ウノタワ付近 - マッタリのつもりが、まさかロープのお世話になるとは思わなかったよ。
- GPS
- 04:55
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 579m
- 下り
- 578m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 4:55
天候 | 晴れ。高所は風強し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は積雪及び凍結箇所あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上り下り、どちらの尾根も末端が急峻で危険です。 |
写真
装備
備考 | 万が一のロープなら、最低10mを持って行くべし。 |
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感想
前日(2015.01.30)には都内でも降雪がありました。新雪を味わいに行かないわけにはいかない。
と思い、どこにしようか検討したいところでしたが、いかんせん検討する時間がほとんどなく、ならばとベタなウノタワ(失礼)にしました。
ただーし、Vルートの味付けは欠かしません。(笑)
先週の教訓(車のフロントガラスの凍結対策)を踏まえ、前日のうちに車に積もった雪を払い、朝は2リットルのペットボトルの水を持って駐車場に向かったのですが、あろうことかマンションの外階段の踊り場で派手にスっ転んでしまった。手摺に捕まらないと立ち上がれないほど完全にツルツル状態だったのです。特に怪我した様子もなかったのは幸いでしたが、ホント危険は至る所にあるものです。
そんなこともあり、普段より車の流れが遅い道中もイライラすることなく目的地に向かいました。
スタッドレスを履いたとは言え、本格的な雪道の経験はほとんどないため、ウノタワ入口に着くまでの林道では、あえて急ブレーキを踏んでみたり急発進をしてみたり、どこまで走行可能なのか探りながら進んで行った。
8時半頃着いたウノタワ入口には案の定と言うべきか、パトロール車のものかもしれないタイヤ痕が何本かあっただけで、駐車してある車は1台もありませんでした。(下山後もありませんでした。)
スタート前に下山する予定の尾根(南からウノタワ入口に直接降りてくる尾根らしくない尾根)を見てみると、想像以上の急斜面だったので「さすがにこれを下るのはヤバいでしょう」と、下山は素直に登山道を降りて来ようと考え直したのでした。(が、下山時には、そのことをすっかり忘れてしまいました。)
ウノタワ入口から林道を少し下って取り付いた尾根。雪が無ければ単に急登なだけですが、斜面の状態を隠すように薄く積もった雪なので、1歩ずつ踏み固めながら時間をかけて登りました。
尾根が落ち着いてからは、サラサラの新雪を楽しみながら歩きました。標高800mくらいからは新雪の下の残雪を足に感じるようになりました。
標高1000m過ぎからは何が面白いのか自分でもよくわかりませんが、稜線に乗ることはせず直接ウノタワ方向に斜面をトラバースします。途中、太陽との角度が大きい場所では雪質が変わり、チェーンスパイクに付く雪が団子状に膨らんでいき煩わしかったです。
P1091のやや東側、何度目だろう?お気に入りの場所に着きました。足で雪を踏んで1畳ほどのスペース(サラサラなので固まりませんが)を作りランチにしましたが、時々吹く強風は粉雪を舞い上げ、まるで吹雪のようですし木からの落雪もあり、そのたびに雪まみれになります。飲み物のカップはもちろん、口を開けたままにしていたザックに落雪を受けたり、、、いくらお気に入りの場所とは言っても、状況に応じた場所選びが必要だと思いました。
ランチ後ウノタワを覗きに寄ってみました。
東側の端にザックが置いてありますが人影がありません。と西側から人声が聞こえたので標柱のそばで写真でも撮っているのでしょう。でも1組とは少ないですね。ランチ中に登山道を歩いて行った人も無さそうでした。積雪があると行きたくなるのは少数派で、多くは避けるのかも知れませんね。
ではP1091に戻り、そこから北に延びる尾根をウノタワ入口まで降りることにしよう。
