記録ID: 5900980
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山:富士宮ルート&お鉢巡り with French guys.
2023年09月03日(日) [日帰り]



体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 11:26
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 3:29
- 合計
- 11:34
距離 11.1km
登り 1,500m
下り 1,503m
5:59
3分
富士宮口五合目タクシー降車場
6:15
6:23
16分
富士宮口五合目トイレ
17:28
17:31
2分
富士宮口五合目トイレ
17:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
富士登山協力金1000円 ◆岳南タクシー https://gakunan-taxi.jp/ ・行きは駅前の営業所に飛び込みで行って乗りました(予約した方が良いです) ・吉田五合目と違い富士宮五合目には店舗等が何もありません(トイレは2分程登った所にあります) ・帰りは五合目で1時間待ち(5台目) ※混んでなければ七合目から予約すれば45%OFFだと言ってました←結局混んでて無理と言われたので真偽不明 ◆富士急バス http://www.shizuokabus.co.jp/2023/04/18/10264/ 8/27以降、2便目(五合目9:35着)と4便目(五合目15:00発)しか運行していないため、バスでの日帰りは難しいです |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程で浮石だらけ。 |
その他周辺情報 | ◆前後泊 SLEEEP | JP.Fujinomiya https://sleeep.io/experience/jp/sleeep-jp-fujinomiya ・きれいなドミトリー ・湯船付きの風呂がある(ドミトリーには珍しい) ・静か ・客は私以外全員外国人 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
前夜、宿のロビーで飲みながら管理人とおしゃべりしている時に入ってきた3人組。明日はバスで富士山へ行き、途中まで登る旨を管理人と相談し始めた。私は5時にタクシーで出発すれば登頂できる、一緒に行く?とナンパ(笑)
ということで、フランス人3名を連れた急造パーティで登ることになりました。
黄色のジャケットのトーマはちょっとだけ日本語もできます。私は仏語は全くわからないし英語もカタコトです(;´▽`A``
黄色のジャケットのトーマはちょっとだけ日本語もできます。私は仏語は全くわからないし英語もカタコトです(;´▽`A``
いきなり山頂が見える富士宮ルート。でも焦ってはいけません。「富士宮は標高122m、ここは2400m。(標高が)高い。10分待って」とカタコト英語で告げてタクシー着後からトータル20分程の高地順応時間を取りました。
トーマは山頂まで、他の2人は途中のstation(小屋)までで待ってるプランだと聞いてました。
とりあえず「Slowly, Slowly is good.」と言って私が先頭をゆっくり歩きます。彼らに渡したストックは最初はあまり使ってくれませんでしたが、途中からgreat stickに昇格しました(笑)
とりあえず「Slowly, Slowly is good.」と言って私が先頭をゆっくり歩きます。彼らに渡したストックは最初はあまり使ってくれませんでしたが、途中からgreat stickに昇格しました(笑)
小屋に着くたびにあれが次のstationだ、と指さして(そこまで)○○分だと説明すると納得した様子。若いロンは前日までに足の爪先を痛めたそうで「注意して歩く」と言い、遅れがちなので、ちょっと待ちながらゆっくりゆっくり登りました。なんだかまるでガイドだな(;´▽`A``
彼らは昨日宝永山だけに登る予定だったけどサイクリングで田貫湖に変更したそうです。昨日の富士山は曇ってて見えなかったみたいたけど・・「It's fine today! You are lucky!」
元祖七合目で「3000mに達した」と言うと、「初めてだ」と言って喜んでいました。「フレンチアルプスの方が高いよね?」と言いましたが彼らは行ったことがないそうです。人生で一番高い所に来た、と。
