大原の里10名山（焼杉山・翠黛山・金毘羅山）

2023年08月26日(土) [日帰り]

• GPS: 06:55
• 距離: 13.0km
• 登り: 905m
• 下り: 982m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:09
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:55

8:18 大原バス停
8:23 8:25 焼杉山登山口
9:39 9:39 大原分岐
9:45 9:55 焼杉山
10:26 10:26 寂光院下降点
10:54 10:59 翠黛山
11:48 11:59 金毘羅山
13:38 13:56 静原神社
14:32 14:32 坂原峠
15:13 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

京都バス　大原下車
京都バス　岩倉村松乗車

コース状況／危険箇所等

●焼杉山〜翠黛山〜金毘羅山
大原の里10名山であることからか、登山道はよく整備されています。若干倒木がありますが、処理がされていたり、迂回路が設置されていたりしますので、問題ありません。案内表示もあり迷うこともないでしょう。焼杉山山頂手前からは、通報ポイントも設置されています。

●金毘羅山から「山道」での下山
山頂から引き返さずに、そのまま西南の尾根を下りていく方向には、「山道」と案内されています。案内表示があるので、安心して下りていきましたが、途中に荒れている所があります。迂回路が設置されていたりして、通行困難ではありませんが、かなりストレスがかかります。最後に、東海自然歩道または府道に合流するために、川を渡らないといけないのですが、川の周りが胸の高さぐらいまである草で覆われていて、どちらに進めばよいかわかりません。なんとか、作業場のような所を抜けて府道に出ることができましたが、かなり苦労しました。トンネルの上から、東海自然歩道に下りた方がよかったかもしれません。正規のルートがあるのか不明です。

●静原〜岩倉
静原から坂原峠までは、峠の側の墓地にお参りするための舗装された車道です。坂原峠からは山道を下っていきます。若干荒れ気味ですが、特に問題ありません。沢に沿って下りていくだけですから、案内表示がありませんが、迷うことはありません。

その他周辺情報

●静原の集落には自動販売機はありますが、コンビニはありません。静原神社の横の公園にトイレがあります

写真

8/26 8:21

(kumakumo)紫露草(ムラサキツユクサ)　写真うつりは白っぽいが実物は薄紫色

8/26 8:21

(kumakumo)高野川

8/26 8:23

しばらく進むと、歩きやすい山道になります
(kumakumo)草が生い茂った焼杉山登山口。案内板も傾いている

8/26 8:24

(kumakumo)屁糞葛(ヘクソカズラ)

8/26 8:30

(kumakumo)裸足のヤスデ

8/26 8:33

(kumakumo)ここを上って行く

8/26 8:48

(kumakumo)電波塔(NHKとKBS)

