甲武信ヶ岳


- GPS
- 09:41
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,679m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:40
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※140号線から駐車場まで降りる斜面もきれいに除雪されていました。 積雪で西沢渓谷駐車場への駐車が難しい場合は、 道の駅「みとみ」北側の駐車スペースを利用するといいでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 林道入口のゲートおよびねとり橋インフォメーションにあり。 【コース状況】 ●コース全体 ・コース全体を通してリボン&ピンクテープは豊富にあります。 ・徳ちゃん新道・近丸新道分岐〜山頂間でアイゼンを使用。 ・ピッケルは持って行きましたが使用する場面はありませんでした。 ・出会った登山者は3組のみ。静かな山行でした。 ●西沢渓谷駐車場〜徳ちゃん新道入口 売店やおみやげ屋(冬季休業中)さんの前を通過するとすぐに林道ゲートが現れます。 林道は入口から積雪しています。 ゲートから1kmほど林道を歩くとねとり橋インフォメーションに到着。 東屋とトイレ、登山ポストなどがありますが、トイレは冬季閉鎖中でした。 ここから西沢渓谷の遊歩道に入るとすぐに近丸新道登山口があります。 ヌク沢の橋を渡ってS字カーブを過ぎると西沢山荘(休業中)が見え、 山荘の手前に徳ちゃん新道入口があります。 ●徳ちゃん新道入口〜徳ちゃん新道・近丸新道分岐 標高差およそ700mの尾根歩きとなります。 徳ちゃん新道入口より積雪あり。高度を上げるにつれて、日当たりのよい斜面は 地肌と雪が交互に現れます。 急登と緩斜面を繰り返しながら高度を上げていきます。 日当たりのよい急斜面は雪が溶けてシャーベットになっている箇所もあり、 下りは慎重に進む必要がありました。 徳ちゃん新道・近丸新道分岐直下は痩せ尾根ですが、通過には問題ないでしょう。 ●徳ちゃん新道・近丸新道分岐〜木賊山(戸渡尾根) 木賊山までちょうど標高差600mの登りになります。 戸渡尾根に入ると積雪量が増えます。前半は雪で登山道の嵩が上がっている分、 シャクナゲがうるさいです。登りはさほど気になりませんでしたが、 下りはスピードに乗っている分、少しストレスでした。 シャクナゲ地帯を過ぎると樹林帯をもくもくと登っていきます。 積雪量もどんどん増えていきます。 2360m付近の岩場で視界が開ける箇所があり、ここからの富士山は見事でした。 2441mで奥秩父縦走路にぶつかり、ここから木賊山(2469m)まではすぐ。 ●木賊山〜甲武信ヶ岳 甲武信小屋までいったん標高差100mほど下ります。 下りの途中で樹林が生えていない風の抜け道となっています区間があり、 目の前におにぎり型をした甲武信ヶ岳の全貌が見られます。 再び樹林帯に入ると甲武信小屋に到着。 甲武信小屋から山頂へは高低差100mほど九十九折りの登山道を登り返します。 最後の折り返しを登りきると短い稜線に出てここから頂上まではすぐ。 |
写真
感想
凍傷を負ってからは指の様子を見ながらのおっかなびっくり山登りが続いていましたが、
ようやくほぼ完治し(爪の一部が少し変色している程度)、
久しぶりにちゃんとした雪山をしっかり歩きたいという気持ちのこの週末。
土曜日は全国的に天気が良く、登る山は選びたい放題です。
が、土曜日山行での遠出はどうしても睡眠が不足気味になり運転がキツイ。
比較的近場で日帰りとなると真っ先に八ヶ岳が思い浮かびますが、
最近の冬八ツの喧騒を考えるとちょっと腰が引け気味になってしまいます。
う〜んどうしよう。近場で雪がしっかりあって、ちゃんと歩けるところかぁ、
…そう言えばkomemameは甲武信ヶ岳が未踏。
冬の甲武信は、どうしても単調になってしまう印象が強く、
正直あまり気持ちも高まりませんでした。
けれど、人もあまり入っていないようで、ラッセルが楽しめるかもしれないし、
ケガ明けでちゃんと歩くことが今回の山行の主眼だったので、
まぁいいかという感じで向かってみることにしました。
西沢渓谷駐車場に到着するとクルマが一台も止まっていません。
これは予想以上に歩きごたえのある山行になるかもしれないと、
期待半分・心配半分でスタートしました。
徳ちゃん新道入口から雪はしっかりと付いていましたが、
標高が低く日当たりの良い斜面は地肌が見えているところもありました。
並走する鶏冠尾根を眺めながら黙々と標高を上げていきます。
雪はだんだんと増えていき、木賊山の頂上標も隠れるくらいでしたが、
結局そこそこ踏まれていてラッセルが必要なところはほぼありませんでした。
黙々と登って下るだけの、何だか気の抜けたコーラのような山行でしたが、