(前述したように、安全のため下山は一般登山道を降りようとスタート時に考え直していたのですが、地図やGPSに書かれている予定ルートを進む意識が強く、スッカリ忘れてしまい当初予定の尾根で下山を開始してしまいました。)
積雪がある尾根は、穏やかな場所は多少滑っても大丈夫ですが傾斜が強い場所は格段に危険度が増します。登りの時のように固めながら確実に歩を進めたくても、下りの場合は固める際にどうしても重心が下方に寄るため固める前に滑る可能性があります。なので一見大丈夫そうな場所でも念のためロープを使って確実に降りて行きました。ただ悲しいかなこの日持ってきたロープは5mでした。持ってきたと言っても正しくは「入っていた」だけのことで、そもそも使うことになるなど考えてもいなかったのです。でもこの時思いました。常にロープは最低10mにしようと。
ウノタワ入口を見下ろせる場所に来ました。明らかに最大の難所です。ここでやっとルート変更の件を思い出しましたが、今更戻る気にはなれませんし何故か朝下から見た時ほど不可能には感じなかったため、とにかく慎重に確実に一つずつクリアして無事に降りることができました。ただ、降りた後見上げた斜面は、やはり降りないに越したことはない急斜面に見えたと同時に、決して過信ではないつもりですが、見た目は急峻でも確実に進むことは可能(特に下り)だとも思いました。
帰宅すると、なんか左ひざの裏の筋が痛い。普段と違う歩き方になったのか、何度か滑って転びそうになりながらも無理に持ちこたえてしまったせいか、それとも朝出がけに転んだ影響か。(翌々日の今になっても治らず)
この歳でどこかを故障すると一生の付き合いになることもあるらしいので、そんなことにならないよう山ではもちろん普段の生活でも無理しないようにしないとね。
ところで、仕事がらみで生活が変わったことは、残念ながら私の山行への影響も大きいです。
最大の問題は、平日にパソコンをほとんど使えないことです(職場にはネット環境が無いし、帰宅後の時間も少ないため)。これは次回の山行を十分に検討できないという意味で致命的です。スマホは使い勝手が悪いし、何よりカシミールが使えないので話になりません。
こんな状態では日曜日のうちに次の土曜の山行計画を煮詰めなければなりませんが、ともすれば検討不十分で情報不足のまま土曜日を迎えてしまい、そのまま強引に決行することになりかねないので、それが心配です。
あー、今後の山行はどうなるんだろう。いっそのこと転職しようか!?(爆)
コメント
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kinoeさん、こんにちは。
ウノタワはもはやkinoeさんのホームのようですね
ここひとつとっても、取り付き地点や道などが複数あって、
山歩きの醍醐味を感じさせてくれます。
いつの写真を見ても静かそうな場所ですね。
今は自宅周辺も凍ったりして滑りやすいので気を付けたいところです
膝をいたわってやってください
hiroumiさん、
ウノタワがホーム?うーん、どうなんでしょう。
私にホームなんて似合わない気もしますが。。。
今回は場所を検討する時間もなく、新雪の中マッタリできる場所として真っ先に浮かんだのがウノタワ(の東のP1091そば)でした。自宅からも行きやすく(と言っても2時間)ウノタワ自体は奥武蔵の中でもソコソコ人気の場所ですが、Vルートで誰にも会わずに行き来でき、P1091そばなら一人静かにランチもできるのが魅力ですね。
膝痛は、筋肉痛がいつもと違う場所なので、雪山のせいでいつもと違う使い方をしたせいかもしれません。そのうち治るでしょう、たぶん。
ありがとうございました。
山中の分岐から除雪はされていないと思いますが、車(FF?ターボ?)で
スタッドレスは当たり前でしょうけど入口まで行けちゃうんですネ
でも結構な積雪の中Vルートは譲れないんですネェ
ロープ・・・使えたらいいですけど 取り合えずタイダウンベルト5m×2本
は何かあった時のために・・・後に使いそう(死んでるか )持ってはいるんですが。
ところで、カシミール(無料版のインストール済み)ってどんな感じに使うんですか?
大丈夫ですGPSのように手取り足取りはしてあげませんので(どっちが )
簡単にキノエさんの使い方(操作方法ではないです)を教えてもらえませんか?
