行くのをやめ、12時半頃下山を開始。
14時過ぎに北沢峠に着いたので15時のバスに余裕があると思ったら、臨時のバスが来て14時半頃乗ることができた。
そうそうバスでの下山中にカモシカの親子がいて、運転手さんがバスを止めてくれたので見ることができた。
カモシカ、初めて見た。
ラッキー。
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