鳥海山(湯ノ台口〜新山〜鳥海湖周回)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:52
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 10:19
天候 | 快晴で午後から一部雲あり(降雨なし)。暑さが厳しかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にないが、強いて言えば新山への上り下り。上に人がいるときは注意が必要かも知れない。 |
その他周辺情報 | 鳥海山荘は日帰り入浴520円(JAF会員割引で420円)。露天風呂もあるがわりと小さめ。湯温は丁度良い。 |
写真
装備
個人装備 |
レインウエア(上下)
長袖シャツ
パンツ
アンダーウエア
ソックス
グローブ
帽子
防寒着
着替え(ソックス・アンダーシャツ)
スパッツ
サングラス
トレッキングブーツ
バックパック
ポール(ポイントプロテクター必須)
ヘルメット
ヘッドランプ(予備電池含む)
水筒またはハイドレーションパック
クッカー・ストーブ・燃料
食器・カトラリー
アイゼン
コンパス
地図&マップケース
時計
タオル(手ぬぐい)
ロールペーパー・携帯トイレキット
ガベッジバック(ゴミ袋)
ライター・防水マッチ
GPS・高度計
筆記用具
カメラ
日焼け止め・リップクリーム
ナイフ
救急用品・常備薬
健康保險証•身分証明書
携行食・非常食
登山届(事前提出)
ツェルト
携帯電話
ダクトテープ・細引き
エマージェンシーコール(ホイッスル)
熊鈴・熊よけスプレー
浄水器
|
---|---|
備考 | 高所であると油断した結果、正午以降の暑さ対策が不十分だった。特にアンダーウェアの選択と保冷ボトルの必要性を痛感した。 |
感想
とにかく暑さ対策の必要性を痛感した山行だった。
今回の登山の感想はこれに尽きる、という印象です。前半は朝5時に出発し、七高山を経由したにも関わらず山頂まで4時間ぴったりと、非常に快調に登れました。涼しかったのが幸いしたと思います。
ところが、山頂から外輪山を降り始めた10時から、気温が急上昇。照りつける太陽に体温がどんどん上がり、来ていたタイツや長袖アンダーウェアをまくらないと、熱中症でどうにかなるのではと思うような状態になりました。
幸い水はハイドレーションに多め(3L)に入れて来ましたし、塩分・ミネラル・アミノ酸も持って来ていたので、数時間ごとに飲むようにしました。それでも照りつける太陽で、絶え間なく汗が流れ、水を飲む頻度も必然的に増えます。ところが、その水も「ぬるま湯」のような温度になり、体温の冷却には役に立ちません。「サーモボトルに氷を入れて持ってくるべきだった」と思いました(実際、そういう人を何人も見かけました)が、後の祭り・・。
時に正午を過ぎた鳥海湖以降は太陽の陽ざしの強さで気分が滅入り、足取りも重くなり、素晴らしい景色を楽しむ余裕も余り無く、食欲もわかず、ひたすら最後まで歩き通すことだけを考えて歩いている有様でした。
上述の塩分・ミネラル・アミノ酸・あめ玉などを頻繁にとっていたため、疲労はピークでも、筋肉が動かなくなることが無かったのは幸いだったと思います。そうでなければ、途中で座り込んでいたかもしれません。
この日、山頂から鉾立や大平方面に向かう登山者は50人以上はいましたが、鳥海湖から千畳ヶ原方面へ歩いていた登山者は、私の他には1人しか見かけず、ほとんど単独で歩いている状態でした。当日の天気を考えると、このロングルートは控えるべきだったと思います。
山頂にスムーズに登頂できたところまでは良かったのですが、その後のルートの計画は無謀だったと今では思います。特に今年は気温が非常に高く、2000m以下の区間が大半である鳥海山の場合、晴天の場合は気温が25〜28℃くらいになる可能性が高いです。従って、「暑さ対策」を入念にやらないと、熱中症の危険が高いと思います。氷を沢山入れた保冷ボトルは必須だと思います。
また、私は出発時はタイツと長袖のアンダーウェアを付けていたので、日焼け止めも塗っておらず、ひどい日焼けを負ってしまいました。服装は暑いので半ズボンと半袖シャツが良いと思いますが、その場合の日焼け対策も必須です。
コース選択についても一考の余地ありです。今回私が選択したコースは約15kmもの長さがあり、高低差も1400m近く、日帰りで行くにはかなり過酷で、気温が低い季節にするべきだと思います。コース上には水場がなく、水が尽きた場合は沢水を飲むしかありませんので、もし8〜9月上旬迄の暑い時期にこのコースに行くのであれば、ソーヤーミニなどの携帯浄水器もあった方が良いと思います。
鳥海山はアルプスのような3000m級の山の涼しさはありません。晴天の場合は、早朝出の午前中帰着をお勧めします。午後、歩く時間は極力短くするべきだと思います。くれぐれもお気を付け下さい。
ともあれ、山頂までの道のりの景色の美しさは格別です。山頂直下の岩登りもちょっとしたスリルがあります。湖もありますし、カールもあれば、湿地帯もある。咲き乱れる花の美しさは格別です。
私は今回色々と失敗がありましたが、皆さんはぜひ入念な準備をされて、この山の美しさを楽しんで頂ければ幸いです!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する