乗鞍岳2 そこにある池の変化

2023年09月10日(日) [日帰り]

• GPS: 03:16
• 距離: 6.4km
• 登り: 433m
• 下り: 431m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:45
• 休憩: 0:32
• 合計: 3:17

距離 6.4km 登り 433m 下り 433m

7:16 畳平バスターミナル
7:21 鶴ヶ池
7:27 県境ゲートバス停
7:38 不消ヶ池
7:43 富士見口
7:51 肩ノ小屋
8:19 朝日岳（乗鞍）
8:28 蚕玉岳（乗鞍）
8:33 8:34 乗鞍岳頂上小屋
8:45 8:54 乗鞍岳
8:58 9:06 乗鞍岳頂上小屋
9:07 9:13 蚕玉岳（乗鞍）
9:43 剣ヶ峰口
9:51 摩利支天分岐
9:56 9:57 富士見口
10:06 富士見岳（乗鞍）
10:16 10:17 県境ゲートバス停
10:21 鶴ヶ池
10:26 10:32 畳平バスターミナル
10:33 ゴール地点

天候

■9/10
晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

6:00 乗鞍高原観光センター
■行き
6:10 乗鞍高原観光センター -(ALPICOバス)- 7:00 畳平

登山口：畳平
ルート：畳平→肩の小屋→乗鞍岳→肩の小屋→富士見岳→畳平
下山口：畳平

■帰り
11:05 畳平 -(ALPICOバス)- 11:55 乗鞍高原観光センター

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道は非常によく整備されています。

写真

9/10 5:25

早朝の乗鞍岳観光センター。　
6年ぶりに乗鞍岳に登ります。

9/10 5:31

乗鞍岳モルゲンロート。

9/10 5:56

始発バスで畳平に向かいます。　
例年はもっと早い時間に御来光バスが運行されているのですが、今年は乗鞍スカイライン（岐阜県側）の道路崩落により、御来光バスは運休だそうです。

