表銀座縦走
- GPS
- 12:01
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:13
天候 | 1日目 晴れ、午後以降曇り 2日目 晴れ、午後以降曇り 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/13 16時 上高地発 アルピコ交通 新島々駅行き→新島々から松本行きの電車に乗り換え |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 中房温泉〜合戦小屋 特に危険箇所はないが、合戦小屋まで急登が続く。お盆初日で混雑していたため、のぼり始めはところどころ渋滞していた。 合戦小屋〜燕山荘 合戦尾根に比べると緩やかになる。合戦小屋から少し歩くと森林限界を超え、一気に視界が開けるので気分的にも楽になる。 燕山荘〜大天荘 大天井岳手前まで緩やかなアップダウンを繰り返す。喜作レリーフから約200mの急登がなかなかハード。 2日目 大天荘〜ヒュッテ西岳 特段危険箇所はないが、大天井ヒュッテまでは岩が多いので神経を使う。 ヒュッテ西岳〜水俣乗越 梯子と鎖場ありの急な下りなので、ヒュッテ西岳からヘルメットを装着した方がいい。 水俣乗越〜殺生ヒュッテ 急なアップダウンを繰り返しながら、ヒュッテ大槍まで約400m登る。長い梯子があるので注意が必要。 3日目 殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳 槍ヶ岳までは約40分。岩場のつづら折りを登る。槍の穂先までは高度感はあるものの、鎖も梯子もしっかりしているので、3点支持が出来れば危険度は高くないと思う。 殺生ヒュッテ〜氷河公園分岐 大きめの岩が多いつづら折りを下る。少し歩きづらいかも。 氷河公園分岐〜横尾山荘〜徳澤園〜上高地 緩やかな道をひたすら歩く。とにかく長い。。徳澤園からはキラキラした一般の観光客も増えるので、ドロドロ装備が申し訳なくなる。 |
その他周辺情報 | 下山風呂 上高地温泉ホテル 後泊 アルピコプラザホテル 素泊まり12000円 朝食のビュッフェが美味い。 宿泊者は1800円で食べられる。 |
写真
感想
お盆休みを利用し、2泊3日で表銀座を縦走してきました。当初は4泊5日で裏銀座も回る予定でしたが、台風が心配だったので3日目に下山。不本意な中断でしたが、天候に恵まれた充実の3日間でした。
1日目 中房温泉〜大天荘
お盆直前の激務をどうにか乗り越え、10日23時発のアルペン号で中房温泉まで。お盆初日だけあって、登山口周辺は大勢の登山者でごった返していました。もちろんトイレも長蛇の列で、バスの到着が30分遅れたのとトイレ待ちにより、結局約1時間遅れのスタートに。
テン場の混雑は必至なので、かなりのハイペースで合戦尾根を登ります。結果的に遅れを取り戻して30分くらいの余裕を持って合戦小屋に到着しましたが、大量の発汗で若干足が攣りました。。そんな中食べた合戦小屋名物のスイカはめちゃくちゃ美味しかったです。
合戦小屋からは勾配も緩くなり、1時間ほど歩いて燕山荘に到着。槍と裏銀座の大パノラマ、そして燕岳の美しさに癒されました。ずっと眺めていたかったですが長居はできないので、トイレと給水だけ済ませて大天井方面に向かいます。
歩を進めるにつれ徐々に近づく槍、そして右手には雄大な裏銀座の山々を眺めながら、最高に気持ちのいい稜線歩きでした。
喜作レリーフを過ぎると、大天荘までの急登が始まります。空気の薄さと合戦尾根の疲労、加えて4泊分の食糧を詰め込んだテン泊装備で200アップはかなりきつく、ゼエゼエ言いながらどうにか大天荘に到着。
この時点で13時でしたが、まだテン場に余裕はありました。ところが設営を済ませて昼食をとっているうちに続々と登山者が訪れ、15時ごろにはテントで一杯になりました。早めに着いて良かった、、。
