剱岳・早月尾根
- GPS
- 13:11
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,259m
- 下り
- 2,356m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:09
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:20
天候 | 一日目:曇→雨→晴 二日目:晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好、危険個所なし。 |
その他周辺情報 | 満天の湯魚津店 店内がいい匂いしてとても良い |
写真
感想
積雪期の剱に行きたい、ということで早月尾根の地形偵察山行を行った。
また、ただ快適に歩くだけでは勿体ないということで、生米、水、肉、酒を大量に持ち込んでちょっとした歩荷訓練も兼ねた。
(山小屋で水を購入することなく済んでよかった。)
早月尾根は北アルプス三大急登の一角だが、ずっと急登というわけでもなく、平坦地区間もかなりあった。
雪が積もるとどうなるか、まだちょっとイメージが付かないが、涸沢岳西尾根より斜度は緩いように感じる。
後半、先輩が歩くたびに足が攣ってしまうとのことで少し長めの休憩を取る。
どうやら、あまりの暑さで熱中症気味、水分や塩分の不足が原因かもとのこと。本当に暑さは侮れない。
そこからはゆっくり上がって無事に早月小屋に到着する。
テントを張りビールを飲む。まったりした時間を過ごして一日を終える。(途中土砂降りの雨だったけど)
朝は4時起床、5時出発。
早月小屋から少し上がって森林限界を越える。積雪期ではここからが本番となりそう。
無雪期ではハイキングくらいの感覚で歩けるので、ササっと登頂。天気は快晴で眺望もよかった。
しかし三連休ということもあってか山頂はディズニーランド並みの混雑。辟易して早々に下山開始。
そのあとは黙々と下山。無事に馬場島にたどり着いた。
<備忘>
・馬場島から山小屋までは顕著な尾根をひたすら歩き。積雪期であっても(視界不良でなければ)道迷い等はなさそう。
(早月尾根自体に赤布は点々とついているが、涸西に比べて少な目)
・カニのハサミも残雪期(GW頃)は鎖がでていることが多いようで、アイゼンでも問題なく通過できそう。
(鎖が埋まっている場合は岩峰を直登して越すことが多いそう)
・積雪期は別山尾根との合流点前(標高2600m地点)のルンゼ(雪壁)を登るようなので、ここはダブルアックスで登る必要がありそう。
(いろいろな記録を見ると下降時は懸垂している。)
・剱岳頂上から下山するときに視界が不明瞭だと間違いやすそう。下山時の道迷いに注意。
(厳冬期、山頂からの下降時に尾根に迷い、早月小屋まで降りられず、稜線でビバークしている記録もあった。ここらへんで赤布を使うといいかも。)
・東京から馬場島までが遠い。(+12月〜4月下旬までは伊折から馬場島まで歩きになる。。)
・重荷でラッセルを長く続けるための体力は大きな課題だと思った。日頃から意識的に重荷を持つようにしないと。。
純粋な歩きの山行は6月以来で久しぶり。
試練もへったくれもなくただ歩くだけ、山頂は人混みでガヤガヤ。やはり積雪期に登りたいと強く思った。
来年あたりにまず残雪期に登って、いずれ厳冬期に挑戦したい。試練と憧れの剱岳はまだまだ遠い。
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