9/10 6:52

バスの車窓。　
圧倒的山並み。

9/10 7:18

1時間ほど乗車して、畳平に到着です。

9/10 7:20

畳平の鶴ヶ池。　
心無しか以前よりも水量が減少しているような。

9/10 7:23

おっ、これは

9/10 7:23

鶴ヶ池越しに槍ヶ岳を望むことができました。

9/10 7:25

魔王岳と鶴ヶ池。

9/10 7:27

美しい山並み。

9/10 7:28

奥は南アルプスですね。　
中央やや左のとがった山が甲斐駒ヶ岳でしょうか。

9/10 7:29

畳平の風景。

9/10 7:33

鶴ヶ池の奥に槍・穂高岳。

9/10 7:38

次に現れる池、不消ヶ池。　
こちらもかなり水量が少ないです。以前はこの倍以上はあったかと・・・

9/10 7:38

おそらくですが、以前は夏でもここに雪渓があったので
今年は雪が少ない＆高温で早期に雪渓がなくなってしまい、不消ヶ池も小さくなっているのかなと。

9/10 7:43

このままだと不消ヶ池は消えてしまうのでしょうか。

9/10 7:48

眼下に乗鞍スカイライン。　
さきほどあの道をバスで登ってきました。

9/10 7:49

そして前方には乗鞍岳頂上・剣ヶ峰が見えてきました。

9/10 7:49

肩の小屋に到着。　
ここから剣ヶ峰まで、最後の登りです。

9/10 7:53

剣ヶ峰口。

9/10 7:54

イワツメクサ。

9/10 8:03

中身を抜かれたハイマツの実。　
これはホシガラスさんの仕業ですかね。

9/10 8:10

摩利支天岳と、その右奥に槍・穂高。　
摩利支天岳の宇宙線研究所乗鞍観測所のドームがよく目立ちます。

9/10 8:10

穂高岳、槍ヶ岳を展望。

9/10 8:12

剣ヶ峰への登り。

9/10 8:24

そして、蚕玉岳まで登ると、乗鞍岳直下の火口に水を湛える権現池が姿を現します。

9/10 8:24

標高2,840mにある権現池。　
御嶽山の二ノ池に次ぐ、日本で2番目に高所にある池です。

9/10 8:25

権現池も6年前にくらべて小さくなりました。　
季節が1か月遅いこともあると思いますが、やはり雪渓が減ったのが影響しているかもしれません。

9/10 8:28

雲海のなかに八ヶ岳が見えます。　
編笠山、権現岳、赤岳から、蓼科山まで八ヶ岳フルコースで見えます。

9/10 8:30

青空と権現池。

9/10 8:33

そして剣ヶ峰の直下へ。

9/10 8:40

頂上の乗鞍本宮へ。

9/10 8:41

乗鞍岳頂上、剣ヶ峰3,026m。

9/10 8:42

山頂にて

9/10 8:43

一等三角点「乗鞍岳」。

9/10 8:43

中央奥に見えるのは御嶽山。

9/10 8:45

南アルプスにズームイン。　
中央やや左は甲斐駒ヶ岳ですね。

9/10 8:49

乗鞍本宮の鳥居越しに見る権現池。

9/10 8:49

乗鞍本宮。

9/10 8:54

乗鞍岳頂上から見る槍・穂高。

9/10 8:54

では、山頂を後にして下山します。

9/10 8:57

乗鞍岳頂上小屋。ここは宿泊設備はなく、売店だけがあります。

9/10 8:58

火口の縁の登山道。

9/10 9:07

ここからは権現池がよく見えます。

9/10 9:07

権現池の奥には高山の市街地が見えます。　
その左奥は白山でしょうか。

9/10 9:10

八ヶ岳にズームイン。

9/10 9:10

暑いですが、空には秋の気配が感じられます。

9/10 9:11

肩の小屋に向けて下る途中で、奥に五ノ池が見えていることに気が付きました。

9/10 9:12

登山道から五ノ池見えるんですね。気づかなかった。　

9/10 9:16

権現池はここで見納めです。

9/10 9:29

五ノ池。その名の通り5つの池があるのですが、登山道からは2つだけ見えました。　
あの周辺は立ち入り禁止になっています。

9/10 9:39

周辺には大規模なハイマツ帯があり
その周囲をホシガラスが飛び回っています。

9/10 9:40

ハイマツの実をゲットしたようです。

9/10 9:40

そして輸送。　
ハイマツをゲットして、硬い岩場に持っていって実を割って食べる、というルーティーンを繰り返していました。

9/10 9:44

肩の小屋に戻ってきました。

9/10 9:47

ちょっと雲が出てきましたね。

9/10 9:48

剣ヶ峰の風景。　
なんというか、さきほどよりもすこし湿気が出てきた気がします。

9/10 9:54

摩利支天岳と不消ヶ池。　
右奥は恵比寿岳。

9/10 9:55

10:05のバスは明らかに間に合わなそうで、その次の11:05のバスだとたっぷり時間があるため、富士見岳に登ることにします。

9/10 9:56

トウヤクリンドウ。　
ちょっとだけ花が開いています。

9/10 9:58

コマクサ。　
9月になってもまだ花の残る個体がありました。

9/10 10:01

富士見岳頂上へ。

9/10 10:03

富士見岳頂上から見る不消ヶ池と、摩利支天岳の乗鞍観測所。

9/10 10:04

富士見岳頂上より剣ヶ峰を望む。

9/10 10:05

畳平が一望できます。

9/10 10:06

鶴ヶ池にズームイン。

9/10 10:11

イワツメクサ。

9/10 10:18

鶴ヶ池まで戻ってきました。

9/10 10:21

輝くトウヤクリンドウ。

9/10 10:31

魔王岳方面から望む畳平。

9/10 10:34

では、バスで帰還します。　
お疲れ様でした。

撮影機器：

E-M10 Mark III OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) 帽子(1) サングラス(1) スパッツ(1) ザックカバー(1)

感想

hirokaz

6年ぶりに乗鞍岳に登頂しました。
3,000mを超える山でありながら、2,700mを超える畳平までバスで一気にアクセスできるため、日本の3,000m峰の中でも、おそらく最も登りやすい3,000m峰である乗鞍岳。
手軽に登れるのに3,000m級の圧倒的な山頂部の景色を楽しめるのが魅力です。

今回、6年前と違って、山頂部にある池がことごとく小さくなっていたのが印象的でした。特に不消ヶ池は、その名に反して消えてしまいそうなくらい小さくなっていました。
前回は8月、今回は9月なので、今回の方が水が少ない時期ではありますが、それでもやはり、積雪量の減少と暑さから雪渓が少なくなっていると思われ、それが池への水の供給量を減らしているのでしょう。

何事も変わらないものなどない、そう感じた山行でした。

――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　271記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　42/100
日本百名山　71/100
日本二百名山　103/200
日本三百名山　120/301
一等三角点百名山　44/100
都道府県最高峰　24/47
（乗鞍岳は日本百名山、日本百高峰、一等三角点百名山だが、登頂経験あり）
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