白雨はやまず〜晩夏の千畳敷遊歩道

2023年09月04日(月) [日帰り]

• GPS: 03:43
• 距離: 1.9km
• 登り: 92m
• 下り: 97m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:09
• 休憩: 2:16
• 合計: 3:25

距離 1.9km 登り 103m 下り 97m

8:49 千畳敷駅
9:01 9:05 剣ヶ池
9:11 9:17 千畳敷駅
9:18 11:06 ホテル千畳敷
11:14 11:27 剣ヶ池
11:48 11:53 八丁坂登山口
12:12 ホテル千畳敷
12:14 千畳敷駅

駒ヶ岳ロープウェイで千畳敷駅に上り、千畳敷カールを望む遊歩道を散策します（当日荒天のため木曾駒ヶ岳への登山は中止しました）

天候

雨（降ったり止んだり）

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

起終点：中央アルプスロープウェイ千畳敷駅
（往路：前泊ホテル前の切石公園下バス停からバスでロープウェイしらび平駅）
（復路：ロープウェイしらび平駅からバスでJR駒ヶ根駅）

コース状況／危険箇所等

千畳敷遊歩道はよく整備されていますので、危険な個所はありません。
ただし、岩場の急坂がありますので、降雨時などは滑らないように注意。

その他周辺情報

ロープウェイのしらび平駅、千畳敷駅ともにコインロッカーが設置されていますので、トレッキング自体に不要な荷物などはデポできます。ただし、数は多くありませんの注意（利用したのは、しらび平駅のロッカー：300円。600円の大型もありました）

往復の路線バスと駒場竹ロープウェイの乗車チケットは、前泊した「ホテルやまぶき」さんの登山パックを利用しました。宿泊費に、バスとロープウェイの往復乗車券がセットになっています。混雑時にはチケットを購入するのも一苦労とのことなので便利です。
https://www.hotel-yamabuki.com/
7/1〜10/31■駒ヶ岳ロープウェイ＆バス往復チケット付きプラン】雲上の別世界！千畳敷カールへ【朝夕・個室料亭】
https://reserve.489ban.net/client/yamabuki/0/plan/id/136556/stay

写真

9/4 5:40

前泊ホテルの窓から、今日の天気はどうかな〜朝5時台、中欧アルプス方面、かなりガスに包まれてますね・・・

9/4 6:20

6時を過ぎるとホテルの窓の外も雨が降り始め、あら〜宝剣岳も千畳敷カールも真っ白に〜

9/4 6:55

朝食時間前に出立するので朝食をお弁当にしてもらってチェックアウト。ホテルから出ると、お空に一部には青空も、少しは横転するのか？

9/4 6:56

ホテルのすぐ前が切石公園下バス停なので、とても便利です。ちなみに切石公園下バス停は、大混雑するという菅の台バスセンターより3つ手前です。

9/4 7:10

7:09発、本日のロープウェイ駅行き始発バスに乗ります。激込みの前情報があったので1本目はダメかな、と思っていたのですが、乗っていた登山客は数えるほどでした。さすが月曜日。