出会った登山者は3組のみと静かな山行は実現しました。
また、甲武信ヶ岳は今回で4回目となりますが、
これまでで一番天気が良く山頂からの眺望の良さを
改めて実感することができたのもよかったです。
甲武信ヶ岳は未踏の百名山で、いつか行かなくちゃって思ってた。
すでに何度か行ってるdanyamaは興味なさげだったので、
今週danyamaが出張で家を留守にする隙に、
仕事を休んでひとりで行っちゃおうか!と、密かに計画を立てていた。
でも百名山だというのに、この時期日帰りレコは少なめ…
今年は雪が多いし、平日で人が入ってなかったら、
ノートレースじゃ山頂までいけないかもなぁ、、
それに何より、ふだんあまり運転をしないからひとりで運転するのがかなり不安。。
と、そんな不安要素もあったため、danyamaへの営業もかけていた。
「一緒にいきませんかー、いかがですかー」と念仏唱えるように。笑
そしたらこの営業活動が実った^o^
そんなわけで、やっと念願の甲武信ヶ岳へ。
かなり事前に調べていたので、地図やコースの状況、目印などのポイント、
おおよそのタイムなどはぜんぶインプット済。
こうやって調べておくと、本当に歩きやすい。
ふだんからこれくらいやっておかないとダメだよな、と思う。
どれだけいつもdanyamaを頼っているんだろう。すこし反省…
それにしてもこの日は足どりも心も軽く、天気も文句なしの快晴〜〜。
気持ちがものすごくよい。
久しぶりにちゃんと雪山歩けたのも、心躍らせている理由のひとつかもしれない。
徳ちゃん新道、木賊山までは長いけど、意外と疲れもしないで到着。
でも最後のさいご、甲武信ヶ岳への登りがキツかったー。
あとちょっとだけ!あと10分!あと5分!とか思いながら、がんばった。
一気に視界がひらけたときは、すごーい!のひとこと。
南アルプス、八ヶ岳、北アルプスぜんぶ見える。
でもこの日どこより感動的だったのは富士山。
ふだん山に登っていると、富士山は見えれば、スゴイねと思うには思うのだけど、
どこか当たり前の存在すぎて、いちおカメラに収めるけれど、心はスルーしてしまっていた。
この日の富士山はぜんぜん違った。いつまでも見ていたい。
あんなに堂々と、神々しくて、まわりの景色を脇役に押しやり、
従えているかの様子は、すごすぎて、こわいくらい。
富士山に人格?心があるとしたら、きっとこわいものなんてないんじゃないかと思う。
ほんと、尊敬すべき存在。
私はまだまだこわいものだらけだし、
今回だって、ここに来るまでの小心ぶりといったら!
富士山からしたら、私のこわいものなんて小さな小さなことなんだろうなぁ。。
でもこうやって今回甲武信ヶ岳に来たことで
次回はここにひとりで来ることもできるかもしれない。
ひとつこわいものはなくなったと言っていいのかな。
富士山みたいにこわいものナシにはすぐにはなれないけど、
ひとつひとつ経験してクリアしながら、
つよいひとになりたいなぁ、と思った1日だった。
おしまい。
danyamaさん、komemameさん、こんにちは
danyamaさんのおっしゃるとおり、徳ちゃん新道は視界が開けてるところが少なく単調な登り下りだけの登山になりがちですが、そのぶん尾根を登りきって見える景色は最高ですよねー
(天気が悪ければダメですがww)
この土曜日は天気が最高で何処も賑わってたようですが、あえて喧騒を避けてマニアックな雪の甲武信ヶ岳をチョイスしたセンスが素晴らしいです
お疲れさまでした
yama_poundさん
こんばんは〜
徳ちゃん新道はながーくて、景色がひらけたときは
まさにご褒美だ〜!って思いました。
この日は天気がよかったので、ほんとサイコーでした。
甲武信ヶ岳からみえる山はどこもかしこも天気がよかったので、
あそこにはどんな感じかなぁ、いっぱい人がいるんだろうなぁとか、
想像もふくらみました。
yama_poundさんは二日連続の山だったんですね。
おつかれさまでした〜。
こんにちは、danyamaさん&komemameさん(^^)v
気の抜けたコーラ&ゴマおにぎり山行お疲れ様です
danyamaさん、凍傷の方かなり良くなられたようで何よりです
今週末以降は雪と戯れそうですね!
甲武信ヶ岳には我が家も去年の暮れにお邪魔しましたけど、その時も雪がほとんどなくてガッカリ(>_<)
で、年明けから徐々にスゴいことになるのだろうと思ったら、あらら
このお山って、なんとなーく笊ヶ岳チックなお山ですよね
ずーっと樹林の中ですけど、ゴールで大展望が待っているみたいな。
21日はどこも天気が抜群に良かったですけど、甲武信からの北アとは羨ましい。。。
ワタシはこの山には3回ほど来てますが、バッチリ全滅なのであります(^-^;
あ、ワタシも毎年「今年こそは赤岳へ行こう!」と思ってはいるものの、ヤマレコの山行記録の多さでヒビってしまいとても近付けません(^-^;
基本的に騒がしいところよりも、雪が少なくても静かな山が良いなあと思うワタシであります!