8/26 9:16

(kumakumo)ピーク581

8/26 9:35

(kumakumo)京都市街

8/26 9:47

(kumakumo)焼杉山山頂 718m　三角点「岩谷」

8/26 9:49

(kumakumo)大原の町

8/26 10:18

(kumakumo)下っていく

8/26 10:27

(kumakumo)分岐
右手に進むと天ヶ岳、左手に進むと大原寂光院

8/26 10:29

(kumakumo)天ヶ岳の方向

8/26 10:51

(kumakumo)蜘蛛の巣だらけ

8/26 10:56

(kumakumo)翠黛山山頂　577m

8/26 11:00

(kumakumo)上りたくなる岩

8/26 11:12

(kumakumo)躍動と静寂

8/26 11:19

(kumakumo)寂光院から来る道と合流

8/26 11:26

(kumakumo)謎の石

8/26 11:27

(kumakumo)大原の町を覗く

8/26 11:30

(kumakumo)比叡山

8/26 11:30

(kumakumo)京都、大阪方面

8/26 11:31

(kumakumo)壊れた鳥居と狛犬

8/26 11:31

(kumakumo)「金比羅大神」の扁額がかかったお社

8/26 11:34

(kumakumo)三壺社

8/26 11:35

(kumakumo)三壺大神

8/26 11:38

(kumakumo)「天御中主之命、大国主之命、竜王大神」の両隣に「清源大神」「時津大神」

8/26 11:40

(kumakumo)ハングルによく似た阿比留文字(神代文字)「あめのみなかぬしおおかみ」

8/26 11:40

(kumakumo)目の前にいまから行く金毘羅山

8/26 11:40

(kumakumo)比叡山と瓢箪崩山

8/26 11:43

(kumakumo)京都市街地から大阪まで見渡せる

8/26 11:48

(kumakumo)金毘羅山山頂 573m　三等三角点「根王」

8/26 12:20

(kumakumo)比叡山

8/26 12:29

(kumakumo)小さなきのこ集落

8/26 12:36

(kumakumo)永遠の仮眠

8/26 12:45

(kumakumo)自動車の音

8/26 12:51

(kumakumo)静原方面に下りてきた

8/26 13:05

(kumakumo)草をかきわけて

8/26 13:06

(kumakumo)石に沿って行く

8/26 13:08

(kumakumo)川の上を目指そう
ここで徒渉をすればよかったのかも

8/26 13:13

(kumakumo)かたつむり

8/26 13:17

(kumakumo)東海自然歩道

8/26 13:21

(kumakumo)右参道　静原山

8/26 13:22

(kumakumo)あちらから下りてきた

8/26 13:24

(kumakumo)四等三角点「相田」

8/26 13:26

竜王岳

8/26 13:47

(kumakumo)静原神社

8/26 13:50

(kumakumo)御神木

8/26 14:06

(kumakumo)四等三角点「谷ヶ市」

8/26 14:08

(kumakumo)箕ノ裏ヶ岳

8/26 14:14

(kumakumo)静原の町をふり返る

8/26 14:26

(kumakumo)坂原峠へ

8/26 14:31

(kumakumo)ここから下り

8/26 14:33

(kumakumo)ミンミンゼミの道

8/26 14:40

(kumakumo)ツクツクボウシの森

8/26 14:48

(kumakumo)冷たい水

8/26 14:52

(kumakumo)湿地

8/26 15:03

前回の箕ノ裏ヶ岳は、ここから登りました

8/26 15:04

(kumakumo)岩倉にて、来た道をふり返る

8/26 16:29

(kumakumo)「麺匠 たか松」にて
つけ麺（鶏魚介）鶏の漬け丼つけ麺とご飯
※sayup18撮影

8/26 16:30

(kumakumo)【期間限定】冷製鴨だしらぁ麺

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

相棒のKumamotoの「大原の里10名山」のコンプリートまで、「焼杉山」だけとなっていました。というわけで、焼杉山に行きました。

久しぶりに翠黛山・金毘羅山も訪れ、静原の集落に下りた後で、その後のルートを考えようと出発しました。

金毘羅山までは、問題なく進めましたが、前から気になっていた山頂の案内表示で「山道」とされている、南西の尾根を下りていきましたが、とても苦労しました。下山後に東海自然歩道か府道に合流しようとするも、草で覆われていてどちらに進めばよいかわかりません。意を決して、足下の見えない草の中を進んで、何とか府道にたどり着きましたが、疲労困憊になりました。

静原神社で、まったりとお菓子を食べて、休憩しましたので、少し回復しました。薬王坂を越えて、鞍馬駅から叡電に乗るという選択肢もありましたが、坂原峠を越えて岩倉へ抜けることにしました。坂原峠から岩倉村松のバス停までは、初めて歩いてみました。距離が少し長くて疲れましたが、京都バスで河原町まで、市内フリー定期券で帰ることができ、とても得をした気分で山行きを終えることができました。

kumakumo

夏草が生い茂った土手に「焼杉山登山口」の小さな立て札があった。
文字が書かれた板は、留め金が外れてほぼ真横に傾いている。それ
でも、この板がなかったらどこから取りかかるのかさっぱりわから
なかっただろう。

山頂へは、虻に追われるようにしてただただ上った。一匹がしばら
くの間、護衛のごとく身体の周りを飛び回っているが、隙あらば攻
撃を繰り返してくる。ある程度進めば、次の虻が交替。虻は疲れを
知らない。下りになると蜘蛛の巣が顔の高さになり、払っても払っ
ても糸がまつ毛に絡んでくる。どうせなら虻を絡め取ってくだされ
ばありがたいのだが。

こうして、土曜日というのに人と行き交うこともなく山頂に到着。
木々の隙間から見下ろした大原の町は、広がる青田が苔庭のようだ。

大原の里10名山はあと2座で踏破できると気づき、9座目の天ヶ森
（ナッチョ）に立ち寄ったのが石楠花の4月。忘れかけた頃の10座
目。1座目は3年前の8月に天ヶ岳に登っている。3年越しのおぼ
ろ気な記憶がつながらず、踏破の達成感というより「赤線がつながっ
たよ」と言われたときに似ている他人事のような感覚。

静原の集落に入ったのは今回が初めて。観光地めいた大原よりいっ
そう長閑だが、舗装道に灼熱の日光が照り返す真昼。身体は空腹を
訴えるものの、喉は固形物を受け付けない。鼓動が頭の中で痛みの
実感をもって響く中、坂原峠への上り坂にさしかかった。
そんな疲労を解きほぐしてくれたのが、峠から岩倉村松へ向かう下
りの風情。やがて青田道の向こうに住宅街が見えてきた。ふり返れ
ばきょうの山々。碧い空にわた雲浮かぶ、夏の最後の一頁。