火打・妙高・温泉ハシゴ

2023年08月10日(木) [日帰り]

• GPS: 07:56
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,906m
• 下り: 2,061m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:27
• 合計: 7:56

5:57 笹ヶ峰登山口
6:31 6:32 黒沢橋
7:28 7:29 富士見平分岐
7:58 7:58 高谷池ヒュッテ
8:10 8:10 天狗の庭
8:32 8:33 ライチョウ平
8:56 8:57 火打山
9:13 9:13 ライチョウ平
9:29 9:29 天狗の庭
9:40 9:41 高谷池ヒュッテ
9:58 9:59 茶臼山
10:12 10:17 黒沢池ヒュッテ
10:33 10:35 大倉乗越
10:58 10:58 長助池分岐
11:50 11:55 妙高山(北峰)
11:59 12:00 日本岩
12:03 12:07 妙高山
12:26 12:27 燕登山道九合目・鎖場
12:38 12:38 風穴
12:42 12:42 光善寺池
12:49 12:50 天狗堂
13:16 13:17 湯道分岐
13:30 13:31 称明滝
13:35 13:35 赤倉温泉源湯
13:44 13:44 妙高山登山道入口標識
13:53 燕温泉黄金の湯

天候

晴れ&強風。妙高高原スカイケーブルは風で終日運行を見合わせたらしい

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは妙高高原駅13:55発の笹ヶ峰直行バスで14:45笹ヶ峰着。
http://keinanbus.com/pages/2023sasagamine.html

明星荘に前泊。バス停からも登山口からも1〜2分。
http://www.h-k-design.com/myojyoso/index.html

明星荘はご主人も奥様もフレンドリーで居心地が良かった。夕食がとても充実している。風呂はなく、持ち込み物からのゴミは持ち帰り。

妙高高原ではバス路線が5つ、複雑に交差しあっていてわかりにくい。

笹ヶ峰直行バス（これだけ市営でない）：http://keinanbus.com/pages/2023sasagamine.pdf

市営バスとしては、妙高山麓線、関・燕温泉線、赤倉線、杉野沢線の4つ。
https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/892.html

その他周辺情報

1) 水情報
・高谷池ヒュッテは水不足のため、8月10日以降、売店のみ利用の登山者には水を販売しないことになったらしい。宿泊者・テン泊者も1人500mlまで。
https://www.instagram.com/p/Cvtka-zPMGw/
水場の水が出なくなってしまったそうで、早く復活することをお祈りします。