9/4 7:47

一大拠点の菅の台バスセンターでとりあえず満車になったバスは、駒ヶ根ロープウェイのしらび平駅に到着。

9/4 7:52

そのままロープウェイの改札口へ。この人数なら始発のゴンドラに十分乗れるね。チケット売り場横にコインロッカーがある（数は少ない）ので、余分なに荷物をデポしました。

9/4 7:58

ロープウェイ始発便もまずは定員ちょうどって感じ。出発時には周囲が見えましたが、すぐに真っ白なガスの中に。約7分30秒で高低差950mを一気に登ります。

9/4 8:08

標高2612m、日本一標高の高い駅、ロープウェイの千畳敷駅に到着〜気温15度なので、ほど程よい涼しさって感じですね。

9/4 8:30

ただ、駅併設のホテル千畳敷のテラスに出てみれば、ザーザーと降る雨と真っ白なガス。でもせっかくなので宝剣岳の看板の前でパシャリ。

9/4 8:31

うん、レインウェアを防寒具じゃなくて雨具として使うのも久しぶり〜いい点検くま〜♪

9/4 8:35

まずは信州駒ヶ根神社にお詣りします〜背後に見えるはずのサギダルの頭（標高2800m）もガスの中〜まさに「雲隠れ」

9/4 8:50

木曾駒ケ岳山頂への登山はウサクマにはリスクが高いので、白雨にけむる千畳敷湯歩道に廻ってみます。

9/4 8:53

足元には、さっそく定番のヤマハハコですね。

9/4 8:53

きみはハクサンボウフウかな？

9/4 8:53

ガッツリとレインウェアに身を包み、千畳敷カールを見上げる剣ヶ池へ下ってみます。

9/4 8:59

圏谷を真っ白なガスが流れていきます。

9/4 8:59

白と緑の背景に、ナナカマドの真っ赤な実が映えますね〜

9/4 9:00

剣ヶ池手前で振り返ってみると、圏谷もホテル千畳敷もガスに霞んでいます。

9/4 9:01

剣ヶ池まで下って、千畳敷カールの標識前から見上げるとこんな感じ。これも「悠久の自然」の一部ですね。

9/4 9:09

雨が強くなってきたので、いったんホテル千畳敷（千畳敷駅）まで戻ることにしました。ちょっとピンが外れましたけど、ウメバチソウも瑞々しく潤ってますね〜

9/4 11:01

千畳敷駅の待合スペースで、前泊ホテル提供のおにぎり弁当を食べながら、のんびりしばらく様子を見てましたが、雨が上がったようなので再び出てみました。

9/4 11:03

雨はほぼ止んでいますが、圏谷のガスはまだまだ濃いな〜

9/4 11:05

山頂へのアプローチはすでに中止しているので時間的は余裕たっぷり。せっかくなので千畳敷遊歩道を全周散策してみますか〜

9/4 11:08

眼下には剣ヶ池。今の時期には水は涸れているようですね。

9/4 11:13

おまんは・・・誰じゃ？　かわいいのう~見たことないき

9/4 11:13

やっぱり白い霧と赤いナナカマドのコントラストが絶妙です。

9/4 11:14

この子も何かのつぼみかな〜

9/4 11:19

ま、とりあえずここまで来れて、よかったね〜

9/4 11:24

剣ヶ池の畔から再び千畳敷カールを見上げます。

9/4 11:28

さて、ハイマツの間をくぐって、八丁坂登山口に向かって登り返しますか。

9/4 11:28

ウサクマがのんびり楽しめるレベルの岩の坂道です。

9/4 11:31

このつぼみの付き方はリンドウっぽいけどな〜

9/4 11:32

この感じはシシウドの仲間だよね〜ミヤマゼンコ？

9/4 11:33

目玉みたいなこの子もなんだろう・・・

9/4 11:36

しっとりガスに包まれた圏谷も、なかなか良いものです。

9/4 11:36

白霧と花畑

9/4 11:36

これはもう草紅葉の始まりですかね。

9/4 11:39

白霧に包まれた初秋の雰囲気の千畳敷カールで、ウサさんをパシャリ♪

9/4 11:41

ウメバチソウと、シナノオトギリのつぼみかな？

9/4 11:41

たまには、と登る途中のクマをウサさんが撮ってくれました。

9/4 11:45

また少し雨が降り出しましたね。でも、散策には問題なし。ゆっくりのんびり登っていきます。

9/4 11:46

ようやくつぼみでなく、シナノオトギリの黄色いお花が咲いてました。

9/4 11:48

浄土乗越へ向かう八丁坂登山口に到着〜ちょうど、中岳まで行って引き返してきたというご夫婦にお会いしました。

9/4 11:51

そのご主人がウサクマのツーショ写真を撮ってくださいました〜感謝♪

9/4 11:52

次回はきっと八丁坂を浄土乗越めざして登るぞ〜今日は、このまま千畳敷駅へ戻ります。

9/4 11:54

雨脚が強まってきて、カメラのレンズにも水滴が。でも、おかげで雨に中の散策っぽい雰囲気の写真になりました♪

9/4 11:55

岩の隙間にイワツメクサ。もう終わり掛けでしょうか、ギリギリセーフって感じですね。

9/4 11:59

