全洞院(神社前BS)〜四寸道〜飯盛峠〜大築山〜中津久根BS


- GPS
- 07:24
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:24
天候 | 晴れ。気温≒-2℃〜8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】中津久根バス停⇒15:15越生駅15:24⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは何処にも有りませんでした。トイレは全洞院前、上谷の大楠前、最勝寺東側の3ヶ所に有りました。 ◆コース概況◆ 【全洞院〜横吹峠】 アスファルト舗装道路から始まり、やがて坂の勾配が急になるとコンクリート舗装道路と成り、ここのアプローチに特に問題は有りません。 【横吹峠〜花立松ノ峠】 四寸道は全体的に勾配が緩く歩き易い山道ですが、数ヶ所で粘土質の地面が雨水で抉られています。しかし、そんなに何ヶ所も抉られている訳では有りません。この道は山と高原地図では破線と成っていますが、おそらく案内標識がほとんど無いからかも知れません。 四寸道で最初の舗装道路のヘアピンカーブに出たところでは、右に約150m進んだ所の左側に山道への入り口があり、赤テープが何本か下がっています。(Google Mapで調べると、ヘアピンカーブを左側に170m進んだ所からも、四寸道に復帰出来るように記載されていますが現地は未確認です) 2回目に舗装道路に出たところでは左側に進みます。山と高原地図に記載されている四寸道から七曲り峠への分岐が分かりませんでしたので、舗装道路を通って花立松ノ峠へ行ってしまいました。 【花立松ノ峠〜関八州見晴台】 ところどころで残雪と凍結がありましたが、ギリギリ滑り止め無しで通過出来ました。 【関八州見晴台〜飯盛峠】 奥武蔵グリーンラインと山道が複雑に交差しながら進む道です。北側斜面のためか奥武蔵グリーンラインは雪も多く轍は凍結していました。山道は残雪が多く部分的に凍結しておりましたので、軽アイゼン等の滑り止めは必携です。 【飯盛峠〜大築山】 飯盛峠から大平尾根への入り口がわからずに右往左往してしまいましたが、入り口は大きな「飯盛峠」と書いてある丸太の案内標識の陰のガードレールの間でした。ここからも残雪が結構有りました。大平尾根から馬場へ入る三叉路から直ぐ北側から下りる斜面にも残雪があり、ここの斜面を通過するまでところどころで軽アイゼンを使用しました。それ以降は滑り止めは不要でした。 大築山付近は多少山道が錯綜しますが、案内標識が各分岐に有るので案内に従えば迷わずに通過出来ます。 【大築山〜上谷の大楠】 大築山から東側へ下って小築山を過ぎれば西行杉への分岐と案内標識が有ります。私は西行杉へは向かわずに、真っ直ぐ大楠に向かって進みました。突然、桧の植林に竹林が現れると直ぐに登山口に到着します。左手にテニスコートを見て舗装道路に出ますが、上谷の大楠へ向かうにはアスファルト舗装道路を進まずに、登山口を出たら直ぐ左折して未舗装路を進まなければなりません。ここには案内標識が有りませんでしたので多少悩みました。 【上谷の大楠〜越生梅園〜中津久根バス停】 ひたすら忍耐のアスファルト舗装道路歩きです。 |
その他周辺情報 | 飲食出来る場所は越生市街地だけだと思います。温泉施設は「ニューサンピア埼玉おごせ」と「ゆうパークおごせ」が有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 国土地理院発行
昭文社 山と高原地図 1 奥武蔵・秩父(2014年)
方位磁石 1 シルバコンパス
トレッキングポール 1 シングルタイプ
緊急シート 1 寝袋タイプ
携帯電話 1 SOFTBANK
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 筆記用具共
携行食 カロリーメイト、飴等
救急セット カットバン・湿布等
健康保険証 運転免許証共
ゴミ袋
飲料水 1リットル
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
予備電池 1 ヘッドライト用
GPSナビ 1 ヤマナビ2.5
軽アイゼン 1 Mountain dax 4本爪
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感想
天気予報を見れば2月21日は好天だが、それ以降は一週間近くの間、天気は宜しく無いとの事。ならばせっかくの好天を見逃して後悔するより、潔く(?)ハイキングをしてフラストレーション予防に務めるのが王道だと、仰々しく自分自身を鼓舞して越生へ向かった。向かった先は以前から気になっていた四寸道・大築山・上谷の大楠を組み合わせたコースであった。
