上州武尊山(川場スキー場より往復)
- GPS
- 03:59
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 496m
- 下り
- 482m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
シャトルバスは午前8時から1時間おきに運行 スキー場までの山道は凍結し積雪もあるので、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンは必須だと思う |
コース状況/ 危険箇所等 |
スキー場係員の方は皆親切丁寧で、リフトも安心して乗り降りできました。 リフトを降りた正面の斜面をいきなり登る。樹林帯を抜けるまでが斜度もあるのでラッセルきつい。 稜線にあがると傾斜も緩くなり適度に雪も締まっていて歩きやすくなる。この日はまだここはアイゼンなくても大丈夫で足首程度のラッセルだが、ときどき踏み抜く箇所あり。 右側により過ぎると雪庇を踏み抜く恐れあり。 滑り台のような急斜面を登ると剣ヶ峰山頂。最後は痩せ尾根になっているので注意。 剣ヶ峰の下りは岩場交じりで急。アイゼンをつけて下るが、距離は短い。この先も以外にアップダウンがあるが、尾根沿いもしくはトラバースしながら登っていく感じ。 最後の武尊山への登りはトレースがなかったので直登気味に急斜面を登ったが、左側に斜めに上って頂上の稜線を登るほうが楽だったと思う。 ガスっていたり吹雪いているとルートファインディング難しいと思う。 |
写真
感想
25日(日)、上州武尊山へ登ってきました。
今回も単独なので、ある程度登山者がいて安全な山ということで、谷川岳や日光白根山や那須なども候補として考えましたが、穏やかな天気予報に期待をして、登ったことのない武尊山に行くことにしました。麓の川場スキー場のリフトに乗り、リフト終点から剣ヶ峰山を越えて武尊山を往復するという冬の武尊山ではもっともポピュラーなコースです。
しかし谷川岳にも近い豪雪地帯のそばにある山、麓の川場スキー場でも250cmの積雪なので、どのくらい大変なのか未知の世界です。
朝4時過ぎに自宅を出発し、7時に関越道を降りて沼田市内にある田園プラザ川場という道の駅へ車を停めます。この道の駅まではノーマルタイヤでも行けるのですが、ここから先は凍結した急な山道となりタイヤチェーンだけでは厳しいので、素直に川場スキー場行きの無料シャトルバスに乗ります。バスは8時発、20分ちょっとでスキー場へ到着です。
スキー場のリフト券売り場でリフト券を買うのですが、リフト終点まで2本乗り継ぐので、帰りの券も含めて1回券を4枚購入(1800円)、この売り場に備え付けの登山届を先に書いて売り場に並び、リフト券と一緒に登山届提出済証というのをもらいます。下山したときに再びこの登山届提出済証をリフト券売り場に提出して下山報告をするという安心システムです。リフトに乗るときも登山届提出済証を見せないと乗せてもらえません。なお、下山リフトの最終時刻は15時45分とのことで、遅くともこの時間までに降りてこなくてはなりません。
リフト券を購入するのに結構時間もかかり、リフトに乗ってリフト終点に着いたのは9時半近く。たくさんのボーダー達の邪魔にならないように隅っこに寄って急いでスノーシューを履いて準備をします。
自分が準備をしている間に4パーティほどが登り始めていたので、その後を追って登りはじめます。ワカンで登っている人が多く、スノーシューのほうが歩きやすいのかすぐに先行者に追いつき、どうぞどうぞと先を譲られて、300mも進まないうちにあっという間に先頭になってしまいました。今朝まで雪が降っていたようで、前日も20人強の登山者がいたらしいのにトレースはすっかり消えていて、目印の赤テープも埋もれているのか樹氷に覆われてしまっているのかほとんど見当たらず、GPSの地図を頼りに登っていきます。さらに急な樹林帯はスノーシューでも限界、滑って登れなくなり、途中で脱いでつぼ足ラッセルに切り替えて登り、おかげで樹林帯を抜けるころには汗だくになりました。
稜線に出ると上のほうはガスっているものの雪も適度に締まっていて歩きやすくなった。かすかに前日のトレースが残っているところもあって、尾根沿いに登るのですが、時々踏み抜いて穴にはまるところもあります。
剣ヶ峰は綺麗な滑り台みたいな斜面を登っていき、いかにもピークという感じの狭い頂上。
剣ヶ峰を越えると少しずつ上のほうもガスが晴れてきて、次第に目指す武尊山が真っ白で雄大な姿を見せてくれました。
後続のパーティとの差はなぜかどんどん広がり、ずっと1人でラッセルだけど思ったよりも雪は締まっていて助かった。それでも急な登りだと膝上あたりになるところもあるのだが、ルートファインディングしながら新雪にトレースをつけていくのはやっぱり楽しい。
振り返ると剣ヶ峰山がその名のとおり聳えていてとてもカッコイイ!
最後の武尊山への登りは急斜面を直登したが、ここが一番きつかった。
武尊頂上へは本日一番乗り!残念ながら頂上についたらまたガスってしまい周りの景色は見えなかったけど、写真撮ったりする以外はノンストップで来たので充実感ありました。
山頂で15分ほど休憩し、風もなく寒くもないがガスは晴れないので下山開始。
途中、後続の方たちとすれ違い、ラッセルお疲れさまでしたという声がうれしかった。今日の登山者は全部で20人くらいだっただろうか。
下りはトレースばっちりなので早い。天気もまずまずなので、景色を楽しみ写真を撮りながら下りました。
13時30分にはリフト乗り場へ到着し、リフト券売り場のカウンターへ登山届提出済証を提出して終了。14時発の田園プラザ川場行きのシャトルバスへ乗ることができました。
遠くの景色が見えなかったのだけが残念でしたが、風もなくとても良いコンディションに恵まれて短いながらも充実した山でした。
スタート一緒でしたね、どんどん置いていかれましたが。
私達が写ってます 笑
はじめまして yumesoufと申します。
私を見つけて頂いて感謝です、登山歴30年はすごいですねー、しかも若い、ラッセル&トレースを付けて頂き有難うございました。お陰さまで予定通りアイゼンのみで歩けました
去年のコースより直登が多いなーと思っていました(*^_^*)、私にはトレースが無いと気持ちが良い様な怖い様なです。何処ですれ違ったのか分からなかったですねー。前回よりずっと良い天気でしたが午後のばっちりの晴れを期待したのですがもう少しでした。私はまだまだ山は未熟ですが、これからも宜しくお願いします。
最初のほうの写真に写っているどなたかなのですね。お顔は写っていないと思うので、勝手に載せたことご容赦ください。
それにしても、まずまずの天気に恵まれて、楽しい雪山が満喫できてよかったです。
こちらこそありがとうございました。
登山歴30年と言っても途中ブランクもあるので、実際には20年くらいです。
武尊は初めてで直登ばかりで申し訳なかったです。確かに最後の登りは左側からだよなと後で気づきましたが。。
でもホント楽しかったです。またどこかでお会いしたときはよろしくお願いします。
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