蔵王山リベンジ登山(ホワイトアウト撤退→翌日一転、今シーズン一番の超快晴)
- GPS
- 10:32
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,287m
- 下り
- 1,359m
コースタイム
・2/20(金)蔵王高原ホテル6:00発〜山形道〜蔵王温泉スキー場7:30着。
・2/20(金)蔵王温泉スキー場14:50発〜山形道・東北道〜八王子20:30着
天候 | 2/20(金)スキーパークからの登山開始時は晴れ、刈田岳到着頃、風も強くなり雪も舞いホワイトアウト状態となり視界ゼロとなる。下山後、夕方頃から晴れ。(朝の天気予報確認では、ほぼ晴れの見込みでしたが、急変) 2/21(土)快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・スキー場の駐車場(無料)/リフト営業開始時間9:00/リフト3回券¥1500(第一、第二、第三リフトの乗車3回分) <すみかわスノーパークへの蔵王エコーライン> ・峨々温泉分岐あたりから道路上積雪あり、除雪されているが凍結。スタッドレスタイヤ必要。 <山形蔵王温泉スキー場> ・蔵王ロープウェイ前駐車場(¥500/日)/ロープウェイ営業開始時間8:00/ロープウェイ往復券¥2600 ・山形道からスキー場まで、除雪され積雪無し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪時、刈田岳避難小屋から南南東の刈田峠方向の樹氷群方向へ下る場合、間違っても、このコースより東寄りの南東方向に絶体下らないように。南東方向に下ると絶壁があり、上部は雪庇となっているのでホワイトアウトの様な時に雪庇を見逃し、踏み抜き滑落する可能性あり。恥ずかしながら、ホワイトアウト状態の中、注意して歩いていたのですが、雪庇踏み外して滑落してしまいました。 ・その他、熊野岳、刈田岳の一般登山コース上は、コースの目印となる竹ポール、杭がたくさん立っています。コース上を歩けば、危険箇所無し。 ・すべてのコース、スノーシュー利用。 ・今回のコースタイムは、写真を撮りながら、楽しみながらのゆっくりとした山行ですので通常より、遅いタイムとなっています。 |
その他周辺情報 | <すみかわスキーパークにある蔵王高原ホテル> ・使用済みのリフト券を持っていれば、素泊まり2980円で宿泊できます。 <山形蔵王温泉 日帰り温泉> ・蔵王四季のホテル ¥700(タオル無し)露天風呂あり |
ファイル |
(更新時刻:2015/02/24 16:23)
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写真
感想
今冬シーズン、東北の百名山を登りたく、1月からずっと毎日天気予報を眺めていたが、今年は、例年に無く、シベリアからの冷気が南下気味で12月から東北、北海道方面はいつも強い冬型気圧配置となり雪も多く晴れが殆ど無い日々が続いて計画実行できない状態が続いていた。2月19日あたりから、21日くらいまで晴れ気味の週間天気予報だったので、これは貴重な天気と思い、蔵王山と那須岳の二つの百名山を踏破する事にした。山友達の山ガールさんも同行ということで、19日(木)の夕方から車で移動。長時間の移動であるが、22時頃について、登山口のあるすみかわスキー場の駐車場にて車中泊。気温は、朝方で−3℃くらいだったので快適な方だった。天気予報を見ても20日は概ね晴れ。リフトが9:00営業とのことで朝はゆっくりと準備。山の上も青空が広がり、宮城の太平洋側からの日の出も綺麗に見え、第一リフト、第二リフト、第三リフトに乗り、登山開始。今日は登山日和の天気だと気分ウキウキ、二人で大はしゃぎ。ところがどっこい、刈田岳に少しずつ雲が懸かりだして来た。刈田岳には12時頃についたが、この頃には北からの風も強まり、雪が舞い始めて視界もゼロでホワイトアウト状態となる。山行計画は熊野岳までのピストン予定だったが、刈田岳で引き返す判断をし、下山開始。刈田岳避難小屋から樹氷ツアーの雪上車が通る道路に下る事にした。ホワイトアウトなので方向を間違わないようにと注意していたが、東寄りに(南西方向)下った為、急登な雪庇のある場所に出てしまい、雪庇を踏み抜かないようにと注意しながら西側に方向転換して歩いていたつもりだったが、ホワイトアウトだった性もあるが、誤って雪庇踏み抜き、4,5m落下。同伴者には、もっと上を歩いて雪庇側に近づかないようにと指示し、私は雪庇の下、トラバースしながら脱出。この時、同伴者とはぐれてしまい、樹氷ツアーの雪上車クルーの方々にも心配をかけたが、同伴者とはスキー場にて再会。本当に何事も無く良かったが、今回の山行のリーダであり、長年冬山登山も経験してきた自分が冬山では絶体やっては行けない雪庇を踏み込み、滑落をした事、非常に情け無かった。何よりも同伴者に心配をかけてしまった事がショックであった。
翌日、天気は晴れの予報だったので、気分を新たにして、那須岳登山は止めて、蔵王山に再リベンジすることにし、スキー場そばの¥2980で泊まれる(素泊まり)蔵王高原ホテルに宿泊。
但し、スノーモンスターのスケールは山形蔵王側が大きいということで、21日は山形蔵王へ移動し、ロープウェイを利用し山形側から熊野岳へ登ることに計画変更。
早朝6時にホテルを出発し、蔵王温泉へ。この日の朝も、山の上はガスが張り出し、今日も天気はNGかとちょっと気分落ち込み気味でロープウェイに乗る。しかし、しかし、ロープウェイ山頂駅についた途端にガスも消えだし、晴天となり出した。この後、一日中晴天が続き、真っ青な青空に映えるスケールの大きな真っ白なスノーモンスターの絶景も堪能出来て、熊野岳も踏破し、お釜も月山も朝日連峰も、昨日登った刈田岳も、くっきりと見え、昨日とは一転し、最高の百名山65峰目の蔵王山踏破となった。下山後は硫黄の白濁した露天風呂で疲れを癒やし、200%の満足感を味わいながら、帰宅。今回、初心忘れべからずという気持ちで、色んな意味でいい経験をさせてもらった。NIさん、ありがとう。
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