【ガスで見えない】伯耆大山【地吹雪のお迎え】
- GPS
- 04:28
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 924m
- 下り
- 909m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 4:27
天候 | 山麓→曇り時々晴れ、山頂→終始ガスと強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【夏山登山口〜6合目避難小屋】 冬季も多くの人が入っているのでよく踏まれていて歩きやすかったです。踏み抜くような場所も少ないですが、踏み後から外れるとズボッと行く場所もあります。6合目まではアイゼン内でも問題ありませんが、一部、粗目の雪で足裏が滑りやすい場面もありました。5合目の山の神様は看板のみが出ている状態で後は雪の中。行者谷方面は今年、あまり人が入っていないのか?まったくトレースはありませんでした(下山時の午前11時ごろ時点)。 【6合目避難小屋〜山頂避難小屋】 7合目付近から濃霧+強風ゾーンに。先行者のトレースすら一瞬で消えてしまう状況の中、竿を頼りに登りました。一つ先の竿すら見失うようなホワイトアウト状態もありますが、辛抱強く待てば一瞬視界が回復したり。地形図とコンパスによる進路決定に加え、やはり保険のために竿は見つけたいものです。急な斜面も少しありますが、雪面はアイゼンがよく効くので歩きやすかったです。滑落すると命取りになりかねないので、強風による煽り等には要注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後は島根県出雲市の「絶景の宿 御所覧場」にて日帰り入浴700円。また、昼食は「献上そば羽根屋」で天ぷら割子蕎麦定食(1800円)を頂きました。 |
写真
感想
ヤマテン予報では朝は晴れるが、昼頃から気圧の谷の影響で天気が崩れるとのこと。しかし、残念ながら早朝から山頂はガスの中。三鈷峰や日本海側はきれいに見渡せましたが、大山山頂はいつまで待ってもガスが晴れませんでした。
視界が良かったのは6合目まで。そこから上は次第にガスの中に進むことになります。7〜8合目くらいから風も急に強くなり、ザラメの雪が地吹雪となって襲います。フードやバラクラバはあった方が便利。サングラスよりもゴーグル推奨です。
山頂へ近づくにつれ雪面はほどよいクラストでアイゼンも効きやすい。一方で、強風のためトレースは通った先から消えていきます。ガスのため視界も良くて数メートル。目印の竿も、竹の物は途中で折れていたり、間隔が広めの場所があります。山頂に近づくとガスが強まり完全にホワイトアウト。少し待っては視界が少し回復したすきに進行方向を確かめ進みました。
山頂避難小屋での休憩では、おなじ広島からいらっしゃっている単独行の男性に暖かい飲み物とおせんべいをいただき恐縮しきり。大変お世話になりました。
下山時もガスは晴れず、コンパスで進行方向を確認後下山しました。なお、小屋を出てから最初はほぼ真西に進み、その後は約320度の方角に進みます。ただし、右手の崖に近づきすぎると雪庇の可能性があるので要注意。一番良いのは竿を見つけることです(視界があれば・・・)。本来は行者谷方面に例年道理下る予定でしたが、トレースがなく、1人でしんどいのも嫌だったので夏山登山口にピストンで戻りました。
下山後の日帰り入浴は島根県出雲市まで足を延ばし「絶景の宿 御所覧場」へ。渓谷沿いの露天風呂でとても眺めも良いのですが、残念だったのはお湯がぬるかったこと。温泉は温度の低い鉱泉をボイラーで温めているようですが、僕が訪れたのが午後2時前。まだ宿泊客が来る前だからかお湯がほぼ水でした。仕方がなく、湯船へのお湯の注ぎ口に陣取り打たせ湯のような形で入浴。30分近く入ってもなかなか暖まらず、しょうがなくシャワーで体を温めてから出ました。ちゃんとお湯さえ温まっていれば良いお風呂でオススメしたいのですが……せめて入浴前にひとこと声をかけていただければという気持ちです。
出雲ではお約束の蕎麦を食べ(とても美味しかった!)、初めて出雲大社をお参りし、広島までのんびりドライブして帰りました。
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