[北アルプス] 黒部五郎岳(五郎沢↓-黒部川-赤木沢↑)増水できれいな沢が濁流に
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- GPS
- 50:14
- 距離
- 51.7km
- 登り
- 3,275m
- 下り
- 3,293m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 6:34
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:01
- 山行
- 17:22
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 18:09
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 11:41
天候 | 全日晴れ (3日目は夕立でドシャ降り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●一般登山道はよく整備されており危険箇所は無し ●五郎沢左俣 ロープを使うような大きな滝は無し(沢経験者なら問題なし) ●黒部川源流(黒部沢→赤木沢 間) 基本的にどちらかの岸を歩くか高捲き出来そう、今回は捲くのが面倒なので何度 も渡渉しながら両岸を歩く ●赤木沢 概ね慣れた人なら滝を越えられるが、大滝は高捲きになる。 前回は簡単に越えた のだが夜に通過したからかルートを間違えたらしくかなり苦戦したので事前の情報 収集が大切だと思う |
その他周辺情報 | 下山後はいつもの「満天の湯」へ |
写真
この画像を撮影後に焚き火用の薪を探したりゴソゴソしてると雨が降り出し、たぶん30分程で↓の動画のような濁流になった。
早めの判断で斜面の木に荷物を移動して枝に座り込んでたので難を逃れたが寒くて寒くて大変だった
感想
久々の・・ ホント久しぶりの沢登り と言うか、山自体がメチャ久しぶり。
たるんだ体に鞭打って折立からの急登を登り始めた。
が、暑い! 全然ペースが上がらない 這うように太郎平小屋に到着して飲んだ生ビールはメチャクチャ美味しかった。
2日目
雲は有るも気温は高いなかじっくり景色を眺めながらの稜線歩き・・
とってもノンビリ贅沢な稜線歩きで黒部五郎小屋へ! ただ、黒部五郎岳から小屋までがあんなに遠いとは・・
昔行った時には直ぐに到着したイメージだったのでキツかったぁ (^_^;)
3日目
明るくなってテントを撤収、さわやかな朝、小屋前でスタッフに挨拶と礼を告げ五郎沢に出発。
五郎沢は初めてだったのでワクワク! 歩き出すと直ぐに枯れ沢から左俣に突入。
渓相はゴーロの沢で特筆するような景色では無いが魚影は沢山見れる。 と言うか以外にスレてるのでびっくりした。
時間をかけて五郎沢を下降して黒部川に到着。
ほぼ源流部だがさすがの黒部川? 水量は多い。
捲くのが面倒だったので、何度も渡渉しながら赤木沢を目指す。 源流とはいえ小柄な女性なら気を抜くと流されそうな感じだった。
赤木沢手前のナイアガラは、いつ見ても素晴らしい! 初めて上流側から見たがやっぱり素晴らしい。
そして、赤木沢はやっぱり美しい。 入渓時間が遅かったせいで人影が途絶えた所為だろうか赤木沢でも容易に魚影が目視できた。
夕食用に2匹だけ頂くことにして遡上を続ける。 頭の中はイワナの塩焼きとワインでチビチビ・・ 星空にコーヒーのイメージ・・
ところが、そろそろビバークするか? と荷物を広げたところにポツポツと降り出した。 かと思うと、あっという間にドシャ降りになり、たぶん30分もしないうちに目の前のキレイな沢は濁流状態。
ザックを引きずって斜面を登り太い木の枝に引っ掛けて、自分はレインウェアーを着て、映画に出てくる特殊部隊の訓練みたいに、滴る雨のしずくを見ながら膝抱えて座ってました。
ダウンも着替えもずぶ濡れ状態で着替える事も出来ず寒すぎるので暗い中ヘッデン付けて歩き出すことに・・
ヘッデン付けてるとは言え暗い中一人で沢登りなんてするもんじゃない。 石の色とか状態が判断できないので普通に歩くのでも怖いのに滝を登るのに苦労した。
大滝の高捲きはルート間違えたらしくメチャクチャ恐ろしかった。 明るくて下が見えてたらちびってたかも・・(笑)
大滝を越えてからの小滝にも苦労しながら遡上をつづけたが、2450m辺りで寒さと眠気で動けなくなりテントを被って座り込み明るくなるのを待つことにした。
4時間程か? 寒さに震えながら座ったままだったので最初足がしびれて立てなかった。
それでも、立ち上がり歩き出し稜線を目指した。 登山道に這い上がる頃には日が昇り暖かくなっていた。 すれ違う登山者が自分を見てなんでこんなにボロボロなの? と見てた気がする。(笑)
その後は、疲れた体と痛い足を引きずって予定より1日早く折立を目指した。
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