私は近くのイオンで桜餅を買ってきてあったのでsweetsだと言って彼らに食べさせました。トーマは「うまい」と日本語で言ってました。
私は近くのイオンで桜餅を買ってきてあったのでsweetsだと言って彼らに食べさせました。トーマは「うまい」と日本語で言ってました。
コインが刺さっているのが珍しいらしく一所懸命写真を撮っています。私の説明?「It's gate.」です(笑)←ボキャブラリーが貧しすぎる!一応鳥居のことは「Torii means God's fields.」と説明しておきましたが・・これで合ってるかは不明(;´▽`A``
9合目。最初待ってると言ってた2人はどうする?と訊くと、行く、と言います。
ここではランチ営業があるので、お鉢巡りの後戻ってきてランチ?と訊きましたが、サンドイッチを持ってきた、と。でも私が食べたければ、と言います。優しい。
ここではランチ営業があるので、お鉢巡りの後戻ってきてランチ?と訊きましたが、サンドイッチを持ってきた、と。でも私が食べたければ、と言います。優しい。
現在の標高や次まで/山頂までの所要時間がかかれた看板はとても励みになりました。英語も書かれているので彼らが読めることもありがたい。さすがにフランス語はありませんが(笑)
よく見ると9.5th Stationと書かれていますね〜、だから彼らはポイントポイントをstationと言ってたのか。写真を見返してやっとわかりました(;´▽`A``
よく見ると9.5th Stationと書かれていますね〜、だから彼らはポイントポイントをstationと言ってたのか。写真を見返してやっとわかりました(;´▽`A``
もう宝永山があんなに下です。そして・・伊豆大島が見えます!これには私も感動!
トーマは「フランスには独立峰は無い。富士山は海も山も街も見えて素晴らしい」という意味のことを言ってました。
トーマは「フランスには独立峰は無い。富士山は海も山も街も見えて素晴らしい」という意味のことを言ってました。
そして遂に富士宮頂上に到達!
You did it!
にっこりハイタッチ(^o^)/
ピンクおじさんにも再会して、Congratulations!ってお祝いいただきました(*´▽`*)
You did it!
にっこりハイタッチ(^o^)/
ピンクおじさんにも再会して、Congratulations!ってお祝いいただきました(*´▽`*)
南アルプスはちょっと雲多し。日本アルプスは3パートに分かれている、までは良かったけど、「南アルプスはどこからどこまで?」に対し長野県へ行ったことがない人に「諏訪湖まで」を説明するのが難しく、結局Googleマップを開いて画面を見せた(^^;
「次に富士山が噴火したら日本は大変なことになる」←かなり身振り手振り
「It's a possible.」←それは1つの可能性でしかない、と言ったのかな?ちゃんと意味がわかってなくてごめんよ・・。
「It's a possible.」←それは1つの可能性でしかない、と言ったのかな?ちゃんと意味がわかってなくてごめんよ・・。
成就岳は下山口から一番遠い・・。なんとか下りなくては、と思って、10分歩いては10分休み、ではありますが、進みます。
初めてGoogle翻訳を使って、トーマに「lower and lower, headache is gone.」と説明。
初めてGoogle翻訳を使って、トーマに「lower and lower, headache is gone.」と説明。
予定を1時間オーバーしていますが、下山を始めました。咳をしていたかと思ったらちょっと吐いてしまい(チョコバーと小さなカツサンドしか食べてなかったのであまり出なかったけど)、可哀想でしたが下りなければ治りません。
小屋では休憩しましたが、休憩した方が具合が悪い、と言うので私のトイレだけ済ませて慌てて出発。
小屋では休憩しましたが、休憩した方が具合が悪い、と言うので私のトイレだけ済ませて慌てて出発。
もうすぐ六合目です。上を振り返り、これがあなたが頑張った道ですよ(*´▽`*)
「I never give up.」「You are great, nice guts.」
あと少し、頑張って下りましょう!
「I never give up.」「You are great, nice guts.」
あと少し、頑張って下りましょう!