で、いつかkomemameさんの甲武信ヶ岳ソロ山行を期待してま〜す(^^)v
kamasennin さん
こんばんは〜
年末年始の激しすぎる山行を経験してしまったせいか、
もはやdanyamaはラッセルなし、トレースバッチリの山では
もの足りなくなってしまった様子…こわい
これから先、どんだけハードな計画を立てるのか…と恐れております、泣
甲武信って、確かに!kamasenninさんのおっしゃるとおり、
漂う雰囲気、ザルっぽいですよねっ。
どこまでつづくの、この尾根は〜と思いながら、
私も笊が岳のときのあの辛い感じを思い出していました。
ただあのときと違って、この日はかなり絶好調だったので、ずっと元気に歩けました
それにしてもkamasenninさんの甲武信、お天気全滅とは…ご褒美なしはつらい。。かも。。
甲武信ソロ、もうひとりでもいけそうなので、チャンスがあったら行ってきまーす!
我が家も静かな山派ですー。
kamasenninさんたちの二人占め会駒〜中門岳レコ、すごいうらやましい〜。
ほんときれいで、サイコーでした。
こんにちは!
去年、羊蹄山でスライドさせてもらった者です。
コメを書こう書こうと思って、今日にまで至ってしまいましたです。
いつも、凄いお山をやれててますですね〜
ワイには真似できない、そんなスキルもないもんで、いつも羨望の元、レコを拝見
させて頂いておりますです。
して、八ヶ岳で凍傷になられたんですってね?大変でしたですね〜
ワイって、マイナス30℃にもなるド田舎で育ったもんで、軽い凍傷は日常茶飯事
だったもんで、しゃしゃり出てきた次第です。
凍傷になったら、とうしよう?なんて駄洒落こいてないで、昔はホオズキを塗るとか、
ぬるいお湯に付けるとかやってましたですが、今思うに体温で温めるのが一番かと。
植村直巳の著書には、自分のフグリで手を暖めたと書いてましたですわ。
予防は、痛みを通り越して感覚がなくなったらヤバいです。
そのもどりが、ジンジン痛いのなんの!
あっ、それは、ご存じですよね。
最初は、手袋の中で指は抜いて手の平でもみもみしながら暖めたりするですが、
それでもダメなら脇の下に手を入れるのがいいのかなと思ってますですわ。
あったり前のことでしたら、ご容赦下さいまし。
ではまた!
settidazeさん
こんにちは〜!!!
settidazeさん、ご無沙汰しています。
レコもBlogもよく見させていただいていますー。
とくにBlogはおもしろくって、おいしそうな写真も多くて楽しませてもらってます
(手作りのアイスが気になって気になって…たべたい、笑)
danyamaの凍傷、、、お気遣いありがとうございます。
もう2ヶ月経ちましたので、ほとんど大丈夫のようです。
とはいえ負った指は冷えやすかったりするみたいなので、
山にいくときは手袋何枚ももって、塗り薬ももって完全防備でのぞんでいます。
ほおずきって、あの赤い実の風船のですよね??
あれを塗るんですか???初めて知りました。温める作用があるのでしょうかね。
あとふぐり、、、って、(←ウブぶっているわけじゃないのですが、笑)
分からなくて、検索かけてしまいましたーーー
おかげさまでひとつ言葉を憶えて、あたまが良くなりました
でもたしかにいちばん温かさが保たれる場所だから、よさそうですね!
わたしも足の親指が軽く凍傷っぽくなりましたが、
下山のとき温まってきたら、くつに当たるのが猛烈に痛くてたまりませんでした。
その後もしばらくは靴下を履くのも痛いくらいで!
あの痛みはもう勘弁…です
日常的に寒いところで過ごされているsettidazeさんは、
さすがいろいろご存知ですね。
お教えいただいてありがとうございます!
はじめまして。
お写真が驚きの綺麗さだったので思わずコメントです。
春になったら登ろうと思っているので、参考にと開いたのですが
見入ってしまいました。
p496さん
こんにちは
我が家のレコを見てくださり、ありがとうございます!
わたしも今回初甲武信ヶ岳でしたが、ひらけたときに見える景色がすごくて、
とくに私は富士山に感動してしまいましたが
お天気のよいときにぜひぜひ行っていただけたらと思います!
眺望ないと、長い尾根歩きで修行っぽくなってしまいそう
わたしも雪のない時期になったら、
もう一度ひとりでチャレンジしたいなぁって思っています
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