もう少しすると、この葉っぱも真っ赤に色づくのかな。その時期にまた訪れたいけど、きっとすごい混雑なんだろうな・・・

9/4 12:02

好天の絶景も素敵ですが、こんな風景をのんびり楽しむのも、ウサクマ好みのトレッキングです。

9/4 12:04

大きなウメバチソウがいくつも咲いていました（ピンが甘いな）

9/4 12:05

霧の雫をたっぷりと纏ったシラタマノキ〜たまたま雫の方にピンが合った、結果オーライの写真です。

9/4 12:05

チングルマの綿毛ですね。あ、あの目玉くんは、チングルマの綿毛の、その先の姿だったのか〜

9/4 12:05

信州駒ヶ岳神社まで戻ってきました。

9/4 12:07

怪我なく過ごせたことの御礼と、次回は木曽駒ケ岳まで登れますように、よ〜くお願いしておきました。

9/4 12:08

ふたたびハクサンボウフウと出会えました。

9/4 12:09

雨に濡れたホテル千畳敷のテラスに戻ってきました。お疲れさま〜ってほどでもないか、でも楽しかったです♪

9/4 12:22

ふたたび駅の待合室でのんびり。ちょうどランチタイムなので、レインウェアを脱いで、軽くエネルギー補給しちゃいます。

9/4 13:23

ロープウェイは30分間隔。午後はカミナリの予報も出ているので、午後1時半の便で早めに下ります。

9/4 13:29

外のガスは、ますます濃くなってきた気がします。

9/4 13:39

しらび平駅のコインロッカーはチケット売り場の横。デポした荷物を回収してバス乗り場へ急ぎます。

9/4 13:48

13:50発の駒ヶ根駅へ戻るバスはガラ空き状態でした。チケットは前泊ホテルの登山パックが往復乗車券付なので、そのまま乗車。

9/4 14:29

前泊したホテル前の切石公園下バス停あたりを走るバスの車窓から。お山のガスはまだまだ取れそうもありませんね。

9/4 15:31

駒ヶ根駅で帰りの電車に乗り込み、即プチ打ち上げ♪ 青春18きっぷ利用なので、また鈍行でのんびり6時間かけて横浜へ帰ります。

9/4 18:01

おまけ。帰りの車窓から望む薄暮の八ヶ岳。綺麗にお顔を出してくれました。

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

iPhone SE (3rd generation) Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

hadzuki

おそらく今夏最後の青春18きっぷ利用の一泊二日ウサトレ。今回はメインターゲットに日本百名山・木曽駒ヶ岳を掲げ、昨日から信州・駒ヶ根にやっていました。
前泊（切石公園下のホテルやまぶき）の昨日は青空が広がって、山頂にはガスがまとわりついていましたが、中央アルプスも南アルプスも、駒ヶ根の町から綺麗に望め、霊犬早太郎にお参りできました、

さて、2日目のお天気は・・・と、朝5時にホテルの窓から外を覗くと、どんより〜昨日は目の前に綺麗に見えてきた宝剣岳や千畳敷カールも、濃いガスに包まれてます。

まあお山の天気ですからね〜空全体を見れば、所々に青空も覗いているし、時折小雨がサーと降っても本降りになる気配は感じられないので、兎にも角にもロープウェイで千畳敷駅まで上がってみました。（前情報で激混みとのことでしたが、夏休み明け直ぐ、かつ月曜日、かつ天候不順、が重なったせいか、割とゆったりとココまで来れました）

千畳敷駅前に出てみると、麓のしらび平よりもかなり強い雨で、駒ヶ岳神社も宝剣岳も千畳敷カールも、みんな白いガスの中。午後には雷の予報も出ている状況。ウサクマのスキルでは3000m近い木曽駒ヶ岳山頂までの登山はリスク高過ぎ〜との判断で、お昼頃まで、この周辺の千畳敷遊歩道をのんびりと散策することにしました（次の木曽駒ヶ岳登山の偵察ということでムダじゃないよね〜）。

雨は降り続いてますが、これも久しぶりの雨具の点検に丁度いいと、まずはレインウェアを着込んで駒ヶ岳神社にお詣り。遊歩道を反時計回りに散策開始。岩がゴロゴロしたハイマツの坂道を剣ヶ池に向けて下ります。この下り坂でも、もう真っ赤なナナカマドや可愛いヤマハハコ、ウメバチソウなどが、雨と霧でしっとりとしずくを湛えて迎えてくれました。

剣ヶ池まで下って千畳敷カールを見上げてもっていくと、周囲はもう草紅葉が始まったかのような緑と褐色の世界。その上を真っ、真っ白なガスで全容は見えず。でも、これはこれで素晴らしく美しい風景です。

剣ヶ池から八丁坂登山口までを登白なガスが流れて、なかなか神秘的です。また、足元の岩の隙間には、チングルマの綿毛、ハクサンボウフウ、ミヤマゼンコ、イワツメクサ、シナノオトギリなど、まだまだ様々な高山の花々が咲き誇り、白雨の千畳敷カールを堪能できました。

ぐるっと一周してと2kmもない遊歩道で、しかも雨とガス。それでも、瑞々しい小さな花とキラキラと光る水滴の組み合わせを、たっぷりと楽しめた、よいウサトレでした。次回はきっと木曽駒ヶ岳の山頂まで、予習バッチリです。