夕暮れ時はガスが晴れたので大天井岳へ。小屋から10分ほどで山頂に行けるので便利です。滝雲を纏った表銀座の稜線、夕陽に照らされた槍と穂高が美しかったです。スマホの充電切れで途中から写真が撮れなかったので、ひたすら目に焼き付けておきました。
晩御飯はサラミ入りカレーと味噌汁。特に味噌汁は夏場の塩分補給におすすめです。
2日目 大天荘〜殺生ヒュッテ
前夜に水に浸しておいたアルファ米のチキンライスを食べ、4時半に歩き始めました。朝日に照らされる槍を眺めながら、大天井ヒュッテまで下ります。ここで写真撮影をしようとスマホを取り出したら、充電ケーブルの接続部が折れていることに気づきました。
バッテリーが切れればヤマレコを使うことも、写真撮影も、腕時計をしていないので時間確認もできなくなります。読図はある程度できますが、写真撮影と時間確認ができなくなるのは痛かったです。改めてスマホに依存した山行をしているなと反省しました。
ヒュッテ西岳からは鎖場と梯子のある急な下りが始まるので、ここからヘルメットを装着しました。水俣乗越から東鎌尾根に入り、急なアップダウンを繰り返しながら、ヒュッテ大槍まで約400アップします。体はめちゃくちゃきつかったですが、目の前に迫った槍の迫力がたまりませんでした。ちなみにスマホはヒュッテ大槍で息絶えたので、これ以降のログはありません。。
10時半ごろに殺生ヒュッテに到着。テン場は真下から槍が眺められる絶好のロケーションです。設営をしながら槍を見ると、遠目にも分かる人の列が続いていました。やはりお盆休みでひどく混雑しているらしく、途中聞いた話では往復2時間くらいかかったそう。
できれば今日中に登りたかったですが、渋滞に巻き込まれるのも嫌だったし、次第にガスが出てきたので、明日早朝に登ることに。そうすると3日目以降の裏銀座に影響するのですが、台風も近づいてるし表銀座だけでも大充実だったので、3日目は穂先でご来光を見て上高地に下山することにしました。
3日目 殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜上高地下山
3時半ごろに行動開始(社用のスマホで時間確認しました。助けられた。。)槍ヶ岳山荘まで岩のつづら折りを40分ほど登り、ついに穂先に取りつきます。
高度感はありましたが、梯子と鎖もしっかりしていたので、慎重に登ればそれほど危険度は高くありませんでした。また、早朝スタートのおかげで昨日ほどの渋滞はなく、スムーズに登れました。
山頂に着くと、ご来光目当ての登山者でいっぱいでした。自分も他の登山者の邪魔にならないところに陣取り、しばし待っているうちに朝日が顔を出し始めました。オレンジに包まれた常念山脈、穂高連峰、裏銀座の山々が最高に美しかったです。
いつまでも眺めていたかったですが続々登ってくる人たちで混み始めたので、下山を開始しました。すでに登り方面は渋滞が発生していて、どうやら巻き込まれる寸前に登れたみたいです。
殺生ヒュッテに到着し、テントを撤収して下山を開始します。ここからババ平、横尾山荘、徳澤園を経て上高地まで下山します。道は歩きやすいですが、とにかく長いです。
ちなみに、徳澤園からキラキラした一般の観光客も増え始めます。ドロドロ、ボロボロ、汗臭いの三拍子揃った姿では肩身が狭かったです。
14時ごろに上高地に到着し、少し歩いたところにある上高地温泉ホテルの温泉でフィニッシュ!3日ぶりのお風呂はたまりませんでした。
帰りは16時発の新島々行きバスに乗り、新島々駅から松本行きの電車に乗り換えます。このままあずさで東京に帰っても良かったですが、せっかくなので松本で一泊することに。夕飯の焼肉が大変美味でした。来年は裏銀座を歩きます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する