・黒沢池ヒュッテでは蛇口から水が出せるようになっていた。ただしタンクに貯めた水なので要煮沸とのこと。

・長助池分岐の水場は枯れていた。

・北地獄谷途中の水場はしっかり出ていた。

2) 下山後
下山後は、黄金の湯→大日屋で栄養補給→赤倉温泉野天風呂滝の湯→赤倉温泉足湯。詳細は感想欄ご参照。

写真

8/9 16:02

前日、明星荘に早く着いたので笹ヶ峰セラピーロードを散策。平成の名水百選の宇棚の清水で翌日用の水を汲む。

8/9 16:16

清水が池。

8/9 16:16

白樺の映り込みがきれい。

8/9 16:29

みんな背中に番号が書かれてる（^^）

8/9 16:54

白樺の道。晴れた朝は気持ちいいだろうなー。

8/10 5:57

翌朝、明星荘を出発！

8/10 5:57

テレビで何度か見た登山口。

8/10 6:41

十二曲がりが始まる。

8/10 6:49

ソバナ

8/10 6:58

ハクサンオミナエシ

8/10 7:02

樹林帯が続くなか、少し展望が開けて乙見湖が見えた。

8/10 7:38

アキノキリンソウ

8/10 7:48

完全に展望が開けた！ 右から火打山、影火打、焼山。

8/10 8:01

高谷池。美しい・・・うしろは黒沢岳で、妙高山は写真の左外。

8/10 8:04

ここはロックガーデンというらしい。木道の先に火打山。終盤ながらヨツバシオガマやイワイチョウが咲いていた。

8/10 8:07

イワショウブがとてもきれい。

8/10 8:11

天狗の庭。

8/10 8:13

クルマユリ

8/10 8:19

振り返ると、妙高山が外輪山の上にぬぼっと頭を出してきた。

8/10 8:20

これが雷菱か。なかなかの迫力。

8/10 8:23

トリカブト

8/10 8:25

チシマギキョウの群生！

8/10 8:32

雷鳥平。雷鳥棲息の国内北限らしい。キョロキョロしたけど、残念ながら会えなかった。

8/10 8:36

最後のひと登り！ やさしい山容だなあ。

8/10 8:54

火打山到着！　これより北にこれより高い山なし。

8/10 8:55

残念ながら北アルプス方面（南西）には雲。

8/10 8:56

唯一見えたのは朝日岳（写真中央）。右手前は焼山で、2つの間の低いのが雨飾山。

8/10 9:16

反対側では妙高山が外輪山の上に半分ぐらい姿を現していた。あの雲が消えることを祈りつつあちらへ。

8/10 9:29

天狗の庭。白い花は何かな？

8/10 9:37

高谷池。行きにも撮ったけれど、ホント絵になる。

8/10 9:49

マイヅルソウの実が！ 早いなあ。

8/10 9:52

キヌガサソウがまだ残っていてくれた。

8/10 9:58

茶臼山は楽勝。

8/10 9:59

左下に黒沢池ヒュッテが見えてきた。右手には外輪山と妙高山。

8/10 10:12

黒沢池ヒュッテ

8/10 10:27

立派なダケカンバ。

8/10 10:34

外輪山に登り詰めると、中央火口丘が巨大プリンのよう。

8/10 10:58

長助池分岐。水は枯れていた。ここから沿面距離わずか900mなのに標高差400m強、プリンの壁の一気登りがしんどい。

8/10 10:59

カラマツソウ

8/10 11:47

プリンの上の平坦部に登り上げ、登山道から数メートル外れるとこんなものが。

8/10 11:48

北峰到着！

8/10 11:50

東側。この日は地平線沿いに雲が多い。

8/10 11:51

3時間前に登った火打山。左の焼山には少し雲。

8/10 11:52

西側。雲の上に顔を見せてくれていたのは何山だろう？

8/10 11:54

野尻湖。深田さん曰く「妙高なくして野尻湖何ものぞ」

8/10 11:59

日本岩。岩も立派だが名前もすごい。すぐそばに設置された寒暖計は13.5度を指していた。

8/10 12:03

これが南峰だと思って本当の南峰を見逃してしまった・・強風で判断力が落ちるということを学んだ。

8/10 12:10

赤矢印が左を差しているのでそちらから下るべきだったのだろう。右から下って来た。

8/10 12:11

前方に黒姫山がよく見える。

8/10 12:24

鎖場。ここよりも2つ前の写真のあたりの方が難しかった。

8/10 12:31

ミヤマリンドウ

8/10 12:38

2つの穴から冷気が出ている（強風で十分冷えたけど・・）

8/10 12:45

光善寺池

8/10 13:12

アジサイが光を受けて輝いていた。

8/10 13:17

道が北地獄谷に沿うようになると硫黄の臭い。

8/10 13:25

左手には神奈山。

8/10 13:26