現状の忙しさはとても大変そうなので・・・いつでも
良い方法は・・・3年待ってください 石の上にも・・・慣れますヨ
ビギさん、
林道の積雪は10Cmもなかったと思います。軽のターボですが(たぶんターボは関係ない?)FFなので、登りで止まったらやだなぁ、という感じではありました。でもまぁ、それほど急な登りでもなかったしタイヤ痕もあったので発進も大丈夫でした。
情報のないVルートでは何があるかわからないのでロープ必須ですよ。懸垂は別として、10mロープがあれば大抵は安全に降りられます。
カシミール、全然使いこなしてはいませんが、利用目的は概ね以下の4つでしょうか。
1).地理院地図を眺めての、尾根探し。(時々は3Dで)
2).計画したルートのトラック打ち込み、そしてそれをGPSにアップロード。
3).山行で撮った写真への位置情報の書き込み。
4).山行のGPSログの保管。
他にも、○○山から○○山が見えるかどうか調べたり、誰かさんの山行のログもダウンロードすれば即見れるし、何かと便利です。
先週末は山行けなかったんですか?と思ってたらアップされてますね。
覗きに行ってきまーす。
環境の変化する中での登山お疲れ様でした。
リズム変わると本当に影響しちゃいますよね、それがもとで寝不足や準備不足などになるとなんだか切ないですもんね、僕などよりもkinoeさんのほうが準備を入念にされるはずですのでよくわかるような気もします。
またもや山頂でのポーズが決まってますよナイスです
お疲れ様でした〜
drunkyさん、
お、山行けたみたいですね。後で拝見しましょう。
今回は、皆こぞって山に入るんじゃないかと、人を避けるようなルート選びをしたのに、思ったほどじゃなくて、普通に登山道でも良かったかなぁ、などと思ってます。
いえ、準備ってほどじゃないんですけど、ルートを決めた後でも、予定ルートやエスケープルート、近辺のウエイポイントその他をGPSに入れるとか、カミさんに渡す地図を用意するとか、雑用も多いわけですよ。前日にそれをこなすのもアレですからねぇ。1週間おきにすればいいのかもしれないけど、それじゃぁねぇ・・・
写真決まってますか?
私のマッタリとは、コーヒーとタバコですから。
kinoeさん こんばんは
山以外でのヒヤリハット報告ありがとうございます。
危険じゃない所も危険(hbさんのパクリ)ですね。
スタッドレスを履いたとはいえ、慣れない雪道でウノタワ入口まで行くとは、相当気合が入っていますね。
私は以前スキーをしていて雪道は慣れていますが
流石にこの時期、降雪後にあそこを走ろうとは思いません
でも、モフモフの雪のウノタワを見ると行きたくなりますね〜
「フロントガラス凍結対策」
お役に立ちましたでしょうか
matataviさん、お世話になってます。
仰せの通りに2ℓ持ってかけましたが、実はそれでもすぐ薄氷が貼ってしまったのでした。でもそれもすぐ中からの温風で滑り落ち、ものの5分でスタートできました。ありがとうございます。
気合が入っていないと、ウノタワ入口まで行けないんですか?そうなんですね。私は山以外でも自分が思う以上に無謀なことをしたんでしょうか?
(全然、大丈夫そうだと思ったんですけど・・・)
雪のウノタワ(近く)、サラサラで良かったですよ。
kinoeさん、こんにちは 。
環境が変わって情報収集 しづらくなってしまったとか… 。
kinoeさんの山行レコの面白さは、意表を突くバリエーションルート (と下山時刻がスリリングなこと)であることに異論は無いと思いますが、それ以上にその山域の魅力を伝えておりこれは緻密な調査の上に成り立っていることなんだろうなあと推察いたします 。飛躍するかもしれませんが、司馬さんは膨大な量の文献に目を通して大まかなイメージを持ってから「街道をゆく」や小説の取材の旅に出たらしいです。それに通じるものがあるかと…。というわけで是非スタイルを崩さずに頑張っていただきたいと応援しております (解決の具体案を持たずすみません )。
なお、弊社では勿論ネット環境はあるのですが、ヤマレコにログインしようとすると「業務に関係無いんじゃないの?」的な警告メッセージが表示されます 。なので、設定を一般公開にして投稿していただいている方には本当に感謝です(あ、ヤマレコ内公開の方のも帰宅後にちゃんと読んでますよ)。
kilkennyさん、
飛躍し過ぎですって!
本当に適当なんですから。そもそも情報がない場所なんて、調べようがないので、ひたすら地形図とにらめっこです。
あまりハードル上げないでください。
ネット使えていいですね。今の職場の昼休み、仕出し弁当食べ終えたら、皆机に突っ伏して寝てます。
意表を突くルート、どこかに落ちていませんかねぇ。
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