越生駅前から07:20発の黒山行きバスに乗車したのは自分を含めて2人のハイカーだけ。川越観光バスの経営状況を心配しながら神社前バス停で降りて、目の前の熊野神社で安全ハイク祈願をして身支度を整えて出発する。本当はバスを降りるのは神社前バス停の一つ手前の、火の見下バス停の方が歩く距離が短くなるのだが、念には念を入れて安全ハイク祈願をするために、わざわざ神社前バス停まで行って降車した。
四寸道を歩き始めて最初のうちだけ、粘土質の路面が雨水で抉られてV字状になり歩き難かったが、直ぐに歩き易い山道になる。時々、林業作業用のカートのタイヤ跡と思われる轍が有ったので、余計に粘土質の地面が抉れるのだろう。
横吹峠から20分ほど歩いたら越生駒ヶ岳の登り口の小さな標識が有り、そこから頂上までは直ぐであった。頂上からの眺望は無かったので写真だけ撮って先へ進んで、今度は御嶽神社への登り口標識が現れた。当然、登り口から御嶽神社へ向かい3分ほどで御嶽神社に到着。社殿は簡素な小屋で内陣の写真だけ撮らせて頂く。ここからの眺望は越生駒ヶ岳、大高取山、桂木山が良く見えた。
四寸道で舗装道路のヘアピンカーブに出てから右か左か悩む。事前にヤマレコで先達の山行記録で学習をしていないシワ寄せで、ヘアピンカーブ付近で一人右往左往して時間をロスする。ようやく右側に150m行った先で登り口を見つけて進む。
2回目に舗装道路に出た所でも事前学習していないツケが出て、山と高原地図地図を広げてから「アァ、左か…」と独り言を言いながら進む。アスファルト舗装道路の路面に結構多い残雪が有り、轍部分はツルッツルに凍結している。今回もチェーンスパイクを持たずに4本爪アイゼンだけなので、凍結した道路歩きに適した滑り止めは無い。
路肩近くの表面がクラストした残雪部分をおそるおそる進んで行ったら、七曲り峠への分岐を見落としたようで、知らずのうちに黒山三滝からの合流点を経て花立松ノ峠まで来てしまった。ここから関八州見晴台までは何度も歩いているので、凍った路面で転ばないよう注意しながら進む。
関八州見晴台では大勢のハイカーが休憩したり、景色を楽しんだりしており、すべてのベンチは満員御礼状態。已むを得ず芝にザックを下して休憩してから写真撮影して直ぐに出発。
見晴台北側にあるアマチュア無線基地を過ぎたら、突然、今まで以上の残雪が現れる。北側斜面なので当然と言えば当然なのだが、一度、舗装道路に出て再び山道に入る手前で4本爪アイゼンを装着して進む。転ばぬ先の杖ならぬ4本爪アイゼンである。
他のハイカーの方々は雪の斜面を恐る恐るの屁っぴり腰で下りていたが、さっさと滑り止めを装着した方が良いのにと思い、他のハイカーの方々には申し訳なかったが先を行かせて貰った。
関八州見晴台から飯盛峠までの間は、アスファルト道路と山道が何度も交差するので、軽アイゼンの着脱を何度も繰り返して進まなければならない。ちなみに、こんな状況下では、各々のユーザーの慣れにも依るのだろうが、チェーンスパイクより4本爪アイゼンの方が、実に素早く着脱する事が出来ると感じた。
飯盛峠に到着後、大平尾根への入り口が見つからずに、橅峠への分岐の右側の林道をしばらく進んでから「ん?」と又、飯盛峠へ戻り、ようやくガードレールと電柱の間に残雪上の踏みあとを見つけて進む。あとはもう踏みあとを見失わない様に歩いて行き、大平尾根から馬場へ向かう分岐にだけ気をつけて進み大築山を踏んで、上谷の大楠にココロから感動して、アスファルト舗装道路をトボトボと越生梅園まで歩く。
越生梅園では本日より梅祭りを開催していたが、ほとんどの梅は未だ固〜い蕾状態で、開花していた梅の木はホンの数本だけであった。そのため自家用車で観梅に来ていた大勢の観光客の方々は、口々にまだ早いよ等とブーブーと文句を言っていた。駐車料金と入場料が取られるのだからやむを得ないのだろうが、事前に調べて来れば良いのにと余計な老婆心が働く…
それよりも自分にとっては、寒い中を越生梅園から越生駅まで歩くのはイヤなので、梅園入口で直ぐにバス停で時刻表を見たら、バスが来るまで40分以上も待たなければならない。仕方なくバスを諦めて歩いて越生駅へ向かい、佐藤酒造店を過ぎてニューサンピア埼玉おごせへの三叉路を渡ったら、なんとニューサンピア方向から路線バスが来た。三叉路脇の中津久根バス停でバスに合図して乗ったら、信じられない程ギューギュー詰めの満員状態。それでも駅まで歩いて行くことを考えたらまだマシ。
これで朝の黒山行きのバスに乗って、川越観光バスの経営の先行きを心配した事と、寒空のアスファルト舗装道路歩きの両方が無事解消されたので、越生駅到着後は待合室で持参の缶ビールをイッキ飲みして、無事に越生ハイキングが終了したのであった。
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