トリカブト

8/10 13:32

この当たりからアスファルトに。

8/10 13:34

北地獄谷の水場はしっかり出ていた。道の反対側に構築物があって、赤倉温泉の源泉だとか。

8/10 13:53

登山道を左に外れて数十メートル登り返すと黄金の湯に到着！

8/10 13:53

最初貸切だったので記念撮影。

8/10 14:08

入浴後は2分ほど歩いて大日屋へ。寒暖計は27度を指していた。稜線上の涼しさが恋しい。

8/10 15:17

バスで赤倉野天風呂滝の湯へ！

8/10 15:19

受付終了後なのに短時間だけ入れて頂いて感謝！

8/10 15:56

最後は足湯。地元のご夫婦やこども軍団が代わる代わるやってきてくつろいでいた。日常の中にこういうのがあるって羨ましい。

8/10 17:17

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン（長くね？）の車窓から、火打・妙高の見納め。

感想

Echigoya

火打山・妙高山を登るにあたって、笹ヶ峰からのコースと燕温泉からのコースを両方歩いてみたいと思った。で、どちらかに車を停めると下山後の車の回収が難しいので、今回は久しぶりに公共交通手段利用のワンウェイ。すべての荷物を背負って山に入った。スタートは笹ヶ峰側にして、下山後に妙高高原の温泉をハシゴするという計画。

前日、明星荘には14:45着（これが最終バス）。夕飯まで時間があるので、笹ヶ峰セラピーロードを歩いてみた。
https://www.city.myoko.niigata.jp/fs/1/7/9/4/9/8/_/1653download.pdf

ここは信越五岳トレイルランニングコースの一部のようだ。所々にコース案内の標識が立てられていた。絶好のランニングコース。

*****
火打山と妙高山は思っていたより登りごたえがあった。登り累積標高2000m未満というのが信じられない。有名な十二曲がりを登り終えても急登が続くし、何より長助池分岐から妙高山山頂までの400m強の登り返しがマジでしんどかった。

登り終わっての印象は、「火打は歩いて楽しむ山、妙高は遠くから眺めて楽しむ山」。火打山は登山道のあちこちから望めるその山容や、高谷池や天狗の庭が美しく、花も多い。対して妙高山は、エリマキとも言われるそのユニークな山容が山に入ってしまうとよく見えず、登山道も岩が多くて歩きにくい。

*****
今回せっかく北地獄谷コースで下山したのに、称名滝と光明滝を見逃してしまった。登山道上に（たぶん）標識がなく、近くまで来たら時々うしろを振り返るべきだった。山頂では南峰標識も見逃していて、大反省。

*****
今回のランは燕温泉黄金の湯で終了にした。無人・無料の野湯で、賽銭箱が置いてある。体や頭は洗えない。
https://myokotourism.jp/tourist-spots/%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE%E6%B9%AF/

同じく野湯の河原の湯は現在通行止めで利用できないらしい。

入浴後、わずか150m歩けば大日屋。ここで食事する予定だったが、調理担当の人が外していたので、アイスと麦茶を頂いてゆっくり休憩させてもらった。

その後、さらに110m歩き、燕温泉バス停から14:31発の妙高山麓線バスに乗って妙高休暇村で途中下車、15:00発の妙高山麓線に再度乗って足倉足湯バス停で下車し、2分歩いて赤倉温泉野天風呂滝の湯へ。

(実はこの14:31のバスを逃すと滝の湯を回れないので、それに間に合うよう下山するというのが今回のトレランの大きなミッションだった)

ところが――滝の湯に着くと、「今日はもう終わっちゃったんですよ。木曜は15時半から清掃なので」・・・ガ〜ン。

事前にチェックした「にいがた観光ナビ」では曜日区別なく16時までと書いてあったが、赤倉温泉協会のサイトでは確かに木曜だけ15時半となっていた・・・。
https://akakura.gr.jp/hotspring/103/

自分があまりに悲しそうな顔をしたせいか、「10分だけでよろしければお代はいいですからサッと入って行かれます？」と天使のようなお言葉を頂き、超速攻で入浴。体と頭も洗ってきた。急ぎすぎで少し疲れた（笑）。

入浴後、赤倉足湯バス停横の足湯でぼーっと時間調整し、16:18発の妙高山麓線で関山駅へ。

3回乗った妙高山麓線はいずれも同じ運転手さん。「そんなにバス乗るなら1000円のフリーきっぷ買っちゃう方が安いっすよ」とアドバイス頂き、下山後の3回のバスは計1000円で済んだ。
https://www.city.myoko.niigata.jp/fs/2/4/0/9/8/9/_/sannrokusenR5.4.pdf