日が傾いてきていますが七合目からタクシー配車の電話をしたら「いっぱいだから来た車に乗って」と言われたため、下山後はタクシー待ち確定(>_<) でも明るいうちに下りられたので良かった(*´▽`*)
8/27以降は富士宮駅行きのバスが15時で終わってしまうのでタクシー待ちは行列。人数の少ない人達は相乗りして、我々は5台目でしたが1時間以上待ちました。タクシーが来るたびに拍手喝采。運転手さんビックリですね(^^; 車内で夜景が綺麗だよと話していたら運転手さんが写真stopしてくれて、とても親切でした。
私も彼らも同じ宿に連泊。彼らは疲れているようでしたが、私が行きたいなら、と居酒屋に付き合ってくれました。私だけ大ジョッキだけどね(笑)
Congratulations!! cheers♪
Congratulations!! cheers♪
感想
富士山は外国人が多いとは聞いていましたが、自分が外国人と一緒に登るとは思っていませんでした(;´▽`A``
往復1人でタクシーは高いな〜とは思っていたんです。一緒に行ってくれる人がいれば割り勘できるので渡りに舟。ただしそれがフランス人とは思っていなかった!(笑)
彼らはフランスから来て1ヵ月間、福岡から東京まで観光して回っているそうで、福岡、宮島、しまなみ海道、大阪、京都、そして富士。トーマはネットで時刻表などを調べてプランを作るしっかり者。日本語も勉強しているそうで、細かいことはわからないけど大枠は通じます。他の2人は英語が速すぎて聞き取れない💦 でもボディランゲージは偉大です、大事なことは通じる(笑)
お鉢巡りのド真ん中で高山病を発症したのには困った(私は前回登った時も何ともなかったので薬を持っていなかった)けど、彼は耐えて歩き通しました。本当に頑張った!
当初は途中まで、と思っていた富士山に結局登頂できたことはとても嬉しかったようで、家族や富士に来ないで東京へ行った仲間に写真を送った、と感謝され・・帰りのタクシー代と下山後の飲み代を奢ってくれました。いやいや、日本を楽しんでもらえて、私も嬉しい(*´▽`*) たまごかけご飯にはトライしてもらえたかな? ふふっ、私まで楽しみです(´艸`*)
前日 2023/9/2 身延山(↑東参道↓ロープウェイ)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5890588.html
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング
富士・御坂 [2日]
富士山(富士宮口五合目〜八合目〜御殿場ルート〜剣ヶ峰〜御殿場下り六合〜宝永山〜富士宮口合目)
利用交通機関:
車・バイク、 タクシー
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
外国人三人と一緒に登られるとは、生涯忘れられない思い出ですね。
外国人が日本の山や名所旧跡を訪れてくれるのは、一日本人としてとても嬉しいです。
私も富士山は結構登りましたが、高山病予防にダイアモックスを服用したら頻繁に尿意を催し、水分補給とは逆効果になった気がします。
もう、富士山は私にとって”眺める山”になってしまいました。
にわかガイドしちゃいましたが、楽しかったです。
「日本アルプスは美しい、長野県はもっとdryだし、上高地ならバスで行ける」ってオススメしておきました!今回はもう日程が取れないだろうけど、日本へ来るのは初めてではないようなので、ぜひまた来てほしいですね(*´▽`*)
外国人を逆ナンとはw
さすがミキさんです。
自分も山ではコミュ力があるほうだと思っていますが、外国人と歩いたのは尾瀬で燧ヶ岳に登ったときと新潟の守門岳での2回しかありません。
どちらの方も日本が長く日本語が堪能だったので、話すのは全く問題がありませんでした。
でもミキさんはあまり言葉が通じない中、下山後に飲み会まで一緒にしてしまうとは。
いやはや、凄いですね。
その外国人の方々は良い思い出となったとともに、日本がもっと好きになったことでしょう。
彼が高山病になってから初めて、スマホで翻訳すれば良いって気づきました(^◇^;
まぁでも案外通じるものですね。Kudoさんならきっと全然大丈夫ですよ(^o^)
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